夏競馬の集大成ともいえる札幌記念。
2024年は、昨年覇者のプログノーシスを筆頭に、ダービー馬シャフリヤール、皐月賞馬ジオグリフなど、実力馬が集結する予定です。
実力馬が集まる別定G2であるため、大荒れとなった年は少ないですが、ガチガチ決着にはならないという傾向があります。
とくに、1番人気の”魔物”や2番人気の”好成績”という、独特の傾向には注目が必要です。
JRA屈指の”スーパーG2″と呼ばれる本レース。
今年は一体どんなドラマが待っているのでしょうか。
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目次
札幌記念2024の予想(本命・対抗・単穴・連下)
◎ノースブリッジ
◯プログノーシス
▲ボッケリーニ
△モズゴールドバレル
△ジオグリフ
△ステラヴェローチェ
◎はノースブリッジ
前走は、プログノーシスと共にQE2世に挑み、大健闘の3着。
モーリス産駒であることもプラスに働くでしょう。
最近の岩田康騎手は、函館記念のホウオウビスケッツ、関屋記念のディオなど、先行馬で良績を残しています。
ロンシャンのでの競馬で先行して、プログノーシスと0.2秒差の3着だった実績と、AJCC勝利の実績から、札幌記念を勝つ資格は十分にあると考えられます。
次のプログノーシスの項でも述べますが、札幌記念は過去10年で1番人気の勝利がゼロです。
実力的には、プログノーシスが上位なのは理解しています。
ただ、ここは「1番人気が1着に来ない」というデータを信じることにします。
◯はプログノーシス
先述しましたが、明らかな実力上位で、去年の覇者、川田騎手、中内田厩舎、ディープインパクト産駒と、すべての来る要素が揃っています。
そのため、1倍台の圧倒的人気が予想されます。
ただ、札幌記念は1番人気が1着にならず、2、3着に敗れることが多いレースです。
その理由として、1番人気の有力馬は、当レースを叩きとして使っているからです。
そのため、本気で勝ちに来た馬に敗れてしまうことが続出しています。
2014年のゴールドシップは凱旋門の叩き、2016年のモーリスは天皇賞秋の叩き、2019年のフィエールマンは凱旋門の叩き、2020年のラッキーライラックはエリザベス女王杯の叩き、2021年のラヴズオンリーユーはBCF&Mターフの叩きと、どの馬も次の目標があって出走しています。
去年のプログノーシスは、所詮G2を1勝しかしていなかった馬だったため本気で勝ちに来ましたが、今年はコックスプレートから香港Cのローテが予定されています。
つまり、プログノーシスにとって、次の目標の2レースさえ好走できれば、札幌記念は負けても良いレースなのです。
ただ、実力がありすぎるため、6~7割の力でも2、3着に入る可能性は非常に高いです。
もしプログノーシスがアタマで来たならば、それはデータクラッシュなのでお手上げです。
▲はボッケリーニ
G2では上位人気が常となっている馬ですが、当レースはメンバーが揃ったため、15倍以上のオッズがつきそうです。
ボッケリーニのG2、G3での安定感は突出しており、同じ金子馬のチャックネイトも出走することから、陣営的にもかなり色気を持っていると考えられます。
ただ、好走したとしても、また2着の可能性は非常に強いです。
この2着病は”馬の性質”もあるため、簡単に覆すことは難しいでしょう。
さらに、クイーンSにおいて新人の高杉騎手を乗せたにもかかわらず意外な洋芝適性を見せ、今回池添騎手に乗り替わるモズゴールドバレル、札幌2歳Sで舞台実績のある皐月賞馬ジオグリフ、距離と舞台は完璧なものの横山典騎手がポツンしそうなステラヴェローチェに△をつけました。
また、シャフリヤールは昨年の札幌記念を見るに、洋芝適性が全く無いのが見え見えなこと、ドゥラエレーデは完全にダート馬と化していると判断したため、印はつけませんでした。
