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【エリザベス女王杯2024 予想】本命は「ルージュリナージュ」!展開予想、過去の傾向

更新日:
エリザベス女王杯

G1・エリザベス女王杯は、古馬混合の女王決定戦として、毎年強豪牝馬同士の激闘が繰り広げられています。

過去に印象的だったエリザベス女王杯といえば、2010年のスノーフェアリーが勝利した年。

イギリスとアイルランドのオークスを勝利して来日したスノーフェアリーは、実況が叫んだ

「すんごい脚!」

と言わんばかりの豪脚を披露し、4馬身差の圧勝を決めたのでした。

2024年は、3歳牝馬でG1勝ち実績のあるレガレイラ、秋華賞3着ステレンボッシュ、去年の2着馬ルージュエヴァイユ、秋華賞2着、ヴィクトリアマイル3着のマスクトディーヴァなど、3歳牝馬と古馬の熱い戦いが見られそうなメンバーが揃いそうです。

大きく荒れることも多い当レース。

今年は一体どんなドラマが待っているのでしょうか。


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エリザベス女王杯の予想(本命・対抗・単穴・連下)

2024年のエリザベス女王杯を予想していきます。

エリザベス女王杯の予想印

◎ルージュリナージュ
◯ライラック
▲レガレイラ
△キミノナハマリア(稍重~重なら◎)
△サリエラ
△シンティレーション

◎はルージュリナージュ
エリザベス女王杯は、近年府中牝馬Sを追い込んで負けた馬の成績が良いです。

去年2着のルージュエヴァイユや、2021年勝利のアカイイトもそうでした。

「じゃあシンティレーションになるじゃないか」

となってしまいますが、マーカンド騎手は”やらかす”可能性が非常に高いです(後述します)。

最近は重賞で見せ場のない池添騎手ですが、京都2200mに関してはプロフェッショナルで、人気薄でのG1勝利経験も豊富です。

そのため、池添騎手+京都変わり+距離延長で激変してもおかしくはありません。

父スピルバーグはディープ系であるため、京都に変わるのはプラスになる可能性は高いです。

◯はライラック
「もう終わった」可能性もありますが、エリザベス女王杯は過去に終わったと思われた馬が3着以内に入っています。

3年連続で2着となったクロコスミアは、常に「もう終わった」と思われていたため、ずっと人気がなかったのです。

ライラックは、去年も4着に来ていることから、「100%エリザベス女王杯の舞台が合う」と言い切れます。

前走は明らかに太め残りで、メンバーが手薄なこの舞台に賭けてきた感があります。

あとは石川騎手が上手く乗れるかです。

▲はレガレイラ
このメンバーなら人気になるのも当然ですが、ルメール騎手が騎乗し続けて結果を残していないのはやはり気になります。

NF天栄は、当レースに出れば確実に勝っていたブレイディヴェーグをマイルCSに回すくらい、レガレイラに勝ってほしいと思っているのでしょう。

理由は、父スワーヴリチャードの存在。

レガレイラがホープフルSを勝利し、種付け料を1500万円まで引き上げましたが、肝心のレガレイラは追い込んで負けるの繰り返し。

菊花賞では父スワーヴリチャードのアーバンシックが結果を残し、NF天栄もホッとしたでしょうが、それだけでは種付け料1500万円には見合いません。

父スワーヴリチャードの種牡馬価値を上げるためにも、NF天栄的にはなんとしてもレガレイラに結果を残してもらわなくてはならないのです。

ただ、この馬はNF天栄がどんなに手を尽くしても走らない「困った馬」だと思われます。

ダービーもローズSも、最強騎手のルメール騎手であれば「ある程度位置を取らなきゃ勝てない」ことくらいわかっているはず。

それができないというのは、レガレイラ自身に問題があるとしか考えられません。

ただ、今回は相手が弱いため届いてしまう可能性もありますが、本命にするのは怖いです。

△のキミノナハマリアですが、もし京都が稍重~重になれば、印を上げて◎にします。

キミノナハマリアですが、京都の重馬場では鬼のような強さを見せます。

よって、雨が降れば1着になる可能性すら秘めています。

ただ、11/10の京都で雨が降る可能性は低そうなので、◎にする可能性は低いでしょう。

△のサリエラは、この舞台は確実に合うでしょうが、オールカマーが流石に負けすぎですので、ムーア騎手鞍上とはいえ強気にはなれません。

同じく△のシンティレーションは非常にチャンスですが、マーカンド騎手はこの京都2200mの乗り方を全くわかっていない節があるため、戸崎騎手からの乗り替わりは非常にマイナスです。

