2023年11月25日京都競馬場ではG3京都2歳ステークスが開催されます。
昨年の勝馬グリューネグリーンはこのレース後、それほど目立った活躍はできていませんが、2着のトップナイフはホープフルステークスをはじめ重賞2着3回の成績を残しています。
今年のメンバーから注目したいのは、札幌2歳ステークス2着のパワーホール。
稍重で思ったように最後伸びませんでしたがきっちり2着を確保。良馬場ならと思わせる競馬でした。
過去の札幌2歳ステークス2着馬には、オークス馬ユーバーレーベンを始めとしてクラシック戦線で実績を残した馬が多いです。
今回は札幌2歳ステークスの2着パワーホールと3着のギャンブルルームが出走します。
札幌2歳のときは稍重、洋芝で稍重なのでパワーに勝るパワーホールが先着していますが、阪神に変わったら
逆転は十分可能!!
京都コースではないですが、新馬戦を洋芝ではない阪神コースで勝ってるギャンブルルームの方が勝利に近いのではと予想しています。
オレハマッテルゼとエガオヲミセテの2頭の重賞馬を兄姉に持つ超良血馬。上の2頭とも息の長い活躍をしたので、よくなるのはこの後かもしれませんが、能力は高いので、素質だけで勝っても全くおかしくない。
良血と言えばもう一頭、ファントムシーフ&ルピナスリードの弟ディスペランツァにも注目!
相手は新馬勝ちのメンバーから、ちょっと人気が割れすぎていて難解なので点数多めです。
以上のポイントがわかるようになっています!5分程度で読み終える記事になりますので、是非馬券検討の参考にしてください!
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目次
京都2歳ステークスとは
京都競馬場で開催される芝2000mの2歳重賞です。
2020年~2022年まで京都競馬場改修工事のため阪神競馬場での開催でした。今年は3年ぶりの京都開催になります。
1985年の創立時は京都3歳ステークスで、、重賞ではなく2歳OP競走でした。
その後、距離が1800→2000に距離延長。2014年には「ラジオNKIKKEI杯京都2歳ステークス」となりG3重賞に昇格しています。
ここ数年は優勝馬からG1馬は誕生していませんが、ナリタブライアンやエピファネイア、ヴィクトワールピサといったクラシック戦線で活躍した馬が出ている伝統の1戦です。
京都芝2000mコースの特徴
G1秋華賞が行われるコース。最初のコーナーまでの距離が短く、ポジション争いが激しくなりがち、外枠の逃げ馬が先行争いに絡んでくると、かなりハイペースになるケースが多いです。
ハイペースになった場合は、差し馬の仕掛けどころが問題。仕掛けが遅くなるとハイペースのまま先行馬に押し切られてしまう可能性もあり。
2022年の京都2歳ステークスプレイバック
外枠2頭との先行争いになるが、テンのスピードの違いでグリューネグリーンが楽にハナを切る。外枠馬は競らずに譲ったので、単騎逃げの展開。
この展開ならば外差し有利な阪神でも差し馬が届くのはキツイ。辛うじて中団から脚を伸ばしたトップナイフが2着に入り、馬連は47倍の高配当となりました。
■注目の重賞レース記事
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京都2歳ステークス2023の予想
- ◎ギャンブルルーム
- 〇パワーホール
- ▲キープカルム
- △サトノシュトラーセ
- △シンエンペラー
- △ディスペランツァ
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出走予定馬と想定オッズ
2023年11月24日12時時点の出走予定馬
馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 単勝オッズ | 人気 |
---|---|---|---|---|---|
オールナット | 牡2 | 56.0 | 北村友 | 2.4 | 1人気 |
カズゴルティス | 牡2 | 56.0 | 和田竜 | 93.7 | 12人気 |
ギャンブルルーム | 牡2 | 56.0 | 団野 | 7.2 | 3人気 |
サトノシュトラーセ | 牡2 | 56.0 | 川田 | 22.9 | 7人気 |
ダノンデサイル | 牡2 | 56.0 | 横山典 | 93.7 | 11人気 |
ディスペランツァ | 牡2 | 56.0 | デムーロ | 27.7 | 8人気 |
パワーホール | 牡2 | 56.0 | 横山和 | 20.0 | 6人気 |
ホウオウプロサンゲ | 牡2 | 56.0 | 坂井瑠 | 8.6 | 5人気 |
シンエンペラー | 牡2 | 56.0 | モレイラ | 4.9 | 2人気 |
キープカルム | 牡2 | 56.0 | 鮫島駿 | 7.6 | 4人気 |
ルカランフィースト | 牡2 | 56.0 | 松山 | 44.6 | 9人気 |
コスモエメラルダ | 牡2 | 56.0 | 柴田大 | 80.3 | 10人気 |
プレリュードシチー | 牡2 | 56.0 | 鮫島駿 | 7.6 | 4人気 |
過去10年の傾向をデータ分析
京都2歳ステークス2023の傾向
馬連平均配当は一見高いが実際は人気サイドで決まることが多い!京都開催に戻る今年は荒れるか?