札幌記念2024の買い目
単勝 | 12(1点) |
---|---|
ワイド3頭ボックス | 3、11、12(3点) |
3連複軸1頭流し | 12-2、3、9、10、11(10点) |
■注目の重賞レース記事
出馬表
枠 | 番 | 馬名 | 齢 | 斤量 | 騎手 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | ドゥラエレーデ | 牡4 | 58 | 藤岡 佑介 |
2 | 2 | ジオグリフ | 牡5 | 58 | 横山 武史 |
3 | 3 | ボッケリーニ | 牡8 | 58 | 浜中 俊 |
4 | 4 | シャフリヤール | 牡6 | 58 | 武 豊 |
5 | 5 | チャックネイト | セ6 | 58 | 佐々木 大輔 |
5 | 6 | トップナイフ | 牡4 | 58 | 田辺 裕信 |
6 | 7 | ホウオウアマゾン | 牡6 | 58 | 菱田 裕二 |
6 | 8 | アウスヴァール | セ6 | 58 | 古川 吉洋 |
7 | 9 | ステラヴェローチェ | 牡6 | 58 | 横山 典弘 |
7 | 10 | モズゴールドバレル | 牝5 | 56 | 池添 謙一 |
8 | 11 | プログノーシス | 牡6 | 58 | 川田 将雅 |
8 | 12 | ノースブリッジ | 牡6 | 58 | 岩田 康誠 |
展開予想
一昨年のパンサラッサのような確固たる逃げ馬は存在しませんが、逃げてもおかしくないのがドゥラエレーデ、アウスヴァール、ノースブリッジです。
この中では、アウスヴァールが函館記念で逃げて3着に粘っていることから、洋芝が合うのは間違いなく、藤岡佑騎手と岩田康騎手が無理に行かなければまず逃げるでしょう。
そして、確実に先行したいのはノースブリッジです。
そのため、岩田康騎手は函館記念のホウオウビスケッツのような競馬で、2番手につけると考えられます。
ドゥラエレーデも先行馬ではありますが、最近は芝で全くいいところがなく、完全なダート馬になっていると考えられるため、久々の芝で楽々先行するのは難しいのではないでしょうか。
トップナイフも先行策が考えられますが、田辺騎手のため、無理に行くことは考えづらいです。
圧倒的一番人気のプログノーシスは、いつも通り後方から競馬を進めることは間違いないでしょう。
シャフリヤールとジオグリフの位置は全く読めませんが、ジオグリフはある程度中段より前につけそうです。
シャフリヤールは、そもそも洋芝適性がなさそうなため、先行したくてもできないはずです。
また、ステラヴェローチェは、前走はなぜかマイルで先行して敗れたことから、横山典弘騎手の”ポツン”が炸裂する可能性が高いです。
札幌記念2024年の予定馬・想定騎手・予想オッズ
2024年の札幌記念は、昨年の覇者プログノーシス、2021年ダービー馬シャフリヤール、2022年皐月賞馬ジオグリフなど、有力馬が揃いそうです。
想定出走馬、想定騎手、予想オッズに加え、一言ずつ解説していきます。
【有力】プログノーシス
牡6 父:ディープインパクト
想定騎手:川田 前走:QE2世C2着
去年の覇者。
金鯱賞圧勝からのQE2世2着は、相手がロマンチックウォリアーだったため仕方ないでしょう。
充実期を迎え、去年圧勝した舞台かつ、札幌記念3勝の川田騎手で、圧倒的1番人気となりそうです。
シャフリヤール
牡6 父:ディープインパクト
想定騎手:松山 前走:ドバイシーマ2着
ドバイシーマの2着で、まだまだやれることを示しました。
ただ、去年の札幌記念は馬場が悪かったとはいえ3.3秒差の11着。
この舞台が合わない可能性も否定できません。
ジオグリフ
牡5 父:ドレフォン
想定騎手:未定 前走:安田記念6着
なかなか皐月賞時の輝きを取り戻せませんが、血統的に洋芝は合いそうで注意が必要です。
