2024年1月21日京都競馬場ではG2重賞、AJCC(アメリカジョッキークラブカップ)が開催されます。
昨年は4番人気ノースブリッジと5番人気エヒトの中穴馬券で決着!
馬連は約40倍の高配当でした。
過去10年で3度の万馬券を出しているAJCCなら、このくらいの配当は当たり前!
今年も一筋縄ではいかないレースと見て
キサラギが本命に挙げるのはマイネルウィルトス!
前走、ステイヤーズステークスは距離が長すぎました。近走は重賞でも差のない競馬が続いており、得意距離の2200なら十分勝機あり。
父の横山典騎手が1番人気のモリアーナ、兄の横山和騎手が菊花賞からの伏兵ショウナンバシットであれば、ここは横山馬券も十分あり得ます!
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目次
AJCCとは
AJCCの正式名称は「アメリカジョッキークラブカップ」です。
1960年、日米友好の一環としてニューヨークジョッキークラブから優勝杯を贈呈されたことを記念して創設されました。
第1回はJRAの新年度最初の重賞として1月5日に開催されましたが、翌年から金杯と施行時期を入れ替えて、1月第3週の日曜日に開催されるようになりました。
2200mの芝別定戦なので、春の天皇賞前哨戦としては時期が少し早いため、出走メンバーは菊花賞後、有馬記念に出走しなかった明け4歳馬や、春のG1シーズンまでに賞金を積み重ねたい中堅馬が数多く出走するレースとなっています。
天候が悪くなることが多いので、重、不良馬場での開催も多いため、馬券購入前に馬場状態を考慮することは必須!1984年は雪のためダート1800mに変更されたこともあります。
AJCC概要
開催日時 | 2024年1月21日 中山11レース |
開催競馬場 | 中山競馬場 |
コース | 芝2200メートル |
レースグレード | G2 |
出走条件 | 4歳以上(国際レース) |
負担重量 | 別定戦 |
賞金 | 1着6200万円 |
AJCC過去5年の優勝馬
年度 | 馬名 | 性齢 | 騎手名 | 人気 |
---|---|---|---|---|
2023年 | ノースブリッジ | 牡5 | 岩田康 | 4人気 |
2022年 | キングオブコージ | 牡6 | 横山典 | 3人気 |
2021年 | アリストテレス | 牡4 | ルメール | 1人気 |
2020年 | ブラストワンピース | 牡5 | 川田 | 1人気 |
2019年 | シャケトラ | 牡6 | 石橋脩 | 7人気 |
2018年 | ダンビュライト | 牡4 | デムーロ | 2人気 |
AJCCのコース紹介
・中山芝2200mコースの特徴
スタート地点は芝2000メートルとほぼ同じですが、外回りコースを使用します。
最初のコーナーまでの直線が長く、スタートしてからすぐに上り坂にさしかかるため
序盤のペースは遅め、そのままスローペースで展開することも多いです。
他のコースと同様、ゴール手前の急坂にどう対応できるかが勝負の鍵!パワーがない馬はこの坂で一気に後続に交わされてしまう可能性が高いです。
・主な中山芝2200のレース
レース名 | 勝馬 | 2023年タイム |
---|---|---|
オールカマー | ローシャムパーク | 2:12:0 |
セントライト記念 | レーベンスティール | 2:11:4 |
AJCC | ノースブリッジ | 2:13:5 |
秋開催はスピードの出やすい野芝で行われるので、オールカマーやセントライト記念のタイムと比較すると
かなり遅いタイムでの決着になります。
そのため、秋のオールカマーの時計勝負で沈んだ馬が、ここで浮上する場合も多いので注意。逆に、4歳馬でセントライト記念をスピード能力で押し切った馬は苦戦する傾向にあります。
2023年のAJCCプレイバック
2023年のAJCCレースプレイバック動画です。
着順 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 人気 |
---|---|---|---|---|
1着 | ノースブリッジ | 牡5 | 岩田康 | 4人気 |
2着 | エヒト | 牡6 | 田中勝 | 5人気 |
3着 | ユーバーレーベン | 牝5 | デムーロ | 3人気 |
単勝 860円
馬連 3,950円
3連複 10,710円
3連単 71,370円
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AJCC出走予定馬と想定オッズ
2024年1月16日12時時点の出走予定馬
馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 |
---|---|---|---|
アドマイヤハレー | 牡6 | 57.0kg | 田辺 |
カラテ | 牡8 | 57.0kg | 菅原明 |
カルリーノ | 牡8 | 57.0kg | 未定 |
クロミナンス | 牡7 | 57.0kg | 未定 |
