夏競馬のハンデ中距離重賞で、サマー2000シリーズの最終戦として位置づけられているG3・新潟記念。
新潟2000mという、天皇賞秋に近い形態で開催される当レースですが、平穏に決まることは少なく、ハンデ戦らしい波乱決着が多くなっています。
また、逃げ馬と牝馬が全く来ないレースとしても知られていて、共に過去10年で勝率は0%です。
出走する馬は、2023年のエリザベス女王杯馬であるブレイディヴェーグ、桜花賞とオークスでG1を連続3着したライトバックの牝馬2頭に人気が集まりそうです。
さらに、重賞勝ち馬も多数出走し、歴代一番レベルの高い新潟記念になる可能性もあります。
過去には、有馬記念馬のブラストワンピースも勝利した当レース。
今年は一体どんなレースになるのでしょうか。
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目次
新潟記念2024の予想(本命・対抗・単穴・連下)
◎レッドラディエンス
◯ライトバック
▲キングズパレス
△セレシオン
△ジューンアヲニヨシ
△エーデルブルーメ
◎はレッドラディエンス
12戦して5-5-1-1という安定感を誇る当馬。
このレースは、サマー2000シリーズチャンピオンの座がかかっており、陣営も本気で取りに来ることでしょう。
トップハンデですが、人気のライトバックが後方待機のため、ここは先行競馬をみせてくれるのではないでしょうか。
◯はライトバック
桜花賞とオークス3着の馬が52kgは非常に有利です。
ただ、今年の当レースは重~不良が濃厚。
追い込み一辺倒の脚質は、例年ならばいいものの今年は危険かもしれません。
▲はキングズパレス
こちらもレッドラディエンス同様、連対を外さない安定感が魅力です。
重でも惨敗することはなく、この馬場悪化が勝利に足りないあと一歩を引き出してくれるかもしれません。
他には、新潟は全て馬券内のセレシオン、これまで長距離オンリーでしたが新馬戦以来の2000mとなるジューンアヲニヨシ、川田×福永コンビのエーデルブルーメに△をつけました。
新潟記念2024の買い目
単勝 | 12(1点) |
---|---|
馬連流し | 12-2、3、7、9、11(5点) |
3連複軸1頭流し | 12-2、3、7、9、11(10点) |
■注目の重賞レース記事
出馬表
枠 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | ゴールドプリンセス | 牝4 | 53 | 菊沢一樹 |
2 | 2 | ライトバック | 牝3 | 52 | 坂井瑠星 |
3 | 3 | ジューンアヲニヨシ | 牡4 | 55 | 池添謙一 |
4 | 4 | シンリョクカ | 牝4 | 54 | 木幡初也 |
5 | 5 | ファユエン | 牝6 | 53 | 北村宏司 |
6 | アスクワイルドモア | 牡5 | 56 | 小沢大仁 | |
6 | 7 | セレシオン | 牡5 | 56 | 荻野極 |
8 | アリスヴェリテ | 牝4 | 53 | 柴田裕一郎 | |
7 | 9 | キングズパレス | 牡5 | 57 | 松岡正海 |
10 | バラジ | セ5 | 56 | 菅原明良 | |
8 | 11 | エーデルブルーメ | 牝5 | 54 | 川田将雅 |
12 | レッドラディエンス | 牡5 | 58.5 | 戸崎圭太 |
展開予想
逃げるのはアイスヴェリテで間違いなさそうですが、今回は永島まなみ騎手ではなく、新人の柴田裕一郎騎手。
ただ、アイスヴェリテの騎乗経験もあり、2勝クラスを逃げ勝っていますので、戦法は逃げ一択でしょう。
これに付いていくのがバラジ、シンリョクカ、ジューンアヲニヨシで、人気サイドとなりそうなレッドラディエンスも前に行きそうです。
1番人気の3歳牝馬ライトバックは後方が定位置ですが、当レースは差しが強いレースです。
ただ、台風10号の影響で馬場は悪くなりそうで、例年と傾向が異なる可能性もあります。
新潟記念2024年の想定馬・想定騎手
2024年、新潟芝2000mで行われる新潟記念は、エリザベス女王杯馬のブレイディヴェーグとオークス3着の3歳牝馬ライトバックの2頭に注目が集まっていますが、他にも前走重賞勝ちの馬など、面白いメンバーが揃いそうです。
想定出走馬、想定騎手に加え、一言ずつ解説していきます。
ブレイディヴェーグ
牝4 父:ロードカナロア
想定騎手:ルメール 前走:エリザベス女王杯1着
2023年のエリザベス女王杯馬は当レースで始動します。
当然1番人気は濃厚ですが、長期休養明け、4歳世代牝馬レベルへの疑問、斤量、牝馬が来ないというデータなど、立ちはだかる壁は非常に多そうです。
去年もNF天栄の牝馬でルメール騎手騎乗のサリエラが敗れているため、NF天栄+ルメール騎手と言っても、過信は禁物です。
【有力】ライトバック
