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【マイルチャンピオンシップ2024 予想】本命は「ナミュール」!展開予想、過去の傾向

更新日:
マイルチャンピオンシップ

G1・マイルチャンピオンシップは、秋のマイル王決定戦として、毎年強豪マイラー同士の激闘が繰り広げられています。

過去に印象的だったマイルチャンピオンシップといえば、1989年にオグリキャップが勝利した年です。

オグリキャップは、2着に敗れた天皇賞・秋から当レースに臨み、当然ながら1番人気に推されましたが、進路が開かず、前方にいたバンブーメモリーとのマッチレースとなり、ほぼ同時にゴール。

【動画】1989年 マイルチャンピオンシップ

写真判定の末、オグリキャップは肉薄の勝利を収めました。

騎乗した南井騎手が

「オグリキャップに救われた」

とインタビューで涙を流すなど、非常に印象的なレースとなりました。

2024年は、去年の覇者ナミュール、去年の2着のソウルラッシュ、一昨年の覇者セリフォスなど、NHKマイルC馬ジャンタルマンタルの回避こそ残念ですが、現在のマイル界を背負う強力なメンバーが揃いそうです。

最強マイラーだったグランアレグリア以外は、1番人気が苦しんでいる当レース。

今年は一体どんなドラマが待っているのでしょうか。


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マイルチャンピオンシップの予想(本命・対抗・単穴・連下)

2024年のマイルチャンピオンシップを予想していきます。

マイルチャンピオンシップの予想印

◎ナミュール
◯セリフォス
▲チャリン
△ブレイディヴェーグ
△ジュンブロッサム

◎は去年の覇者であるナミュール
去年は藤岡康太騎手の思い切った最後方待機がハマり、直線で全頭を差し切り見事な代打勝利を収めました。

ハービンジャー産駒は非常に京都に強く、土曜日に降る予定の雨の関係で、パンパンの良馬場でない可能性が大。

おそらく稍重~稍重に近い良であれば、むしろパンパン良馬場だった去年よりも舞台が合います。

秋競馬におけるNFしがらきの主戦騎手であるC.デムーロ騎手に乗り替わり、勝負気配も最高で、連覇の可能性は非常に高いでしょう。

◯はセリフォス
富士Sは脚を使うのが遅れ4着でしたが、直線でゴチャついていたこともあり、力を出すことができなかったレースでした。

ただ、富士Sは叩きの可能性が高かったと考えられます。

ジャンタルマンタルの富士S回避もあり、当レースで元々川田騎手が騎乗予定だったかは不明ですが、乗り替わりはプラスでしょう。

9月、10月は明らかに不調に陥っていた川田騎手ですが、地元佐賀で行われたJBCクラシックを勝利し、先週はG3勝利+G1で2着。

こういう川田騎手は怖いので、1着はわかりませんが、2、3着に来る可能性は非常に高いと考えられます。

▲はチャリン
今回一番の悩みどころです。

この馬は力があることは分かりきっていますが、焦点は日本の馬場に合うかどうか”だけ”です。

なので、チャリンを買うのは、かなりのギャンブルであると考えた方が良いでしょう。

父Dark AngelはマッドクールがG1を勝っているため、「合わない」とは言い難いため、逆にこの馬の取捨が難しくなっています。

人気が予想されるブレイディヴェーグは△にとどめました。

ブレイディヴェーグは強い馬ですが、NF天栄がタダもらいだったエリザベス女王杯から当レースにスライドさせた理由は、エリザベス女王杯でレガレイラを勝たせたかったからでしょう。

NF天栄も頭を抱える”思い通りにならない馬”であるレガレイラは、種付け料を上げすぎたスワーヴリチャード産駒の種牡馬価値を上げるため、エリザベス女王杯を絶対に勝つ必要がありました。

