競馬の単勝や複勝とは？初心者でもコツコツ稼げる馬券マスターへ！

馬券購入に興味はあるけど、なんだか種類がいっぱいあって分からない。

そんな初心者のみなさんに最初に覚えてもらいたいのが、単勝・複勝。
いわゆる単複という種類です。

分かりやすく買えますし、好きな馬を応援するのも便利な単複。

初心者向きなのはそれだけではありません。馬券を覚え、様々な券種に挑戦するにあたり、単複はその基本となるからです。
つまり、単複を攻略して、はじめて応用編へ進めるといえます。

今や単複はおじさんの馬券のイメージですが、個人的には馬券歴の浅い若い方こそ、単複を買ってほしいと考えています。なにごとも基本を大切にしましょう。

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単勝とは

単勝とは1着馬を当てる馬券です。勝つ馬を当てるのは馬券の第一歩。
まずは、目の前ではじまるレース、その先頭を駆ける馬はどの馬なのか。分かりやすいですし、あらゆる馬券でも必要なスキルでもあります。

同着を除き、的中票は1。16頭立てなら、的中する確率は6.25％。
次に紹介する複勝よりも的中確率は低く、その分配当は高く設定されています。

もちろん、単勝1点勝負なんて男気を感じる馬券も潔いですが、2、3着敗れた際のリスクヘッジに複勝も同時に買うケースが多いです。

単複馬券とは、そんな勝負心と保険が同居した馬券のことです。

また、単勝の買い目は1点ですが、1点しか買ってはいけないわけではありません。何頭か同時に買っても問題はありません。
もちろん、賭け金は増えますが、候補が2、3頭居て絞れないなんてときは、すべて単勝を買ってしまうという手もあります。

単勝二刀流は馬券戦略の一つです。
たとえば、上位人気で2倍以上つく馬と、穴馬候補2頭を単勝で買い、上位人気で当たれば、賭け金回収。穴候補が当たれば、大儲けといった具合です。

単勝のメリット

単勝の最大のメリットは、的中したかどうか分かりやすいことです。
1着なら当たり、それ以外はハズレとなります。

自分が買った馬が先頭を走る爽快感は競馬の最大の醍醐味です。

その気持ちよさを最初に味わうことは、競馬と長く付き合う上では欠かせません。

また、JRA2023年のデータでは、年間3456レースのうち、1番人気は1142勝をあげました。
計算すると1番人気の勝率は33%。
単純に3レースに1度は1番人気が勝つという計算です。

つまり、まずは1番人気の単勝を買うところからはじめてみましょう。

競馬マスコミ、そして馬券を買うファンたちのジャッジはデータからもそれなりに正確なものです。

ひとまず、なにを買えばいいか分からないのであれば、1番人気の単勝を買うと配当は決して高くありませんが、的中確率は高まります。
馬券は儲けることも大切ですが、当たらなければ儲けようはありません。当たりクセをつけるには、1番人気の単勝が最適ですよ。

同時に1番人気の単勝馬券が外れれば、どうして負けたんだろうという疑問が生まれてきます。その疑問こそが予想の出発地点になります。
どうして、こんな結果になったのか。その追及こそが、馬券検討、予想にとって大切なことです。

単勝のデメリット

あとで説明する複勝に比べると、的中確率は1/3しかなく、当たらない可能性が高い馬券でもあります。
1番人気の勝率は3割、3回に1回は当たると説明しましたが、裏を返せば、2/3は外れるということです。

たとえば、2024年1月6日の中山競馬では、1番人気は12レース中2勝にとどまりました。
1日馬券を買って、的中2つをどう感じるかは人それぞれですが、単純に1点100円と計算すると、購入額は1200円。
勝った2レースの配当は280円と300円ですから、580円。620円の損です。

だからといって1番人気以外を買えば、今度は勝つ馬を自分でひねり出さないといけません。
初心者にとってレースで勝者となる”たった1頭”を探し出すのは簡単ではありません。

複勝とは

複勝とは単勝よりも的中幅が広い馬券です。選んだ1頭が1～3着以内に入れば的中します。※ただし、5～7頭立ては2着以内まで、4頭以下では発売がありません。

わかりやすくいえば、単勝の3倍の確率で当たる馬券です。16頭立ての場合、的中する確率は18.75％。選んだ馬が3着以内に入ればいいのは、ハードルが低く、初心者でも手を出しやすいですね。

複勝のメリット

複勝のメリットは、的中率の高さです。

初心者にとって、まず当たること。馬券的中の楽しさを知ることは大切です。いくら買っても当たらないのでは、やる気も出ません。

単勝よりも的中範囲が広いので、スタートで遅れてしまっても、逃げてオーバーペースになっても、3着以内なら入る可能性はあります。最後まで楽しめる馬券ともいえます。

基本は的中3枠のなかでひと枠を当てればいいわけなので、気楽に参加できますね。

単勝馬券のリスクヘッジの役割もあり、先頭を走っていて、最後に交わされても、複勝馬券を購入していれば、的中になります。悔しいなか救い。それが複勝馬券です。

複勝のデメリット

複勝のデメリットは、配当の低さです。
単勝より当たる確率が高く、リスクが少ない分配当は低めに設定されています。

また、オッズは的中が3票あり配当が1/3になるよう設定されています。
たとえば2.3倍～4.6倍と設定されており、組み合わせによって配当が変動します。

1番人気や2番人気といった投票数が多い馬と人気薄で決まった場合、人気薄を勝った人にとって下のオッズで払い戻されるため、損した気分になります。
　
2023年のデータで1番人気の複勝率は63.9%、2番人気でも51.1%。確率が高いので上位人気の複勝なら高確率で的中できます。
しかし、これだけの確率で上位人気が来る分、人気薄でも配当が低めになるケースが多くなります。

