「地方競馬に八百長があるって聞いたけど本当なの?」
「八百長レースがあるなら見抜くポイントを知りたい!」
地方競馬では残念ながら過去に八百長レースはありましたし、今もないとは言い切ることはできません。地方競馬に限らず公営ギャンブルの世界では、八百長があることは事実ですので、頭の片隅にはおいておいた方がいいでしょう。
しかしながら八百長レースがあった競馬場では、信用を失い売り上げが激減してしまいますので、施工者側も八百長が出来ないように日々努力しています。
本記事では地方競馬における、八百長の見抜き方について詳しく解説していきます。
《この記事を読んで分かること》
- 八百長を見抜くポイント5つ
- 八百長が行われる原因
- 八百長を逆手に取れば儲けられる理由
八百長を見抜くポイントを覚えておくと、怪しいレースは購入を見送ることが出来て、無駄な投資を抑えられます。
それほど敏感になる必要はないと思いますが、怪しいレースは購入しないことで回収率アップにつながるでしょう。
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目次
地方競馬の八百長とは
地方競馬の八百長はそれほど頻繁に起きている訳ではありませんが、長い歴史の中では繰り返し行われてきました。
つい最近も2021年に発覚した笠松競馬での不祥事は、記憶に残っている人も多いのではないでしょうか。
そもそも競馬は毎レース、本来の馬の力を最大限に発揮して1着を目指す、という姿勢が望ましいのですが、調子が悪い時や勝てる見込みがない時は、怪我無く完走を目指す「ヤラズ」というものもあります。
「ヤラズ」に関して
という2つの意見が存在しますが、どちらにせよ馬券を購入する側としては、頭を悩ませる問題です。
筆者の見解としては、八百長とはレースに負けると知っている自分もしくは他人が、馬券を購入して利益を得ることを八百長の定義としています。
したがって「ヤラズ」を行う時に負けると分かっている騎手や調教師、馬主やその知り合いが馬券を購入していたら八百長。
「ヤラズ」を行うだけで馬券を購入しない、そして情報も外には一切漏らさないならば戦略という位置付けです。
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八百長を見抜ければ儲かるチャンス
八百長が見抜ければ便乗して、億万長者になることも夢ではありません。
八百長が見抜けるということは、必ず儲かるレースが分かるということですので、お金を増やしていくことは容易です。
しかし現実的には「八百長があるかも知れない」と予想することはできても、「確実に八百長がある」と確証が持てません。ですので、八百長があるかもしれないというレースは、八百長がある前提で購入するのではなく、購入しないという選択肢がベストです。
「ヤラズ」の馬を見極めることができれば、こちらも確実に収支は上向きます。こちらも同じく確証を得ることはできませんが、そのレースを購入しないことで収支は急上昇し、ヤラズ予想で馬券を購入し的中すると、かなりの高配当が期待できます。
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〜ヤラセに踊らされないために〜八百長を見抜く5つのポイント
八百長が行われるレースにはある特徴が存在します。
その特徴に注目することで、八百長を疑いレースに賭けるはずだった資金を温存し、無駄な投資を回避することは非常に大切です。
ただ怪しいとは思っても、自信を持って八百長が行われるということは、第三者は分かりづらいですので、怪しいレースは購入しないというのがベストの選択と言えるでしょう。
それでは怪しいレースだと、見極めるために注目したい5つのポイントを、それぞれ解説していきます。
ポイント①:後半レースに注目する
過去の八百長レースを振り返ってみると、八百長レースは1Rや2Rなどの前半レースではなく、売り上げの高い後半レースで行われていることが通例となっています。
八百長レースでは、馬券を購入して利益を得るために、大金を出して馬券を購入します。その時に売り上げが低いと、オッズも下がってしまい、的中させても思ったような利益につながりません。
そのため大金で馬券を購入しても、オッズが下がりにくい、売り上げが高い後半レースを狙って八百長が行われやすいです。
ポイント②:八百長疑惑がある競馬場を覚えておく
地方競馬場によっても、八百長が起きやすい競馬場と、そうではない競馬場に分かれます。
理由
など様々な理由から、八百長が起きやすい競馬場と、八百長のおきづらい競馬場に分かれます。
八百長があるとよく耳にする競馬場の後半レースを購入する時は、一応八百長のことも頭に入れておいた方が良いかもしれません。
直近で八百長疑惑があった競馬場
近年は情報の拡散が早いので、各競馬場も神経を尖らせて再発防止に取り組んでいるため、再三は起きづらいと思います。
八百長があったと疑惑が広まると売り上げが激減しますので、2度目はないと信じたいですね!