しかし、結局5着で、改めてレガレイラは”問題児”ぶりを発揮した形となりました。

ルメール騎手が強引な騎乗をした理由も、そういった背景があると考えられます。

また、ルメール騎手は、シュネルマイスターで2年連続騎乗ミスをしているように、この舞台があまり得意でない可能性が高いです。

グランアレグリアは”特別な馬”なので勝てましたが、予定外のローテを余儀なくされたブレイディヴェーグは、ここで買うべきではないでしょう。

マイルチャンピオンシップ2024の買い目

ワイド4 – 15(1点)
馬連流し4 -2、5、11、15(4点)
3連複軸1頭流し4 -2、5、11、15(6点)
3連単ボックス4、11、15(6点)

出馬表

馬番馬名性齢斤量騎手
11コムストックロード牝556幸 英明
2ブレイディヴェーグ牝456C.ルメール
23バルサムノート牡458北村 友一
4ナミュール牝556C.デムーロ
35ジュンブロッサム牡558戸崎 圭太
6オオバンブルマイ牡458武 豊
47マテンロウスカイセ558横山 典弘
8フィアスプライド牝656A.シュタルケ
59ニホンピロキーフ牡458田口 貫太
10レイベリング牡458津村 明秀
611チャリン牡458R.ムーア
12アルナシーム牡558藤岡 佑介
713ソウルラッシュ牡658団野 大成
14ウインマーベル牡558松山 弘平
815セリフォス牡558川田 将雅
16タイムトゥヘヴン牡658柴田 善臣
17エルトンバローズ牡458西村 淳也

