これまで多くの名馬を輩出してきた伝統のG2・毎日王冠。
優勝馬には天皇賞・秋の優先出走権が与えられます。
毎日王冠といえば、1998年、サイレンススズカがエルコンドルパサーやグラスワンダーといった超強豪に対し、逃げ切って最後の勝利を挙げたことを覚えているファンは多いでしょう。
今年は、去年の覇者エルトンバローズ、大阪杯2着のローシャムパーク、ディープインパクト産駒のヨーホーレイク、底を見せていないロードデルレイ、3歳馬のシックスペンスなど、馬券的に面白そうなメンバーが揃いそうです。
東京競馬場の秋開催を告げる当レース。
今年は一体どんなレースになるのでしょうか。
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目次
毎日王冠2024年の想定馬・想定騎手
想定出走馬、想定騎手に加え、一言ずつ解説していきます。
ローシャムパーク
牡5 父:ハービンジャー
想定騎手:戸崎 前走:宝塚記念5着
大阪杯2着、宝塚記念5着と実績上位です。
ただ、当レースでハービンジャー産駒の好走はなく、好走は阪神内回り、中山、北海道。
久々に危険な1番人気となるかもしれません。
ヨーホーレイク
牡6 父:ディープインパクト
想定騎手:未定 前走:鳴尾記念1着
毎日王冠はディープインパクト産駒の強いレースです。
2年以上休んでいましたが、復帰後は複勝率100%。
騎手は気になるところですが、ここでやれても驚きはないでしょう。
ロードデルレイ
牡4 父:ロードカナロア
想定騎手:横山武 前走:鳴尾記念除
重賞レベルだったリステッド・白富士Sを勝利し、6戦5勝と底を見せていない当馬。
しかし、除外や出走回避が続いており、状態面は非常に心配です。
勝ち負け以上に、出走するかしないかの方が気になるところです。
マテンロウスカイ
せ5 父:モーリス
想定騎手:横山典 前走:ドバイターフ15着
馬場の悪い中山記念を制した当馬。
非根幹距離は良さそうですが、馬場が悪くならなければ切れ勝負で相当苦しくなることは必至でしょう。
横山典騎手のことなので、逃げる可能性もありますが…。
【有力】エルトンバローズ
牡4 父:ディープブリランテ
想定騎手:西村 前走:中京記念3着
去年の当レース覇者ですが、このレースを勝って以降連対がありません。
ただ、マイル界のトップが2頭揃った去年と比較したら今年のメンバーは非常に楽です。
負けたレースは馬場の悪いレースが続いたことから、良馬場しか走らない馬かもしれません。
良馬場ならば、連覇も考えられます。
オフトレイル
牡3 父:farhh
想定騎手:田辺 前走:ラジオNIKKEI1着
ラジオNIKKEI杯を勝利した当馬。
去年のエルトンバローズも同ローテなのは気になります。
シックスペンス
牡3 父:キズナ
想定騎手:未定 前走:ダービー9着
スプリングSを圧勝したNF天栄馬。
ただ、ダービーは負け過ぎな感があり、最も取捨の難しい馬かもしれません。
ホウオウビスケッツ
牡4 父:マインドユアビスケッツ
想定騎手:岩田康 前走:函館記念1着
函館記念は圧巻の強さを見せた当馬。
ただ、切れ味勝負になりやすい東京1800で走るイメージはありません。
重馬場になったら印を検討するレベルでしょう。
■注目の重賞レース記事
毎日王冠2024の基本情報
毎日王冠は、東京芝1800mで行われる伝統あるG2レースです。
たくさんあるJRAのG2の中でも、札幌記念と並んで格が高い”スーパーG2”と言われています。
2023年は、先行した3歳牡馬のエルトンバローズが、差してきたソングライン、シュネルマイスターといったマイルG1馬を退け優勝し、ファンを驚かせました。
当レースはマイル~中距離のG1馬が出てくることから、1番人気が極めて強く、過去10年で荒れたといえるのは、8番人気のエアソミュールが勝利した2014年のみ。
よって、荒れる期待は禁物だといえます。
この毎日王冠は、カツラギノエース、オグリキャップ、サイレンススズカ、グラスワンダー、ダイワメジャーなど、G2とは思えないくらい数々の名馬が勝利しており、非常に大きな注目を集めています。
現在も実績馬が出てきたならば、黙って重い印をつけるのがいいでしょう。
毎日王冠ってどんなレース?