牝3 父:キズナ
想定騎手:坂井 前走:オークス3着
桜花賞、オークスを連続3着と、この世代ではトップクラスの実力を見せています。
桜花賞では上がり最速の32.8を使い、クイーンSで3歳牝馬がワンツーを飾るなど、世代レベルも去年と比較して高そうです。
去年3歳のノッキングポイントが勝っているように、当レースの3歳成績は悪くなく、マイナス点はブレイディヴェーグと比較して少ないと思われます。
キングズパレス
牡5 父:ルーラーシップ
想定騎手:松岡 前走:七夕賞2着
19戦して3着以内が16度と、安定した走りが魅力です。
ただ、今年の当レースは、例年と比較して相当な高レベルであるのが気になるところです。
レッドラディエンス
牡5 父:ディープインパクト
想定騎手:戸崎 前走:七夕賞1着
キングズパレスと同じく、12戦して連対は10度と、凄まじい安定度を誇ります。
七夕賞も強い勝ち方で、ディープインパクト産駒。
ここでもやれておかしくありません。
【穴】ラーグルフ
牡5 父:モーリス
想定騎手:未定 前走:中山記念9着
近走は振るいませんが、すべてG2です。
良績のある芝2000mのG3で復活する可能性は大いにあります。
アリスヴェリテ
牝4 父:キズナ
想定騎手:長島 前走:マーメイドS1着
前走では、永島まなみ騎手に初タイトルをもたらしました。
ただ、当レースは牝馬も逃げ馬も壊滅的な成績です。
永島まなみ騎手を応援したいところですが、馬券的には不要な1頭です。
新潟記念2024年の基本情報
夏競馬の締め的なレースでもある、新潟芝2000mで行われる新潟記念。
2023年は、ダービー5着のNF天栄馬である3歳馬・ノッキングポイントが勝利し、ユーキャンスマイルが当レース3度目の連対となりました。
1番人気は、上にサリオス、サラキアがいる良血馬かつNF天栄馬のサリエラでしたが、体調の問題で7着に敗れています。
当レースは、新潟2000mという形態から、前走G1に出走した格上の馬が出てくることも多く、2018年は、後に有馬記念を制したブラストワンピースが圧勝しました。
また、このレースは、2021年のマイネルファンロンや2016年のアデイインザライフのように、豪快な追い込みを決める馬も目立ちます。
新潟記念ってどんなレース?
新潟記念は、9月上旬に新潟競馬場芝2000mで行われるハンデG3レースです。
当レースの歴史は古く、創設は1965年で、新潟競馬場で行われる重賞競走の中では一番歴史の古いレースです。
距離も創設時から一切変わっておらず、新潟競馬場の全面改修により、2001年より右回りから左回りに変更されています。
2006年以降、サマー2000シリーズの最終戦として開催されており、サマー2000シリーズチャンピオンを決めるうえで重要なレースとなっています。
当レースを勝利してサマー2000シリーズのチャンピオンになった馬は、ユメノシルシ、ホッコーパドゥシャ、ナリタクリスタル、トランスワープ、マーティンボロ、タツゴウゲキ、ブラヴァスなどがいます。
新潟記念2024年予想に必要なデータ
ここでは、新潟記念の過去の傾向など、予想に必要なデータを紹介します。
新潟記念 過去10年の結果
すべて新潟芝2000m
年 | 着 | 馬名 | 齢 | 騎手 | 人 | 血統 |
---|---|---|---|---|---|---|
23良 | 1 | ノッキングポイント | 牡3 | 北村宏司 | 2 | モーリス |
2 | ユーキャンスマイル | 牡8 | 石橋脩 | 7 | キングカメハメハ | |
3 | インプレス | 牡4 | 菅原明良 | 10 | キズナ | |
22良 | 1 | カラテ | 牡6 | 菅原明良 | 10 | トゥザグローリー |
2 | ユーキャンスマイル | 牡7 | 石橋脩 | 9 | キングカメハメハ | |
3 | フェーングロッケン | 牡3 | 松若風馬 | 3 | ブラックタイド | |
21良 | 1 | マイネルファンロン | 牡6 | M.デムーロ | 12 | ステイゴールド |
2 | トーセンスーリヤ | 牡6 | 横山和生 | 3 | ローエングリン | |
3 | クラヴェル | 牝4 | 横山典弘 | 2 | エピファネイア | |
20良 | 1 | ブラヴァス | 牡4 | 福永祐一 | 2 | キングカメハメハ |
2 | ジナンボー | 牡5 | M.デムーロ | 3 | ディープインパクト | |
3 | サンレイポケット | 牡5 | 荻野極 | 5 | ジャングルポケット | |
19良 | 1 | ユーキャンスマイル | 牡4 | 岩田康誠 | 2 | キングカメハメハ |
2 | ジナンボー | 牡4 | M.デムーロ | 6 | ディープインパクト | |
3 | カデナ | 牡5 | 武藤雅 | 8 | ディープインパクト | |
