東京芝2500mの名物G2・アルゼンチン共和国杯。
近年の当レースは、以前よりも勝ち馬の出世が目立ち、後のG1馬を多く輩出しています。
今年は、目黒記念3着のクロミナンス、G2で2着2度のサヴォーナ、去年の2着馬マイネルウィルトスなど、勝ち馬を絞りづらいメンバーが揃いそうです。
近年はG1でも戦える強い馬が勝つことの多い当レース。
今年は一体どんなレースになるのでしょうか。
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目次
アルゼンチン共和国杯の予想(本命・対抗・単穴・連下)
2024年のアルゼンチン共和国杯を予想していきます。
◎メイショウブレゲ
◯マイネルウィルトス
▲クロミナンス
△ハヤヤッコ
△マイネルメモリー
△ショウナンバシット
◎はメイショウブレゲ
前走の京都大賞典では、シンガリ人気にもかかわらず3着に入り、141万馬券に貢献しました。
ただ、考えてみれば、天皇賞・春は8着、目黒記念は1着と0.5差と、そこまで極端に人気を落とす馬ではありませんでした。
今回のメンバーは、データ的に強い前走G1組がゼロ。
そうなると、最近のG2で結果を出した馬を狙うしかありません。
メイショウブレゲは、過去最高体重で結果を出し、今が一番のピークである可能性があります。
ハンデも56kgと、前走G2で3着したにもかかわらず舐められた重量。
今回は頭があっても全く驚けません。
◯はマイネルウィルトス
去年のこの舞台で2着しており、去年よりメンバー弱化が著しい今回はチャンスです。
ぶっつけなのは心配ですが、2023年の函館記念を1年の休み明けで4着していることもあり、問題ないでしょう。
どちらかと言えば、2走ボケとなりそうな次の方が不安な馬です。
▲はクロミナンス
おそらくこの馬かサヴォーナが一番人気でしょう。
G2で2~3着が続いている馬で、戸崎騎手もこの舞台は強いため、印は回す必要があるでしょう。
ただ、基本短距離種牡馬であるロードカナロア産駒ということで、アタマでは買いたくない馬ではあります。
同じロードカナロア産駒のキングオブコージは目黒記念を勝っていますが、クロミナンスはやはり2~3着までと考えておく方がいいでしょう。
サヴォーナは来ないけど人気を吸う馬の典型かつ、乗れていない池添騎手ということもあり、ここは切りました。
アルゼンチン共和国杯2024の買い目
単勝 | 2(1点) |
---|---|
馬連流し | 2 – 3、4、6、10、16(5点) |
3連複軸1頭流し | 2 – 3、4、6、10、16(10点) |
■注目の重賞レース記事
出馬表
枠 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | ミクソロジー | 牡5 | 58 | 三浦 |
2 | メイショウブレゲ | 牡5 | 56 | 酒井 | |
2 | 3 | ハヤヤッコ | 牡8 | 58.5 | 吉田豊 |
4 | クロミナンス | 牡7 | 58 | 戸崎圭 | |
3 | 5 | フォワードアゲン | セ7 | 54 | 内田博 |
6 | マイネルメモリー | 牡4 | 55 | シュタルケ | |
4 | 7 | ペプチドソレイユ | 牡4 | 55 | 小崎 |
8 | ラーグルフ | 牡5 | 58 | 丸田 | |
5 | 9 | タイセイフェリーク | 牝4 | 52 | 大野 |
10 | マイネルウィルトス | 牡8 | 57.5 | 石川 | |
6 | 11 | アドマイヤハレー | 牡6 | 55 | 田辺 |
12 | ジャンカズマ | 牡6 | 54 | 木幡巧 | |
7 | 13 | サヴォーナ | 牡4 | 57.5 | 池添 |
14 | セレシオン | 牡5 | 57 | 荻野極 | |
8 | 15 | アドマイヤビルゴ | 牡7 | 57 | 北村宏 |
16 | ショウナンバシット | 牡4 | 58 | 佐々木 |
展開予想
他に逃げそうな馬もいないため、普通に考えれば逃げジャンカズマが逃げる展開となりそうです。
これに外枠のショウナンバシットがついていく形でしょうか。
ジャンカズマの一頭逃げとなり、人気になりそうなサヴォーナやマイネルウィルトスあたりもある程度前につけるのではないでしょうか。
アルゼンチン共和国杯2024年の想定馬・想定騎手
想定出走馬、想定騎手に加え、一言ずつ解説していきます。
クロミナンス
牡7 父:ロードカナロア
想定騎手:未定 前走:目黒記念3着
今年はG2を3戦して全て3着以内に入っている当馬。
父が短距離のロードカナロアですが、キングオブコージも目黒記念を勝利しているため、そこは問題ではないでしょう。
騎手は未定ですが、NF天栄馬であることから、ルメール騎手の騎乗も期待できます。
サヴォーナ
牡4 父:キズナ
想定騎手:池添 前走:オールカマー4着
重賞で4着が続いている4歳馬。
父キズナはこの舞台では未知数ですが、重賞で冴えない騎乗を繰り返す池添騎手が復調しない限りは、また4着かもしれません。
マイネルウィルトス
