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歴代最強馬ランキング!2024年現役最強馬も厳選紹介します!

更新日:
歴代最強馬ランキング。歴代最強馬ディープインパクト

昭和29年9月に設立され長い歴史を誇るJRAでは、競馬ファンの心に残る名馬が数々登場しています。
人それぞれ思い入れのある馬は居ると思いますが、客観的に見ると「どの馬が一番強いと世間は感じているのだろう?」と気になる人も多いはずです。

本記事では一定の基準をもとに、歴代最強馬をランキング形式で紹介しています。歴代の名馬を知りたいという競馬初心者の人も、歴史に名を刻んだ名馬が好きな往年の競馬ファンも、お楽しみいただける内容になっていますので、ぜひご覧ください!

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歴代最強馬

ケイバイラスト
まずはJRAで活躍した全ての競走馬の中で”最強”と呼び声の高い名馬の紹介です。

勝っても負けても強いと評判の馬が出走するレースは胸が高鳴りますよね。

そんな思い入れのある名馬たちを過去のヒストリーと共に振り返りましょう!

走りを見た事のある競馬ファンなら、名前を聞いただけでその雄姿が蘇る名馬の数々をご覧ください!

【1位】ディープインパクト

ディープインパクトの走っている写真
参照元:JRA-VAN

成績14戦12勝(G1:7勝)
主な偉業無敗のクラシック三冠馬
獲得賞金14億5,455万円1,000円

主に騎乗を務めた武豊騎手も魅了された最強馬。
競馬を知らない人でも名前は聞いたことがあるという人も多い、日本競馬界でもっとも有名な馬でもあります。

元々話題の馬でしたが、数々の有力馬が出場するG1レース・菊花賞で単勝1.0倍に押されたことでさらに注目度が高まり、社会現象へと発展し競馬をしない人へも広まっていきました。

レースでは早くから頭角を現したディープインパクトは、重心が低く飛ぶように駆けるレーススタイルで、最後の直線で同世代の馬たちを抜き去る華麗な走りで競馬ファンを虜にし、無敗でクラシック三冠を手にしました。

クラシック3冠馬は過去、凱旋門への挑戦は3着に敗れ、その後海外では認められていない薬物が検出され失格となり、名馬の名に傷を負いますが、その後はジャパンカップ制覇や有馬記念2連覇など、日本で活躍し栄光を取り戻します。

現役最強だけではなく、種牡馬としても日本最強クラス!
ディープの血を引く産駒は、三冠馬コントレイル、三冠牝馬”貴婦人”ジェンティルドンナ、欧州の2つのダービーを制したオーギュストロングなどなど、数え上げればキリがありません。

【2位】イクイノックス


参照元:ウマダネ

成績10戦8勝(G1:6勝)
主な偉業2023年度世界ランキング1位
獲得賞金25億1,544万6,100円

ディープインパクトとどちらが歴代最強なのか?

これは人によって意見が違いますが、10人中8人はこの2頭のどちらかを歴代日本最強馬に挙げるでしょう。

キタサンブラック産駒初のG1優勝馬であり、今年2023年のジャパンカップで優勝、G16連勝の記録はテイエムオペラオー、ロードカナロアに並ぶ偉業。賞金額22億円はアーモンドアイの記録を抜き歴代1位を成し遂げています。

2歳の東京スポーツ杯ではすでに頭角を現していたが、クラシック初戦皐月賞では2着、続くダービーでもドウデュースに敗れて春のクラシックは無冠に終わる。

3歳秋は菊花賞には出走せず、天皇賞秋へ前年のエフフォーリアに次いで2年連続3歳馬が天皇賞秋を制覇します!そこからの快進撃はもう言うまでもありません。

3歳で有馬記念を制覇!ドバイではシーマクラシックを制し、世界ランキング1位に輝く、そして宝塚記念、天皇賞秋、超豪華メンバーの2023年ジャパンカップを優勝し、G16連勝を達成

全てのレースで完全な横綱相撲!ジャパンカップの走りを見たら、次の有馬記念はもちろんのこと翌年の全てのG1は手中に収めてもおかしくない強さでした。

しかし、今度は最強の遺伝子を繋げるため2024年で引退。2年後にどんな怪物産駒を見せてくれるのか非常に楽しみです。

【3位】オルフェーヴル

オルフェーヴルの走っている画像
参照元:JRA-VAN

成績21戦12勝(G1:6勝)
主な偉業凱旋門賞2年連続2着
獲得賞金15億7,621万3,000円

ディープインパクトの後に登場したクラシック三冠馬です。しかし安定していたディープインパクトと違い気性の荒さが目立つ馬で、主戦の池添騎手は何度も振り落とされそうになっていました。