ポイント③:八百長疑惑のある騎手・調教師・馬主を覚えておく
八百長は騎手1人でやることもあるかも知れませんが、多くの場合は調教師や馬主など競馬関係者などグループで行う可能性が高いですので、騎手だけに注目するのではなく、調教師や馬主までも注目しておきましょう。
そのため八百長を疑っているベテランは、騎手・調教師・馬主などをチェックして、このレースは怪しいと疑いながら動向を注視する人もいます。
どうしても八百長をする人、しない人は出てきますので、まずは疑わしい騎手を覚えておいて、調教師や馬主もチェックして怪しい組み合わせのときは疑ってかかる方が賢明です。
ポイント④:オッズを注意してみる
八百長を見抜くときに欠かせない点はオッズです。
八百長を行う場合には、入着しない馬以外の馬券を大量に購入して利益を得るため、オッズが明らかにおかしくなります。
しかし最近ではおかしなオッズになると、競馬を長年みているベテランには「おかしい…」と怪しまれ、事前に八百長が気付かれる可能性があるため、締め切り間際に購入することが多くなっているようです。
そのためオッズの変動は、八百長が疑わしいかどうかの結果確認には有効的な手段ですが、オッズに注目していても、購入する段階では気付きにくいといえます。
地方競馬のオッズに関しては、別記事で詳しく紹介していますので、こちらをご覧ください。
ポイント⑤:売り上げを注意してみる
個人的には八百長があったかどうかの、一番の判断基準です。
先ほどから言っているように、八百長レースで八百長する側は馬券を、何百万円時には何千万円と購入する場合もあります。そのため前後のレースに比べて、対象のレースだけ売り上げが上がっていて、尚且つ人気馬が負けていると八百長があったかも知れないと疑います。
例
レース | 売上額 |
8レース | 1,100万円 |
9レース | 1,600万円 |
10レース | 1,200万円 |
といった感じ売り上げだと、9レースが怪しいレースの対象。尚且つ人気馬が飛んだ場合は、八百長を疑ってみてください。
人気馬が上位入着していないのに、オッズが思ったほどついていない場合は、八百長の可能性がかなり高いです。
八百長が行われる3つの原因
では、なぜ地方競馬では八百長が行われるのでしょうか?その理由については3つの原因があると言われています。
もちろん一番の原因は、ただ単にお金を儲けたいという下心から、起こっているものです。
しかしそれだけでは、八百長が発覚した場合は地方競馬からの永久追放など厳しい罰を受けるため、八百長に手を染めようと自ら考える人は少ないのではないでしょうか。
リスクがあるにも関わらず、八百長を行ってしまう原因について、それぞれについて詳しく解説していきます。
原因①:地方競馬騎手の賞金が安い
地方競馬騎手 | 年収 |
ベスト10入り騎手 | 1,000~6,000万円 |
トップ騎手 | 500~600万円 |
平均 | 約100万円 |
地方競馬の騎手の平均年収は、獲得賞金が0円の騎手が数十名いるため、100万円前後の競馬場が多くなっています。
ベスト10入りできれば1,000万円を超える年収が手に入るという夢はありますが、現実は半数以上の騎手が、日本人の平均年収436万円以下となっている厳しい現状です。
これだけ年収が低いと稼げていない騎手は「八百長をして大金を儲けようか?」という甘い言葉をかけられると、魔が差してしまうのも無理がないかも知れません。だからと言って決してやって良いことではないですが、地方競馬の騎手の辛い現状もあることは理解しておきたいですね。
原因は賞金の低さと手当ての低さ。
もともと地方競馬は売上が伸び悩んでいたため、賞金も多く出せませんでしたが、ここ最近は売り上げも絶好調で、賞金も上がっている傾向にあります。
このまま地方競馬も活性化して、八百長しなくても十分!と思えるような年収になると良いですね!
