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目次
1:障害レースとは
日本の競馬には芝やダートだけでなく、障害レースもあります。
コアな競馬ファン以外はあまり注目をすることのない障害戦ですが、平地にはない魅力があるのも確かです。
障害を飛ぶ迫力はすさまじく、綺麗な飛越に見惚れてしまいます。
障害レースはレース中に障害物を飛び越えてゴールを目指しますが、距離は3000m以上で行われレースの時間も長いです。
障害物に引っ掛かり落馬をしてしまうこともあるので、ハラハラドキドキとした気分を味わえます。
人気馬が落馬をして高配当が飛び出すこともあるので、馬券的にも注目したいレースです。
障害レースは基本的に1レース目か4レース目に行われていて、1日1レースとレース数も多くありません。
馬にとっても騎手にとっても負担の大きいレースなので、頻繁には開催できないようです。
今回は、競馬ファンの中でも注目されることの少ない障害レースにスポットを当てていきます。
注目されないレースだからこそ、高配当的中のチャンスがあると言えるかもしれません。
障害レースには平地競走にない魅力があるので、気になる方は当記事を参考にして障害レースの馬券を買ってみてくださいね。
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2:障害レースでの3つの特徴と傾向
障害レースは平地レースと大きく異なるので、予想をするときには障害レースでの特徴や傾向を掴むことが大事です。
求められる能力も変わってくるので、平地レースと同じように予想していては馬券も当たりません。
障害レースでの過去のデータを基に、分析をしていくことが必要になっていきます。
そこで、過去のデータからわかる障害レースでの3つの特徴と傾向を紹介します。
障害レースの特徴と傾向を理解して、平地とは違う部分に気を付けた予想をしてください。
2-1:スタミナで決まる
障害レースでは、とにかくスタミナが求められます。
距離は3000~4000mという長距離で行われ、芝やダートの両方を走り障害も飛越するという過酷なレースです。
スタミナが切れてしまい障害で脚を引っ掛けてしまうということもあり、馬にとっては最後まで走り切ることすら難しいのです。
また、障害を飛越する直前にスピードを落とすので、スピードを上げてもすぐに減速しなければいけません。
スピードがあっても活かしきれないコースとなっているので、障害レースではスピードよりも圧倒的にスタミナが重要です。
障害レースを得意としている代表的な種牡馬がオペラハウスですが、これは欧州馬のスタミナ豊富な点が産駒に伝わっているからだと考えられます。
オペラハウスの父は欧州の大種牡馬サドラーズウェルズであり、タフなレースにおいてサドラーズウェルズの血が大事になってきます。
オペラハウス産駒のテイエムオペラオーも種牡馬となって障害レースで活躍する馬を輩出しているので、スタミナの面で血統的な裏付けがある馬は狙い目です。
逆に、スピード血統の馬は障害レースには向いていないと言えるので、予想をするときには出走馬の血統もチェックしておきたいところです。
タフなレースに耐えきれるスタミナがあるかどうかを判断し、独自の穴馬を見つけ出してください。
2-2:逃げ・先行馬が有利
障害レースでは、逃げ・先行馬が有利な傾向が見られます。
障害レースで逃げ・先行馬が有利なのは、障害を飛越する際に何度も減速をする必要があるからです。
何度も減速をしないといけないので、後方からポジションを上げていくことは簡単ではありません。
レース序盤である程度の前目につけることが大事です。
逃げ・先行馬が有利な点としては、最後の直線で一気に抜きされるほどのスタミナが残っていないことも挙げられます。
逃げ・先行馬もスタミナを使い果たしていますが、後方にいた馬も同様にスタミナを消耗していて距離が離れていれば並ぶことも難しくなります。
レース後半で追い上げたいという場面で、障害の飛越のために減速を余儀なくされることもあるので、追い込みはなかなか決まりません。
スタミナ豊富な逃げ馬はゴール前まで粘り強い走りを見せるので、後方から捕まえ切るのは難しいのです。
平地レースでは直線の長い競馬場だと逃げ・先行馬が不利になる傾向も見られますが、障害レースでは逃げ・先行馬を積極的に狙ってみてください。
2-3:障害経験が重要
障害レースにおいては、障害の経験が非常に重要です。
初めて障害レースに走る馬は、障害に戸惑ってしまって力を発揮することができません。