名レースと呼ぶにふさわしいレースが、数多くあるオルフェーヴルですが、特に引退レースの有馬記念で2着に8馬身差を付けて勝利したレースは圧巻で、ゴールした時のどよめきと歓声は凄かったです。

まだまだトップクラスで走れる余力を残して、いち早く引退を決めたオルフェーヴルは、すでにトップクラスの産駒を何頭も生み出しています。

皐月賞馬エポカドーロ、エリザベス女王杯を連覇したラッキーライラックなど、重賞実績はありませんが、小さな巨人として人気のあるメロディーレーンもオルフェーヴル産駒です。

オルフェーヴル自身はダート経験はありませんが、ダートのトップクラスの馬を多数輩出しているのも面白いところ、ドバイワールドカップを日本馬として初制覇したウシュバテソーロや、ダート重賞の常連、ヘリオスやジャスティンもオルフェーヴルの産駒です。

もしも、現役時代に凱旋門賞とともに、アメリカ遠征をしていたなら、日本馬で初のブリーダーズカップを制覇したのはオルフェーヴルだったのかもしれません。

【4位】シンボリルドルフ

シンボリルドルフの走っている写真
参照元:JRA-VAN

成績16戦13勝(G1:7勝)
主な偉業無敗のクラシック三冠馬
獲得賞金6億8,842万4,200円

JRA史上初の三冠馬となったシンボリルドルフは、80年代に活躍した名馬です。

当時まだ国産馬ではジャパンカップを制した馬はおらず、三冠を獲得した年にも出場し期待がかかりましたが、菊花賞から中1週というハードローテーションの影響か2着に敗れました。
しかし、翌年には見事ジャパンカップを制しリベンジを果たしています。

無敗の三冠馬は以下三頭だけ。

  • シンボリルドルフ
  • ディープインパクト
  • コントレイル

ルドルフが最強と語られるのは、無敗で三冠を制したことはもちろんのこと、日本で初めて6大レースを制覇した馬だからです。

日本競馬の最高峰八大競走は、牡馬クラシック3冠と春、秋の天皇賞、有馬記念、ジャパンカップそして優駿牝馬(オークス)

そのうち牡馬が出走できるのは、オークスを除く7レースになります。シンボリルドルフはこのうち6つのレースで優勝しています。この偉業を成し遂げたのは、現在でもルドルフとディープインパクトの2頭しかいません。

この2頭でも天皇賞秋を制覇できてないのが、秋天は魔性、府中には魔物が住むの所以となっています。(シンボリルドルフは天皇賞秋2着、ディープインパクトは天皇賞秋未出走)

八大競走の中の6レースに宝塚記念の優勝を加えた7冠馬としてその実績は称えられています。

種牡馬としてはトウカイテイオーを生み出しています。圧倒的なスピード能力、そしてセンスを持つ類まれな競争馬でしたが、怪我に苦しみ自身の最大能力を発揮することはできませんでした。

それでも、クラシック2冠、ジャパンカップそして伝説として語り継がれる有馬記念を制覇しています。

【5位】キタサンブラック

キタサンブラックの走っている写真
参照元:JRA-VAN

成績20戦12勝(G1:7勝)
主な偉業2017年天皇賞春秋連覇、G17勝
獲得賞金18億7,684万3,000円

演歌歌手の北島三郎さんの持ち馬として脚光を浴びた名馬です。
どちらかというと大器晩成型で古馬になってからも結果を残し、最終的にG1で7勝を果たし当時獲得賞金トップだったテイエムオペラオーの記録を塗り替えて引退しました。

レーススタイルは万能型で、先行も差しも申し分なく走れる距離も柔軟に対応しています。早めに先頭に立ち交わされかけても、再び伸びて根性で勝つ姿に競馬ファンは歓喜していました。

G1で勝利すると北島三郎さんが『まつり』を歌い、競馬界を盛り上げた名馬という意味でも名馬と呼ぶにふさわしいでしょう。

キタサンブラックの母父はサクラバクシンオー!
日本最強スプリンターとしても名前が上がる90年代の快速馬です。そのため、中距離が限界と思われていましたが、非凡なスピード、そしてスタミナを持ち、天皇賞春や菊花賞有馬記念などの長距離レースも次々と制覇しました。

その血統は産駒にも受け継がれ、初年度から重賞馬を生み出しています。ディープと並んで歴代最強馬とも語られるイクイノックスもキタサンブラックの産駒です。

2年目の2023年には、ソールオリエンスが皐月賞を優勝し、産駒として初のクラシックタイトルを父にプレゼントしています!