2023年のエリザベス女王杯にて、サリエラに騎乗したマーカンド騎手の騎乗は、本当に酷いものでした。

あれを見せられてしまうと、マーカンド騎手を積極的に買うことは憚られます。

エリザベス女王杯2024の買い目

単勝3(1点)
馬連流し3 – 2、7、9、12、13(5点)
3連複軸1頭流し3 – 2、7、9、12、13(10点)

出馬表

馬番馬名性齢斤量騎手
11ホールネス牝456坂井 瑠星
2ライラック牝556石川 裕紀人
23ルージュリナージュ牝556池添 謙一
4コンクシェル牝456岩田 望来
35モリアーナ牝456岩田 康誠
6ピースオブザライフ牝456団野 大成
47レガレイラ牝354C.ルメール
8シンリョクカ牝456木幡 初也
59キミノナハマリア牝456鮫島 克駿
10エリカヴィータ牝556藤岡 佑介
611スタニングローズ牝556C.デムーロ
12シンティレーション牝556T.マーカンド
713サリエラ牝556R.ムーア
14ハーパー牝456武 豊
815ゴールドエクリプス牝556田口 貫太
16ラヴェル牝456川田 将雅
17コスタボニータ牝556松山 弘平

展開予想

逃げるのは出遅れない限りコンクシェルで間違いないでしょう。

岩田望来騎手は、天皇賞・秋のホウオウビスケッツでは上手く逃げて3着に粘りましたが、周囲の想定以上にホウオウビスケッツが強かっただけのこと。

過去10年で逃げて結果を残したのはクロコスミアのみで、府中牝馬の競馬を見る限り、少し荷が重い気はします(クロコスミアは4歳時府中牝馬を勝利)。

人気のレガレイラは前に行けない馬なので後方で間違いないでしょうが、前に行ったとしても案外かもしれません。

エリザベス女王杯2024年の想定馬・想定騎手・予想オッズ

府中牝馬ステークスを勝ったブレイディヴェーグ、3歳牝馬のステレンボッシュやライトバックが出てくるかはまだ不透明です。

想定出走馬、想定騎手、予想オッズに加え、一言ずつ解説していきます。

レガレイラ

競走馬情報

牝3 父:スワーヴリチャード
想定騎手:未定 前走:ローズS5着

チェルヴィニアとの使い分けから、早々に当レースへの参戦を表明。

ただ、後方待機から上がり最速で負けるレースを何度も続けており、今回も同じようなレースになる気しかしません。

ルメール騎手が乗ればまだチャンスはありますが、降りたならば一切の買い目はないでしょう。

ステレンボッシュ

競走馬情報

牝3 父:エピファネイア
想定騎手:戸崎 前走:秋華賞1着

出てくるかはわかりませんが、ここに出てくる可能性は高いです。

秋華賞は出遅れて3着でしたが、今年の3歳牝馬は強いです。

相手次第ではありますが、普通ならば好走必至でしょう。

マスクトディーヴァ

競走馬情報

牝4 父:ルーラーシップ
想定騎手:川田 前走:府中牝馬S3着

府中牝馬はブレイディヴェーグに差し切られ3着。

本来1600~1800mより2000m以上の方が良さそうなタイプですので、巻き返す可能性は秘めています。

ただ、成長している感じはせず、むしろ去年の秋華賞のときより弱くなっていると感じられます。

ルージュエヴァイユ

競走馬情報

牝5 父:ジャスタウェイ
想定騎手:菅原 前走:宝塚記念8着

去年の当レース2着馬。

リピーターかつ大阪杯3着の実績から、ある程度人気となることが予想されます。

当レースはリピーターが強すぎるレースですので、無印にすることは許されません。

エリザベス女王杯2024年の基本情報

秋の女王決定戦として開催されるG1・エリザベス女王杯。

2023年は、ローズステークス2着から臨んだ3歳牝馬のブレイディヴェーグが、1番人気に応え勝利しました。

レース後、ルメール騎手は

「アーモンドアイくらいのポテンシャルがある」

と語り、今後への期待を語りました。

2着はジャスタウェイ産駒のルージュエヴァイユ、3着はオークス2着、秋華賞3着の3歳牝馬・ハーパーが入り、3歳牝馬の躍動が目立つレースとなりました。