展開予想

逃げるのはバルサムノートかエルトンバローズのどちらかでしょう。

1400mで安定して前に行けているウインマーベルも前目につける可能性が高そうです。

後ろから行く馬が多いため、セリフォスやチャリン辺りの位置取りにも注目です。

ナミュールやブレイディヴェーグはきっと後ろからの競馬となるでしょう。

初マイルのブレイディヴェーグは、スピードが足りず最後方付近の位置取りになるかもしれません。

マイルチャンピオンシップ2024年の想定馬・想定騎手・予想オッズ

想定出走馬、想定騎手、予想オッズに加え、一言ずつ解説していきます。

ナミュール

競走馬情報

牝5 父:ハービンジャー
想定騎手:C.デムーロ 前走:安田記念2着

去年の覇者である当馬は、安田記念からぶっつけで当レースに臨むこととなりました。

能力的には文句なく、血統的に重でも走る可能性は高いです。

当レースは連覇が多いレースでもあることから、連覇を果たす可能性は普通にあるでしょう。

ソウルラッシュ

競走馬情報

牡6 父:ルーラーシップ
想定騎手:未定 前走:富士S2着

去年の2着馬で安田記念の3着馬。

G2コレクター的な馬ではありますが、G1でも勝負になってきています。

本番の当レースで誰が乗るかは気になるところですが、去年のモレイラ騎手はかなりの神騎乗でした。

データ的にも6歳馬は不振で、少し評価を落とさざるを得ない一頭でしょう。

セリフォス

競走馬情報

牡5 父:ダイワメジャー
想定騎手:未定 前走:富士S4着

一昨年の覇者です。

父が早熟傾向のダイワメジャーであることから、去年より良いパフォーマンスができると考えるのは難しいです。

ジャンタルマンタルが回避しそうなため、川田騎手が乗る可能性が高くなりました。

富士Sは4着でしたが、まだまだやれることを示しており、好走の可能性はあります。

ウインマーベル

競走馬情報

牡5 父:アイルハヴアナザー
想定騎手:松山 前走:スプリンターズS5着

早々に出走を表明しましたが、明らかにこの馬は1400m専用機です。

ここよりも狙いは阪神Cではないでしょうか。

エルロンバローズ

競走馬情報

牡4 父:ディープブリランテ
想定騎手:西村 前走:毎日王冠3着

去年は3歳で当レースを4着と、大健闘でした。

ただ、G1で3着以内に入るほどの実力があるとは思えず、苦戦は免れないでしょう。

マイルチャンピオンシップ2024年の基本情報

秋のマイルチャンピオンを決める戦いである、G1・マイルチャンピオンシップ。

2023年は、富士S1着から臨んだ4歳牝馬のナミュールが、当初騎乗する予定だったムーア騎手が前日に負傷して乗れなくなるというアクシデントを乗り越え、見事勝利。

代打騎乗の藤岡康太騎手は、ほぼ最後方から直線一気の競馬を選択し、見事陣営の期待に応えました。

しかし、これが藤岡康太騎手にとって最後の重賞・G1制覇となってしまったことは、非常に残念でなりません。

去年のマイルチャンピオンシップは、関係者・ファン誰しもが忘れられないレースとなってしまったのです。

当レースは、過去10年で1番人気の勝利はグランアレグリアのみ。

グランアレグリア以外は全て沈んでいます。

グランアレグリアが最強クラスのマイラーだったことを考えれば、1番人気は疑った方がいいかもしれません。

グランアレグリアが勝った年以外は荒れ模様が続いており、過去10年で3連単10万以上が3度あります。

ただ、過去10年で10番人気以上が馬券に絡んでおらず、中穴党にとっては非常においしいレースであると言えます。

マイルチャンピオンシップってどんなレース?

マイルチャンピオンシップは、11月中旬~下旬に京都競馬場芝1600mで行われる、古馬混合のマイルG1レースです。

当レースは、1984年、秋のマイル王を決める1戦として新設されました。

1980年代前半は、現在のマイル~中距離重視のスピード競馬ではなく、天皇賞・秋も3200mで行われていたように

「スタミナがあり力強い走りができる馬が強い」

という風潮が強く、マイル~中距離の大レースが少ない状況でした。

1984年、JRAがグレード制を導入すると、天皇賞・秋の距離短縮、マイルチャンピオンシップの創設など、マイル~中距離の路線整備を行いました。

そのため、天皇賞・秋とマイルチャンピオンシップを連戦する馬も多く、ダイワメジャーやカンパニーが天皇賞・秋と当レースを連覇しています。

また、当レースは、昔から牝馬の好走が目立っており、1986年にもかかわらず、牝馬のタカラスチールが勝利しています。

牝馬は牡馬と比較してスタミナがなく、当時はエリザベス女王杯も3歳限定(当時の4歳)だったこともあり、このマイルチャンピオンシップを大目標としていた牝馬が多かったことが理由となっていると考えられます。

マイルチャンピオンシップ2024年予想に必要なデータ

ここでは、マイルチャンピオンシップの過去の傾向など、予想に必要なデータを紹介します。

マイルチャンピオンシップ 過去10年の結果

※2020年~2022年は阪神芝1600m、他全て京都芝1600m 

馬名騎手血統
23良1ナミュール牝4藤岡康太5ハービンジャー
2ソウルラッシュ牡5J.モレイラ3ルーラーシップ
3ジャスティンカフェ牡5坂井瑠星7エピファネイア
22良1セリフォス牡3D.レーン6ダイワメジャー
2ダノンザキッド牡4北村友一9ジャスタウェイ
3ソダシ牝4吉田隼人2クロフネ
21良1グランアレグリア牝5C.ルメール1ディープインパクト
2シュネルマイスター牡3横山武史2Kingman
3ダノンザキッド牡3川田将雅5ジャスタウェイ
20良1グランアレグリア牝4C.ルメール1ディープインパクト
2インディチャンプ牡5福永祐一3ステイゴールド
3アドマイヤマーズ牡4川田将雅5ダイワメジャー
19良1インディチャンプ牡4池添謙一3ステイゴールド
2ダノンプレミアム牡4川田将雅1ディープインパクト
3ペルシアンナイト牡5O.マーフィー6ハービンジャー
18良1ステルヴィオ牡3W.ビュイック5ロードカナロア
2ペルシアンナイト牡4M.デムーロ3ハービンジャー
3アルアイン牡4川田将雅4ディープインパクト
17稍1ペルシアンナイト牡3M.デムーロ4ハービンジャー
2エアスピネル牡4R.ムーア2キングカメハメハ
3サングレーザー牡3福永祐一7ディープインパクト
16良1ミッキーアイル牡5浜中俊3ディープインパクト
2イスラボニータ牡5C.ルメール2フジキセキ
3ネオリアリズム牡5R.ムーア7ネオユニヴァース
15良1モーリス牡4R.ムーア4スクリーンヒーロー
2フィエロ牡6M.デムーロ2ディープインパクト
3イスラボニータ牡4蛯名正義1フジキセキ
14良1ダノンシャーク牡6岩田康誠8ディープインパクト
2フィエロ牡5福永祐一3ディープインパクト
3グランデッツァ牡5秋山真一郎9アグネスタキオン

