秋競馬最初のG1といえば、中山芝1200mで行われるスプリンターズステークスです。
グランアレグリアやロードカナロア、ストレイトガールといった強い馬が結果を出す一方、ダノンスマッシュやミッキーアイルのように、ここでは勝てずに別のG1で勝利する馬もいます。
今年の出走馬は、サマースプリント王者のサトノレーヴ、去年覇者ママコチャ、高松宮記念勝利馬マッドクール、セントウルS勝利のトウシンマカオ、外国馬のビクターザウィナーなど、スプリント界の強力馬が一同に会します。
これまで、サクラバクシンオー、タイキシャトル、デュランダル、ロードカナロアなど、数々の名スプリンターを生んだスプリターズステークス。
今年は一体どんなレースになるのでしょうか。
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目次
スプリンターズステークス2024の予想(本命・対抗・単穴・連下)
◎ビクターザウィナー
◯サトノレーヴ
▲モズメイメイ
△ママコチャ
△マッドクール
△エイシンスポッター
◎は悩みましたがビクターザウィナー
高松宮記念は逃げて3着の同馬。
外に出していなかったならば、そのまま逃げ切っていたでしょう。
何にせよ、日本の芝を走ることが分かった同馬。
今回はモレイラ騎手騎乗で、まさに鬼に金棒です。
気になる点は、次の2走が冴えなかったこと。
両方同レース出走のムゲンにやられており、ピークが過ぎてしまった可能性も否定できません。
しかし、外国馬を買うならば逃げ先行馬。
そうなると、ムゲンよりもこの馬になってきます。
◯はサトノレーヴ
長年サマースプリント優勝馬は本番で買えないと言われ続けてきましたが、タワーオブロンドンが2019年ついに本番のスプリンターズSで勝利しました。
同馬に乗るレーン騎手は、その日一日のみの短期免許で、一鞍のみの騎乗。
勝負掛かりであることは明白で、サマースプリント王者とはいえ、無視するわけにはいきません。
重賞勝ちは北海道のみですが、中山は3戦3勝で合わないことはないでしょう。
▲はモズメイメイ
4歳牝馬で重賞を3勝している割に、低迷期間が長く舐められがちの同馬。
調子的には間違いなく復調しており、まさに「牝馬は調子で走る」の見本のような存在です。
当レースはリーディング上位・G1常連の騎手以外も来ることがあり、国分恭介騎手にとってG1奪取の大チャンスです。
さらに、去年の覇者でクロフネ牝馬であることが魅力のママコチャ、高松宮記念を勝利するも海外レースは散々なマッドクール、前走モレイラ騎手騎乗で闘志に火が付いた感のあるエイシンスポッターに△をつけました。
無印にしたナムラクレアは相手強化の中山1200mは苦しいと判断、トウシンマカオはG2までの馬と判断、ウインマーベルはここより狙いはスワンSか阪神Cと判断しました。
スプリンターズステークス2024の買い目
単勝 | 14(1点) |
---|---|
馬連流し | 14-4、6、7、8、12(5点) |
3連複軸1頭流し | 14-4、6、7、8、12(10点) |
■注目の重賞レース記事
出馬表
枠 | 番 | 馬名 | 齢 | 斤量 | 騎手 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | オオバンブルマイ | 牡4 | 58 | 武 豊 |
2 | トウシンマカオ | 牡5 | 58 | 菅原 明良 | |
2 | 3 | ウインマーベル | 牡5 | 58 | 松山 弘平 |
4 | エイシンスポッター | 牡5 | 58 | A.シュタルケ | |
3 | 5 | ナムラクレア | 牝5 | 56 | 横山 武史 |
6 | ママコチャ | 牝5 | 56 | 川田 将雅 | |
4 | 7 | マッドクール | 牡5 | 58 | 坂井 瑠星 |
8 | モズメイメイ | 牝4 | 56 | 国分 恭介 | |
5 | 9 | ムゲン | セ6 | 58 | K.ティータン |
10 | ピューロマジック | 牝3 | 54 | 横山 典弘 | |
6 | 11 | ダノンスコーピオン | 牡5 | 58 | 戸崎 圭太 |
12 | サトノレーヴ | 牡5 | 58 | D.レーン | |
7 | 13 | ルガル | 牡4 | 58 | 西村 淳也 |
14 | ビクターザウィナー | セ6 | 58 | J.モレイラ | |
8 | 15 | ヴェントヴォーチェ | 牡7 | 58 | C.ルメール |
16 | ウイングレイテスト | 牡7 | 58 | 松岡 正海 |
展開予想
普通に考えれば逃げるのはピューロマジックでしょうが、横山典弘騎手であるため信用してはいけません。
ピューロマジックが逃げなければ、行くのはモレイラ騎手のビクターザウィナー。
それについていきたいのが、ママコチャ、ウインマーベル、マッドクールといった人気馬。
去年のような前残りになるかはわかりませんが、前に行く馬に人気馬が揃っているのは注目したいところです。
サトノレーヴは早い上がりも使えるため、そこまで前に行かないかもしれません。
