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【チャンピオンズカップ2024 予想】出走予定馬・過去の傾向を公開

更新日:
チャンピオンズカップ

G1・チャンピオンズカップは、冬のダート頂上決戦として、毎年強豪ダート馬同士の激闘が繰り広げられています。

近年の日本のダート馬は、ウシュバテソーロのドバイワールドカップ制覇、フォーエバーヤングのBCクラシック3着など、世界との差が縮まっているところを見せています。

日本のダート頂点を決めるこのチャンピオンズカップも、2020年に勝利したチュウワウィザードがドバイワールドカップで、2着、3着と2年連続で複勝圏内に入ったように、世界で戦える馬を輩出しています。

2024年は、去年の覇者で中央G1を2勝しているレモンポップ、JBCクラシックを圧勝した去年の2着馬ウィルソンテソーロ、今年のフェブラリーS覇者ペプチドナイル、稀に見るダート強豪世代の3歳馬ミッキーファイト、ラムジェット、サンライズジパングなどが出走し、過去に類を見ないくらい面白いレースが期待できそうです。

去年は3連単200万近い配当が出た当レース。

今年は一体どんなドラマが待っているのでしょうか。


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チャンピオンズカップ2024年の想定馬・想定騎手・予想オッズ

ウシュバテソーロ、フォーエバーヤングの出走は未定ですが、ローテーション的に苦しいため出走しない可能性が高いです。

もし出走すれば、歴代で一番盛り上がるチャンピオンズカップになるかもしれませんが、仕方ありません。

想定出走馬、想定騎手、予想オッズに加え、一言ずつ解説していきます。

レモンポップ

競走馬情報

牡6 父:LemonDropKid
想定騎手:坂井 前走:南部杯1着

G1勝利後、海外遠征以外は負け無しと、抜群の安定感を誇っています。

ただ、去年と比較して明らかな相手強化、1800mという距離、さらに連覇がないというデータもあり、勝つのは苦しい可能性が高いです。

ウィルソンテソーロ

競走馬情報

牡5 父:キタサンブラック
想定騎手:川田 前走:JBCクラシック1着

JBCクラシックでの走りは、明らかにここでも主役級の走りができることを証明しました。

普通に考えれば、ここは勝ち負けでしょう。

メイショウハリオ

競走馬情報

牡7 父:パイロ
想定騎手:浜中 前走:JBCクラシック2着

前走は相手が強すぎましたが、まだやれることを証明しました。

ピークは過ぎた可能性はありますが、7歳の実績馬が2、3着に突っ込んでくるのが当レースです。

ペプチドナイル

競走馬情報

牡6 父:キングカメハメハ
想定騎手:藤岡佑 前走:南部杯2着

フェブラリーSはフロックと言われていましたが、交流Jpnでは安定した走りを披露しており、評判以上に実力はありそうです。

当レースと相性の良いキングカメハメハ産駒ということもあり、実力以上に人気がないのであれば狙うのも面白いでしょう。

ラムジェット

競走馬情報

牡3 父:マジェスティックウォリアー
想定騎手:三浦 前走:JDC4着

東京ダービーでは圧巻の走りを見せましたが、JDCでは人気になるも4着。

中央騎手で一番と言えるくらいG1に弱い三浦騎手は不安ですが、JDCはむしろ三浦騎手の頑張りで4着まで来たと考えられます。

そもそもこの馬はズブすぎるため、このレースでも追い通しになるのではないでしょうか。

ミッキーファイト

競走馬情報

牡3 父:ドレフォン
想定騎手:戸崎 前走:JDC2着

有力馬のノーザン産はこの馬だけです。

JDCでは世界レベルのフォーエバーヤングに次ぐ走りを見せました。

この馬のキレは相当なものがあり、強い3歳馬の中では一番有力な存在であるといえるでしょう。

サンライズジパング

競走馬情報

牡3 父:キズナ
想定騎手:武豊 前走:みやこS1着

みやこSでは強い3歳ダート馬を象徴するような勝利を見せましたが、鮫島騎手が「絶対負けられない」という思いで強引に勝たせたような競馬でした。

当レースに強い武豊騎手に戻るのは面白いですが、今年のメンバーでは少し足りないような気もします。

チャンピオンズカップ2024年の基本情報

中央競馬のダート頂上決戦として開催されるG1・チャンピオンズカップ。

2023年は、フェブラリーSを制したレモンポップが、これまで1度も馬券内に来たことのなかった大外枠という不利を乗り越え、見事逃げ切り中央ダートG1を完全制覇しました。