コツコツと着実に的中を重ねていかないと儲からないのは、物足りなさもあるかもしれません。

複勝で稼ぐコツ

リターンが少ないものの、馬券のなかでは的中ハードルが低い複勝は、使い方によっては心強くもあります。

では、複勝で稼ぐにはどうすればいいでしょうか。

オッズの目安は2倍以上

複勝のオッズは必ずしも単勝オッズと連動しているわけではありません。たとえば単勝オッズが何倍であっても、1番人気の複勝が200円以上になることは滅多にありません。もちろん、3着以内の組み合わせによってオッズは変動しますが、およそ3番人気以内なら、複勝オッズは100円台です。

2倍以下で儲けを出すには的中数をかなり稼がないといけません。
最低ラインが2倍以上の複勝とは、4、5番人気以下になります。

単勝とは違い、複勝の狙いはこの4、5番人気から下です。
いわゆる伏兵陣のなかから可能性を感じる馬を選びましょう。

可能性とは、なんらかの根拠が必要です。たとえば得意条件。
距離、競馬場、馬場が合う。同条件での好走歴がある。調教が絶好調など出馬表や競馬新聞の馬柱のなかに、ヒントは隠されています。

伏兵陣のなかに、根拠を探し、複勝を買う。これが有効な作戦です。

単勝人気と複勝人気を比べる

単勝オッズは低くても、複勝が多く売れている。
単勝と複勝のオッズを比べていると、そんな馬を見つけることがあります。

単勝は期待できないが、2、3着なら来るかもしれないし、そこに妙味があると多くの人が考えているから発生する現象です。
複勝だけが売れているということですね。

複勝でも3倍稼げることがある

複勝の人気薄を狙えば上手く稼ぐこともできます。

たとえば、2024年1月14日中山9RサンライズS。
ユキノファラオは単勝8番人気18.5倍に対し、複勝は2.2～2.8倍の5番人気でした。

前走南総Sで4コーナー15番手から追い込み、0.2差5着。中山得意の差し馬で、後ろから追い込んでハマるかといったタイプです。
1着は難しそうですが、流れ次第で大外を伸びて上位へ。ここに可能性を感じた方が多く、複勝が売れました。

結果は中団から差して2着に入り、複勝は350円もつきました。
3着が同着になり、かつ人気薄が入り、1～3番人気が敗れたため、珍しく配当が伸びました。

ユキノファラオは中山適性という武器をもち、前走5着とはいえ、着差はわずか0.2差しかありませんでした。
これら情報はすべて馬柱から読み取れるもので、初心者の方でも見つけることができますよ。ぜひ、活用してください。

単勝・複勝で稼ぐコツとは

単勝・複勝で稼ぐコツは、1頭の単勝と複勝を両方買うことです！
この買い方は単複と呼ばれています。

上位に来るだろう馬のなかで、単勝を狙えそうな馬を探しその複勝も買います。

単複の買い方を解説

単複は初心者にとてもおすすめの買い方です！
理想の賭け金は、単勝1：複勝3～4となります。

これで、単勝が当たれば、複勝も当たります。
単勝が当たらなくても、複勝が当たることもあります。

複勝だけで儲けるのは難しいですが、単勝も持っていれば、配当が大きくなる可能性はあります。

複勝の賭け金を多くしておけば、たとえ単勝は外れても、2、3着に入ることで、賭け金を回収できます。
儲けと回収が同居する、それが単複という馬券です。

単複で狙うなら5番から8番人気

単複で狙うなら、5～8番人気あたり。いわゆる中穴です。

上位人気馬の単複を買い続ければ両どりの確率もあがりますが、儲けは多くなく相当数の的中が求められます。
当然、的中回数が多ければ楽しく参加できます。

しかし、回収率を上げるには、的中率を下げてでも人気薄を買う必要が出てきます。
とはいえ、大穴は単勝の確率も極端に下がってしまい、複勝を少ない回数当てても的中率はあがりません。