当レースは、過去10年で3連単配当10万以上が4度も出ており、うち一度は339万馬券という、とんでもない馬券も飛び出しました。

そのため、1、2番人気が敗れることが多く、中穴党、穴党にはうってつけのG1レースです。

ただ、2023年は上位人気馬で決着し、久々の平穏決着となりました。

この傾向が今年も続くか、我々は判断する必要があります。

エリザベス女王杯ってどんなレース?

エリザベス女王杯は、11月中旬に京都競馬場芝2200mで行われる、古馬混合の牝馬限定G1レースです。

当レースの前身は、1970~1975年に京都芝2400mで施行されていた「ビクトリアカップ」。

1975年にエリザベス二世が日本に来られたことをきっかけに、1976年に「エリザベス女王杯」が創設され、3歳(当時は4歳)牝馬の限定競走として、桜花賞、オークスに次ぐ牝馬三冠目のレースとして位置づけられました。

ただ、当時は古馬牝馬同士のG1がなかったことから、1996年に3歳牝馬限定競走として秋華賞ができ、エリザベス女王杯は初の古馬混合牝馬G1として生まれ変わったのです。

その後、現在に至るという形です。

古馬混合になり、トップクラスの牝馬が当レースを目標に集まるようになり、激闘が繰り広げられるようになりました。

これまでは4歳以上が優勢ですが、ファインモーション、ダイワスカーレット、アドマイヤグルーヴ、メイショウマンボ、ブレイディヴェーグなど、3歳牝馬の勝利も多くあります。

ただ、ウオッカ登場当りから潮目が変わり始め、本当のトップクラス牝馬はエリザベス女王杯でなく、天皇賞・秋やジャパンカップ、有馬記念に向かうことが多くなりました。

近年荒れがちなレースが多くなっているのも、超強豪牝馬が出てこなくなったことが関係している可能性があります。

エリザベス女王杯2024年予想に必要なデータ

ここでは、エリザベス女王杯の過去の傾向など、予想に必要なデータを紹介します。

エリザベス女王杯 過去10年の結果

※2020年~2022年は阪神芝2200m、他全て京都芝2200m 

馬名騎手血統
23良1ブレイディヴェーグ牝3C.ルメール1ロードカナロア
2ルージュエヴァイユ牝4松山弘平5ジャスタウェイ
3ハーパー牝3川田将雅3ハーツクライ
22重1ジェラルディーナ牝4C.デムーロ4モーリス
2ウインマリリン牝5D.レーン5スクリーンヒーロー
2(同着)ライラック牝3M.デムーロ12オルフェーヴル
21良1アカイイト牝4幸英明10キズナ
2ステラリア牝3松山弘平7キズナ
3クラヴェル牝4横山典弘9エピファネイア
20良1ラッキーライラック牝5C.ルメール1オルフェーヴル
2サラキア牝5北村友一5ディープインパクト
3ラヴズオンリーユー牝4M.デムーロ3ディープインパクト
19良1ラッキーライラック牝4C.スミヨン3オルフェーヴル
2クロコスミア牝6藤岡佑介7ステイゴールド
3ラヴズオンリーユー牝3M.デムーロ1ディープインパクト
18良1リスグラシュー牝4J.モレイラ3ハーツクライ
2クロコスミア牝5岩田康誠9ステイゴールド
3モズカッチャン牝4M.デムーロ1ハービンジャー
17良1モズカッチャン牝3M.デムーロ5ハービンジャー
2クロコスミア牝4和田竜二9ステイゴールド
3ミッキークイーン牝5浜中俊3ディープインパクト
16良1クイーンズリング牝4M.デムーロ3マンハッタンカフェ
2シングウィズジョイ牝4C.ルメール12マンハッタンカフェ
3ミッキークイーン牝4浜中俊2ディープインパクト
15稍1マリアライト牝4蛯名正義6ディープインパクト
2ヌーヴォレコルト牝4岩田康誠1ハーツクライ
3タッチングスピーチ牝3C.ルメール4ディープインパクト
14良1ラキシス牝4川田将雅3ディープインパクト
2ヌーヴォレコルト牝3岩田康誠1ハーツクライ
3ディアデラマドレ牝4藤岡康太6キングカメハメハ