歴代最強牝馬

牝馬に女性が乗っている画像

競馬を最近知った方は牝馬(ひんば)とはあまり聞き慣れない言葉ですよね。
牝馬とはメスの馬のことです!

女の戦いを制してきた最強と呼び声の高い牝馬のランキングを紹介します。
牝馬としてだけではなく、混合レースでも名前が挙がっている馬は加算しました。それではランキングをご覧ください!

歴代 最強牝馬ランキング

【1位】アーモンドアイ

アーモンドアイの走っている写真
参照元:JRA-VAN

成績15戦11勝(G1:9勝)
主な偉業G1タイトル9つ獲得
獲得賞金15億1,956万3,000円

初の古馬混合戦となったジャパンカップで、当時の世界レコード2分20秒6の記録を樹立

2023年パンサラッサが大逃げしたジャパンカップでも2分21秒8。この記録も間違いなく世界レコードクラスですが、それよりも1秒早いタイムはまさに異次元の走りでした。

国内国外問わず活躍し、レーススタイルも先行追い込みどちらもこなす器用さを持ち合わせ、オールラウンダーとして、引退するまで安定した活躍を見せています。

最終的にはディープインパクトやシンボリルドルフを超す、G1タイトルを9つ獲得する活躍ぶりで、JRAの名馬に名を連ねています。

【2位】ジェンティルドンナ

ジェンティルドンナの走っている写真
参照元:JRA-VAN

成績19戦10勝(G1:6勝+1勝)
主な偉業牝馬初ジャパンカップ2連覇
獲得賞金13億2,621万円

ディープインパクト産駒で、もっともG1を制覇しているジェンティルドンナは、古馬になっても牡馬混合のG1レースに挑み続け、数々の名勝負を繰り広げた歴史的牝馬です。

初のジャパンカップ制覇となるレースでは、三冠馬のオルフェーヴルに、体当たりしながら勝ったレースを、覚えている競馬ファンも多いのではないでしょうか?

また引退レースの有馬記念では、初の中山競馬場にも関わらず、名立たる牡馬を蹴散らし有終の美を飾っています。

【3位】ダイワスカーレット

ダイワスカーレットの走っている姿
参照元:JRA-VAN

成績12戦8勝(2勝+2勝)
主な偉業37年ぶり牝馬有馬記念制覇
獲得賞金7億8,668万5,000円

勝ったレース以外、すべて2着のダイワスカーレットは、連対率100%で安定感抜群の名馬です。

同期にウォッカがいたため若干インパクトで負けていましたが、名馬と呼ぶには十分の成績を残しています。

古馬になって挑んだ天皇賞秋では、ライバルのウォッカとのデッドヒートの末、2cm差で負けたレースは衝撃的でした。

引退レースの有馬記念では勝利を収め、37年ぶりとなる牝馬の有馬記念制覇を成し遂げ、有終の美を飾っています。

【4位】ウオッカ

ウォッカの走っている写真
参照元:JRA-VAN

成績26戦10勝(G1:6勝+1勝)
主な偉業64年ぶりの牝馬のダービー馬
獲得賞金13億487万6,000円

印象的なレースで勝利をもぎ取り、敗戦がかすむほど栄光へと駆け抜けたスター性抜群の牝馬。

  • 日本中を沸かせたダービー
  • 7馬身差で独走したヴィクトリアマイル
  • 写真判定の末勝利した天皇賞秋とジャパンカップ
  • 大逆転劇を魅せた2度目の安田記念

勝ったレースがドラマティックで印象的です。

【5位】ソダシ

ソダシ

参照元:JRA-VAN

成績23戦9勝(G1:3勝+3勝)
主な偉業牝馬2位の獲得賞金
獲得賞金6億2,923万円

「白毛馬は弱い!」
競馬では常識と言われていたのを覆したのは白毛のアイドルホースソダシです。

4連勝で2歳女王に輝き、クラシック初戦の桜花賞でも優勝しデビュー後5連勝を達成。
得意距離はマイルまでなので、オークス、秋華賞では敗れたものの、古馬になってからは東京マイルのヴィクトリアマイルで優勝!

