「函館競馬場ってどんな競馬場?」
「函館競馬で予想する時に注意した方が良いポイントを知りたい!」
夏競馬が開催される函館競馬場は、中央競馬のローカル競馬場の1つとして、毎年短い期間ですがレースが開催されています。
そのためどんな競馬場で、どこに注意して予想をすればいいのか分からない、という人も多いでしょう。競馬の予想に競馬場の特徴は、とても重要な要素ですので、しっかりと把握してから予想を組み立てることをおすすめします。
本記事では函館競馬場の特徴について、詳しく解説していきます。
開催期間が短いため、函館競馬場の特徴を理解している競馬ファンは少ないです。そのため、特徴を理解して精度の高い予想ができると、他人より有利に馬券購入が進められます。
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目次
函館競馬場の特徴
周回方向 | 右回り |
---|---|
芝1周の距離 | 1,626.6m |
直線の長さ | 262.1m |
幅員 | 最大29m |
函館競馬場がオープンしたのは1896年で、現在残っている競馬場の中では、もっとも長い歴史を持つ競馬場となっています。
北海道「夏競馬」のオープニングを飾る函館競馬場は、直線距離が短く逃げ・先行馬がより有利なレイアウトです。
中央競馬のローカル6場の内の1つですので、「小回り」「平坦」「直線が短い」というイメージを持っている人も多いかも知れませんが、函館競馬場は高低差が3.5mありローカル競馬場最大の起伏となっています。
地方競馬15場のコース詳細については、別記事で詳しく解説していますので、こちらをご覧ください。
直線距離が一番短い
函館競馬場の一番の特徴です。直線距離が短いですので、逃げ・先行馬が有利になるケースが多く、距離が短くなるほどその差は顕著に現れます。
直線距離は芝が262.1mでダートが260.3mとなっており、この距離は東京競馬場の坂を登り切った後の、直線330mよりも短い距離ということからも、その短さが伝わるでしょう。
洋芝を使用している
函館競馬場は野芝に比べて、寒さに強い代わりに耐久性は少ない、という特徴をもつ「洋芝」を利用しています。
そのためレースの後半や夏競馬が開催してから後半と前半では、馬場状態が変わりやすいという特性は理解しておきましょう。
ローカル競馬の中では高低差が1番ある
函館競馬場はローカル競馬の中では、高低差が最大3.5mあり、ローカル競馬場で一番となっています。
そのため競走馬にはスタミナが求められ、特に馬場状態が悪くなる後半戦では、スタミナのない馬は苦戦する傾向です。
■注目の重賞レース記事
【コース図付き】函館競馬場「芝コース」の特徴
芝コースの特徴は上でも触れましたが、洋芝を使用しているとこです。野芝よりスタミナを必要として、さらに馬場状態が変わりやすいですので、注意しておきましょう。
芝コースの注意点
おおまかに挙げると上記の内容になりますが、距離によって違ったものになりますので、距離ごとの特徴にも注意が必要です。
1,200mコースの特徴
開催される重賞レース
スタート地点はスタンド向かい正面の一番奥、3・4コーナーを通って、最後の直線へ向かいゴールします。
スタートしてからコーナーまでの距離は、480mと長めでポジション争いは緩く、外枠の先行馬もポジションが取りやすいです。
スタートしてコーナーに差しかかるまで、ずっと上り坂のためスタミナを消費しやすく、先行馬で中距離適性があるほどのスタミナがある馬が好走しやすいです。
勝率 | 逃げ | 先行 | 差し | 追い込み | マクリ | 1枠 | 2枠 | 3枠 | 4枠 | 5枠 | 6枠 | 7枠 | 8枠 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
勝率 | 20.5% | 14.3% | 5.2% | 1.8% | 0.0% | 9.4% | 5.8% | 8.6% | 10.1% | 7.4% | 8.9% | 6.3% | 5.7% |
複勝率 | 42.5% | 37.6% | 20.1% | 8.0% | 0.0% | 27.2% | 23.2% | 27.3% | 27.4% | 21.7% | 20.9% | 19.6% | 17.0% |
・レースの波乱傾向「中」
・逃げ・先行馬有利
・内枠有利
1,800mコースの特徴
開催される重賞レース
スタート地点はスタンド前の4コーナー付近。最初のコーナーまで270m程度しかないため、ポジション争いは熾烈。外枠の先行馬は難しい競馬を強いられそうです。
得意としている騎手は、やはりコース問わず函館が得意なC.ルメール騎手で、勝率・連対率・複勝率どれも高い数値を残しています。
勝率 | 逃げ | 先行 | 差し | 追い込み | マクリ | 1枠 | 2枠 | 3枠 | 4枠 | 5枠 | 6枠 | 7枠 | 8枠 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
勝率 | 22.4% | 17.8% | 3.0% | 0.5% | 7.7% | 14.1% | 4.2% | 7.8% | 8.9% | 11.6% | 12.5% | 4.3% | 5.4% |
