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【阪神カップ2024 予想】出走予定馬・過去の傾向を公開

更新日:
阪神カップ

年末の風物詩となった芝1400mのG2・阪神カップ。

今年は阪神競馬場の改修工事のため、スワンステークスと同じ京都1400mで行われます。

過去印象に残った阪神カップといえば、当時3歳だったグランアレグリアが、驚異的な脚を使って5馬身差圧勝を決めたレース。

【動画】2019年 阪神カップ

このグランアレグリアの勝ち方は、G1を計6勝したマイル女王にふさわしいレースぶりでした。

この阪神カップは、3年連続で連対したグレナディアガーズのように、ダンスディレクター、イスラボニータ、ダノンファンタジーなど、このレースを大得意としている馬が多くいました。

今年は、芝1200mG1で好走を繰り返す牝馬ナムラクレア、高松宮記念馬のマッドクール、マイルチャンピオンシップ馬のセリフォスなど、マイル、スプリントのG1馬が一斉に揃います。

京都1400mということもあり、普段とは違う展開が予想される当レース。

今年は一体どんなレースになるのでしょうか。


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阪神カップ2024年の想定馬・想定騎手

想定出走馬、想定騎手に加え、一言ずつ解説していきます。

ナムラクレア

競走馬情報

牝5 父:ミッキーアイル
想定騎手:ルメール 前走:スプリンターズS3着

G1で好走を繰り返している当馬。

阪神カップではこれまでの主戦だった浜中騎手からルメール騎手への乗り替わりが発表されました。

当レースをどこまで狙っているかは疑問ですが、京都牝馬Sで2着に来ていることから、合わないということはないでしょう。

マッドクール

競走馬情報

牡5 父:DarkAngel
想定騎手:未定 前走:スプリンターズS12着

スプリンターズSでは大きく敗れた当馬。

ピークが過ぎてしまった可能性も高いですが、1400m替わりでどう変わるのかに注目です。

セリフォス

競走馬情報

牡5 父:ダイワメジャー 
定騎手:未定 前走:マイルチャンピオンシップ6着

すでに種牡馬入りが決まっている同馬ですが、引退レースに当レースを選んできました。

阪神カップを引退レースに選んだ馬は意外に多く、ダイアトニック、グレナディアガーズ、イスラボニータと、好走した馬が多いです。

よって、引退だからといって馬鹿にできない存在です。

ウイングレイテスト

競走馬情報

牡7 父:スクリーンヒーロー
想定騎手:松岡 前走:スプリンターズS14着

去年のスワンSを勝利したことで、当舞台は合っていると考えられます。

ただ、今年は新潟1000mで2着となっていることから、今は距離延長がどうなのかといったところでしょう。

オフトレイル

競走馬情報

牡3 父:Farhh 想定騎手:武豊
前走:スプリンターズS14着

スワンSは追い込んで2着。

ただ、スワンSより格段にレベルの上がるここでは力が足りるかといったところでしょう。

阪神カップ2024の基本情報

阪神カップは、京都芝1400mで行われる別定G2レースです。

2023年は、スプリントG1で2着になった経験のあるウインマーベルが、スワンステークス5着から巻き返し優勝。

今年も阪急杯、京王杯SCと1400m重賞を2勝し、マイルチャンピオンシップでも3着になりました。

2着は阪神カップで3度目の連対となったグレナディアガーズ、3着はルメール騎手騎乗のアグリでした。

当レースは、1番人気が敗れることが多く、勝ち馬を絞るのが難しいレースとなっています。

今年は普段と違う京都1400mで行われるため、スワンステークスから直行してくる馬が必然的に有力となってくると考えられます。

阪神カップってどんなレース?