【過去10年の馬券配当傾向】
馬連平均配当 | 3連複平均配当 | 3連単平均配当 | 馬連最高配当 | 3連単最高配当 |
---|---|---|---|---|
4,000円 | 6,460円 | 43,840円 | 23,440円 | 212,390円 |
京都で開催された2010年~2019年の10年間の配当データです。
馬連の平均配当は40倍とまあまあ高いです。しかし、2010年の万馬券が大きく影響しており、実際は固い決着が続いているのが京都2歳ステークスの特徴。
2016年~2019年までの4年間は全て馬連配当10倍以下でした。
人気サイドで決まっているので3連単、3連複も配当は安め。
3年ぶりの京都開催のスタートがこの固い流れを引き継ぐのか?
それとも波乱のレースとしてリニューアルされるのかですね。
今回のメンバーを見ると、それほど固い決着では終わらない予感がします。
1番人気の連対率は70%!3着以内率90%とここは外すのは無謀
京都開催の過去10年 2010年~2019年で1番人気馬の連対率は70%と高いです。
【京都2歳ステークス飛んだ1番人気馬】
年度 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 前走 |
---|---|---|---|---|---|
2015年 | アドマイヤエイカン | 牡2 | 55.0 ㎏ | 岩田康 | 札幌2歳ステークス(札幌) 1着 |
2014年 | ディルナノーグ | 牡2 | 55.0㎏ | 武豊 | 黄菊賞(京都) 1着 |
2010年 | ダノンバラード | 牡2 | 55.0㎏ | 武豊 | 新馬戦(京都) 1着 |
過去10年で3頭の1番人気馬が連を外しています。
連対率は70%、3着以内率は90%と非常に安定しています。
1番人気で連対した馬は新馬戦勝ちの1勝馬、もしくは前走で重賞で敗れた馬ですね。
札幌2歳ステークスを勝って出走したアドマイヤエイカンも3着に敗れていますが、重賞連勝した馬は過去10年で1頭もいません。
目標はホープフルステークスなので、重賞優勝があれば賞金的には足りている。
それにも関わらず、ここで出走するのは調整の意味合いが非常に強いです。
能力が抜けている場合は、それでも勝ってしまう可能性もありますが、基本的には重賞勝ちがあり十分な賞金をもっている馬は外した方がいいでしょう。
過去10年で7頭の人気薄が連対しているが2015年以降人気薄の連対ゼロ
京都2歳ステークスで5番人気以下の人気薄馬が連対したのは7頭です。
【5番人気以下で連対した7頭】
年度 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 人気 | 前走 |
---|---|---|---|---|---|---|
2015年 | リスペクトアース | 牡2 | 55.0 ㎏ | 戸崎圭 | 5人気 | 新馬戦(東京) 1着 |
2014年 | ベルラップ | 牡2 | 55.0 ㎏ | ビューイック | 6人気 | 黄菊賞(京都) 1着 |
2013年 | アグネスドリーム | 牡2 | 55.0 ㎏ | 川田将 | 5番人気 | 萩ステークス(京都) 9着 |
2012年 | ダンツアトラス | 牡2 | 55.0 ㎏ | 藤田伸 | 8番人気 | デイリー杯2歳ステークス(京都) 10着 |
2011年 | エーシングングン | 牡2 | 55.0 r㎏ | 川須 | 9番人気 | 新馬戦(新潟) 1着 |
2010年 | マーベラスカイザー | 牡2 | 55.0 r㎏ | 和田竜 | 8番人気 | 萩ステークス(京都) 7着 |
2011年 | プレイ | 牡2 | 55.0 r㎏ | 津村 | 5番人気 | 未勝利戦(東京) 1着 |
過去10年で5番人気以下の人気薄が連対したのは7頭。
かなり多いように思えますが、2015年のリスペクトアースが最後で
そこから4年間は1~4番人気の馬で決着しています。
穴になるのが多かったのは前走で荻ステークス大敗した馬ですね。ただし、荻ステークスを大敗していても、他のレースでの好走実績があったり、新馬戦で圧勝した馬だったりするので、前走だけで判断するのは危険です。
前走京都競馬場を使った馬の好走率が断トツ軸は京都組でOK
【前走コース別成績】
前走コース | 勝利数 |
---|---|
京都競馬場 | 8勝 |
阪神競馬場 | 1勝 |
東京競馬場 | 1勝 |