18良 | 1 | ブラストワンピース | 牡3 | 池添謙一 | 1 | ハービンジャー |
2 | メートルダール | 牡5 | 福永祐一 | 6 | ゼンノロブロイ | |
3 | ショウナンバッハ | 牡7 | 三浦皇成 | 13 | ステイゴールド | |
17良 | 1 | タツゴウゲキ | 牡5 | 秋山真一郎 | 6 | マーベラスサンデー |
2 | アストラエンブレム | 牡4 | M.デムーロ | 1 | ダイワメジャー | |
3 | カフジプリンス | 牡4 | 中谷雄太 | 12 | ハーツクライ | |
16良 | 1 | アデイインザライフ | 牡5 | 横山典弘 | 2 | ディープインパクト |
2 | アルバートドック | 牡4 | 戸崎圭太 | 1 | ディープインパクト | |
3 | ロンギングダンサー | 牡7 | 吉田豊 | 9 | シンボリクリスエス | |
15稍 | 1 | パッションダンス | 牡7 | M.デムーロ | 6 | ディープインパクト |
2 | マイネルミラノ | 牡5 | 柴田大知 | 9 | ステイゴールド | |
3 | ファントムライト | 牡6 | 戸崎圭太 | 13 | オペラハウス | |
14良 | 1 | マーティンボロ | 牡5 | N.ローウィラー | 1 | ディープインパクト |
2 | クランモンタナ | 牡5 | 柴田善臣 | 5 | ディープインパクト | |
3 | ラストインパクト | 牡4 | 川田将雅 | 3 | ディープインパクト |
新潟記念 過去の傾向
新潟芝2000mのハンデ戦であることから、単勝10番人気以上の入着も目立つ当レース。
新潟記念の過去10年の傾向を見ていきましょう。
逃げ馬は壊滅的で速い上がりが使える馬が強い
当レースは、逃げ馬の成績が壊滅的に悪いです。
当レースの逃げ馬の勝率は0%で、馬券に絡んだのは2020年のジナンボーのみです。
しかも、そのジナンボーも純粋な逃げ馬ではないことから、”逃げ馬には用のないレース”であると言えるでしょう。
一方、強いのは上がりの速い馬です。
当レースの上がりはほぼ33秒台で、2020年と2016年は32秒台でした。
そのため、32秒台の上がりを使ったことのあるスローに強い馬に注目したいところです。
過去10年で3連単10万超えが6度と荒れ傾向
新潟2000mのハンデ戦であることから、かなり荒れるレースが多いです。
そのため、過去10年で6度も3連単10万円超えの配当が出ています。
1番人気も、過去10年で見ればマーティンボロと有馬記念馬のブラストワンピースが勝っていますが、過去5年に絞れば複勝にも絡んでいません。
しかも、2021年のマイネルファンロンは12番人気、2022年のカラテは10番人気と、二桁人気の馬がアタマで来ることもあるので、勝ち馬を絞るのはなかなか困難であると言えるでしょう。
牝馬の成績が壊滅的
牝馬が強い近年のトレンドにもかかわらず、当レースは牝馬の成績が壊滅的に悪いです。
牝馬の出走は過去10年で16度ありましたが、2021年のクラヴェルが3着に来たのみで、連対率は0%です。
それは人気馬でも関係なく、2023年のサリエラは2.5倍の支持を集めましたが、7着に敗れています。
今年は牝馬のブレイディヴェーグとライトバックが人気となりそうですが、”牝馬が来ない”というデータは知っておくべきでしょう。
ただ、11年前の2013年は、牝馬のコスモネモシンが勝っているように、トレンドがここで変わる可能性もあります。
ディープインパクト系とキングカメハメハ系に注目
血統的には、ディープインパクト系とキングカメハメハ系には注目です。
上の表を見て分かる通り、ディープインパクト産駒は3勝、キングカメハメハ産駒は2勝しています。
2022年は、キングカメハメハ系のトゥザグローリーが勝利し、2023年は2着にキングカメハメハ産駒、3着にディープインパクト系のキズナ産駒と、やはりこの2系統の種牡馬が強いです。
このように、多くの年で、キングカメハメハ産駒とディープインパクト産駒が入着しています。
そのため、ディープインパクトとキングカメハメハの血を持っている血統には、注目する必要があるでしょう。
過去10年で5度も馬券に絡むM.デムーロ騎手
M.デムーロ騎手は、当レースに過去10年で8回騎乗し、2勝、2着3度と、5/8の確率で馬券に絡んでいます。
勝った際も、2015年のパッションダンスは6番人気、2021年のマイネルファンロンは12番人気と、人気のない馬も持って来ています。
ただ、最近はM.デムーロ騎手の馬質が落ちていることから、彼に固執する必要はありませんが、このレースに強いことは間違いなさそうです。
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