なので、中穴を狙えば1着に来れば大きく儲けることもできますし、2、3着に入る確率とのバランスも良いです。

単複でも9番人気以下はリスクが高い

2023年のデータでは、8番人気の複勝率は13.7%
9番人気だと9.3%と10％を割ってしまいます。

私はここに線を引きます。

8番人気以下を買うなら、単勝はやめて複勝のみ。
8番人気以内なら100円でも単勝を抑えます。

複勝率20％を目安にするなら、6番人気以内です。

馬券はそれぞれの感覚と考え方でアプローチ方法は変わります。
客観的なデータを見た際、どこまでをリスクとして許容できるか、それはあなた次第です。

馬券を愛するおじさんたちが単複馬券をよく買っているのは、複雑な買い目を考える力がないというより、適度に的中にありつけ、長く馬券生活を続けていけるからでもあります。
2頭以上を組み合わせる券種には、選んだ1頭は来たけど、ほかが来ていない、いわゆるヌケという現象が発生します。

単複にはそれがありません。
選んだ馬が来れば、なにかが当たります。
おじさんたちは、この”ヌケ”という現象を嫌い、そのリスクを失くすことで、上手に馬券と付き合っているともいえますね。

回収率を重視する

回収率とは【的中した金額÷馬券の購入代】のことです。
100円で購入した馬券で200円的中したなら、回収率200％となります。

馬券を買い始めたころは、その楽しさ、当たるうれしさを味わうために、的中率を重視した買い方、まずは上位人気を買いましょうと紹介しました。
しかし、その経験を積み、当たる喜びを体験できたら、今度は回収率について考えましょう。

競馬の醍醐味は的中と稼いだ金額

ご存じの通り、馬券の勝ちとは、当たっただけではなく、お金がいくら増えたかによります。
1日遊んで、お金が増える。そんなうれしい趣味でもあります。

元手を小さく、儲けを大きく。実際の経済活動の基本でありながら、実現が難しいこれを実践するのも競馬です。

回収率を重視するのは自然な流れでしょう。
たとえ、1日のなかで的中が1回であっても、配当によっては逆転できます。一発逆転の快感もまた、馬券の醍醐味です。

回収率を上げるなら適正を意識しよう

競馬は強い弱いではなく、適性を重視します。
芝、ダート、距離、メンバー構成、レースのペース、馬場状態といった条件を組み合わせ、その日そのレースで勝てる馬を選ぶ。これが競馬です。

つまり、単純な比較検討では答えが出せません。
複雑すぎる式を解く、これを単純に直感などで決めつけて答えを出す世界は、とても投資とはいえません。

単複は楽しいと回収率を両立できる馬券

コツコツと的中を積み上げ、小さな利益を積み重ねるのもスタイルとして決して否定はしません。
特にはじめたばかりで、穴を買うだけの根拠を積み上げるのは難しく、まずは当たる快感を得るには上位人気から。
これも間違っていません。

しかし、小さな利益の積み上げは私たちが一般社会で、あるいは仕事でやっていることでもあります。
休日の競馬ぐらいは、ちょっと大きな夢をみて、非現実的な行いをしてみてもいいのではと、個人的には考えています。
とはいえ、リスクはあります。2023年のデータを紹介したように、上位人気が来る確率が高いのは基本線です。

単複で回収率を重視するということは、上位人気以外を買うことを意味します。

当たらないというリスクと、当たった場合の配当金。そのバランスに基準はなく、人それぞれですから。

まとめ

今回は単勝・複勝について述べてきました。

馬券の券種は馬連、馬単、ワイド、3連複、3連単、WIN5とほかにもたくさんあります。
これら券種の基本要素が詰まっているのが単勝と複勝です。

馬単や3連単、WIN5は1着に来る馬を当てないことには的中できません。
そう、1着になる馬はどの馬かを探すという単勝を覚えないことにはたどり着けない要素が入っています。

1着馬を選ぶ視点と3着以内に来るだろうという馬を選ぶ視点も実は違います。
勝てはしないが、2、3着なら堅実に走る。そんな堅実派と呼ばれるタイプは案外多くいます。

古くはナイスネイチャ、ステイゴールド、サウンズオブアースはその典型でした。
堅実派の単勝は堅実に走る分、オッズも高くなく、それでいてなかなか1着にならないので、リスキーです。
しかし、3着以内でOKという馬券では、これほど心強い馬はいません。

堅実派の存在に気づけるのは、複勝馬券を買うからでもあります。
また、力関係では劣るものの、舞台適性が高く、上位に食い込む余地はあるだろうと思われる馬も複勝を買うからこそ、見つけられるものです。
複勝を買うことで、3着以内に来る馬を選ぶ視点を養えば、その応用でもあるワイドや3連複も買いやすくなります。

このようにあらゆる馬券に必要な素養は単勝と複勝によって鍛えることができます。
馬券上手は、単複を抑えたうえで、ほかの券種にも触手を伸ばし、1度の的中で複数の当たり馬券を手にしています。
当然、獲得する配当金は増えますし、万が一、ヌケがあっても、単複さえあれば、ひとつ、ないしふたつは的中にたどりつけるわけです。

馬券の基礎たる単勝と複勝で手応えをつかんでから、ほかの馬券にチャンレジしてみる。これが馬券セオリーといえます。

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点数	3連単6点	3連単8点
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情報名	IF
日程	2024/04/03	2024/03/28
レース名	園田11R	名古屋8R
点数	3連単4点	3連単24点
払戻金額	879,600円	2,133,840円
合計払戻金額：3,013,440円