2024年1月8日京都競馬場では3歳マイル重賞、G3シンザン記念が開催されます。
昨年はライトクオンタムが優勝し上位人気決着の固い配当。
しかし京都に戻った今年は再び荒れるシンザン記念になりそうな予感!
牡馬よりも牝馬の登竜門となってきた感があるシンザン記念を制すのは今年も牝馬!
今年出走の唯一の牝馬ケーブパール本命で万馬券狙い!
この記事を読むと分かること
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目次
シンザン記念とは
1967年に創設された歴史ある2歳マイル戦。
レース名は日本史上2頭目の三冠馬シンザンから取っています。
シンザン記念の出走馬から牡馬3冠馬は誕生していませんが、牝馬3冠馬が2頭も出ていることに注目です。
2017年 アーモンドアイ
その他にもNHKマイルとフランスG1を勝ったシーキングザパールや、エリザベス女王杯2着のフサイチエアデールなどが出ており、このレースを勝った牝馬は名馬になるというまさに牝馬の登竜門的なレースとなっています。
シンザン記念概要
開催日時 | 2024年1月7日 京都11レース |
開催競馬場 | 京都競馬場 |
コース | 芝1600メートル |
レースグレード | G3 |
出走条件 | 3歳 |
負担重量 | 別定戦 |
賞金 | 1着4000万円 |
シンザン記念過去5年の優勝馬
京都開催で行われた近5年(2016~2020年)のシンザン記念の優勝馬を紹介します。
年度 | 馬名 | 性齢 | 騎手名 | 人気 |
---|---|---|---|---|
2020年 | サンクテュエール | 牝3 | ルメール | 2人気 |
2019年 | ヴァルディーゼル | 牡3 | 北村友 | 4人気 |
2018年 | アーモンドアイ | 牝3 | 戸崎圭 | 1人気 |
2017年 | キョウヘイ | 牡3 | 高倉 | 8人気 |
2016年 | ロジクライ | 牡3 | 浜中 | 8人気 |
シンザン記念のコース紹介
・コースの特徴
京都1600mは向こう正面の直線を延長したポケットからのスタート。
第1コーナーまでの直線距離が長いので、条件下や未勝利のレースではそれほど早いペースにならないが、重賞競走、特にG2やG1マイルチャンピオンシップになると、ここでの先行争いが激しくなり、ハイペースになりやすい。
向正面からは上り坂が始まり、ここでペースを上げる馬も出てくるので、一度上がったペースが緩みにくいコース。最後の下り坂から直線でいかに切れる脚を出すことができるかと最終コーナーから直線の位置取りが重要なポイントとなります。
・主な京都1600のレース
レース名 | 勝馬 | 2023年タイム |
---|---|---|
マイラーズカップ | シュネルマイスター | 1:31:5 |
マイルチャンピオンシップ | ナミュール | 1:32:5 |
シンザン記念 | サンクテュエール | 1:35:9 |
2020年のシンザン記念のタイムが1:35:9
過去10年で最も早かったのが、ミッキーアイルが逃げ切った2014年の1:33:8
最も遅いのが2017年重馬場でキョウヘイが勝った1:37:6
平均タイムは1分35秒台後半なので、よほどの快速馬が出てこない限りタイムは出ないと見ています。
持ちタイムがない馬でも十分に勝つ可能性はあり、京都の下り坂での加速次第で勝負が決まる。馬よりも枠順を重視した方がいいレースかも
2023年のシンザン記念プレイバック
昨年のレースプレイバック動画です。
着順 | 馬名 | 騎手 | 人気 |
---|---|---|---|
1着 | ライトクオンタム | 武豊 | 2人気 |
2着 | ペースセッティング | ムルザバエ | 3人気 |
3着 | トーホウガレオン | 福永 | 4人気 |
馬連 970円
3連複 1,290円
3連単 5,520円
■注目の重賞レース記事
キサラギの予想※1/5更新
シンザン記念2024の予想
- ◎ケーブパール