前走は同じ京都競馬場でレースをした馬が8勝と断トツ。
他は阪神、東京が1勝ずつしかありません。
東京で勝利したのは百日草特別2着のカデナと札幌2歳ステークス3着のクラージュゲリエの2頭。東京で新馬や未勝利戦を勝ったばかりの馬が遠征してきてもここでは厳しいです。
軸は、前走京都競馬場を使っている馬でいいでしょう。
新馬戦、京都、1番人気がキーポイントだが、近年の傾向は少し変わってきている
【ローテーション別勝利数】
ランク | 前走レース | 勝利数 |
---|---|---|
S | 新馬戦 | 5勝 |
B | 萩ステークス | 1勝 |
B | 野路菊ステークス | 1勝 |
B | 黄菊賞 | 1勝 |
B | 札幌2歳ステークス | 1勝 |
B | 百日草特別 | 1勝 |
新馬戦勝ちの馬が5勝!同じ1勝馬でも未勝利勝ち上がりの馬の勝利はありません。
新馬勝ちの馬は全て京都競馬場でのデビュー馬、そして1番人気で勝利しています。
ただし、2018年、2019年の2年は、新馬勝ちの馬の連対はなく、OPや重賞クラスを好走した馬が勝っているので、流れが変わってきている可能性はあります。
京都2歳ステークス2023の注目馬3頭
- パワーホール
- サトノシュトラーセ
- ギャンブルルーム
注目馬1頭目:パワーホール
前走 | 札幌2歳ステークス(札幌) 2着 |
---|---|
人気 | 2人気 |
騎手 | 横山典 |
脚質 | 差し |
新馬戦では逃げて直線も後続を突き放す強い競馬で勝利。
続く札幌2歳ステークスでは2番手追走で、最後の脚が今一つ伸びず2着。
それでも上りは全体の2位と確実に最後の脚を使える馬。
前走は稍重&洋芝の影響があったと思われるので、芝変わりで良馬場なら新馬戦で見せたスピードで押し切る可能性が高いとみました。
キサラギの本命馬です。
注目馬2頭目:サトノシュトラーセ
前走 | 未勝利戦(京都) 1着k |
---|---|
人気 | 1人気 |
騎手 | 川田将 |
脚質 | 先行 |
デビュー戦はスタートがあまりよくなく、気合も乗らなかった感じですが、それでも能力だけで2着に入っています。
未勝利戦は2番手でレースをすすめ、5馬身差で快勝。ただし、まだ幼さが残る感じのレース。よくなってくるのはこれからだと思うので、ここで強いメンバーとの戦いは厳しそう。
注目馬3頭目:ギャンブルルーム
前走 | 札幌2歳ステークス(札幌) 3着 |
---|---|
人気 | 3人気 |
騎手 | 松山 |
脚質 | 差し |
新馬戦は上り最速33秒台の脚で5馬身差をつけて圧勝!
札幌2歳ステークスでも2番人気に支持されましたが、最後は新馬のような脚が使えず3着。
パワーホールに並びかけるところまでいったものの、最後ねじ伏せられたのは力の差か?あのレースを見ると、パワーホールとの逆転は難しいと考えてしまいます。
枠順確定までわかりませんね。
過去データではわからないキサラギの分析
危険な人気馬:オールナット
京都での新馬戦勝ちはいいけど、タイムがあまりにも遅すぎるのが不安。
確かにスローペースでしたが、あのペースでの上りタイムもそれほど早くない。
何故か前日発売では1番人気になってるけど、当日は4~5番人気になりそう。
それでも今回は消しで
キサラギの特注穴馬指名:キープカルム
新馬戦は2着。
1着はデイリー杯を勝ったジャンタルマンタルです。
位置取りもコーナーリングもほぼ同じだったのですが、コースどりの差で負けたって感じです。
逃げたい馬が何頭かいるので、中団前目でレースを運べるこの馬が一番展開の利を受けそう。
2023年京都2歳ステークスまとめ
京都2歳ステークスは札幌からの2頭と京都デビュー組との戦いになりそう。
札幌組がパワーホールとギャンブルルーム
新馬組がオールナットとサトノシュトラーセ
この4頭の中から勝馬がでると見ています。
ただ、紐決めるのが非常に難しいので迷ったらワイドか複勝がいいかも
競馬で重要なのは流れを読むこと
騎手変更で人気を落としたナミュールがマイルチャンピオンシップを見事制覇。
そして、またも乗り替わりのディクテオンが本田騎手で優勝。
今のKWは”乗り替わり”でしょう。
ムーア→団野騎手は決してプラスではありません、でも大きなマイナスでは絶対にない!
しかし、今年の春高松宮記念を制してG1ジョッキーになった団野騎手はいずれリーディングを取るジョッキーに成長すると見ています。乗り替わりの流れがまだ続くのならば、ここはあっさりもありますね。