そして、天栄馬であることから、ルメール騎手がもし騎乗することになれば、勝負掛かりである可能性は高まります。
ステラヴェローチェ
牡6 父:バゴ
想定騎手:横山典 前走:安田記念9着
この馬はマイルよりも2000m以上の方が合いそうです。
血統的にも洋芝は合いそうで、もし例年以上に馬場が悪くなれば出番があるかもしれません。
この馬の取捨は、天気が左右します。
トップナイフ
牡4 父:デクラレーションオブウォー
想定騎手:田辺 前走:函館記念10着
去年の2着馬ですが、長期休養明けの函館記念は見せ場のない10着。
この舞台が合っている可能性はありますが、厳しい戦いになることは必至でしょう。
【穴】ノースブリッジ
牡6 父:モーリス
想定騎手:岩田康 前走:QE2世C3着
プログノーシスと共に挑んだQE2世は、大健闘の3着でした。
モーリス産駒は、2021年のジャックドールがこの舞台で強い勝ち方をしており、プラス要素です。
G2勝利経験もあり、もし前走がフロックでなければ、一発あってもおかしくはないでしょう。
【穴】ボッケリーニ
牡8 父:キングカメハメハ
想定騎手:浜中 前走:鳴尾記念2着
G2~G3で2着が続くも、なかなか勝ちきれない馬です。
ただ、ここは相手が強くなり、人気が落ちることが予想されるため、予想の盲点になるかもしれません。
2017年は、キングカメハメハ産駒が3着まで独占しており、面白い存在です。
札幌記念2024年の基本情報
札幌記念は北海道唯一のG2レースで、過去には多数のG1馬が勝利しているJRA屈指のスーパーG2です。
毎年G1級の馬が出走しており、先述したように、今年もG1勝利馬を含めた多くの重賞勝ち馬が揃いそうで、期待が膨らみます。
札幌記念ってどんなレース?
札幌記念は、8月の3週目から4週目に札幌競馬場芝2000mで行われる別定戦です。
賞金は1着7,000万円と、夏競馬としては一番高い賞金額が設定されているため、有力馬が集まりやすいです。
1989年まではダートコースで行われていましたが、1990年に芝に変更され、1997年に夏競馬唯一のG2に昇格。2006年から別定戦となり、完全なる実力勝負となりました。
札幌記念は、芝2000mという距離から、天皇賞・秋の前哨戦として使う有力馬も多く、去年の覇者であるプログノーシス、22年2着のパンサラッサは、次走の天皇賞・秋で馬券に絡んでいます。
そのため、今年も「天皇賞・秋で馬券に絡みそうな馬はどの馬か」という見方で考えれば、勝ち馬が見えてくるかもしれません。
札幌競馬場の特徴は下記記事で詳しく解説しています。
札幌記念2024年予想に必要なデータ
ここでは、札幌記念の過去の傾向など、予想に必要なデータを紹介します。
札幌記念 過去10年の結果
※全て札幌芝2000m
年 | 着 | 馬名 | 齢 | 騎手 | 人 | 血統 |
---|---|---|---|---|---|---|
23稍 | 1 | プログノーシス | 牡5 | 川田 | 2 | ディープインパクト |
2 | トップナイフ | 牡3 | 横山和 | 9 | デクラレーションオブウォー | |
3 | ソーヴァリアント | 牡5 | ルメール | 4 | ステイゴールド | |
22良 | 1 | ジャックドール | 牡4 | 藤岡佑 | 3 | モーリス |
2 | パンサラッサ | 牡5 | 吉田豊 | 1 | ロードカナロア | |
3 | ウインマリリン | 牝5 | 松岡 | 5 | スクリーンヒーロー | |
21良 | 1 | ソダシ | 牝3 | 吉田隼 | 2 | クロフネ |
2 | ラヴズオンリーユー | 牝5 | 川田 | 1 | ディープインパクト | |
3 | ペルシアンナイト | 牡7 | 横山武 | 8 | ハービンジャー | |