逆に平地から障害へと転向し、何度が経験を積んだことで一変することもあります。
初めての障害レースでは雰囲気も大きく違うので馬が物見をしたり、走りにばらつきがあったりします。
障害経験の少ない馬については騎手がまずは障害レースというものを覚えさせようとするので、無理にレースで勝とうとはしません。
徐々にステップアップを心掛けていくので、障害初挑戦の馬を信頼しすぎるのは禁物です。
はじめから障害で強い馬はなかなかいないので、障害レースの予想をするときには障害経験もチェックするようにしてください。
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3:障害レースで活躍した名馬たち
障害レースは平地レースほど注目されることはありませんが、これまで障害レースで勝ち続けた名馬たちはたくさんいます。
注目度が低い障害レースですが、G1となると平地レースでのG2ほどの賞金は出ます。
障害G1を何度も勝てばかなりの賞金を稼ぐことができるので、馬主としても勝ちたいレースの一つです。
それでは、障害レースをより楽しむために、これまで活躍してきた名馬たちを紹介します。
障害レースで無類の強さを発揮した名馬で、普段障害レースを見ない競馬ファンでも名前を知っている馬たちです。
障害レースで活躍した名馬たちのこともチェックして、障害レースの魅力を感じてください。
3-1:オジュウチョウサン
障害レースで今現在も活躍している名馬が、オジュウチョウサンです。
オジュウチョウサンは、平地G1の有馬記念にも出走したことで話題になりました。
有馬記念では9着に敗れてしまいましたが、障害レースに戻って再びG1を勝っています。
2020年7月現在でJ・G1を7勝していて、勝利数をどこまで伸ばすか注目です。
オジュウチョウサンの優れている点は、豊富なスタミナです。
2018年の中山グランドジャンプでは上がり3ハロン36秒9というタイムを叩き出しましたが、これは簡単に出せるタイムではありません。
4000mを超えるレースにおいて上がり3ハロン36秒9を驚異的で、ゴール前までしっかりと伸びていることがわかります。
上がり3ハロン36秒9を出されてしまうと、他の馬もお手上げです。
ほとんどの馬が止まっている中で最後まで伸びきれるスタミナを持っているので、今後の障害レースにおいても注目の存在です。
9歳となった2020年もJ・G1を勝つ活躍を見せているので、衰えていない点殻も目が離せません。
またオジュウチョウサンの走りを見たことがない方は、是非オジュウチョウサンのレースを見てみてください。
3-2:ゴーカイ
名ジャンパーとして2000年頃に名を馳せたのが、ゴーカイです。
ゴーカイはデビュー当初は平地レースに出走し未勝利戦を勝ち上がりますが、500万下のレースでは勝てずに伸び悩んでいました。
6歳になったころに障害へと転向することになりますが、1戦目、2戦目は着外に敗れてしまいます。
ところが、3戦目の外国障害騎手招待競走で2着と好走すると、現在はJ・G3に指定されている東京オータムジャンプで見事勝利しました。
2000年には中山グランドジャンプ、東京ハイジャンプを勝利し、JRA賞最優秀障害馬に選出された名ジャンパーです。
障害28戦で落馬による競走中止はなく、28戦16連対(8勝2着8回)という輝かしい成績を残しました。
オジュウチョウサンの活躍から、ゴーカイのことを思い出した競馬ファンも多いのではないでしょうか。
綺麗な飛越姿勢で多くのファンを魅了したゴーカイは、今後も語り継がれていく名馬です。
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まとめ
競馬には芝やダートレースだけでなく、障害レースが存在します。
1レース目や4レース目に行われることが多く、障害レースは注目されることの少ないレースです。
しかし、障害レースでは落馬などもあり、高配当が飛び出ることもあります。
障害レースの馬券を買うことで、万馬券が的中するようになるかもしれません。
障害レースを予想する際に最も重視したいのが、出走馬のスタミナです。
長距離を走りながら障害を飛越するという過酷なレースなので、スタミナの豊富な馬が活躍するからです。
また、障害の飛越により都度減速しないといけないため、逃げ・先行馬が有利な傾向があります。
前に付けられる馬でスタミナ豊富な馬は、障害レースにおいて要注意です。
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