近3年は前目の馬が勝ちましたが、これが今年も続くかはちょっと読みづらく、馬場傾向も見ておいたほうがいいでしょう。
スプリンターズステークス2024年の想定馬・想定騎手
想定出走馬、想定騎手に加え、一言ずつ解説していきます。
マッドクール
牡5 父:DarkAngel
想定騎手:坂井 前走:チェアマン11着
高松宮記念を勝利し香港のスプリント戦に臨みましたが大敗。
NFしがらき経由で直行で当レースに臨みます。
普通に走れば好走必至ですが、同じ年のスプリントのライバルも強くなっており、油断はできません。
ナムラクレア
牝5 父:ミッキーアイル
想定騎手:浜中 前走:キーンランド5着
安定感のある当馬ですが、キーンランドCはまさかの5着。
末脚を爆発させるタイプの馬で、どちらかと言えば中山1200よりも中京1200の方が合っているような気もします。
ママコチャ
牝5 父:クロフネ
想定騎手:川田 前走:セントウルS2着
セントウルSは2着で、実力が落ちていないことを証明しました。
セントウルSに乗った鮫島駿騎手ではなく、本番は川田騎手ということが早々に発表されています。
こちらも去年のような走りができるかというところですが、ライバルが強くなっているのは気になるところです。
ウインマーベル
牡5 父:アイルハヴアナザー
想定騎手:松山 前走:京王杯SC1着
重賞4勝と力をつけていますが、最近は1400mに良績が集中しており、1200mでは良い所がありません。
この馬にとって、むしろ本番はこの後のスワンSなのかもしれません。
トウシンマカオ
牡5 父:ビッグアーサー
想定騎手:未定 前走:セントウルS1着
前走は左回りが懸念されていましたが、最後にいい脚を使い、見事G2を勝利しました。
ただ、G1ではワンパンチ足りないタイプで、本番は微妙かもしれません。
サトノレーヴ
牡5 父:ロードカナロア
想定騎手:未定 前走:キーンランド1着
遅れてきた大物という感じで、北海道の2つのG3を勝利し、見事サマースプリント王者に輝きました。
ただ、サマースプリント王者は、スプリンターズステークス本番で勝てないのは定説となっています。
さらに、重賞勝利は北海道だけというのも気になるところで、洋芝専用機の可能性も否定できません。
ビクターザウィナー
せ6 父:Toronado
想定騎手:モレイラ 前走:チェアマンズ1着
日本の馬場を理解していない騎手のヘグリにより、高松宮記念は3着に終わりました。
そんな馬が、スプリンターズステークスにモレイラ騎手で参戦します。
日本の馬場を確実に走る香港馬と、日本競馬に慣れている極上の騎手。
鬼に金棒の状態での参戦は、日本馬にとって大きな脅威です。
スプリンターズステークス2024年の基本情報
秋冬のG1戦線の始まりを告げるスプリンターズステークス。
2023年は、ソダシの全妹で川田騎手に乗り替わったママコチャが、姉のソダシを彷彿とさせる先行競馬で勝利を収めました
2着は後に高松宮記念を制すマッドクール、3着はG1で2着2度のナムラクレアが入り、比較的平穏な結果となりました。
近年で1着まで荒れたのは2022年のジャンダルムくらいで、比較的人気どころが勝利するレースではありますが、2、3着に穴馬が来ることが多く、3連系の配当は高いことが多くなっています。
スプリンターズステークスってどんなレース?
スプリンターズステークスは、9月最終週もしくは10月頭に中山競馬場芝1200mで行われるG1レースです。
当レースの創設は1967年で、当時から中山芝1200mで施行されており、当時は4歳以上の馬が出走可能なJRA唯一のスプリント重賞でした。
1984年にG3に格付けされ、1987年にG2格上げ、1990年についにG1に昇格しました。
スプリンターズステークスは、G1昇格当時、有馬記念の前の週に施行されていましたが、2000年にスプリント競走全体が整備された結果、現在の施行時期に移されました。
2000年代は香港馬の参戦も目立ち、2005年のサイレントウィットネス、2006年のテイクオーバーターゲット、2010年のウルトラファンタジーと、香港馬の勝利が目立ちましたが、2010年以来香港馬の勝利はありません。
当レースを勝利した主な馬として、サクラバクシンオー、タイキシャトル、カルストンライトオ、ロードカナロア、カレンチャン、レッドファルクス、グランアレグリアなど、他にも様々な名馬がいます。
スプリンターズステークス2024年予想に必要なデータ
ここでは、スプリンターズステークスの過去の傾向など、予想に必要なデータを紹介します。
スプリンターズステークス 過去10年の結果
2014年は新潟芝1200m、他すべて中山芝1200m
年 | 着 | 馬名 | 齢 | 騎手 | 人 | 血統 |
---|---|---|---|---|---|---|
23良 | 1 | ママコチャ | 牝4 | 川田将雅 | 3 | クロフネ |
2 | マッドクール | 牡4 | 坂井瑠星 | 6 | Dark Angel | |
3 | ナムラクレア | 牝4 | 浜中俊 | 1 | ミッキーアイル | |
22良 | 1 | ジャンダルム | 牡7 | 荻野極 | 8 | Kitty’s Joy |