牡8 父:スクリーンヒーロー
想定騎手:横山武 前走:目黒記念5着
去年と2021年の当レース2着馬です。
データ的には8歳馬は消しですが、今年の日経賞で3着に入っているように、むしろ実績的には去年より良いくらいです。
セレシオン
牡5 父:ハーツクライ
想定騎手:未定 前走:新潟記念2着
父ハーツクライは当レースの相性が良いですが、レベルが高くなさそうな新潟記念2着というのは全く威張れる実績ではありません。
ショウナンバシット
牡4 父:シルバーステート
想定騎手:佐々木 前走:タイランドC1着
若葉ステークス勝利から長く不振が続いていましたが、札幌2600mで連勝し、復活の狼煙を上げました。
ただ、どちらも洋芝での好走なので、東京に戻って通用するかは未知数です。
ミクソロジー
牡5 父:オルフェーヴル
想定騎手:未定 前走:オールカマー11着
前走は大敗でしたが、4連勝で制した2023年のダイヤモンドステークス以来1年半ぶりのレースでした。
負けはしたものの、0.8秒差で上がり2位というのは悪くありません。
距離延長も良いし、血統もオルフェーヴルでこの舞台は合うはずです。
乗る騎手は見極めたいところですが、おもしろい1頭です。
アルゼンチン共和国杯2024の基本情報
アルゼンチン共和国杯は、東京芝2500mで行われるハンデG2レースです。
2023年は、オールカマー3着から当レースに臨んだ1番人気ゼッフィーロが最後に差し切り勝利を収めました。
2着は2021年にも2着になったマイネルウィルトス、3着はチャックネイトとヒートオンビートの同着となりました。
当レースは、ハンデ戦のG2であるため、世間では荒れるようなイメージがありますが、過去10年で3連単10万超えは一度だけと、意外と荒れにくいレースです。
さらに、5000円以下のガチガチ決着で決まることも少なく、馬券を買う側としては、大荒れもせず配当もそれなりにあるという、うまく買えば勝ちやすいレースであるとも言えます。
以前は当レースの勝ち馬がその後G1を勝つことは少なかったのですが、近年は2008年のスクリーンヒーロー、2010年のトーセンジョーダン、2015年のゴールドアクター、2016年のシュヴァルグラン、2017年のスワーヴリチャードなど、後のG1馬を生み出しています。
また、これは以前の話ですが、1998年はあのグラスワンダーが当レースで6着した後、有馬記念を制しました。
近年のアルゼンチン共和国杯は、後のG1に繋がる重要なレースとなっているのです。
アルゼンチン共和国杯ってどんなレース?
ジャパンカップ、有馬記念のステップとしても使われるG2・アルゼンチン共和国杯。
当レースの歴史は意外に古く、創設は1963年。
当初は東京芝2300mの混合レースでしたが、それまで年2度施行されていた目黒記念が年1回となり、現在の条件で行われるようになりました。
当レースは、ジャパンカップ、有馬記念の前哨戦としても利用されており、2021年は当レースを勝利したオーソリティがジャパンカップで2着に入るなど、中2週であるにもかかわらず、まだステップとしての役割を果たしています。
また、去年の勝ち馬ゼッフィーロはここを勝ち香港ヴァーズで2着となっており、今後は香港を狙う馬も当レースを使ってくるかもしれません。
アルゼンチン共和国杯2024年予想に必要なデータ
ここでは、アルゼンチン共和国杯の過去の傾向など、予想に必要なデータを紹介します。
アルゼンチン共和国杯 過去10年の結果
すべて東京芝2500m
年 | 着 | 馬名 | 齢 | 騎手 | 人 | 血統 |
---|---|---|---|---|---|---|
23良 | 1 | ゼッフィーロ | 牡4 | J.モレイラ | 1 | ディープインパクト |
2 | マイネルウィルトス | 牡7 | 横山武史 | 5 | スクリーンヒーロー | |
3(同) | チャックネイト | セ5 | 大野拓弥 | 2 | ハーツクライ | |
3(同) | ヒートオンビート | 牡6 | 石川裕紀人 | 4 | キングカメハメハ | |
22良 | 1 | ブレークアップ | 牡4 | 田辺裕信 | 6 | ノヴェリスト |
2 | ハーツイストワール | 牡6 | 武豊 | 5 | ハーツクライ | |
3 | ヒートオンビート | 牡5 | 戸崎圭太 | 3 | キングカメハメハ | |
21良 | 1 | オーソリティ | 牡4 | C.ルメール | 1 | オルフェーヴル |
2 | マイネルウィルトス | 牡5 | M.デムーロ | 4 | スクリーンヒーロー | |
3 | フライライクバード | 牡4 | 岩田望来 | 2 | スクリーンヒーロー | |
20良 | 1 | オーソリティ | 牡3 | C.ルメール | 3 | オルフェーヴル |
2 | ラストドラフト | 牡4 | 戸崎圭太 | 6 | ノヴェリスト | |
3 | サンアップルトン | 牡4 | 柴田善臣 | 8 | ゼンノロブロイ | |
19良 | 1 | ムイトオブリガード | 牡5 | 横山典弘 | 2 | ルーラーシップ |