連覇を賭けた2023年も、現役最強マイラーソングラインと差のない競馬の2着と最後まで力を出し切ってくれました。

2024年最新 現役最強馬ランキング

現役最強馬4歳以上2024最新版

続いて現役最強の競走馬をご紹介致します。

今回は実績を平均的に比較するために、2024年現在で4歳以上の競走馬にスポットを当ててご紹介致します。

【1位】リバティアイランド

リバティアイランド

参照元:Wikipedia

成績現在 8戦5勝
主な偉業2023年牝馬三冠
獲得賞金7億4,444万円

2023年度の三冠牝馬です。
デビュー2戦目のアルテミスステークスではラヴェルに敗れたものの、その後はG1を4連勝し、同世代では敵なしの圧倒的な強さを見せつけてくれました。

現役最強馬としてランク付けした理由は、初の古馬との対決となったジャパンカップでの走りです。歴代最強馬とも言われるイクイノックスが断然の1番人気、リバティアイランドは2番人気でした。

クラシック戦では最後方から一気の末脚で、同世代の馬達を抜き去った女傑ですが、イクイノックスにこの戦い方は通用しない!

馬群の先団につける積極的な競馬で、イクイノックスに詰め寄り2着!現時点の日本競馬界最高のメンバーで戦ったジャパンカップでこの成績を残せるのは、まさに怪物と言わざるを得ません。

2歳から活躍していますが、オークス、ジャパンカップの走りを見ると、まだまだ成長できる力があると見ています。

現時点での最強馬がさらに力をつけたらどんなレースをしてくれるのか?2024年はこの馬が日本競馬界の中心になるのは間違いないでしょう。

【2位】ドウデュース

ドウデュース

参照元:JRA-VAN

成績現在 14戦6勝
主な偉業2023年有馬記念を制覇
獲得賞金10億2,726万円

2022年の日本ダービー馬、そして2023年のグランプリ馬。
2021年に朝日杯フューチュリティステークスを優勝し、2歳王者に輝く。
2歳王者とダービーの両タイトルを獲得したのはシャドーロールの怪物ナリタブライアン以来の快挙でした。

そして、現役最強馬のイクイノックスと直線並ぶものの力で競り落としているのも、現役最強クラスのポイントが高い点。

凱旋門賞で大敗した後、調子を落としていましたが京都記念では圧勝、ジャパンカップでも入着と少しづつ調子を取り戻し、3戦目の有馬記念は本来の鋭い末脚を発揮し堂々優勝!

イクイノックスとの最後の対決が見られなかったのは残念です。2024年は中距離を中心とした戦いになるでしょう。リバティアイランドにJCでの借りを返さなければならないので、この2頭の再戦は楽しみです。

凱旋門賞に再挑戦のプランも発表されましたので、武豊騎手との名コンビで初の凱旋門賞制覇を期待しています。

【3位】スターズオンアース

スターズオンアース

参照元:JRA-VAN

成績現在 13戦6勝
主な偉業2022年オークス・桜花賞
獲得賞金8億4,098万円

2022年の2冠牝馬です。桜花賞まではそれほど話題にもなっていませんでしたが、7番人気で桜花賞を制覇した後は、オークスで圧勝。世代最強牝馬の印象を強くしました。

秋華賞では3着に敗れたものの、一番強い競馬をしてさらに評価はアップ。オークス以来勝ちがありませんが、ジャパンカップではイクイノックス、リバティアイランドに次ぐ3着!大外枠の不利をものともせず好走!枠順によってはリバティと順位が逆になる可能性もありました。

有馬記念では絶対的不利と言われる大外枠で2着。これも枠順によってはドウデュースとの逆転もあり得ました。生涯3勝の内訳は、新馬戦とG1が2勝という珍しい成績。大きな舞台で力を発揮するタイプの馬です。