10月東京開催の幕開けを告げるG2・毎日王冠。
当レースの歴史は非常に古く、1950年に古馬重賞レースとして創設されました。
創設当初は東京2500mで行われていましたが、1962年に芝2000mに変更され、1984年に芝3200mだった天皇賞・秋の距離が2000mになり、一ヶ月開催時期が繰り上がったことで、現在の時期・条件となりました。
実力を発揮しやすい東京1800mというコースであるがゆえに、マイル~中距離の実力馬が集まるため、強い実績馬が力の差を見せつけることが多いレースです。
当レースは、天皇賞・秋における最重要ステップレースとされていますが、詰めて使うことを嫌う陣営が増えたことから、近年は海外遠征、マイルチャンピオンシップの前哨戦として利用されていることが多い印象です。
毎日王冠で好走して天皇賞・秋を勝った馬は2014年のスピルバーグまで遡り、当レースと天皇賞・秋を連勝した馬は、2009年のカンパニーまで遡ります。
そのため、もはや天皇賞・秋のステップレースという位置づけは揺らいでいます。
当レースに出走して天皇賞・秋で馬券に絡む馬も減っており、2018年のキセキ以降いません。
このように、毎日王冠は以前格の高いG2レースであるものの、天皇賞・秋のステップレースではもはやなくなっているのです。
毎日王冠2024年予想に必要なデータ
ここでは、毎日王冠の過去の傾向など、予想に必要なデータを紹介します。
毎日王冠 過去10年の結果
すべて東京芝1800m
年 | 着 | 馬名 | 齢 | 騎手 | 人 | 血統 |
---|---|---|---|---|---|---|
23良 | 1 | エルトンバローズ | 牡3 | 西村淳也 | 4 | ディープブリランテ |
2 | ソングライン | 牝5 | 戸崎圭太 | 1 | キズナ | |
3 | シュネルマイスター | 牡5 | C.ルメール | 2 | Kingman | |
22良 | 1 | サリオス | 牡5 | 松山弘平 | 1 | ハーツクライ |
2 | ジャスティンカフェ | 牡4 | 福永祐一 | 3 | エピファネイア | |
3 | ダノンザキッド | 牡4 | 戸崎圭太 | 4 | ジャスタウェイ | |
21良 | 1 | シュネルマイスター | 牡3 | C.ルメール | 1 | Kingman |
2 | ダノンキングリー | 牡5 | 川田将雅 | 2 | ディープインパクト | |
3 | ポタジェ | 牡4 | 吉田隼人 | 4 | ディープインパクト | |
20稍 | 1 | サリオス | 牡3 | C.ルメール | 1 | ハーツクライ |
2 | ダイワキャグニー | セ6 | 内田博幸 | 4 | キングカメハメハ | |
3 | サンレイポケット | 牡5 | 荻野極 | 5 | ジャングルポケット | |
19良 | 1 | ダノンキングリー | 牡3 | 戸崎圭太 | 1 | ディープインパクト |
2 | アエロリット | 牝5 | 津村明秀 | 2 | クロフネ | |
3 | インディチャンプ | 牡4 | 福永祐一 | 3 | ステイゴールド | |
18良 | 1 | アエロリット | 牝4 | J.モレイラ | 1 | クロフネ |
2 | ステルヴィオ | 牡3 | C.ルメール | 3 | ロードカナロア | |
3 | キセキ | 牡4 | 川田将雅 | 6 | ルーラーシップ | |
17良 | 1 | リアルスティール | 牡5 | M.デムーロ | 3 | ディープインパクト |
2 | サトノアラジン | 牡6 | 川田将雅 | 5 | ディープインパクト | |
3 | グレーターロンドン | 牡5 | 田辺裕信 | 4 | ディープインパクト | |
16稍 | 1 | ルージュバック | 牝4 | 戸崎圭太 | 1 | マンハッタンカフェ |
2 | アンビシャス | 牡4 | C.ルメール | 3 | ディープインパクト | |
3 | ヒストリカル | 牡7 | 横山典弘 | 11 | ディープインパクト | |