2着は、先日JBCクラシックを勝利したウィルソンテソーロでしたが、当時は地方Jpn3を3勝した実績しかかったうえに、重賞未勝利の原騎手に乗り替わっていたこともあり、単勝92倍で全く人気がありませんでした。

3着はホープフルS覇者のドゥラエレーデで、3連単はチャンピンズカップ最高配当となる190万円馬券となりました。

この2、3着の2頭は、その後のドバイワールドカップでも4、5着。

能力とオッズが見合っていなかったレースだったことがわかります。

当レースは、どちらかと言えば荒れ模様のレースが多く、3連単配当の10万超えは4度もあります。

ゴールドドリームやインティ、チュウワウィザードのようなリピーターも多くいますが、なぜか連覇だけがないのは、レモンポップにとってはマイナスのデータでしょう。

チャンピオンズカップってどんなレース?

チャンピオンズカップは、11月下旬~12月初頭に中京競馬場ダート1800mで行われる、古馬混合のダートG1レースです。

当レースの前身は、2000年に創設された東京ダート2100mのジャパンカップダートです。

当初はジャパンカップが行われる前日の土曜日に行われており、中央競馬唯一の土曜日G1でもありました。

2001年クロフネのジャパンカップダート圧勝劇に関しては、YouTube動画などで見た人もいるかもしれませんね。

ただ、2008年から阪神ダート1800mとなり、施行時期もジャパンカップの翌週に。

2014年から現行のチャンピンズカップとなり、ジャパンカップのような国際競走ではなくなりました。

近年の中央競馬のダート戦線は、2月に最高賞金のサウジカップが創設されたため、フェブラリーステークスを回避し、強豪馬はサウジかドバイに行くようになりました。

そのため、G2レベルのメンバーしか集まらなくなったフェブラリーステークスは、近いうちに移設もしくは廃止になると考えられます。

ですが、このチャンピオンズカップは、BCクラシックが1ヶ月前にあるものの、基本的には中央競馬最高峰のダートG1レースとして格を保っています。

当レースはホッコータルマエ、ゴールドドリーム、クリソベリル、チュウワウィザード、テーオーケインズ、レモンポップといった、力のある馬がちゃんと勝つレースです。

2、3着も、G1実績のある馬や重賞勝利経験のある馬が来ることが多いです。

チャンピオンズカップ2024年予想に必要なデータ

ここでは、チャンピオンズカップの過去の傾向など、予想に必要なデータを紹介します。

チャンピオンズカップ 過去10年の結果

全て中京ダ1800m

馬名騎手血統
23良1レモンポップ牡5坂井瑠星1Lemon Drop Kid
2ウィルソンテソーロ牡4原優介12キタサンブラック
3ドゥラエレーデ牡3B.ムルバザエフ9ドゥラメンテ
22良1ジュンライトボルト牡5石川裕紀人3キングカメハメハ
2クラウンプライド牡3福永祐一5リーチザクラウン
3ハピ牡3横山典弘6キズナ
21良1テーオーケインズ牡4松山弘平1シニスターミニスター
2チュウワウィザード牡6戸崎圭太3キングカメハメハ
3アナザートゥルースセ7坂井瑠星14アイルハヴアナザー
20良1チュウワウィザード牡5戸崎圭太4キングカメハメハ
2ゴールドドリーム牡7和田竜二3ゴールドアリュール
3インティ牡6武豊10ケイムホーム
19良1クリソベリル牡3川田将雅2ゴールドアリュール
2ゴールドドリーム牡6C.ルメール1ゴールドアリュール
3インティ牡5武豊3ケイムホーム
18良1ルヴァンスレーヴ牡3M.デムーロ1シンボリクリスエス