【4位】ドゥレッツァ

ドゥレッツア

参照元: JRA-VAN

成績現在 8戦5勝
主な偉業2023年菊花賞制覇
獲得賞金3億653万円

未勝利戦を勝ち上がった後、条件戦を一気に駆け上がり菊花賞までたどり着いた力は本物でした。皐月賞馬とダービー馬が出走した菊花賞では直線でどんどん2番手を突き放す強さを見せつけ、遅れてきた世代最強馬として賞賛されています。

長距離だけではなく、2000m前後の中距離でもスピード能力が高いところを見せているので、来年の古馬中長距離路線では間違いなく主役となる馬でしょう。

ドゥラメンテ産駒なので、同じ父のリバティアイランドとの対決が楽しみです。

【5位】ジャスティンパレス

ジャスティンパレス

参照元:Wikipedia

成績現在 15戦5勝
主な偉業2023年天皇賞・春 制覇
獲得賞金6億5,387万円

2023年天皇賞春の優勝馬です。
春のクラシックでは活躍できませんでしたが、秋からは一変。
神戸新聞杯で初の重賞制覇を果たした後は菊花賞3着と長距離での強さを見せてくれました。
翌年、本格化してからは阪神大賞典、天皇賞春を連勝。得意距離よりも短い宝塚記念でも3着、天皇賞秋では2着とG1レースでも確実に上位をキープしています。

有馬記念ではスタート失敗でまさかの惨敗・・・・必ず巻き返しがあるでしょう。

2500mを超える長距離レースならばスタミナが大きな武器となるので、天皇賞春では現役最強ステイヤーとして雄姿を見せてくれることと願っています。

2024年最新 3歳馬ランキング

現役最強馬3歳2024最新版

続いて最も熱い世代、3歳馬の競走馬ランキングをご紹介致します。

昨年までは、新馬(2歳馬)として1年を駆け抜けた馬たちです。

実績を平均的に比較するために、2024年現在の3歳の競走馬にスポットを当ててご紹介致します。

【1位】ジャンタルマンタル

ジャンタルマンタル

参照元:Wikipedia

成績現在 6戦4勝
主な偉業2024年NHKマイルC 制覇
獲得賞金3億2,052万円

朝日杯フューチュリティステークスでは1番人気に応えて優勝。デビュー以来無敗の3連勝で2歳王者に輝きました。まだ直線で左にヨレるところもありましたが、クラシックまでにはさらに成長してスピードに磨きがかかるでしょう。

父はPalace Malice

まだ日本での産駒が少なく2023年の途中までは産駒成績は1勝でしたが、ジャンタルマンタルが重賞2勝、そして2024年に入ってシンザン記念をノーブルロジャーが優勝し、産駒成績はいきなり重賞3勝とトップクラスの種牡馬成績になっています。

次は共同通信杯の予定、東京コースですが皐月賞に直結するレースなので、この結果次第では3冠の1つ目ゲットは見えてきます。

【2位】チェルヴィニア

チェルヴィニア

参照元:Wikipedia

成績現在 5戦3勝
主な偉業2024年オークス 制覇
獲得賞金2億1,519万円

アルテミスステークスを出遅れながらも、余裕の差し切り勝ち。

このレースの2着は超良血馬サフィラ、3着はフェアリーステークスで1番人気に支持されたスティールブルーですから、レースレベルが高いのは間違いなし。

秋の時点で2歳女王に最も近い馬と予想されていましたが、残念ながら順調さを欠き阪神JFを回避。故障ではなく、回復次第復帰との予定なので、ここはクラシックを見据えて大事にいきたいということでしょう。

父ハービンジャー、母はオークス2着のチェッキーノ。この組み合わせは桜花賞よりもオークスで期待したい馬。能力の違いで桜花賞も優勝してしまう可能性も非常に高いですが、まずはレガレイラ、アスコリピチェーノの2歳女王たちとどこで対決があるのか非常に楽しみです。

【3位】レガレイラ

レガレイラ

参照元:Wikipedia

成績現在 5戦2勝
主な偉業2023年ホープフルステークス 制覇
獲得賞金1億1,277万円

2年連続で怪物牝馬誕生か?

紅一点出走のG1ホープフルステークスでは3番人気。ルメール騎手が乗ってもここまでの人気なのでそれほどの逸材とは思っていませんでした。

しかし、結果は圧倒的人気の京都2歳ステークス優勝馬シンエンペラーを完璧に差し切って優勝!