マイルチャンピオンシップ 過去の傾向

マイルチャンピオンシップの過去10年の傾向を見ていきましょう。

1番人気は基本勝てないし複勝率も悪い

一番人気は2-1-1-6と、成績があまり良くありません。

その2勝は、牝馬最強マイラーのグランアレグリアのみ。

つまり、過去10年で、グランアレグリア以外の1番人気は一切勝てていないのです。

今年ならば、グランアレグリア級の馬がいるかといえばそんなことはなく、1番人気は怪しむという方向性の方がいいかもしれません。

大荒れになることも少ない

1番人気がなかなか勝てないレースではありますが、3連単100万超えのような大荒れになることも少ないレースです。

2、3番人気の複勝率は1番人気より高く、安定しています。

さらに、過去10年に限れば、単勝10番人気以上の馬は一度も馬券に絡んでいません。

よって、ガチガチ決着にはならないまでも、大荒れにならない”中荒れ”程度の結果になる可能性が一番高いのではないでしょうか。

近年は6歳以上が不利

2009年に8歳馬のカンパニーが勝利していますが、あれは例外だと言っていいでしょう。

2014年と2015年は6歳馬が馬券に絡んでいますが、近8年は6歳以上の馬が一切馬券に絡んでいません。

よって、”高齢馬は不利”と考えた方がいいでしょう。

人気を背負うと予想されるソウルラッシュは、データ的には非常に不利ですので、注意が必要です。

逃げは基本苦しい

2016年にミッキーアイルが逃げて勝利を収めていますが、あの馬はG1馬かつG1で何度も馬券に絡んでいるエリート馬。

よって、ミッキーアイル級の馬でなければ、逃げて馬券に絡むのは難しいと考えた方がいいでしょう。

そもそも、当レースは、圧倒的に差し有利。

何なら、去年のナミュールや一昨年のセリフォスのように、追い込みですら決まってしまいます。

先行馬が来る場合は、元々ある程度切れる脚を使える馬であることが多く、ズブめの切れる脚がない先行する馬は不利であるといえます。

最近のトレンドは富士S1着?

直近2年は、ナミュールとセリフォスのように、富士S1着の馬が連続して来ています。

富士Sは、2020年よりG2に昇格したこともあり、ステップレースとしての存在感が増しています。

一方、スワンS組は、距離と日程もあり、来ることは少ないです。

よって、狙いは前走G1組、富士S組を中心に考えるといいでしょう。

やはり外国人騎手強し!

この時期は仕方ないことですが、ルメール騎手、Mデムーロ騎手を含めた外国人騎手が、過去10年で6勝を挙げています。

去年のナミュールも元々はムーア騎手が乗る予定でした。

短期免許の外国人騎手に対し、NF天栄としがらきが必死で馬を集めていることがよくわかります。

よって、特にNFしがらきの馬に外国人騎手が騎乗した場合は、軽視しない方が無難でしょう。

ルメール騎手はあまり得意ではない舞台?

ルメール騎手は、マイルチャンピオンシップがあまり得意ではない可能性があります。

ルメール騎手は、過去に当レースを2勝していますが、それは怪物牝馬のグランアレグリアによるもの。

もちろん、グランアレグリアをきっちり勝たせるルメール騎手の腕はさすがと言えます。

ただ、去年は人気を背負ったシュネルマイスターで、ルメール騎手にしては珍しく冴えない騎乗をしています。

よって、ルメール騎手というだけで人気になる現状、当レースはルメール騎手というだけで盲信しない方がいいかもしれません。

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  • 12月01日 京都07R 908,050円的中
  • 11月24日 東京03R 827,650円的中

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