20良 | 1 | ノームコア | 牝5 | 横山典 | 2 | ハービンジャー |
2 | ペルシアンナイト | 牡6 | 大野 | 6 | ハービンジャー | |
3 | ラッキーライラック | 牝5 | M.デム | 1 | オルフェーヴル | |
19良 | 1 | ブラストワンピース | 牡4 | 川田 | 3 | ハービンジャー |
2 | サングレーザー | 牡5 | 岩田康 | 4 | ディープインパクト | |
3 | フィエールマン | 牡4 | ルメール | 1 | ディープインパクト | |
18稍 | 1 | サングレーザー | 牡4 | 福永 | 2 | ディープインパクト |
2 | マカヒキ | 牡5 | ルメール | 1 | ディープインパクト | |
3 | モズカッチャン | 牝4 | M.デム | 4 | ハービンジャー | |
17良 | 1 | サクラアンプルール | 牡6 | 蛯名 | 6 | キングカメハメハ |
2 | ナリタハリケーン | 牡8 | 藤岡康 | 12 | キングカメハメハ | |
3 | ヤマカツエース | 牡5 | 池添 | 1 | キングカメハメハ | |
16稍 | 1 | ネオリアリズム | 牡5 | ルメール | 5 | ネオユニヴァース |
2 | モーリス | 牡5 | モレイラ | 1 | スクリーンヒーロー | |
3 | レインボーライン | 牡3 | 福永 | 4 | ステイゴールド | |
15良 | 1 | ディサイファ | 牡6 | 四位 | 5 | ディープインパクト |
2 | ヒットザターゲット | 牡7 | 小牧 | 8 | キングカメハメハ | |
3 | ダービーフィズ | 牡5 | 岩田康 | 4 | ジャングルポケット | |
14良 | 1 | ハープスター | 牝3 | 川田 | 2 | ディープインパクト |
2 | ゴールドシップ | 牡5 | 横山典 | 1 | ステイゴールド | |
3 | ホエールキャプチャ | 牝6 | 蛯名 | 7 | クロフネ |
札幌記念 過去の傾向
大荒れは少ないが一番人気も勝てない
過去10年の札幌記念で、単勝10倍以上は3回ですが、20倍以上はゼロです。
そのため、20倍以上つく穴馬を本命にするのは避けたほうが良いでしょう。
ただ、単勝の最低配当も370円で、単勝3倍以下に推された馬は全て敗れており、過去10年の1番人気の勝率は0%です。
2023年、2.3倍に推されたジャックドールは6着、2021年は1.9番のラヴズオンリーユーが2着でした。
さらに、2016年、1.6倍の圧倒的人気だったモーリスは2着、2014年、1.8倍という圧倒的人気のゴールドシップも2着と、1倍台の支持を集めながらも1着になれないというレースが続いています。
注目したいのは2番人気で、過去10年で5勝と圧倒的です。
よって、1番人気馬より、2番人気馬に注目するのが良いですが、2番人気馬は過去10年で2着、3着がなく、まさにピンかパーであることはお忘れなく。
ハービンジャー産駒が強い
もともとハービンジャー産駒は洋芝の鬼で、とにかく強いです。
もしローシャムパークやナミュールが出走を表明すれば、絶対に外してはなりません。
3歳馬の成績が良い
過去10年で3歳馬は、2-1-1-5で、勝率22%、複勝率は44%です。
2024年の札幌記念は、まだ3歳馬の参戦が発表されていませんが、もし出走してくれば、否応にも注目する必要があります。
3勝を挙げる川田騎手
川田騎手はこの札幌記念で、3勝を挙げています。
どれも人気サイドの馬ではあるものの、1番人気の馬はいません。
今年もプログノーシスに乗るため、人気になることは必至でしょう。
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