年末に行われる1400m重賞阪神カップは、マイルチャンピオンシップで敗れた馬が多く挑んできます。

当レースは、G2の中でも賞金の高い「スーパーG2」という位置づけですが、比較的新しめのG2です。

阪神カップは、短距離競走の体系整備が段階的に進められ、新たにスプリンターとマイラーの双方が出走可能なファンの興味を引く競走として、2006年に創設されました。

ちなみに、2021年より、当レースの優勝馬は、サウジCと同じ日に開催される高賞金G3・1351ターフスプリントの優先出走権が与えられています。

基本的にG1、G2から挑んできた馬の好走が目立ち、1600mや1200mで敗れた1400mが得意な馬の成績が良い傾向にあります。

阪神カップ2024年予想に必要なデータ

ここでは、阪神カップの過去の傾向など、予想に必要なデータを紹介します。

阪神カップ 過去10年の結果

全て阪神芝1400m

馬名騎手血統
23良1ウインマーベル牡4松山弘平4アイルハヴアナザー
2グレナディアガーズ牡5R.ムーア3Frankel
3アグリ牡4C.ルメール2Caravaggio
22良1ダイアトニック牡7岩田康誠1ロードカナロア
2グレナディアガーズ牡4C.デムーロ2Frankel
3ラウダシオン牡5B.ムルザバエフ11リアルインパクト
21良1グレナディアガーズ牡3C.デムーロ3Frankel
2ホウオウアマゾン牡3坂井瑠星4キングカメハメハ
3ダノンファンタジー牝5藤岡佑介2ディープインパクト
20良1ダノンファンタジー牝4藤岡佑介4ディープインパクト
2マルターズディオサ牝3田辺裕信6キズナ
3インディチャンプ牡5福永祐一1ステイゴールド
19良1グランアレグリア牝3C.ルメール1ディープインパクト
2フィアーノロマーノ牡5C.スミヨン3FastnetRock
3メイショウショウブ牝3松山弘平10ダイワメジャー
18稍1ダイアナヘイロー牝5菱田裕二11キングヘイロー
2ミスターメロディ牡3C.デムーロ2ScatDaddy
3スターオブペルシャセ5杉原誠人12ダイワメジャー
17良1イスラボニータ牡6C.ルメール2フジキセキ
2ダンスディレクター牡7武豊7アルデバラン2
3サングレーザー牡3福永祐一3ディープインパクト
16稍1シュウジ牡3川田将雅7キンシャサノキセキ
2イスラボニータ牡5C.ルメール2フジキセキ
3フィエロ牡7M.デムーロ5ディープインパクト
15稍1ロサギガンティア牡4M.デムーロ3フジキセキ
2ダンスディレクター牡5浜中俊5アルデバラン2
3ビッグアーサー牡4藤岡康太1サクラバクシンオー
14良1リアルインパクト牡6W.ビュイック8ディープインパクト
2コパノリチャード牡4武豊3ダイワメジャー
3ダイワマッジョーレ牡5C.デムーロ5ダイワメジャー

阪神カップ 過去の傾向

阪神カップの過去10年の傾向を見ていきましょう。

平穏には決まりにくい中穴党向けのG2

阪神カップは、平穏には決まりにくいです。

ただ、平穏には決まりにくいですが、3連単100万超えといったとんでもない大荒れをすることも少ないです。

過去10年で3連単1万以下は1度もありませんが、10万超えは21万馬券の2014年と34万馬券の2018年のみ。

2018年は11番人気のダイアナヘイローが逃げ切ったように大荒れでしたが、基本的に人気のない馬は良くて3着と考えてよいでしょう。

1番人気より2、3番人気の方が強い

1番人気の成績は、2-0-2-6と、微妙です。

1番人気で勝利したのは、G2では明らかにレベルの違ったグランアレグリアと、1400m大得意のダイアトニック。

1400m大得意のウインマーベルが出てくれば、1番人気で勝利してもおかしくはなさそうですが、マイルチャンピオンシップ激走後であるため、どうなるかは未知数です。

6歳以上は重賞実績馬のみ

重賞によっては、6歳以上が来にくいレースが存在しますが、当レースは7歳までであれば年齢における優劣がない傾向にあります。

2022年は、7歳馬のダイアトニックが阪神開催のスワンステークスと当レースを連勝。

他に6歳以上で好走した馬は、シルクロードS勝利のダンスディレクター、G1で2着2回のフィエロ、皐月賞馬のイスラボニータ、NHKマイルC馬のリアルインパクトです。

つまり、6歳以上の馬は、ある程度重賞で戦えている実績のある馬しか来ないと考えていいでしょう。

ちなみに、これは5歳以下にも言え、ラウダシオンやダノンファンタジーのように近走不振に陥っていた馬がいきなり復活するケースもあります。

よって、上がり馬より重賞実績のある馬を中心に考えたほうが良いでしょう。

逃げは来ないが先行できる馬が強い

過去10年で逃げて馬券内に来たのは、2018年で大穴決着を演じたダイアナヘイローのみ。

基本的に逃げは来ませんが、先行馬が強い傾向にあります。

ただ、今回は京都1400mで阪神1400mより直線が長いため、少し傾向が変わるかもしれません。

前走G1、G2組が順当に強い

当レースは、前走G1、G2組が順当に強いです。

マイルチャンピオンシップの1600mで敗れた馬や、スプリンターズステークスの1200mで敗れた馬が、1400mに出走して爆発する…というのがセオリーです。

3勝クラスから臨んだ馬は全く来ず、リステッドから臨んだ馬も来ません。

ただ、なぜかリステッドではないオープン特別から臨んだ馬は、リアルインパクト、ロサギガンティアと2頭も勝利しています。

とにかくリピーターが多い

阪神カップは、とにかくリピーターが多いです。

3年連続で連対したグレナディアガーズ、ダンスディレクター、イスラボニータ、ダノンファンタジーなど、この舞台で好走を繰り返した馬が多くいました。

さらに遡ると、より顕著です。

2009、2010年はキンシャサノキセキ、2011、2012年はサンカルロ、2013、2014年はリアルインパクトが勝利しているように、なんと2年連続勝利が6年間続いたのです。

よって、阪神カップは「リピーターが強い」とハッキリ言えるレースです。

海外血統の馬がよく来る

当レースは、海外血統の馬が多く来ます。

去年は2、3着が外国血統の馬で、1着のウインマーベルの父・アイルハヴアナザーも輸入血統であるため実質外国血統であると言えるでしょう。

他にも、ミスターメロディ、フィアーノロマーノといった外国血統馬が来ています。

やたらと当レースに強いC.デムーロ騎手

阪神カップは時期的に外国人騎手が強いのは当然ですが、Cデムーロ騎手の当舞台での強さは段違いです。

今年はCデムーロ騎手が来日しているため、彼が乗る馬を馬券の中心と考えるのが良いでしょう。

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