サンストックトン | 牡5 | 57.0kg | キングスコ |
ショウナンバシット | 牡4 | 56.0kg | 横山和 |
シルブロン | 牡6 | 57.0kg | ピーヒュ |
チャックネイト | セ6 | 57.0kg | キング |
ホウオウリアリティ | 牡6 | 57.0kg | 未定 |
ボッケリーニ | 牡8 | 57.0kg | 浜中 |
マイネルウィルトス | 牡8 | 57.0kg | 横山武 |
モリアーナ | 牝4 | 54.0kg | 横山典 |
ラーグルフ | 牡5 | 57.0kg | 三浦 |
過去10年の傾向をデータ分析
AJCC2023の傾向
過去10年で万馬券は3回!上位人気同士の決着は1度しかない波乱必至のレース
【AJCC過去10年の配当傾向】
近年波乱傾向★★★☆☆
万馬券出現率30%
馬連10倍以下10%
馬連平均配当 | 3連複平均配当 | 3連単平均配当 | 馬連最高配当 | 3連単最高配当 |
---|---|---|---|---|
7,450円 | 20,630円 | 149,360円 | 34,330円 | 720,760円 |
過去10年で万馬券は3回の大波乱レース。
馬連10倍以下の配当は1度しかありません。
万馬券となったのは次の3回
開催年 | 着順 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 人気 |
---|---|---|---|---|---|
2022年 | 1着 | キングオブコージ | 牡6 | 横山典 | 3人気 |
2022年 | 2着 | マイネルファンロン | 牡7 | 松岡 | 11人気 |
2015年 | 1着 | クリールカイザー | 牡6 | 田辺 | 4人気 |
2015年 | 2着 | ミトラ | セ7 | 柴山 | 7人気 |
2014年 | 1着 | ヴェルデグリーン | 牡6 | 田辺 | 2人気 |
2014年 | 2着 | サクラアルディート | 牡6 | ペリー | 11人気 |
4番人気までの上位人気馬と人気薄の組合せの紐荒れで万馬券になっています。
馬連配当が10倍以下になったのは2018年の2人気ダンビュライトと1人気ミッキースワローで決まった年だけなので、今年も紐荒れ馬券を狙った馬連がおすすめです。
菊花賞出走馬は中心的存在ではあるが1番人気としては危険がいっぱい
【AJCCで飛んだ1番人気馬】
開催年 | 単勝オッズ | 着順 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 前走 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2023年 | 1.8 | 5着 | ガイアフォース | 牡4 | 57.0kg | ルメール | 菊花賞(阪神)8着 |
2022年 | 2.0 | 6着 | オーソクレース | 牡4 | 55.0kg | ルメール | 菊花賞(阪神)2着 |
2016年 | 4.4 | 10着 | サトノラーゼン | 牡4 | 56.0kg | ベリー | 菊花賞(京都)5着 |
2015年 | 1.3 | 7着 | ゴールドシップ | 牡6 | 58.0kg | 岩田康 | 有馬記念(中山)3着 |
2014年 | 3.6 | 4着 | レッドレイヴン | 牡4 | 56.0kg | 柴田善 | 美浦ステークス(中山)1着 |
AJCCの1番人気連対率は50%。
G2レースにしてはかなり低いです。
飛んだ1番人気のうち60%が4歳馬。
すべて菊花賞出走馬です。
菊花賞2着の実績があるオーソクレースでも着外に飛んでいるので
菊花賞での着順は不問と考えていいでしょう。
ローテ別でも触れますが、菊花賞出走馬の選択がこのレースの鍵になると
思います。
前走は重賞出走が必須!近年は中京、阪神の重賞組の好走続いている
【AJCC5番人気以下の連対実績】
年 | 馬名 | 性齢 | 人気 | 騎手 | 前走レース |
---|---|---|---|---|---|
2023年 | エヒト | 牡6 | 5人気 | 田中勝 | チャレンジカップ(阪神)3着 |
2022年 | マイネルファンロン | 牡7 | 11人気 | 松岡正 | 中日新聞杯(中京)17着 |
2020年 | ステイフーリッシュ | 牡5 | 5人気 | ルメー | チャレンジカップ(阪神)10着 |
2019年 | シャケトラ | 牡6 | 7人気 | 石橋脩 | 有馬記念(中山)6着 |
2019年 | メートルダール | 牡6 | 5人気 | マーフ | 中日新聞杯(中京)5着 |
2017年 | タンタアレグリア | 牡5 | 7人気 | 蛯名正 | 天皇賞春(京都)4着 |
2015年 | ミトラ | セ7 | 7人気 | 柴山雄 | 福島記念(福島)1着 |
2014年 | サクラアルディート | 牡6 | 11人気 | ベリー | 中山金杯(中山)9着 |
過去10年で5番人気以下の人気薄が連対したのは8頭。