15良 | 1 | エイシンヒカリ | 牡4 | 武豊 | 1 | ディープインパクト |
2 | ディサイファ | 牡6 | 四位洋文 | 4 | ディープインパクト | |
3 | イスラボニータ | 牡4 | 蛯名正義 | 7 | フジキセキ | |
14良 | 1 | エアソミュール | 牡5 | 武豊 | 8 | ジャングルポケット |
2 | サンレイレーザー | 牡5 | 田辺裕信 | 11 | ラスカルスズカ | |
3 | スピルバーグ | 牡5 | 北村宏司 | 5 | ディープインパクト |
毎日王冠 過去の傾向
毎日王冠の過去10年の傾向を見ていきましょう。
1番人気が非常に強く高配当は期待できない
毎日王冠は1番人気の成績が極めて良く、7-1-0-2と圧倒的な成績を残しています。
そのため、1番人気を切ることはかなり無謀で、必ず印をつける必要があります。
ただ、2番人気の成績は0-2-1-7で1勝もしていません。
よって、2番人気より、1-3-1-5の3番人気、1-2-3-4の4番人気を狙う方がいいかもしれません。
当レースで馬券の出番があるのは4番人気までで、5番人気以降は明らかに来る可能性が低くなります。
3連単配当も10万円超えは2014年のみで、特に最近の5年は5回中4回が3連単1万円台を下回っています。
実績馬が格の違いを見せつけることが多いことから、もはや高配当への期待は難しい状況です。
わざわざここを使う牝馬に注目
毎日王冠は、牝馬の連対率が57%と非常に高くなっています。
ただ、そもそも牝馬はこのレースに出てくることはあまりありません。
なぜかと言うと、次の週に毎日王冠と同条件で行われる牝馬限定G2の府中牝馬ステークスがあるからです。
そのため、普通の牝馬であればそっちに回ります。
それでも、わざわざここに使ってくる牝馬は、ここを勝つくらい実力と実績のある牝馬であることが多いです。
だから少数精鋭で、高い連対率を誇っているのです。
ただ、人気の牝馬が飛ぶこともあり、2017年、オークス勝利・ルメール騎手で断然1番人気に推されたソウルスターリングはまさかの9着に敗れたこともあるため、注意が必要です。
また、大阪杯勝ち馬のレイパパレも、宝塚記念3着から当レースに臨み、4着に敗れています。
このように、牝馬の成績は数字的には優れていますが、過度な期待も禁物です。
3歳の人気馬が強い
過去10年で3歳馬が4勝と、割合的には一番高くなっています。
3歳の中でも、サリオスやシュネルマイスター、ダノンキングリーのような、人気になるべくしてなるような強い馬は、期待通りの走りを見せることが多いです。
去年のエルトンバローズは1番人気がありませんでしたが、ソングラインの戸崎騎手とシュネルマイスターのルメール騎手が両方下手に乗ってしまい、棚ぼたで勝利した印象です。
ただ、フレッシュな3歳馬が強いといっても、エエヤンやランフォザローゼスのような微妙な馬は、実力通り負けますので期待は禁物です。
前走G1組とエプソムC組に注目
当レースは実績馬が多く出走してくることから、前走G1組の成績が良くなっています。
ただ、G3の中でもエプソムカップ組は注目です。
ルージュバック、エイシンヒカリは、エプソムカップ勝利から毎日王冠を勝利しています。
一昨年2着のジャスティンカフェもエプソムカップ4着からのレースだったことから、毎日王冠と同条件で行われるエプソムカップは、当レースと相関性があるといえるでしょう。
今後もディープ系が無双するか
もともと、このレースはディープインパクト産駒が極めて強いレースでした。
それはディープインパクトが亡くなってからも変わらず、さらに去年はディープ系産駒のワンツー。
このレースは、今後もディープ系が強い可能性が高いです。
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■最近の的中情報
- 09月16日 水沢11R 938,040円的中
- 09月15日 中山07R 1,282,150円的中
- 09月14日 中京06R 1,318,720円的中
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