今回は2024年2月7日(水)に開催されるクイーン賞のデータや傾向から予想を行います。
・クイーン賞はどんなレースなのか知りたい。
・過去のデータや追い切り情報から好走しそうな馬を調べたい。
・今すぐ予想が欲しい!
1つでも当てはまる人は、ぜひこの記事を読んで予想の参考にして下さい。
また、週末には追いきり情報も追加して、最終予想を更新中です。
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目次
クイーン賞の概要
- 2024年2月7日(水)船橋11R
- クイーン賞(JpnⅢ)中央交流指定競走(ハンデ)
- ダート1800m
船橋競馬場で開催されるクイーン賞。
2024年よりダートレースの体系が大きく変わり、これまで12月に開催されていた当競走が2月上旬に移行しました。
5月上旬に開催されるエンプレス杯を目指す馬たちのステップレースとしても捉えられるこのレースを、過去の傾向やコースを紹介しながら解説していきます。
コース解説
4コーナーのポケット奥からスタートし、左回りコースを一周するコース。
「スパイラルカーブ」と呼ばれる、入り口が緩く、出口がキツいコーナーが特徴的です。
そのため、コーナーでやや馬群がばらけがちになります。
スタミナ、パワーがいるコースでもありますが、基本的には先行した馬がそのまま押し切るといった展開が多いです。
この競走を過去に制覇した馬にはダートの名牝ファストフレンドやプリエミネンス、ソダシの伯母となるユキチャンなどがいます。
また、前述したコースの特徴通り、サルサディオーネやレマーズガールなど、逃げ、先行して押し切り勝ち、という牝馬も少なくありません。
クイーン賞の出走表
枠順 | 出走馬 | 年齢・性別 | 斤量 | 騎手 | 所属 | 前走 |
---|---|---|---|---|---|---|
1枠1番 | エイシンレミー | 牝4 | 51 | 及川 | 笠松 | 黒潮スプリンターズC9着 |
2枠2番 | アーテルアストレア | 牝5 | 56.5 | 菱田 | 栗東 | チャンピオンズC9着 |
3枠3番 | メイドイットマム | 牝4 | 52 | 本橋 | 船橋 | 東京シンデレラマイル6着 |
4枠4番 | サルサレイア | 牝8 | 51 | 西 | 大井 | 東京シンデレラマイル3着 |
5枠5番 | フークエンジェル | 牝4 | 51 | 篠谷 | 船橋 | クイーンズオーディション2着 |
6枠6番 | グレースルビー | 牝7 | 51 | 達城 | 大井 | クイーンズオーディション1着 |
7枠7番 | ゴールデンハインド | 牝4 | 54 | 菅原明 | 美浦 | 中山金杯9着 |
7枠8番 | テリオスベル | 牝7 | 56.6 | 江田 | 美浦 | 名古屋GP3着 |
8枠9番 | ライオットガール | 牝4 | 56 | 岩田望 | 栗東 | クイーン賞1着 |
8枠10番 | キャリックアリード | 牝5 | 54 | 御神本 | 美浦 | 神奈川記念2着 |
今年はJRAから5頭、笠松から1頭、南関東から4頭の陣容で行われます。
- 【ライオットガール】JRAからは12月のクイーン賞から2月のクイーン賞の連勝を狙う。
- 【テリオスベル】2年前の覇者で昨年も2着に入線。
- 【キャリックアリード】キャリア7戦でまだ馬券圏内を一度も外していない。
- 【アーテルアストレア】前年のJBCレディスクラシックで3着に食い込んだ。
- 【ゴールデンハインド】前年のフローラS覇者。今回ダート初出走。
ライオットガールは、以前12月金鯱賞から3月金鯱賞で連覇達成したヤマカツエースを思い起こさせるような活躍を見せており、今回の大本命となっています。
- 【メイドイットマム】まさに大将格。前年の浦和桜花賞馬。
- 【サルサレイア】4年前の3着馬。
- 【グレースルビー】【フークエンジェル】前走のクイーンズオーディションで1.2着。
- 【エイシンレミー】笠松所属馬。
こちらの5頭が実力派中央勢を迎え撃ちます。
■注目の重賞レース記事
クイーン賞の傾向とデータ分析
次にクイーン賞の過去のデータと傾向を紹介します。
人気別成績
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|
1 | 4-4-1-2 | 36% | 81% |
2 | 1-2-2-6 | 9% | 45% |
3 | 3-2-2-4 | 27% | 63% |
4 | 2-0-1-8 | 18% | 27% |
5 | 0-1-2-8 | 0% | 27% |
6以下 | 1-1-3-85 | 1% | 5% |
人気の傾向はン1番人気が4勝で最多です。
とはいえ、最後に1番人気が勝利したのは、7年前2017年のプリンシアコメータ。
以後は連敗していますので有力とは言い切れません。
次に多いのは3番人気3勝。これは、直近5年で達成されたものです。
(20年 サルサディオーネ 22年 テリオスベル 23年 ライオットガール)
また、2番人気が1勝のみとかなり低いのも印象的です。
(18年、アイアンテーラー)
勝率だけで見ると、4番人気のほうが高く2勝となっています。
複勝率
人気 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 4 | 4 | 1 | 2 | 36% | 81% |
2 | 1 | 2 | 2 | 6 | 9% | 45% |
3 | 3 | 2 | 2 | 4 | 27% | 63% |
