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【阪神ジュベナイルフィリーズ2024 予想】出走予定馬・過去の傾向を公開

更新日:
阪神ジュベナイルフィリーズ

阪神ジュベナイルフィリーズは、2歳牝馬の頂点を決めるG1レースです。

今年は阪神競馬場リフレッシュ工事のため、京都芝1600mで行われます。

過去の阪神ジュベナイルフィリーズで印象的だったレースといえば、G1を6勝したブエナビスタが勝利した2008年。

未勝利戦を圧勝し、抽選で出走することとなったブエナビスタは、他の重賞勝利馬を差し置いて圧倒的1番人気に推されます。

後方2~3番手からレースを進めたブエナビスタは、安藤勝己騎手のGOサインに応え、全頭を差し切り楽勝したのです。

【動画】2008年 阪神ジュベナイルフィリーズ

今年は、アルテミスS勝ち馬ブラウンラチェット、ファンタジーS勝ち馬ダンツエラン、新潟2歳S2着のコートアリシアンなど、面白いメンバーが揃いそうです。

毎年熱いレースが繰り広げられる当レース。

今年は一体どんなレースになるのでしょうか。


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阪神ジュベナイルフィリーズ2024年の想定馬・想定騎手

想定出走馬、想定騎手に加え、一言ずつ解説していきます。

ブラウンラチェット

競走馬情報

牝2 父:キズナ
想定騎手:ルメール 前走:アルテミスS1着

当レースと相性の良いアルテミスSを勝利して参戦する当馬。

香港に行かないルメール騎手騎乗が濃厚であることから、1番人気は確実でしょう。

ただ、アルテミスSは内有利の中、器用に立ち回っての勝利。

「そもそも強いのか」という点を見極める必要があります。

ダンツエラン

競走馬情報

牝2 父:ロードカナロア
想定騎手:団野 前走:ファンタジーS1着

ファンタジーSを勝利し、当レースへの参戦を表明。

ただ、ファンタジーSはお世辞にもレベルが高いレースとはいえず、父ロードカナロアも全くこの舞台で走りません。

よって、重賞勝利馬ではありますが、かなり買いづらい馬だと言えます。

コートアリシアン

競走馬情報

牝2 父:サートゥルナーリア
想定騎手:未定 前走:新潟2歳2着

おそらく、前走で一番強い競馬をしたのがこの馬です。

新潟2歳Sでは、菅原騎手の騎乗ミスを指摘する声も聞かれましたが、GOサインを出したときの反応を見る限り、普通なら差しきれている競馬でした。

にもかかわらず差しきれなかったのは、勝ったトータルクラリティが強すぎたからです。

去年のアスコリピチェーノも新潟2歳Sと当レースを連勝したように、新潟2歳Sは今後のトレンドとなるかもしれません。

ちなみに、主戦の菅原騎手は香港遠征で乗ることができず、乗り替わりが確定しています。

ショウナンザナドゥ

競走馬情報

牝2 父:キズナ
想定騎手:池添 前走:アルテミスS2着

アルテミスSでは2着に敗れましたが、外が伸びない中よく2着まで来たと思います。

ただ、今年は全く重賞で良いところのない池添騎手。

例年なら期待できるのですが、今年は不安の方が大きいです。

新馬戦・未勝利戦を見る限り、間違いなく能力はありますが、当レースが4戦目というのはデータ的にはマイナスポイントです。

アルマヴェローチェ

競走馬情報

牝2 父:ハービンジャー
想定騎手:岩田望 前走:札幌2歳2着

札幌2歳Sでは牡馬相手に2着。

例年ならばハービンジャー産駒は、マイルCS勝ち馬のナミュールが4着に負けるくらいこの舞台は良くないです。

ただ、今年は京都開催。

ハービンジャー産駒の京都での強さは特筆すべきものがあり、ここはチャンスかもしれません。

阪神ジュベナイルフィリーズ2024の基本情報

ウオッカやリバティアイランドなど、多くの活躍馬を生んだことで2歳G1で最も存在感のあるレースとなった阪神ジュベナイルフィリーズ。

2023年は、新潟2歳S勝利から当レースに臨んだアスコリピチェーノが、中段から差し脚を伸ばし、ステレンボッシュの猛追をしのぎ切り勝利。

今年の桜花賞でも、アスコリピチェーノとステレンボッシュの着順が逆になっただけで、結果的に2頭の強さが抜きん出ていました。

近年、人気で当レースを勝利した馬は、メジャーエンブレム、ソウルスターリング、ラッキーライラック、ソダシ、リバティアイランドなどのように、3歳以降もG1を勝利することが多いです。

特に、桜花賞とは密接なつながりがあり、阪神ジュベナイルフィリーズで好走した馬は、桜花賞でも好走する可能性が非常に高いです。

阪神ジュベナイルフィリーズってどんなレース?

