「馬券の上手な買い方」を解説！初心者がすぐに使える勝ってる人の買い方

競馬において収支の勝ち負けを決める指標が「回収率」。

馬券を買う以上、誰しもがプラス収支、つまり回収率100％以上で終えることを目指しているはずです。

この記事では、過去の統計データから導く「馬券の上手な買い方」を紹介します。

実際に勝っている人が実践する買い方や、やってはいけない負ける買い方まで解説。

紹介する内容を参考にすれば、回収率UP間違いなし！
ぜひ、最後までチェックしてください。

【人気別】単勝・複勝の回収率データ

人気	勝率	複勝率	単回収率	複回収率
1番人気	32.72%	64.01%	65.09%	83.29%
2番人気	19.44%	52.21%	66.33%	83.69%
3番人気	13.36%	41.86%	66.99%	80.76%
4-5番人気	8.22%	29.74%	64.32%	76.62%
6-9番人気	3.56%	15.27%	63.50%	75.60%
10番人気-	0.85%	4.53%	51.54%	63.92%

5年分の全レースを対象にした、人気別単勝・複勝の回収率データです。

1番人気の勝率は32.72％なので、3レースに1回勝利する計算です。
この時、単勝回収率は65.09％なので、1番人気の単勝ばかり買っていても勝てないことが分かります。

複勝についても同様。
1番人気の複勝率は64.01％なので、3レースに2回は馬券内に入っています。
高確率で的中を手にできるのは確かですが、回収率は83.29％なので資金はマイナス。つまり勝てません。

単勝・複勝のデータを見ると、複勝の方が単勝よりも回収率が高くなっています。
回収率100％を下回っているので、資金はマイナスにはなりますが負け額を抑えるなら単勝よりも複勝です。

人気条件別の2着以内に入る確率

	連帯率
1番人気が馬券圏内	50.47%
1-2番人気のうち1頭以上が馬券圏内	72.50%
1-3番人気のうち1頭以上が馬券圏内	84.06%
1-3番人気のうち2頭以上が馬券圏内	31.50%
1-5番人気のうち2頭以上が馬券圏内	57.97%
6番人気以下のうち2頭以上が馬券圏内	6.21%
10番人気以下のうち1頭以上が馬券圏内	12.51%
1-2番人気が両方とも馬券圏外	27.50%
1-3番人気が全て馬券圏外	15.94%

条件別の2着以内に入る確率です。

1-3番人気で馬連ボックスを買った場合、的中率は31.5％。3回に1回当たる。
1-5番人気で馬連ボックスを買った場合、的中率は57.97％。2回に1回当たる。
この2つを比べると、1-5番人気で買ったほうが配当も付きやすく勝ちやすいでしょう。

また、84.06％の確率で2着以内に1-3番人気が入ります。
上位人気は絶対に予想からは外せないことがよく分かります。

人気条件別の3着以内に入る確率

	3着以内率
1番人気が馬券圏内	62.94%
1-2番人気のうち1頭以上が馬券圏内	83.27%
1-3番人気のうち1頭以上が馬券圏内	91.52%
1-3番人気のうち2頭以上が馬券圏内	55.08%
1-5番人気のうち2頭以上が馬券圏内	81.38%
1-5番人気のうち3頭が馬券圏内	35.71%
6番人気以下のうち2頭以上が馬券圏内	18.62%
10番人気以下のうち1頭以上が馬券圏内	21.89%
1-2番人気が両方とも馬券圏外	16.73%
1-3番人気が全て馬券圏外	8.48%

条件別で3着以内に入る確率です。

1-5番人気のうち3頭が馬券内に入る確率は35.71％です。
つまり、3連複5頭ボックス（10点）や3連単5頭ボックス（60点）を買えば、3回に1回は当たります。

また、10番人気以下が馬券内に入る確率が21.89％と比較的高くなっています。
5レースに1回は二桁人気が馬券に入ってくるので、下位人気を度外視しすぎは危険です。

【オッズ別】勝率・連対率・複勝率データ

オッズ	勝率	連対率	複勝率
1.0-1.9倍	49.29%	70.09%	81.06%
2.0-2.9倍	32.50%	52.48%	66.30%
3.0-4.9倍	20.63%	38.77%	53.10%
5.0-9.9倍	11.70%	24.78%	37.22%
10.0-19.9倍	5.95%	14.02%	23.40%
20.0-29.9倍	3.38%	8.52%	15.31%
30.0-49.9倍	1.90%	5.63%	10.69%
50.0-99.9倍	1.04%	3.04%	6.32%
100.0倍-	0.32%	0.87%	2.02%