複勝率 | 41.4% | 45.0% | 19.9% | 4.8% | 46.2% | 29.7% | 21.1% | 24.7% | 35.4% | 23.3% | 34.1% | 17.2% | 19.4% |
函館競馬場芝1800mの予想ポイントをピックアップします。
・レース波乱度「低」
・逃げ・先行馬有利
・中枠(6枠)有利
2,000mコースの特徴
開催される重賞レース
スタート地点は1,800mより4コーナーよりの地点。最初のコーナーまでの距離は長くポジション争いは緩めです。
道中に起伏はあるものの最後の直線は、短く緩やかな下り坂となっていて逃げ馬が有利になっています。JRAの芝2,000mの中でも逃げ馬の勝率がもっともよく、一番人気の逃げ馬の勝率はかなり高いです。
勝率 | 逃げ | 先行 | 差し | 追い込み | マクリ | 1枠 | 2枠 | 3枠 | 4枠 | 5枠 | 6枠 | 7枠 | 8枠 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
勝率 | 22.4% | 17.8% | 3.0% | 0.5% | 7.7% | 14.1% | 4.2% | 7.8% | 8.9% | 11.6% | 12.5% | 4.3% | 5.4% |
複勝率 | 41.4% | 45.0% | 19.9% | 4.8% | 46.2% | 29.7% | 21.1% | 24.7% | 35.4% | 23.3% | 34.1% | 17.2% | 19.4% |
函館競馬場芝1800mの予想ポイントをピックアップします。
・レース波乱度「低」
・逃げ・先行馬有利
・中枠(6枠)有利
2,600mコースの特徴
開催される重賞レース
スタート地点はスタンド向かい正面の中央付近で、コースを約1周半行います。コース全体での高低差が3.5mあるためスタミナが必要です。
最終コーナーはスパイラルカーブで馬群がバラけやすく、コーナーを頂点に直線半ばまで、緩やかな下り坂となっています。
ここも逃げ・先行馬有利ですが、他の芝コースより逃げ馬の勝率は低いです。
勝率 | 逃げ | 先行 | 差し | 追い込み | マクリ | 1枠 | 2枠 | 3枠 | 4枠 | 5枠 | 6枠 | 7枠 | 8枠 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
勝率 | 22.4% | 17.8% | 3.0% | 0.5% | 7.7% | 14.1% | 4.2% | 7.8% | 8.9% | 11.6% | 12.5% | 4.3% | 5.4% |
複勝率 | 41.4% | 45.0% | 19.9% | 4.8% | 46.2% | 29.7% | 21.1% | 24.7% | 35.4% | 23.3% | 34.1% | 17.2% | 19.4% |
函館競馬場芝1800mの予想ポイントをピックアップします。
・レース波乱度「低」
・逃げ・先行馬有利
・中枠(6枠)有利
【コース図付き】函館競馬場「ダートコース」の特徴
芝同様に高低差が激しく、走る馬がスタミナを使いやすいダートですので、出走する競走馬には芝コース以上のタフさが求められます。
ダート競争の多くは1,000mと1,700mで行われ、2,400mの開催は少ないです。どのコースも圧倒的に前で競馬をする先行タイプの馬が有利で、序盤のポジション争いに注目しましょう。
楽に前が取れそうな馬が人気を落としていた場合は、狙い目となりますので、抑えておいた方が良さそうです。
1,000mコースの特徴
開催される重賞レース
スタート地点は向こう正面の1コーナー付近。距離は短いですが、スタートしてからスグに上り坂で、400mから下るアップダウンの激しいコースに、スタミナを奪われます。
逃げ馬が圧倒的な好成績を残しているため、馬券は逃げ馬中心に組み立てる方が良さそうです。連対率や複勝率も次いで先行馬が良いため、対抗馬も前で競馬ができそうな馬に注目しましょう。
勝率 | 逃げ | 先行 | 差し | 追い込み | マクリ | 1枠 | 2枠 | 3枠 | 4枠 | 5枠 | 6枠 | 7枠 | 8枠 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
勝率 | 22.4% | 17.8% | 3.0% | 0.5% | 7.7% | 14.1% | 4.2% | 7.8% | 8.9% | 11.6% | 12.5% | 4.3% | 5.4% |
複勝率 | 41.4% | 45.0% | 19.9% | 4.8% | 46.2% | 29.7% | 21.1% | 24.7% | 35.4% | 23.3% | 34.1% | 17.2% | 19.4% |
函館競馬場芝1800mの予想ポイントをピックアップします。
・レース波乱度「低」
・逃げ・先行馬有利
・中枠(6枠)有利
1,700mコースの特徴
開催される重賞レース