2 | タイセイトレイル | 牡4 | 戸崎圭太 | 5 | ハーツクライ | |
3 | アフリカンゴールド | セ4 | C.ルメール | 1 | ステイゴールド | |
18良 | 1 | パフォーマプロミス | 牡6 | C.オドノヒュー | 3 | ステイゴールド |
2 | ムイトオブリガード | 牡4 | 四位洋文 | 1 | ルーラーシップ | |
3 | マコトガラハッド | セ5 | 石川裕紀人 | 11 | スズカマンボ | |
17良 | 1 | スワーヴリチャード | 牡3 | M.デムーロ | 1 | ハーツクライ |
2 | ソールインパクト | 牡5 | 福永祐一 | 7 | ディープインパクト | |
3 | セダブリランテス | 牡3 | 戸崎圭太 | 3 | ディープブリランテ | |
16良 | 1 | シュヴァルグラン | 牡4 | 福永祐一 | 2 | ハーツクライ |
2 | アルバート | 牡5 | 戸崎圭太 | 4 | アドマイヤドン | |
3 | ヴォルシェーブ | 牡5 | M.デムーロ | 3 | ネオユニヴァース | |
15重 | 1 | ゴールドアクター | 牡4 | 吉田隼人 | 1 | スクリーンヒーロー |
2 | メイショウカドマツ | 牡6 | 蛯名正義 | 4 | ダイワメジャー | |
3 | レーヴミストラル | 牡3 | 川田将雅 | 3 | キングカメハメハ | |
14良 | 1 | フェイムゲーム | 牡4 | 北村宏司 | 2 | ハーツクライ |
2 | クリールカイザー | 牡5 | 吉田豊 | 4 | キングヘイロー | |
3 | スーパームーン | 牡5 | 内田博幸 | 3 | ブライアンズタイム |
アルゼンチン共和国杯 過去の傾向
アルゼンチン共和国杯の過去10年の傾向を見ていきましょう。
印象よりも荒れないレースが多い
東京2500mのハンデ戦であることから、アルゼンチン共和国杯は荒れると思われている方もいるかと思われますが、イメージより全然荒れません。
過去10年で3連単10万超えは2020年のみで、単勝1000円以上も2022年の一度だけです。
3連単は大体1万~3万円くらいの配当が多く、むしろ勝ちやすいレースであるとも言えます。
当レースが「荒れる」と勘違いされている原因は、同条件で行われる目黒記念が非常に荒れるレースだからでしょう。
アルゼンチン共和国杯は、目黒記念とは別物の荒れにくいレースだということを念頭に入れたうえで、予想に臨むのがいいかと思われます。
意外と人気馬が強い
先述したとおり、人気馬が順当に勝利することが多いです。
過去10年では、1着になった馬は全て3番人気以内で、全て配当600円以下と、人気馬が結果を出します。
また、紐荒れも少なく、過去10年で連対したのは全て7番人気以内、3着以内でも2桁人気が来たのは2018年のマコトガラハッドだけです。
そのため、馬連や馬単を買うのであれば、データ上は7番人気以内に絞って買えば当たるということとなります。
逃げ馬は全く来ない
過去10年で逃げた馬は全く来ません。
3着以内もゼロで、逃げると思われる馬は買わないほうが良いかと考えられます。
3歳馬が出てきたら要注目
当レースは、3歳馬の出走は少ないですが、出てきたら馬券になる可能性は高いです。
3歳馬の成績は2-0-2-1で、大敗したのは2022年のキラーアビリティのみです。
2024年の3歳馬は、シックスペンスがあっさり毎日王冠を勝利したように、それなりのレベルにありそうです。
ハンデ53kg以下の馬は軽視
当レースは軽ハンデの馬は来ない傾向にあります。
53kg以下の馬は、過去10年で2着1度、3着1度のみ。
理由としては、先程述べたとおり人気馬が結果を出すことが大きいでしょう。
55kg以上になると3着以内率が上がり、トップハンデでも来ることがあります。
去年から1kg斤量がアップしていることから、今後は59kgの馬もバンバン来るのではないでしょうか。
狙いは前走G1、3勝クラス
前走G1、3勝クラスの成績が良いです。
前走オールカマーなど、G2の成績も悪くはありませんが、複勝率は16%と微妙です。
前走宝塚記念、ダービー、天皇賞・春といったG1組の成績が良いのはある意味当然ですが、優秀なのは3勝クラスです。
前走3勝クラス組は、過去10年で2-2-5-13と、複勝率は40%超えです。
一方、前走G3組は振るわず、過去10年での連対はゼロです。
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■最近の的中情報
- 11月17日 東京10R 977,280円的中
- 11月10日 京都10R 621,520円的中
- 11月03日 東京11R 925,080円的中
- 10月27日 京都02R 1,109,040円的中
- 10月22日 浦和07R 809,800円的中
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