2ウェスタールンドセ6藤岡佑介8ネオユニヴァース
3サンライズソア牡4J.モレイラ3シンボリクリスエス
17良1ゴールドドリーム牡4R.ムーア8ゴールドアリュール
2テイエムジンソク牡5古川吉洋1クロフネ
3コパノリッキー牡7田辺裕信9ゴールドアリュール
16良1サウンドトゥルーセ6大野拓弥6フレンチデピュティ
2アウォーディー牡6武豊1ジャングルポケット
3アスカノロマン牡5和田竜二10アグネスデジタル
15良1サンビスタ牝6M.デムーロ12スズカマンボ
2ノンコノユメ牡3C.ルメール3トワイニング
3サウンドトゥルーセ5大野拓弥5フレンチデピュティ
14良1ホッコータマルエ牡5幸英明2キングカメハメハ
2ナムラビクター牡5小牧太8ゼンノロブロイ
3ローマンレジェンド牡6岩田康誠3スペシャルウィーク

チャンピオンズカップ 過去の傾向

チャンピオンズカップの過去10年の傾向を見ていきましょう。

去年は大荒れで今年はどうなる?

去年は単勝92倍のウィルソンテソーロが2着に食い込んできたことで、3連単190万の大荒れとなりました。

ただ、実績に乏しい原騎手の人気があまりになかったことが原因でしょう。

原騎手は、ウィルソンテソーロの好騎乗もあり、今年は勝利数を大幅に増やし、プチブレイクを果たしています。

ウィルソンテソーロは、たまたま来たのではなく、単に能力があった馬であることは、先日のJBCクラシック圧勝がそれを証明しています。

そのため、騎手にとらわれず、馬の能力を見ることが重要なレースであるといえます。

まあまあ強い1番人気とピンかパーの2番人気

1番人気は3-3-0-4とまあまあの成績です。

ただ、なぜか1.9倍以下のオッズでは1-0-0-2と、非常に不安定になります。

その着外の2頭は、連覇を狙ったクリソベリルとテーオーケインズ。

ともに4着に敗れています。

これは、連覇を狙うレモンポップには少し嫌なデータかもしれません。

ちなみに、2番人気は2-0-0-8とピンかパー。

3番人気は1-3-3-3と、紐には確実に入れたほうがいい安定感を誇っています。

3歳馬から7歳馬にまでチャンスあり

3歳は2勝とまあまあの成績で、2022年は中穴で3歳馬2頭が馬券になっています。

よって、チャンスのある3歳馬は検討の余地があります。

今年の3歳ダート馬は非常に強いため、少なくとも1頭は馬券に絡むと考えられます。

このレースで困るのは、6歳以上も普通に馬券内に来ること。

7歳馬も勝利はありませんが、何度か2、3着に来ています。

ただ、高齢馬で来る馬は、しっかり実績のある馬を買うことが望ましいでしょう。

前走地方G1組が強く、前哨戦組は苦戦傾向

前走JBCクラシック組、南部杯組が優勢です。

前哨戦と位置づけられているみやこS、武蔵野S組の勝利はなく、特に武蔵野S組は近年振るいません。

騎手や陣営で絞るのが難しいG1

ルメール騎手はチャンピオンズカップの勝利がありません(ジャパンカップダートはあり)。

さらに、去年は1、2着が非ノーザンで、ノーザンファーム以外の馬が普通に来るG1レースであるといえます。

芝G1では、「天栄だから」、「ルメールだから」という理由で予想をすることもあるでしょうが、当レースでは、そんな”ノーザン神話”、”ルメール神話”は通じません。

ただ、ノーザン馬は隔年で勝利している傾向があり、今年は出番が回ってくる可能性があります。

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