2歳混合G1を制したのは史上初!グランアレグリアでも朝日杯は3着までで、ホープフルステークスの牝馬過去最高着順は5着でした。

これはウォッカ以来の牝馬ダービー制覇も夢じゃない!

まだ全レース出遅れとスタートに難がある馬なので、ここをクリアするのが春までの課題でしょう。

【4位】ダノンエアズロック

ダノンエアズロック

参照元:日刊スポーツ

成績現在 5戦3勝
主な偉業2024年プリンシバルS 制覇
獲得賞金4,462万円

2022年セレクトセールで4億9500万円で取引された超高額馬

父はマイルG1を総なめし、天皇賞秋も制覇したスピード馬モーリス、母はスプリントからクラシックディスタンスまで幅広い距離を走り、4つのG1を優勝したオーストラリアの名牝モシーンです。

高額だから強い!

というわけではありませんが、デビュー2戦目のアイビーステークスでは後のホープフルステークス王者レガレイラを寄せ付けず圧勝!現段階では何度やってもこの差が逆転することはないでしょう。

まだG1はおろか重賞出走もありませんが、クラシック前哨戦では確実に人気になる馬。ジャンタルマンタルと比較しても力では全く劣っていません。G1タイトルホルダーということで、ジャンタルを上にしていますが、皐月賞までのトライアル結果次第ではランキング逆転している可能性も十分あり!

【5位】アスコリピチェーノ

アスコリピチェーノ

参照元:Wikipedia

成績現在 5戦3勝
主な偉業2023年阪神JF 制覇
獲得賞金2億2,164万円

鋭い末脚で新潟2歳ステークスを優勝、その勢いは2歳女王決定戦でも止まることはありませんでした。

現在3戦3勝で2歳女王であるにも関わらず、今年は怪物牝馬候補が2頭もいるので、ランクは5位となっています。阪神JFのレベルが例年よりも劣るか?と言ったらそんなことはありません。

新潟2歳ステークスを制して阪神JFを連対したのは、過去にハープスター1頭だけ。そしてアスコリピチェーノは阪神JFを優勝した2歳女王。現時点では怪物候補のレガレイラ、チェルヴィニアの次点という評価ですが、実際に戦ってみなければ全くわかりません。

2024年は最強牝馬を巡る戦いに注目です!

2024年最新 現役ダート最強馬ランキング

最後に紹介するのは現役最強のダート競走馬です。

現役 ダート馬ランキング

【1位】ウシュバテソーロ

ウシュバテソーロ

参照元:JRA-VAN

成績現在 34戦11勝
主な偉業2023年ドバイワールドカップ 制覇
獲得賞金22億1,567万円

34戦11勝という成績だけ見るとなぜ最強馬なのかわからないと思います。
ウシュバテソーロは完全な晩成タイプで、未勝利戦を勝ち上がるまで7戦、その後1勝クラスで8戦、2勝クラスで4戦、3勝クラスでは5戦しており、デビューから3年目でオープンクラスにたどり着くまで24戦も経験している馬です。

本格化したのは5歳秋、初の地方交流重賞G1東京大賞典を優勝!翌年にはドバイワールドカップを制覇しています。そしてこの秋には日本初のブリーダーズカップ制覇に挑戦しましたが、結果は5着。

久しぶりの大敗の影響が懸念された暮れの東京大賞典では、ファンの不安を完全にかき消す圧倒的な強さで連覇を果たし、実力の違いをみせつけました。

現在の総賞金額の12億円は芝馬を入れた歴代ランキングで12位です。
晩成馬なのでこれからの活躍がまだまだ期待できる馬。当分、ダート最強の座を譲ることはないでしょう。

【2位】レモンポップ

参照元:JRA-VAN

成績現在 16戦11勝
主な偉業2023年チャンピオンズカップ 制覇
獲得賞金4億1,175万円

デビューから連対率100%で挑んだ2023年のフェブラリーステークス。初G1にも関わらず横綱競馬で圧勝。この距離ならば、この馬の天下はしばらく続くと予感させられました。

ウシュバテソーロがドバイクラシックを制した同じ日、残念ながら10着と惨敗。初の海外輸送のせいなのかドバイの砂が合わなかったのかわかりませんが、いつもの強いレモンポップの姿はそこにはありませんでした。