- ○デルシエロ
- ▲シトラール
- △ショーマンフリート
- △メイショウサチダケ
- △エコロブルーム
◎ケーブパールのイチ推し理由はこれ
- 新馬戦の上りタイムが圧倒的
- 脚質から京都での差し切りができるタイプ
- ナミュールと同じ舞台での藤岡康太騎手に期待
- 牝馬が活躍するシンザン記念で唯一の牝馬
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シンザン記念出走予定馬と想定オッズ
2023年1月6日12時時点の出走予定馬
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | オッズ(人気) |
---|---|---|---|---|---|
1 | テイエムリステット | 牡3 | 57.0kg | 酒井 | 57.0 (17人気) |
2 | ノボリショウリュウ | 牡3 | 57.0kg | 角田 | 50.2 (16人気) |
3 | タイセイレスポンス | 牡3 | 57.0kg | デムーロ | 14.5 (6人気) |
4 | デルシエロ | 牡3 | 57.0kg | 坂井 | 18.9 (8人気) |
5 | ノーブルロジャー | 牡3 | 57.0kg | 川田 | 4.4 (2人気) |
6 | ラーンザロープス | 牝3 | 55.0kg | 横山 | 34.3 (14人気) |
7 | タイキヴァンクール | 牡3 | 57.0kg | 浜中 | 29.8 (11人気) |
8 | ゼルトザーム | 牡3 | 57.0kg | 北村 | 68.5 (18人気) |
9 | アルトゥーム | 牡3 | 57.0kg | 藤岡 | 23.2 (10人気) |
10 | バレルターン | 牡3 | 57.0kg | 西村 | 17.1 (7人気) |
11 | シトラール | 牡3 | 57.0kg | ルメートル | 13.8 (5人気) |
12 | ケーブパール | 牝3 | 55.0kg | 藤岡 | 32.0 (13人気) |
13 | エコロブルーム | 牡3 | 57.0kg | ルメール | 3.0 (1人気) |
14 | ウォーターリヒト | 牡3 | 57.0kg | 幸 英 | 44.6 (15人気) |
15 | フェリーニ | 牡3 | 57.0kg | 松山 | 31.4 (12人気) |
16 | ショーマンフリート | 牡3 | 57.0kg | 戸崎 | 7.5 (3人気) |
17 | ナイトスラッガー | 牡3 | 57.0kg | モリス | 9.8 (4人気) |
18 | メイショウサチダケ | 牡3 | 57.0kg | 和田 | 20.7 (9人気) |
過去10年の傾向をデータ分析
シンザン記念2023の傾向
過去10年で万馬券2回!1番人気と人気薄の紐荒れ馬券多い
【シンザン記念過去10年の配当傾向】
近年波乱傾向★★★☆☆
万馬券出現率20%
馬連10倍以下10%
馬連平均配当 | 3連複平均配当 | 3連単平均配当 | 馬連最高配当 | 3連単最高配当 |
---|---|---|---|---|
6,450円 | 25,570円 | 170,430円 | 18,950円 | 671,850円 |
代替開催の阪神では固い決着が多かったシンザン記念。
2020年までの京都開催では10年間で万馬券が2回!馬連平均配当は64倍と
かなり波乱が期待できるレースでした。
万馬券になった2回は
4番人気ヴァルディーゼルと10番人気マイネルフラップで決まった2019年と8番人気キョウヘイと4番人気タイセイスターリーで決まった2017年。
アーモンドアイが1番人気のときも2着には7番人気のツヅミモンが入り26倍、ジェンティルドンナが1番人気で勝ったときも2着に9番人気のマイネルアトラクトが入り馬連67倍の高配当となっているように、紐荒れが非常に多いレース。
人気馬の信頼度もそれほど高くないので、軸にするのは5番人気以下!