原因②:八百長をする風習がある
誰でも八百長をしようと自らが思い立つ訳ではありません。
他の競馬関係者から八百長のやり方を教わったり、見たり聞いたりして「今までは大丈夫な上に、相当稼げてきた」となると、苦しい生活を送っている騎手や調教師は、じゃあ自分もやってみようとなっても不思議ではありません。
今までの八百長事例では、単独でする八百長よりも、競馬関係者と騎手が一緒になって行う八百長の方が多かったですので、競馬関係者に八百長の風習があったことは間違いないでしょう。
原因③:ネット投票が普及した
ネット投票の普及で、八百長がやりやすくなったことは、間違いありません。
競馬関係者が八百長をする時の馬券の購入や、払い戻しはもっともリスクのある瞬間だったのですが、ネット投票が普及したことによって、大金をどこからでも購入できて払い戻しもアッという間に終わります。
おそらく個人情報保護法の観点からも、競馬場関係者のすべての銀行口座などの情報を得ることは、難しく競馬関係者本人でも、その気になれば購入できるでしょう。家族や知り合いの口座を利用すればもっとバレにくく出来ますし、インターネット投票は八百長を行うには打ってつけの環境です。
ただし疑われて検証が入った場合には、購入履歴や銀行口座などが、ハッキリとした証拠として残ってしまいますので、バレなければやりやすいけどバレた場合は観念せざるを得ません。
地方競馬で実際に起こった八百長の事例まとめ
競馬の八百長は個人で行う場合もあるかも知れませんが、多くは調教師や厩舎関係者・馬主などとグループで行うことが多いです。
中でも騎手は必ず八百長に関わる存在となりますので、名前も知られているため注目を浴びやすくなっています。
過去に八百長があったということは、甘い誘いに乗る騎手が八百長の数だけ存在するということです…!
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【2021年】笠松競馬
一番直近の八百長に関する大きな出来事は2021年に内部告発で発覚した、競馬関係者による馬券購入です。
記者会見も行い世間の注目を集めましたので、記憶に新しい人も多いのではないでしょうか?この事件では、少なくとも4年間で1憶4,000万円の利益を挙げていたことが分かっています。
この時に一番重い処分を受けたのは「関与禁止」の4人
引退しています。
次いで「関与停止」処分は8人
停止5年
- 調教師58歳
- 調教師51歳
- 騎手45歳
- 騎手37歳
その他
- 調教師44歳関与停止2年
- 騎手36歳関与停止1年
- 騎手38歳関与停止1年
- 騎手56歳関与停止6ヶ月
内部告発を握りつぶすこともできたかもしれませんが、大事件へと発展させ大騒ぎとなりました。
ネットの書き込みでは「金返せ」「潰れてしまえ」など厳しい言葉が飛び交い、完全に信用を失っています。
これですべての膿を吐き出して健全な運営へと移行したと信じたいです。
【2020年】船橋競馬
K騎手・Y調教師・K馬主が結託し1,000万円以上搾取した八百長詐欺です。
やり方は八百長の王道とも言える、人気馬を故意に敗退させて人気馬以外の馬券を全て買うという手法です。
こんなことやられると馬券を購入したくなくなりますよね。
この3人組は常習性があったようで、複数回発覚しています。
不自然なオッズ、不自然な騎乗からも明らかな八百長と言えるレースでした。
【2013年】金沢競馬
こちらは八百長疑惑のレースです。
疑惑の根拠は「不自然なレース」「売上」「オッズ」八百長を見極める上で一番重要な3つの条件が揃った感じです。
売上の低い地方競馬では、異常オッズは起こり得る事ですけど、売り上げと断然一番人気の馬がおかしな乗り方をして敗退は、かなりの確率で八百長でしょう。
【2006年】佐賀競馬
15年以上前になりますが佐賀競馬でも疑惑のレースがありました。
ゴール手前で先頭を走っていた馬が故障したため、そのまま走ってしまうと1着になってしまうという八百長をする側にアクシデント発生!
とっさに騎手が飛び降り着外になるというレースがありました。こういうハプニングからおかしすぎる行動をとって八百長が発覚するケースもありますね。
ハプニングがなければうまいこと負けていたと考えるとやるせない気分になってしまいます。
まとめ
今回は地方競馬の八百長を見抜く方法について、詳しく解説してきました。
残念ながら過去に地方競馬で八百長があったことは100%間違いありません。今はなくなっているのか?と言われると、現在でも八百長をしている可能性は高いと考えます。
そんな八百長を見抜く5つのポイント
- ポイント①:後半レースに注目する
- ポイント②:八百長疑惑がある競馬場を覚えておく
- ポイント③:八百長疑惑のある騎手・調教師・馬主を覚えておく
- ポイント④:オッズを注意してみる
- ポイント⑤:売り上げを注意してみる
に着目すると、ある程度疑わしいレースが見えてきますので、念のためそのようなレースは、購入しないようにしましょう。
また八百長やヤラズを見抜くことができれば、億万長者も夢ではありませんので、自信がある場合は便乗して購入してみるのもありかも知れません。
なにはともあれ、地方競馬を楽しむ人の見になれば、不当に利益を得る八百長はあってはならないことですので、根絶に向かうことを心から願います!
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- 11月10日 京都10R 621,520円的中
- 11月03日 東京11R 925,080円的中
- 10月27日 京都02R 1,109,040円的中
- 10月22日 浦和07R 809,800円的中
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