競馬初心者の方が最初に行きつく壁、「当たるけど全然稼げない」。
当たることはあってもトータルで稼げていなければ競馬は負けです。収支を気にするようになった方は「馬単」が解決策になるかもしれません。
馬単とは、着順通りに1着2着となる馬を当てる買い方です。馬連と比べると当たる確率は下がりますが、当たった時の配当が大きくなりやすいのが特徴です。
この記事では、馬単のメリット・デメリットや、「ボックス」「マルチ」「流し」「フォーメーション」での買い方について詳しく解説しています。
当記事を読めば競馬初心者の方でも馬単で稼げるようになりますので、是非最後まで読んでみてはいかがでしょうか。
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目次
競馬の馬単はどんな馬券?
馬単とは、1着2着とはなる馬を着順通りに当てる馬券です。
着順通りに当てなければ的中とはならない点で馬連とは異なります。
難易度が上がるため、高額配当にも期待できるのが馬単の魅力。
では実際に馬単がどのような馬券なのか、他の券種とも比較しつつ解説していきます。
馬単が当たる確率
馬単が当たる確率を他の複合馬券と比較したものが以下になります。
2頭を予想する馬券の中でも的中率が低いことがわかります。
では平均配当、これまでの最高配当額を比較したものを見てみましょう。
馬単の平均配当・最高配当額
馬単の平均配当は以下の通りです。
券種 | 枠連 | ワイド | 馬連 | 馬単 |
---|---|---|---|---|
平均配当 | 2,070円 | 2,070円 | 5,013円 | 10,005円 |
馬単の平均配当は、枠連・ワイドの約5倍、馬連の2倍です。
的中率こそ低いですが、当たれば稼げるポテンシャルが平均的に高いことがわかります。
また馬単のこれまでの最高配当額は、2006年9月9日の中央競馬で行われた3歳未勝利戦での「149万8860円」です。
つまり、当たりさえすれば馬単は稼げる馬券ということです。
この記事の後半では「レース状況別の馬単最強の賭け方」を解説していますので、是非参考にしてみてください。
馬単のメリット・デメリット
メリット
- 初心者でも万馬券が狙いやすい
- 買い方がシンプルでわかりやすい
・デメリット
- 他の複合馬券より的中率が低い
- 買い方次第ではトリガミになる
馬単の買い方自体もシンプルで「ボックス」「流し」で購入する際も初心者でもわかりやすいのが特徴です。
またシンプルではありますが、万馬券が狙いやすいなどのメリットも。
一方で、的中率が低く点数次第ではトリガミになる可能性も高いのがデメリットです。
馬単と馬連の違いについて
「馬単と馬連の違いって何?」
馬単と馬連の違いをわかりやすく表したものが以下になります。
券種 | 選択頭数 | 予想するもの | 全通り | 払戻率 |
---|---|---|---|---|
馬単 | 2頭 | 1着2着となる馬の着順 | 306点 | 75.00% |
馬連 | 2頭 | 2着以内に入る2頭の馬番 | 153点 | 77.50% |
馬単は1着2着となる馬番を完璧に当てると的中なのに対し、馬連は2着に入る馬2頭を当てるられれば的中となります。
2頭を選ぶので似ていますが、難易度が異なります。
また控除率が異なり、払戻金となる割合が若干馬連の方が高いのが特徴です。長期的に同じ券種に賭け続けた場合稼げるのは「馬連」ということです。
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馬単の買い方「ボックス」「流し」「マルチ」「フォーメーション」を解説
馬単の買い方は全部で4種類あります。
※通常の2頭のみを選ぶ馬単1点買いを除く。
必要資金を節約するのか、的中率を上げるのかなどにもよって「ボックス」「流し」「マルチ」「フォーメーション」の使い分けが重要となります。
それぞれの買い方について解説します。
馬単ボックス
馬単ボックスは的中率重視の買い方です。
選んだ馬全ての組み合わせで馬券を購入します。
選択した馬2頭すべてが2着以内に入れば的中です。
▼馬単ボックス点数早見表
頭数 | 2頭 | 3頭 | 4頭 | 5頭 | 6頭 | 7頭 | 8頭 | 9頭 | 10頭 | 11頭 | 12頭 | 13頭 | 14頭 | 15頭 | 16頭 | 17頭 | 18頭 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
購入金額 | 200円 | 600円 | 1,200円 | 2,000円 | 3,000円 | 4,800円 | 5,600円 | 7,200円 | 9,000円 | 11,000円 | 13,200円 | 15,600円 | 18,200円 | 21,000円 | 24,000円 | 27,200円 | 30,600円 |
ボックスの買い方や稼ぎ方については以下の記事をご確認ください。
馬単マルチ
馬単マルチは、1着2着の入れ替わりの馬券も同時に購入できる投票方法です。
また購入金額は通常の馬単の2倍となります。
ただしトリガミになる可能性も高く、馬連で購入したほうがお得な場合もあるので注意。
馬単流し
馬単の流しは、軸となる1頭を決め(1着または2着)その相手となる馬を複数選択する投票方法です。
1着に来る馬が固いレースは軸馬と相手を穴馬を絡めて購入することで、少ない資金でも高額配当が狙えるのが特徴です。
馬単フォーメーション
馬単フォーメーションは、馬単流しにとても似ている買い方です。
1着に来る馬を絞れないレース等で有効です。
馬単フォーメーション「 1・2」→「3・4・5」 このように購入すると、
1→3
1→4
1→5
2→3
2→4
2→5
上記の着順の場合、的中となります。
レース状況別の馬単最強の賭け方
ここまで馬単の買い方「ボックス」「流し」「マルチ」「フォーメーション」について解説しましたが、実際にどのように使い分ければ良いのかわからないのではないでしょうか。
レースの直前情報や予想のしやすさによって使い分けることで、馬単は最強の馬券にも生まれ変わります。
- 本命馬を明確に絞れている場合
- 混戦が予想されるレースの場合
2つの状況別に馬単おすすめの買い方を紹介します。
本命馬を明確に絞れている場合
1着となる本命馬が明確に予想できている場合は「馬単1頭軸流し」で投票しましょう。
私の個人的なおすすめではありますが、2着となる相手馬は全流しすること。
18頭立てレースであっても、合計17点(1,700円)で購入することができます。
上記のレースの場合、15番人気(単勝オッズ260.2倍)の馬が2着となったため、馬単の払戻金は48,370円
となりました。
2着を全流ししている場合、難易度的には単勝と変わらないため競馬初心者の方であっても簡単に試せる買い方です。
思いもよらない高額配当も期待できますので是非お試しください。
混戦が予想されるレースの場合
新馬戦などで情報が少なく混戦が予想できるレースでは「馬単ボックス」がおすすめです。
ここで試していただきたいのは馬単5頭ボックス。
買い方のルールは以下の通り
- 人気の馬2頭を選択
- 人気薄の馬3頭を選択
的中すればトリガミになることも少なくなります。
ただしあくまでも、予想が絞れない時にのみ活用しましょう。
可能であれば馬単はボックスではなく流しがおすすめ。
競馬の馬単:まとめ
馬単は的中率こそ低いですが、買い方の工夫さえできれば初心者でも万馬券が狙える券種です。
何も考えずにいつものルーティン通りに馬単を購入するのではなく
- 本命馬を明確に絞れているレース
- 混戦が予想されるレース
などレースによって買い方を変えるのがおすすめです。
無駄な資金を減らした上で高額的中が目指せる「馬単軸1頭全流し」を是非活用してみてはいかがでしょうか。