4 | 2 | 0 | 1 | 8 | 18% | 27% |
5 | 0 | 1 | 2 | 8 | 0% | 27% |
6以下 | 1 | 1 | 3 | 85 | 1% | 5% |
次に複勝率です。こちらの1番人気は【4.4.1.2】で81%と流石の数字。
ここでも次点は3番人気で【3.2.2.4】の63%。
2番人気も【1.2.2.6】で45%と悪くはなく、連複系の軸にするならば上位人気はいいかもしれません。
過去5年間の三連単の配当
年 | 的中馬番 | 払戻金 |
---|---|---|
2019年 | ①→⑩→⑦ | 16,750円 |
2020年 | ⑨→⑧→⑦ | 43,810円 |
2021年 | ⑦→④→⑬ | 58,060円 |
2022年 | ⑭→①→⑦ | 2,130円 |
2023年 | ①→⑪→③ | 1,230円 |
平均配当こそ24,396円ですが、これは22,23年の1.2.3人気の決着によるもの。
それ以前の7年間は1.2.3人気決着で収まることはなく、必ずと言っていいほど中穴以上の馬が突っ込んできていました。
穴馬を見抜ければ高額配当もあり得るかもしれません。
枠傾向
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|
1枠 | 2-3-0-6 | 18% | 45% |
2枠 | 1-0-1-9 | 9% | 18% |
3枠 | 0-1-1-14 | 0% | 14% |
4枠 | 1-1-1-15 | 5% | 16% |
5枠 | 2-2-2-13 | 10% | 31% |
6枠 | 3-0-2-15 | 15% | 25% |
7枠 | 1-1-0-19 | 5% | 10% |
8枠 | 1-3-3-15 | 4% | 32% |
枠傾向を見た際、1枠【2.3.0.5】、5枠【2.2.2.13】、6枠【3.0.2.15】の勝率が突出しています。
一方、8枠は【1.3.3.15】と勝率こそ4%と低いものの複勝率は32%。
前述したコース体系により内外の有利不利が極力少なくされたこのコースでは、前有利ではあるものの外からの差し切りが決まることも少なくありません。
また、スタートしてから第1コーナーまで若干の余裕があるため、外枠でもうまく内目に誘導できればコースロスも防ぐことができます。
前走クラス別成績
馬名 | 年度 | 着/人気 | 実績の裏付け |
---|---|---|---|
サクラサクラサクラ | 2013 | 3着/7人 | 2012年JBCL3着 |
ノットオーソリティ | 2015 | 3着/5人 | 2014年シンデレラマイル優勝 |
タイムビヨンド | 2016 | 3着/8人 | 2016年道営記念優勝、過去にJRA500万で好走歴あり |
オルキスリアン | 2018 | 3着/6人 | 2018年マリーンC5着(1.1差) |
クレイジーアクセル | 2019 | 1着/4人 | 2019年レディスプレリュード4着 |
前走クラスではJRA組の好走も目立つことから、やはりGⅠ(JpnⅠ)クラスからの転戦組が目立ちます。
過去11年でJBCレディス組からの3着以内はなんと20頭。国内最高峰グレードを戦っている戦歴は伊達ではないといったところでしょう。
また、レディスプレリュードからの転戦も多いため、GⅡ(JpnⅡ)クラスからの転戦にも要注意です。
OPクラスからの転戦よりは、前走で格の高いレースを走った馬に注目したほうが良いでしょう。
穴馬の特徴
このレースの穴馬の特徴として、特筆すべきは軽斤量です。
主に地方馬が該当しますが、人気薄で激走した馬は軽斤量の地方馬でした。
それに加えて、彼女たちにはしっかりとした実績があります。
それは「JRA交流競走で好走歴がある、もしくは過去に地方重賞で優勝実績があること」です。
これらの実績を引っ提げて参戦してくる人気薄の地方馬には要警戒でしょう。
クイーン賞の重要な予想ポイント
これからクイーン賞の予想をする方に役立つ予想のポイントをお届けします!
ポイント1 前走G1(JpnⅠ)クラスの馬は抑えるべし。
前走G1クラスの馬はここ11年中10年間馬券圏内に入線しています。
馬券の軸としては間違いなく最適になる馬。狙いましょう。
- アーテルアストレア
※登録馬次第で追加あり
ポイント2 かなりのリピーターレース。近年の同競走で馬券圏内の馬
クイーン賞はかなりの確率で何度も同じ馬が好走しています。
年度 | 馬名 |
---|---|
2013/2014 | アクティビューティ |
2014~2016 | トロワボヌール |
2017/2019 | プリンシアコメータ |
2018/2020/2021 | サルサディオーネ |
2022/2023 | テリオスベル |
単勝で狙うにはやや厳しいかもですが、複勝圏には高確率で食い込んできています。
一考の余地ありでしょう。
- サルサレイア
- グレースルビー
- テリオスベル
- ライオットガール
ポイント3 穴で狙うなら軽斤量かつJRA交流または地方重賞競走で勝利
前述の通り、穴で狙うには絶好の条件です。
- メイドイットマム(浦和桜花賞馬 関東オークス、パライバトルマリンに0.3秒差の3着)
- サルサレイア(クイーン賞好走歴あり。前走シンデレラマイル3着)
クイーン賞の最終予想
◉ 2 アーテルアストレア
○ 8 テリオスベル
▲ 3 メイドイットマム
△ 9 ライオットガール
以上がクイーン賞の予想となります。
ぜひ、クイーン賞2024の予想の参考にして下さい!