オッズ別の勝率・連対率・複勝率データです。

単勝1倍台の圧倒的な人気の馬でも勝率は49.29％、複勝率81.06％。
つまり、2レースに1回は勝ちを逃しますし、5レースに1回は馬券外にもなるということです。

10.0-100.0倍の馬が勝つ確率は全部で12.59％と少ないですが、連対率は32.1％です。
3レースに1回は10倍以下の馬が2着以内に入る計算です。

さらに20.0-30.0倍の馬が馬券に絡む確率は26.0％です。
4レースに1回は馬券内に入ってくるので、絶対に無視できません。

オッズ別の回収率

オッズ	単回収率	複回収率
1.0-1.9倍	79.51%	89.08%
2.0-2.9倍	79.59%	83.92%
3.0-4.9倍	79.56%	82.57%
5.0-9.9倍	80.52%	79.08%
10.0-19.9倍	82.94%	78.92%
20.0-29.9倍	81.82%	78.11%
30.0-49.9倍	71.16%	77.95%
50.0-99.9倍	71.62%	74.70%
100.0倍-	49.95%	51.31%

オッズ別の単勝・複勝の回収率データです。

単勝回収率はオッズが10.0-19.9倍がもっとも高く、次いで20.0-29.9倍、5.0-9.9倍となっています。
単勝を狙うなら上位人気よりも2桁オッズの馬を狙ったほうが単勝回収率は高まります。

逆に複勝は人気が高い方が回収率が高くなっています。
複勝で勝ちを狙うなら、1.0-4.9倍の人気上位で勝負したほうが間違いなく良い結果が得られます。

勝ってる人が実践する「馬券の上手な買い方」

競馬で勝っている人が実践している「馬券の上手な買い方」を紹介します。

それぞれの上手な買い方について、詳しく見ていきましょう。

単勝・複勝をセットで買う

馬券の上手な買い方の1つ目は、単勝・複勝をセットで買うことです。
この時、複勝を保険として買うのがポイント。

2024年の宝塚記念を例に解説します。

本命馬が⑫ブローザホーンだったとします。

単勝オッズ：7.5倍
複勝オッズ：1.7-2.7倍
この時、単勝5,000円・複勝8,000円で買えば、単勝がハズレても複勝が当たれば必ず勝てます。

	配当	収支見込
単勝・複勝 W的中	51,100円 以上	＋38,100円 以上
複勝だけが的中	13,600円 以上	＋600円 以上

このように、仮に単勝の的中を逃したとしても複勝さえ当たればプラスになるような買い方ができるのです。

単複で買う際は、複勝の下限オッズでの配当が単勝の投資額を超えるように注意しましょう。

ちなみに、実際の宝塚記念ではブローザホーンが勝ち、複勝オッズも2.4倍になったので上記馬券で購入していた場合は、単勝：37,500円、複勝：19,200円。合計56,700円の配当を受け取ったことになります。

単勝・複勝で購入する場合、3着以内が堅いと思える1頭を選んで馬券を買ってみましょう。

馬連・ワイドをセットで買う

馬券の上手な買い方の2つ目は、ワイド・馬連をセットで買うことです。
この時、ワイドを保険として買うのがポイント。

2024年の宝塚記念を例に解説します。

本命馬が⑫ブローザホーンから③⑩に流しで馬券を買うとします。

ワイドオッズ⑫-③：15.2倍-16.6倍
ワイドオッズ⑫-⑩：6.0倍-6.7倍

馬連オッズ⑫-③：35.9倍
馬連オッズ⑫-⑩：26.3倍

ワイドを買うことで買った組み合わせが3着以内でさえあればプラスになるように馬券が買えます。

	配当	収支見込
馬連・ワイド W的中	161,500円 以上	＋141,500円 以上
ワイドだけが的中	30,000円 以上	＋10,000円 以上

このように、仮に馬連の的中を逃したとしてもワイドさえ当たればプラスになるような買い方ができるのです。

ちなみに、実際の宝塚記念では⑫-③のワイドのみ的中（13.3倍）。
上記馬券で購入していた場合は、ワイド：66,500円の配当を受け取ったことになります。

馬連で狙う場合、同じ組み合わせでワイドを購入することで、当たる確率を大幅に上げて着実に勝ちを拾うことが可能です。

合成オッズで負けない買い方をする

合成オッズを活用することで負けない（負けにくい）買い方を実現できます。

馬券購入には、「合成オッズの計算」「均等払戻金のための賭け金計算」という2つのステップを踏む必要がありますが、合成オッズ（期待値）が1.0を上回れば狙うべきレースと判断できるので非常に便利です。