2 | ウインマーベル | 牡3 | 松山弘平 | 7 | アイルハヴアナザー | |
3 | ナランフレグ | 牡6 | 丸田恭介 | 5 | ゴールドアリュール | |
21良 | 1 | ピクシーナイト | 牡3 | 福永祐一 | 3 | モーリス |
2 | レシステンシア | 牝4 | C.ルメール | 2 | ダイワメジャー | |
3 | シヴァージ | 牡6 | 吉田隼人 | 10 | First Samurai | |
20良 | 1 | グランアレグリア | 牝4 | C.ルメール | 1 | ディープインパクト |
2 | ダノンスマッシュ | 牡5 | 川田将雅 | 3 | ロードカナロア | |
3 | アウィルアウェイ | 牝4 | 松山弘平 | 10 | ジャスタウェイ | |
19良 | 1 | タワーオブロンドン | 牡4 | C.ルメール | 2 | Raven’s Pass |
2 | モズスーパーフレア | 牝4 | 松若風馬 | 3 | Speightstown | |
3 | ダノンスマッシュ | 牡4 | 川田将雅 | 1 | ロードカナロア | |
18稍 | 1 | ファインニードル | 牡5 | 川田将雅 | 1 | アドマイヤムーン |
2 | ラブカンプー | 牝3 | 和田竜二 | 11 | ショウナンカンプ | |
3 | ラインスピリット | 牡7 | 武豊 | 13 | スウェプトオーヴァーボード | |
17良 | 1 | レッドファルクス | 牡6 | M.デムーロ | 1 | スウェプトオーヴァーボード |
2 | レッツゴードンキ | 牝5 | 岩田康誠 | 5 | キングカメハメハ | |
3 | ワンスインナムーン | 牝4 | 石橋脩 | 7 | アドマイヤムーン | |
16良 | 1 | レッドファルクス | 牡5 | M.デムーロ | 3 | スウェプトオーヴァーボード |
2 | ミッキーアイル | 牡5 | 松山弘平 | 2 | ディープインパクト | |
3 | ソルヴェイグ | 牝3 | 田辺裕信 | 9 | ダイワメジャー | |
15良 | 1 | ストレイトガール | 牝6 | 戸崎圭太 | 1 | フジキセキ |
2 | サクラゴスペル | 牡7 | 横山典弘 | 11 | サクラプレジデント | |
3 | ウキヨノカゼ | 牝5 | 四位洋文 | 9 | オンファイア | |
14良 | 1 | スノードラゴン | 牡6 | 大野拓弥 | 13 | アドマイヤコジーン |
2 | ストレイトガール | 牝5 | 岩田康誠 | 2 | フジキセキ | |
3 | レッドオーヴァル | 牝4 | 田辺裕信 | 5 | ディープインパクト |
スプリンターズステークス 過去の傾向
去年は異例の荒れ方をしましたが、基本的には平穏なレースが多い当レース。
スプリンターズステークスの過去10年の傾向を見ていきましょう。
1番人気の信頼度はそこそこ
当レースにおいて一番人気は、1着4回3着2回と複勝率60%で、そこそこの信頼度です。
ただ、1番人気が勝つと紐が荒れる傾向があり、2015年のストレイトガール、2018年のファインニードルが勝った年は3連単が共に10万超えでした。
よって、1番人気はある程度信頼してもいいですが、2、3着も人気馬で決まらない可能性は高いです。
近年の注目は北九州記念敗戦組だが今年はCBC組?
当レース好走馬の前走を見てみると、G2のセントウルS組が強いのは当然なのですが、2022年、2023年と、北九州記念敗戦組が連続で勝利しています。
しかも、2022年のジャンダルムは北九州記念17着からスプリンターズステークス1着となり、ファンを驚かせました。
さらに、過去5年を見ても、北九州記念敗戦組は4頭も馬券に絡んでいます。
ただ、今年は北九州記念とCBC賞の時期が逆だったため、CBC賞組に注目してみるのも面白いかもしれません。
明らかな内有利の外枠不利
勝率が一番高いのは4枠、複勝率が一番高いのは1枠と、内有利のレースです。
2014年は、大外で11番人気のスノードラゴンが勝利しましたが、そのレースは新潟で行われたため参考外と言っていいでしょう。
基本的には、内が有利で外枠不利という構図は変わりません。
人気馬が外枠に入ったら警戒したいところです。
逃げは意外と馬券に絡む
スプリンターズステークスを逃げ切った馬はいませんが、2、3着に来るケースは多く、複勝率は40%とそこそこ高いです。
その中には、ミッキーアイルやハクサンムーン、モズスーパーフレアといった強い馬も存在していましたが、人気のなかったワンスインナムーンが3着に粘っているように、人気薄でも油断はできません。
ある程度実績のある馬で逃げそうな馬がいれば、紐に入れておくのも面白いかもしれません。
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- 10月22日 浦和07R 809,800円的中
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