しかし、その年の秋から復帰。初戦の南部杯マイルチャンピオンシップでは、久々のレースにも関わらず、2着に大差をつける圧勝劇!続くチャンピオンズカップは、自身初の1800m戦でしたが、持ち前のスピードで後続を全く寄せ付けず逃げ切り勝ちを決めています。

2023年はフェブラリーステークス、チャンピオンズカップとJRA開催のダートG1を全て制覇しています。チャンピオンズカップの走りを見るとあと1ハロン延びても大丈夫じゃないかと思うので、今年の夏は帝王賞でウシュバテソーロとの頂上決戦が実現してくれればと期待しています。

【3位】デルマソトガケ

デルマソトガケ

参照元:JRA-VAN

成績現在 12戦4勝
主な偉業2023年UAEダービー 制覇
獲得賞金4億6,583万円

全日本2歳優駿を制した後は、全て海外での競馬。
黄金世代の中でもミックファイアと並び称される馬ですが、日本でのレースは1年以上ありません。

海外では素晴らしい実績を残しており、サウジダービー3着のあとにUAEダービーを優勝。2023年秋にはブリーダーズカップにも出走し、惜しくも2着という成績でした。

ブリーダーズカップではダート最強馬ウシュバテソーロが5着に敗れていることと比較しても、この馬の強さはわかると思います。

秋までは黄金世代と呼ばれていた2023年3歳ダート馬ですが、ミックファイアをはじめとしてミトノオー、セラフィックコールなどがことごとく古馬の壁の高さに苦しむ中、海外で日本ダート最強馬ウシュバテソーロに先着してるのは、非常に期待を抱かせてくれます。

【4位】ウィルソンテソーロ

ウィルソンテソーロ

参照元:JBIS Search

成績現在 17戦7勝
主な偉業2023年白山大賞典 制覇
獲得賞金3億2,966万円

チャンピオンズカップ12番人気2着、続く東京大賞典も6番人気2着と2連続で穴を開けたことで知られていますが、この穴は弱い馬の大駆けではなく、この馬の力を見くびっていたというのが理由です。

実際、地方交流重賞では3連勝している馬。鞍上が川田騎手→菅原騎手、そして原騎手に乗り替わったことで人気もそれほどなかったということになります。

チャンピオンズカップは出遅れて4角13番手から上り最速で2着、東京大賞典は逃げて最後ウシュバにねじ伏せられて2着と、どんな競馬にも対応できるのが魅力。こういう馬は強いです。

まだ5歳でこれからの馬、今年の地方交流戦ではさすがに人気になるとは思いますが、この馬の強さを信頼しても大丈夫です!

【5位】ミックファイア

ミックファイア

参照元:JBIS Search

成績現在 10戦7勝
主な偉業2023年ジャパンダートダービー 制覇
獲得賞金1億8,250万円

南関東3冠を無敗で制したのは2001年のトーシンブリザード以来22年ぶり。

同世代とは完全にレベル違いの競馬でデビュー以来7連勝を達成!秋の初戦に予定していた日本テレビ盃、JBCクラシックをどちらも回避。チャンピオンズカップ出走に向けて調整していましたが間に合わず。

超ハイレベルの東京大賞典で初の古馬との対戦ということになってしまいました。

結果は8着に大敗。春の状態には完全に戻っていないのは誰が見てもわかるものの、やはりJRA馬、そして古馬陣の壁は高かったと認めざるを得ません。

しかし、同世代そして地方競馬ではトップクラスであることは間違いなし、初めての敗戦が今後のレースにどう影響してくるか今の時点ではわかりませんが、JRA馬を負かす日が来ると期待して現役ダート馬5位にランクインさせています。

ジョッキーが選んだ最強馬

ジョッキーと馬の触れ合う画像

次はジョッキーが雑誌などで名前を挙げた名馬を紹介します。多くの馬に乗ってきたからこそ分かる名馬たちをご覧ください!