エリザベス女王杯 過去の傾向

エリザベス女王杯の過去10年の傾向を見ていきましょう。

平穏決着は少ないが去年の平穏決着で潮目が変わる?

当レースは平穏決着が少なく、過去10年で3連単10万円以上が4度あります。

中でも、2021年は「こんなの当たらないよ…」というレベルの大荒れで、3連単は339万馬券と、普通に予想しても獲れないような決着でした。

ただ、ブレイディヴェーグが1番人気に応えた2023年は、10年以上ぶりに3連単配当が1万円以下の平穏決着。

ここで潮目が変わる可能性もありますが、それは出てくる馬次第というところでしょう。

1番人気で勝ったのはルメール騎手騎乗の馬のみ

1番人気は過去10年で2-2-2-4と、まずまずです。

ただ、1番人気で勝利した2度目のラッキーライラックと去年のブレイディヴェーグは、すべてサンデーRのルメール騎手が騎乗した馬でした。

よって、他の騎手・馬主が1番人気ならば、少し評価を下げる必要があるでしょう。

過去10年で全く来ない2番人気と4勝を挙げる3番人気

当レースは過去10年で2番人気の連対がゼロと、壊滅的な成績です。

一方、3番人気馬は過去10年で4-0-3-3と、非常に良い成績です。

そのため、2番人気馬は少し疑うくらいの姿勢で良いかもしれません。

この舞台で逃げ粘ったのはクロコスミアのみ

極上の切れ勝負になることの多い当レースでは、逃げ馬は正直不利になりやすいです。

そんな中、ステイゴールド産駒のクロコスミアは、2018年、2019年と逃げて2着となっています。

ただ、クロコスミアは当レースを3連連続で2着したシルバーコレクターで、かなり特殊だといえます。

基本的には、当レースで逃げは軽視の姿勢で良いと思われます。

前走G1、G2組が圧倒的でG3以下の馬は軽視が妥当

当レースは、前走秋華賞といったG1組、前走府中牝馬ステークスやオールカマー、札幌記念といったG2組が圧倒してます。

3勝クラス上がり、前走G3の連対は過去10年でゼロ。

よって、前走G1、G2組だけ見ていればいいと言えるでしょう。

リピーターが非常に多い

当レースはリピーターが非常に多いレースです。

過去10年でも、ヌーヴォレコルト、ミッキークイーン、クロコスミア、モズカッチャン、ラヴズオンリーユー、ラッキーライラックなど、リピーターだらけです。

さらに、連対した翌年のアカイイトやライラックも、前走まで不調だったにもかかわらず、当レースでは4着に入っています。

よって、ブレイディヴェーグは出てこないと思われますが、出てくる可能性が高いルージュエヴァイユやハーパーには気をつけたほうがいいかもしれません。

外国人騎手が圧倒!不調のミルコも見限れない!

当レースは、ルメール騎手、M.デムーロ騎手を含めた外国人騎手が圧倒しています。

過去10年で、外国人騎手は7勝。

日本人騎手だけで決まった2021年は、コロナ禍で短期免許の外国人騎手の来日がありませんでした。

また、M.デムーロ騎手は過去10年で8度参戦し、6/8の確率で馬券に絡んでいます。

最近重賞勝ちのないミルコですが、人気が落ちるのであれば、狙うのも面白いかもしれません。

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  • 10月22日 浦和07R 809,800円的中

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