1番人気の連対率30%!よほど力が抜けていない限り信頼できない
1番人気信頼度 C
【シンザン記念で連対した1番人気馬】
年度 | 馬名 | 騎手 | 単勝オッズ | 前走 |
---|---|---|---|---|
2018年 | アーモンドアイ | 戸崎圭 | 2.9倍 | 未勝利戦(東京) 1着 |
2014年 | ミッキーアイル | 浜中 | 1.6倍 | ひいらぎ賞(中山) 1着 |
過去10年で連対できた1番人気馬は3頭だけ
2018年のアーモンドアイと2014年のミッキーアイル、2012年のエーシントップの3頭。
2頭はこの後G1ホルダーになる馬。3歳時もアーモンドアイは牝馬三冠、ミッキーアイルはNHKマイルとどちらも3歳G1を獲得しているので、この時点では完全に力が抜けた存在でした。
エーシントップもNZTまでは6戦5勝。この時点では重賞を含むオープン2勝。朝日杯2番人気という抜けた存在。
今回は朝日杯からの出走馬がいないので、アーモンドアイとミッキーアイルの共通点で見てみましょう。
2頭の共通点は
重賞出走経験なし
新馬戦で2着
前走は東のレースに出走して単勝1倍台で勝利。
2着との差は3馬身差以上。
こんな感じですね。
このくらい力が抜けていなければ、波乱の多いシンザン記念の1番人気として
信頼することはできません。
ほぼ毎年のように人気薄が連対する紐荒れ傾向!狙うなら7人気以下
【シンザン記念7番人気以下の連対実績】
年度 | 馬名 | 騎手 | 人気 | 前走 |
---|---|---|---|---|
2019年 | マイネルフラップ | 吉田隼 | 10人気 | 千両賞(阪神) 1着 |
2018年 | ツヅミモン | 秋山真 | 7人気 | 新馬戦(中山) 1着 |
2016年 | ロジクライ | 浜中 | 8人気 | 千両賞(阪神) 4着 |
2014年 | ロードフェリーチェ | 四位 | 9人気 | 千両賞(阪神) 5着 |
2013年 | ヘミングウェイ | 池添 | 9人気 | 未勝利戦(阪神) 1着 |
2012年 | マイネルアトラクト | 岩田康 | 9人気 | 千両賞(阪神) 4着 |
2011年 | レッドデイヴィス | 浜中 | 7人気 | 3歳500万以下(阪神) 1着 |
京都で開催された2011年から2020年までの10年間で
7番人気以下の人気薄が連対したのは7回。他の3回も5番人気が連対しているので
4番人気以上の人気馬同士で決まったのは2回しかありません。
有力なのは阪神で行われた千両賞からの馬。掲示板に入っていれば連対条件に該当します。昨年の中京では3番人気のペースセッティングが2着でしたが、京都で開催された過去10年では3番人気の馬が1頭も連対したことがありません。
上位人気で有力なのは、2、4、5番人気。ここから人気薄へ流すのがおすすめ。
内枠有利!特に1枠は勝率&連対率ともに大きくリード
【シンザン記念枠順別成績】
枠順 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|
1枠 | 15.4% | 38.5% |
2枠 | 6.7% | 13.3% |
3枠 | 13.3% | 13.3% |
4枠 | 12.5% | 18.8% |
5枠 | 5.6% | 5.6% |
6枠 | 0.0% | 15.8% |
7枠 | 4.8% | 4.8% |
8枠 | 4.8% | 14.3% |
内枠が好成績。
特に1枠は勝率、連対率ともに
他枠を大きくリードしています。
京都コースは新しくなってから
かなり内枠にアドバンテージがあるので
ここも内枠を重視すべき。
狙い目はキャリア5戦目の人気薄馬
【シンザン記念キャリア数別成績】
キャリア | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|
1戦 | 6.7% | 20.0% |
2戦 | 10.7% | 17.9% |
3戦 | 3.6% | 7.1% |
4戦 | 10.5% | 15.8% |
5戦 | 11.5% | 19.2% |
連対率を見ると
やはり新馬を勝った1勝馬と2勝馬がメイン。
しかしその次に来るのがキャリア5戦の馬。
キャリア5戦の馬は人気薄になる可能性が非常に高いので
未勝利戦で勝ち上がれなかった馬などはここで穴として買うのが面白いです。
シンザン記念2024の注目馬3頭
- ケーブパール
- エコロブルーム
- ショーマンフリート
注目馬1頭目:ケーブパール
前走 | 白菊賞(京都) 4着 |
---|---|
人気 | 9人気 |
騎手 | 藤岡康 |
脚質 | 差し |
前走は白菊賞4着。スローな流れで折り合いがつかず、新馬戦のような末脚を生かすことができませんでした。
しかし、新馬戦で見せてくれた強烈な決め手は本物です。上り2位の馬と1秒違う異次元の差し脚。今回は白菊賞よりも早い流れになることは間違いないので、折り合いさえつけば、最後の差しは決まる!