ジョッキーが選んだ最強馬

【武豊】サイレンススズカ

サイレンススズカの走ってる写真
参照元:JRA

成績16戦9勝(G1:1勝)
主な偉業レース中に粉砕骨折をした悲運の名馬
獲得賞金4億5,598万円
選んだメディア・媒体20年5月Number

個性的な大逃げでターフを沸かせたスピード型の名馬。

やはり印象的なレースは、サイレンススズカ最後の走りとなった、第118回の天皇賞秋です。断然の1番人気で迎え、大方の予想通り先行するサイレンススズカ。4コーナーにさしかかっても2番手以降は遥か彼方で、誰もがそのまま逃げ切りだと思った瞬間でした。

サイレンススズカは左前脚手根骨を粉砕骨折しレースを中止、そのままこの世を去りあまりにも早すぎる名馬の死に涙するファンも多数いました。

武豊騎手については、別記事で詳しく紹介していますので、こちらをご覧ください。

【福永裕一】エルコンドルパサー

エルコンドルパサーの走っている写真
参照元:JRA

成績11戦8勝(G1:3勝)
主な偉業レース中に粉砕骨日本調教馬として初の凱旋門賞2着
獲得賞金3億7,607万円
選んだメディア・媒体15年6月サラブレ

福永裕一が名馬に推すエアコンドルパサーは、無敗でG1馬になるなど、早くから活躍していた外国産馬です。

スペシャルウィークやグラスワンダーなどを代表に、同期に名馬が多い世代でしたが、ジャパンカップでスペシャルウィークを降し、自他共に認める世代最強馬へと君臨します。

その後は凱旋門賞に焦点を当て、海外で半年近く過ごしフランスの重賞も2つ取り、準備万端で挑みますが当日は重馬場となり、エアコンドルパサーには恵まれない形となり、重馬場巧者のモンジューに差されて2着惜敗でした。

福永祐一騎手については、別記事で詳しく紹介していますので、こちらをご覧ください。

【川田将雅】ナリタブライアン

ナリタブライアンの走っている写真
参照元:JRA

成績21戦12勝(G1:5勝)
主な偉業三歳終了時点でG15勝は未だナリタブライアンただ1頭
獲得賞金10憶2,691万円
選んだメディア・媒体15年6月サラブレ

「シャドーロールの怪物」と呼ばれ、競馬ファンの親しまれた名馬。

三歳終了時点で最強馬はナリタブライアンを言う人も多い名馬。古馬になってからは怪我に苦しんで思うように勝てませんでしたが、怪我をするまでは圧巻のレース内容で勝利していました。

川田将雅騎手については、別記事で詳しく紹介していますので、こちらをご覧ください。

【三浦皇成】ジャスタウェイ

ジャスタウェイの走っている写真
参照元:JRA-VAN

成績22戦6勝(G1:3勝)
主な偉業国際クラシフィケイション単独1位(日本競馬史上初)
獲得賞金5億9,569万円
選んだメディア・媒体17年12月優駿

デビュー当初は順調な滑り出しを見せた成績でしたが、そこから勝ち星が1年8カ月なく迎えた天皇賞秋、5番人気に押されたジャスタウェイですが、1番人気のジェンティルドンナら上位3頭には大きな差がついていました。

しかし、最後の直線で圧巻の追い上げを見せ圧勝し久しぶりの勝利を手にしています。海外競馬にも積極的に参戦し、ドバイデューティフリーで従来レコードを2秒あまりも更新する活躍も見せています。

【和田竜二】テイエムオペラオー


参照元:JRA-VAN

成績26戦14勝(G1:7勝)
主な偉業グランドスラム達成
獲得賞金18億3,518万円
選んだメディア・媒体17年12月優駿

若き和田竜二を一流のジョッキーに育て上げた名馬と言っても過言ではありません。

1年の内に天皇賞春と秋、宝塚記念、有馬記念の4つのG1を制覇することで得られるグランドスラムを成し遂げたのは、今のところテイエムオペラオーただ1頭です。

ライバル馬のメイショウドトウとのワンツーフィニッシュや、キタサンブラックに塗り替えられるまで、獲得賞金リーディング1位だったなど、多くの注目を集めた名馬でした。

まとめ

今回は歴代最強馬と呼び声の高い名馬たちを、ランキング形式で紹介してきました。

競馬を語る上で欠かせない名馬たちのレースは、何度見ても興奮できる最高のレースばかりですね!見る度に当時の記憶が鮮明に蘇り、なんとも言えない感情になってしまいます。

記録はどんどん塗り替えられることが世の常。

今回挙げた名馬たちを超える、凄いサラブレッドが現れることは間違いありません。今後も名レースを期待して競馬を楽しんでいきましょう!

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