それぞれの計算方法を、実例を交えて解説します。

ステップ1：合成オッズ（期待値）の計算

上記の場合、合成オッズ（期待値）は1.125と算出されます。
1.0を上回っているので、狙うべきレースでOK。

ステップ2：均等払戻金のための掛金額計算

均等払戻金のための計算をすると、賭け金は以下のように導かれます。

• 単勝2.0倍：賭け金5,700円→払戻11,400円
• 単勝4.5倍：賭け金2,500円→払戻11,250円
• 単勝6.0倍：賭け金1,900円→払戻11,400円

上記の場合、「5,700円」「2,500円」「1,900円」で賭けていづれかが的中すれば必ずプラス収支。
勝っている人は、このように負ける可能性を最大限排除した買い方を実践しています。

合成オッズの算出は、エクセルやスプレッドシートなどを活用すれば簡単に自作できます。
また、合成オッズ計算機という便利なサイトもあるのでぜひ活用してみましょう。

やってはいけない負ける買い方

ここでは、競馬初心者がやってしまいがちな「やってはいけない負ける買い方」について解説します。

人気の馬ばかり買う

競馬初心者は情報や知識が不十分なので、オッズが低い人気の馬ばかり馬券を買ってしまいます。
確かに人気が高い馬は勝率や複勝率が高いので、コンスタントな的中は得られるでしょう。

しかし、人気の馬では稼げません。
さらに馬券外になると、賭けた資金はマイナスです。

人気の馬に賭けて当て続けることは不可能なので、結果的に資金は必ずマイナスに収束します。
競馬で勝っている人は、中位人気、下位人気の馬券を買って、10倍以上、100倍以上の配当を得ることで高い回収率を実現しています。

人気馬に賭けるのは必ずしもNGではないので、ワイドや馬連の相手に中位や下位の馬を選ぶようにしましょう。

レースのたびに馬券を買う

レースのたびに馬券を買ってしまうのも、負ける買い方と言えます。
しかし、競馬で賭ける面白さから、次々に馬券を買ってしまう初心者が本当に多い…。

競馬は、レースによって難易度がまったく異なります。
人気決着が堅いレースもあれば、荒れる可能性が高いレースも。

次々に馬券を買う＝賭けるレースに対して深く考える時間がほとんどない。
競馬初心者でも、前走成績や馬場の相性などは十分に考慮して馬券を買う必要があります。

そして、難しいと感じるレースではあえて馬券を買わないのも大切。
とにかく、レースのたびに馬券を買うのは、負ける買い方なのでやめましょう。

負けを取り返すために大きく賭ける

競馬に限らずギャンブルあるあるですが、それまでの負けを取り返すために大きく賭けてしまう初心者もたくさんいます。しかも、負け額を考慮してあえて配当の付く組合せに賭けたり…。

このような賭け方は、冷静さを欠いておりほとんどうまくいきません。
ただただ傷口を広げてしまうだけです。

競馬で負けないために、自分の中で賭けるルールを作ってその範囲内で楽しむことが大切です。

初心者でも3連単が当たるプロ馬券師予想について

競馬での収支がプラスの競馬ファンは、全体のわずか5％程度と言われています。
つまり、競馬で勝つことは非常に難しいのです。

ここで、あまり知られていない事実を。
勝っている人の予想で、馬券を買うことが可能なのです。

競馬予想サイトでは、3連単の的中率が脅威の80％超え。
実際に初心者の方でも、平均月収ぐらいは安定して稼げています。

以下、競馬予想サイトの比較表を詳しくご覧ください。

まとめ

競馬で勝っている人は、データや統計、買い方を工夫してできる限り勝率が上がる買い方を実践しています。
実際に競馬で勝ってる人が実践する「馬券の上手な買い方」は以下の3つ。

• 単勝、複勝をセットで買う
• ワイド、馬連をセットで買う
• 合成オッズで負けない買い方をする

勝っている人は、負けないために保険の効いた馬券の買い方を実践しています。
初心者でもすぐに実践可能です。

上手な買い方を実践することで、確実に的中率・回収率は上がるはず。
すぐにでもトライしてみましょう。