京都の同じコース、マイルチャンピオンシップでナミュールの末脚を引き出した藤岡康太騎手が同じように、一気に差し切ってくれると予想します。キサラギの本命馬です!
注目馬2頭目:エコロブルーム
前走 | チャレンジカップ(阪神) 4着 |
---|---|
人気 | 1人気 |
騎手 | ピーヒュレク |
脚質 | 先行 |
東京マイルを2戦して未勝利戦を勝ち上がりの1勝馬。
未勝利戦のタイムは悪くはないですが、重賞確勝級かと言ったらそこまでではないですね。未勝利戦2着のケイケイをはじめとして、他の馬が1頭も勝ち上がっていないので、レースレベルもそれほど高くないと見ています。
年明けはイマイチ調子が出ないルメール騎手なので、今回は見送りたい人気馬。
注目馬3頭目:デルシエロ
前走 | 万両賞(阪神)3着 |
---|---|
人気 | 4人気 |
騎手 | 坂井瑠 |
脚質 | 先行 |
ローテでは特に相性のいい万両賞出走馬。連対ではなく3着という成績がデータからは尚良し。
なかなか結果が出ないレイデオロ産駒の中で、葉牡丹賞勝馬のトロヴァトーレに続くポジション。ここは重賞を勝ってレイデオロ産駒の評価を上げたいところ。
牡馬にしてはかなり小柄なのが不安材料。前走400㎏前後の馬体重なので、今回はできれば8~10㎏以上プラスで出てきてほしい。
過去データではわからないキサラギの分析
シンザン記念危険な人気馬:エコロブルーム
1番人気で連対した過去3頭のデータに該当する点はある
- 前走は東のレース
- 重賞未出走
- 前走で2着との着差が3馬身以上
しかし、未勝利戦のレベルがあまり高くないこと、この時期のルメール騎手が信頼度低いことから、今回は△までの評価。
シンザン記念特注穴馬指名:シトラール
本命のケーブパールが10人気以下なので、これが最大の穴馬なんですが、それ以外で人気薄の組合せを買うならA・ルメートル騎乗のシトラール。
差のない競馬が続いていたが、前走は距離短縮のマイル戦で初勝利。派手ではないけど堅実な走りが魅力でなんですが、重賞には少し足りないかという意見が多いですね。
ここは初の右回りでどんな競馬をしてくれるのか見もの。左が得意であれば今回は掲示板ギリギリかもしれませんが、苦手な左周りでこの成績ならば、右回りの京都マイルで一変する可能性もあり。
これはギャンブルですが穴馬としては魅力的!
2024年シンザン記念まとめ
本予想は枠順が出てからになりますが、やはり今年も牝馬ケーブパールからいくのは変わらないです。
現段階で10番人気くらい、直前でも7番人気くらいに落ち着くと思うので、3番人気以下の馬との組み合わせならば万馬券の可能性大。
今年は、東西金杯、フェアリーステークス、シンザン記念と全てが波乱含みなので、前半戦で一気に年間収支プラス確定まで突き抜けたいですね。
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■最近の的中情報
- 11月17日 東京10R 977,280円的中
- 11月10日 京都10R 621,520円的中
- 11月03日 東京11R 925,080円的中
- 10月27日 京都02R 1,109,040円的中
- 10月22日 浦和07R 809,800円的中
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