近年、多数の強豪牝馬を輩出している阪神ジュベナイルフィリーズ。

当レースの前身レースは、1949年に創設された牡馬混合の阪神3歳ステークスです。

当初は芝1200mで行われていましたが、1962年より芝1600mとなり、1991年から牝馬限定競走となりました。

2005年までは阪神内回りで行われていたため、荒れることも多かったのですが、2006年より外回りコースに変更。

この外回りコースの変更が功を奏し、初年度に勝利したウオッカは、その後G1を7勝するという大活躍をみせます。

その後も、ブエナビスタ、アパパネ、ラッキーライラック、リバティアイランドなど、牡馬顔負けの強豪牝馬を多く輩出することとなりました。

このように、阪神ジュベナイルフィリーズは、今後の競馬界を占う上でも、非常に重要なレースとなっています。

ここで大物感のある勝ち方をした馬は、その後大出世を果たすことが非常に多いです。

阪神ジュベナイルフィリーズ2024年予想に必要なデータ

ここでは、阪神ジュベナイルフィリーズの過去の傾向など、予想に必要なデータを紹介します。

阪神ジュベナイルフィリーズ 過去10年の結果

すべて阪神芝1600m

馬名騎手血統
23良1アスコリピチェーノ牝2北村宏司3ダイワメジャー
2ステレンボッシュ牝2C.ルメール5エピファネイア
3コラソンビート牝2横山武史2スワーヴリチャード
22良1リバティアイランド牝2川田将雅1ドゥラメンテ
2シンリョクカ牝2木幡初也12サトノダイヤモンド
3ドゥアイズ牝2吉田隼人10ルーラーシップ
21良1サークルオブライフ牝2M.デムーロ3エピファネイア
2ラブリイユアアイズ牝2団野大成8ロゴタイプ
3ウォーターナビレラ牝2武豊4シルバーステート
20良1ソダシ牝2吉田隼人1クロフネ
2サトノレイナス牝2C.ルメール2ディープインパクト
3ユーバーレーベン牝2M.デムーロ6ゴールドシップ
19良1レシステンシア牝2北村友一4ダイワメジャー
2マルターズディオサ牝2田辺裕信6キズナ
3クラヴァシュドール牝2藤岡佑介3ハーツクライ
18良1ダノンファンタジー牝2C.デムーロ1ディープインパクト
2クロノジェネシス牝2北村友一2バゴ
3ビーチサンバ牝2福永祐一4クロフネ
17良1ラッキーライラック牝2石橋脩2オルフェーヴル
2リリーノーブル牝2川田将雅3ルーラーシップ
3マウレア牝2戸崎圭太4ディープインパクト
16良1ソウルスターリング牝2C.ルメール1Frankel
2リスグラシュー牝2戸崎圭太2ハーツクライ
3レーヌミノル牝2蛯名正義3ダイワメジャー
15良1メジャーエンブレム牝2C.ルメール1ダイワメジャー
2ウインファビラス牝2松岡正海10ステイゴールド
3ブランボヌール牝2岩田康誠3ディープインパクト
14良1ショウナンアデラ牝2蛯名正義5ディープインパクト
2レッツゴードンキ牝2浜中俊2キングカメハメハ
3ココロノアイ牝2横山典弘4ステイゴールド

阪神ジュベナイルフィリーズ 過去の傾向

阪神ジュベナイルフィリーズの過去10年の傾向を見ていきましょう。

1番人気は完全なる50%50%

当レースは多くの怪物牝馬を生んでいるため、「1番人気が強い」と思われがちですが、1番人気の成績は5-0-0-5という、勝つか着外かという極端な成績となっています。

その理由としては、ロックディスタウンやロカのように、結果的に超早熟だった馬も存在するからです。

その点を見極めるのは難しいですが、1番人気を本命にする場合は、着外になるリスクを認識する必要があります。

基本は4~5番人気以内の決着

基本的に人気のない馬が来ることは少なく、1着になるのは5番人気以内の馬です。

よって、そこまで荒れることは少ないと考えたほうがいいでしょう。

ただ、2021年と2022年は3連単配当が10万円を超えています。

特に、2022年は1番人気のリバティアイランドが勝ったにもかかわらず、2、3着が両方2ケタ人気の馬でした。

よって、1着はともかく2、3着は荒れる可能性が大いにあります。

キャリア4戦以上の馬は割引き

当レースは、キャリア2~3戦の馬が圧倒的に有利です。

キャリア4戦の馬は0-1-1-28と不利で、キャリア5戦以上は全て着外。

よって、勝ち上がりに時間を要していない才能のある馬を選ぶほうがよいでしょう。

前走アルテミスS組が5勝!

阪神ジュベナイルフィリーズは、前走アルテミスS組が5勝を挙げています。

東京1600mで力を出せた馬は、阪神1600mでも力を出せる可能性が高いのでしょう。

ファンタジーS組の出走も多いですが、2-0-2-31と、苦戦傾向にあります。

前走東京組が有利で阪神組は壊滅的

アルテミスS組の好走が目立つことから、前走東京組が7-7-7-44と、好走確率が高いです。

次に高い京都は2-1-1-55であるため、前走東京組の強さが目立ちます。

一方、壊滅的なのが前走阪神組です。

阪神では、当レースと朝日杯以外で2歳重賞がないことも影響していますが、過去10年で0-0-1-22というデータは、やはり考えものです。

よって、前走1勝クラス組を馬券に組み込む際は、阪神は軽視し東京中心に考えたほうが良いでしょう。

ちなみに、前走中山は0-2-0-5と、確率的には阪神より良いです。

近年は新馬・未勝利からの参戦は来ない

過去10年で新馬戦から当レースで馬券になったのは、2022年のシンリョクカのみです。

前走未勝利組は0-0-0-8と、データ的には来ないと言えます。

ただ、もっと遡ると、2008年のブエナビスタは未勝利から勝利、2011年のジョワドヴィーヴルは新馬戦から勝利しています。

この2頭はどちらもサンデーRのしがらき馬。

最近のNFは、新馬戦や未勝利戦からG1に挑戦することはしないため、やはり前走新馬、未勝利は苦しいと考えられます。

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