スタート地点はスタンド前の右側にある直線入口付近。最初のコーナーまでの距離は、余裕があるためポジション争いは緩めで、外枠でもそれほど不利ではありません。
1番人気の馬は安定感がありますので、人気馬中心の予想で良さそうですが、2番人気以下は若干混戦模様ですので、人気を落としている先行馬などは狙い目となっています。
勝率 | 逃げ | 先行 | 差し | 追い込み | マクリ | 1枠 | 2枠 | 3枠 | 4枠 | 5枠 | 6枠 | 7枠 | 8枠 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
勝率 | 22.4% | 17.8% | 3.0% | 0.5% | 7.7% | 14.1% | 4.2% | 7.8% | 8.9% | 11.6% | 12.5% | 4.3% | 5.4% |
複勝率 | 41.4% | 45.0% | 19.9% | 4.8% | 46.2% | 29.7% | 21.1% | 24.7% | 35.4% | 23.3% | 34.1% | 17.2% | 19.4% |
函館競馬場芝1800mの予想ポイントをピックアップします。
・レース波乱度「低」
・逃げ・先行馬有利
・中枠(6枠)有利
2,400mコースの特徴
開催される重賞レース
スタート地点はスタンド向かい正面の2コーナー付近です。高低差が激しいコースを1周半しますので、ダートということもあり競走馬にはかなりタフさが求められます。
開催されるレース数が少ないためデータが少ないですが、距離が伸びてもやはり逃げ・先行馬が有利な結果が出ているため、基本は前で競馬ができる馬から考えましょう。
勝率 | 逃げ | 先行 | 差し | 追い込み | マクリ | 1枠 | 2枠 | 3枠 | 4枠 | 5枠 | 6枠 | 7枠 | 8枠 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
勝率 | 60.0% | 7.1% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 75.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 14.3% | 0.0% |
複勝率 | 80.0% | 42.9% | 0.0% | 0.0% | 66.7% | 0.0% | 0.0% | 75.0% | 25.0% | 40.0% | 20.0% | 42.9% | 28.6% |
函館競馬場ダート2400mの予想ポイントをピックアップします。
・レース波乱度「低」
・逃げ・先行馬有利
・枠順の有利不利は特になし
函館競馬場での勝率が高い騎手TOP3
順位 | 騎手名 | 1着回数 | 勝率 | 連対率 |
【1位】 | 横山 武史 | 19回 | 22% | 32% |
【2位】 | 吉田 隼人 | 12回 | 15% | 30% |
【3位】 | 武 豊 | 10回 | 15% | 34% |
※2022年9月時点
現在の函館巧者は、今年も19勝挙げてリーディングに輝いた、横山武史騎手で間違いないでしょう。2020年から3年連続でリーディングを取っていて目が離せない存在です。
吉田隼人騎手・武豊騎手も毎年好成績を収めていますので、函館で予想する時には必ずチェックした方が良いでしょう。
函館競馬場で行われる重賞レース
日時 | レース名 | コース | 優勝馬 | 騎手 |
---|---|---|---|---|
6月12日 | GⅢ函館スプリントS | 芝1,200メートル | ナムラクレア | 浜中 俊 |
7月16日 | GⅢ函館2歳S | 芝1,200メートル | ブトンドール | 鮫島 克駿 |
7月17日 | GⅢ函館記念 | 芝2,000メートル | ハヤヤッコ | 浜中 俊 |
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- 11月17日 東京10R 977,280円的中
- 11月10日 京都10R 621,520円的中
- 11月03日 東京11R 925,080円的中
- 10月27日 京都02R 1,109,040円的中
- 10月22日 浦和07R 809,800円的中
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まとめ
今回は函館競馬場について、詳しく解説してきました。
夏競馬として少ない期間しか開催されない、中央競馬のローカル競馬場6場の内の1つです。
特徴は何と言っても直線の短さで、JRAの競馬場の内一番の短さとなっています。そのため最終コーナーを曲がりきるとスグにゴールする感覚で、差し馬や追い込み馬は見せ所なく終わってしまうケースがほとんどです。
高低差がありダートはもちろん、芝は洋芝を使っているため、競走馬にはスタミナが求められ、走る距離より1つ上あたりの長さの適性がある馬の方が好走します。
競馬ファンには季節の風物詩といえる夏競馬。短期間ですので競馬場の特徴は、軽視する人も多いですが、しっかり予想に組み込んで予想の精度をあげましょう!