前走は全て重賞出走馬です。さすがにG2競走なので重賞初出走でこのレースを好走できるほど甘いものではないでしょう。
天皇賞春からのタンタアレグリアは別として、他は秋~冬の重賞で掲示板をギリギリ確保できるレベルのレースでした。
近年では、中京や阪神コースの重賞、チャレンジカップや中日新聞杯で負けた馬が穴馬としておすすめです。
枠順の有利不利はほとんどなし、内枠の連対馬は先行馬よりも差し馬が実績あり
【AJCC枠順別成績】
枠番 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|
1枠 | 6.70% | 13.30% | 26.70% |
2枠 | 6.70% | 13.30% | 20.00% |
3枠 | 5.90% | 11.80% | 11.80% |
4枠 | 5.90% | 11.80% | 29.40% |
5枠 | 11.10% | 16.70% | 22.20% |
6枠 | 10.00% | 20.00% | 25.00% |
7枠 | 5.00% | 15.00% | 20.00% |
8枠 | 4.30% | 8.70% | 13.00% |
内枠、外枠でそれほど差はありませんが
5枠より内の連対率が若干高いかなという感じ。
1枠、2枠で連対した馬は先行馬ではなく差し馬ということにも注意。
近年好走続いている中日新聞杯からの出走馬に注目
【AJCCローテ別成績】
前走 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
有馬記念 | 2-0-0-10 | 16.70% | 16.70% | 16.70% |
菊花賞 | 1-3-0-6 | 10.00% | 40.00% | 40.00% |
中日新聞杯 | 1-1-3-3 | 12.50% | 25.00% | 62.50% |
金鯱賞 | 1-0-1-3 | 20.00% | 20.00% | 40.00% |
ステイヤー | 1-0-0-9 | 10.00% | 10.00% | 10.00% |
天皇賞秋 | 1-0-0-3 | 25.00% | 25.00% | 25.00% |
サンタクロ | 1-0-0-1 | 50.00% | 50.00% | 50.00% |
天皇賞春 | 1-0-0-0 | 100.00% | 100.00% | 100.00% |
凱旋門 | 1-0-0-0 | 100.00% | 100.00% | 100.00% |
チャレンジ | 0-2-0-4 | 0.00% | 33.30% | 33.30% |
福島記念 | 0-2-0-3 | 0.00% | 40.00% | 40.00% |
中山金杯 | 0-1-1-14 | 0.00% | 6.30% | 12.50% |
ディセンバ | 0-1-1-7 | 0.00% | 11.10% | 22.20% |
ジャパンC | 0-0-2-3 | 0.00% | 0.00% | 40.00% |
迎春S | 0-0-1-2 | 0.00% | 0.00% | 33.30% |
アルゼンチ | 0-0-1-7 | 0.00% | 0.00% | 12.50% |
その他 | 0-0-0-40 | 0.00% | 0.00% | 0.00% |
菊花賞出走馬が連対率40%と断然。
しかし、1番人気に支持された菊花賞出走馬は不振・・・
菊花賞2着だったオーソクレースが着外に敗れたり、菊花賞1番人気でセントライト記念優勝馬のガイアフォースが沈んだり、菊花賞馬が有力候補なのは間違いありませんが、拾捨選択が非常に難しいです。
近年、非常に連対率が上がってきた中日新聞杯からの出走馬にも注意です。2022年は中日新聞杯組が1着~3着を独占しています。
AJCC2024の注目馬3頭
AJCCの注目馬についてはレース当週の月曜日に公開いたします!
過去データではわからないキサラギの分析
AJCC危険な人気馬:
AJCCの危険な人気馬は枠順確定後公開いたします。
AJCC特注穴馬指名:
AJCCの特注穴馬は枠順確定後公開いたします。
AJCCのキサラギポイント:
AJCCの特注穴馬は枠順確定後公開いたします。
2024年AJCCまとめ
菊花賞上位組が出走してこないので、今年も混戦必至のAJCC。
これは波乱の匂いがしますね。
まだ明け4歳馬の動向がわからないので、登録が揃ったら最終予想を行いますが
今のところカラテが本命ですね。
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■最近の的中情報
- 11月17日 東京10R 977,280円的中
- 11月10日 京都10R 621,520円的中
- 11月03日 東京11R 925,080円的中
- 10月27日 京都02R 1,109,040円的中
- 10月22日 浦和07R 809,800円的中
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