1997年日本で無敵を誇っていた砂の女王ホクトベガが異国の地で散った後、日本馬は凱旋門賞には歴代のトップ馬が挑戦していたものの、ダート競馬は2の次の感が否めませんでした。
ホクトベガの悲劇から8年後、シーザリオが初のアメリカG1を制覇!そして昨年はついにウィシュバテソーロがドバイワールドカップを優勝し、ダート競馬も盛り上がりを見せてきています。
ダート競馬は、中央と地方で開催され未だに出走条件や日程などがバラバラ。これからダートで世界を目指す馬を作るためには、統一と整備が必要です。
2024年中央競馬、地方競馬のダートグレード制を整備し、世界に通用するダート馬を作るのが目的!来年は初代ダート3冠を目指すクラシックレースも開催され、これからどんどん盛り上がるダートレースには今から注目しておきましょう。
この記事では2024年からの変更点や、今後日本ダート界を牽引する馬達を紹介していきます。
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日程
2023年12月03日
開催
中山6R
的中額
1,211,060円
情報名
アルティメット


日程
2023年12月06日
開催
園田11R
的中額
314,880円
情報名
1024-イチマルニーヨン-


日程
2023年12月06日
開催
大井2R
的中額
757,560円
情報名
【地方】deマネタイズ
ダートグレード制変更とは?
1995年から地方と中央の交流競走が開始され、交流重賞競走は規格統一に進み発展してきましたが、一方、ダート競馬を担う地方競馬が全国的な規模での規格統一ができておらず、芝レースに比べて海外から大きく後れを取っているのがダート競馬の現実です。
ダートグレード制を変更し、レース規格の全国規模での統一やレース体系の整備を行い、国際的にもレースの質を高めるために2024年から地方競馬、中央競馬を含めて大きな改革を行います。
主な変更点について
ダートグレード制変更の目的は、前述したようにダートレースの質を高めるためです。
そのために必要なことは3点!
3歳ダート三冠路線の整備
日本の三冠馬は2020年のコントレイルまでで歴代8頭。
皐月賞・日本ダービー・菊花賞の3冠を全て優勝した馬です。
芝では3歳クラシック路線の頂点を三冠と定めているものの、3歳ダート路線の頂点は現時点では定まっていませんでした。
羽田盃、東京ダービー、ジャパンダートダービーを南関東三冠としていますが、羽田盃や東京ダービーについてはJRA馬は参加できないため、真のダート三冠馬とは呼べない状態です。2024年から3歳ダート路線を整備し、地方競馬、JRA馬が統一されたダート三冠を目指します。そのため現3歳クラシックレースの変更。そして前哨戦の創設を行います。
2歳、3歳ダート短距離路線の整備
ダートクラシック三冠レースは、羽田盃(1800m)、東京ダービー(2000m)、ジャパンダートクラシック(2000m)と全て中距離レース。
ダート戦では最もレース数が多い1200~1600mを得意とするダート短距離馬には参加するのが難しいです。
そのため、2歳、3歳限定のダート重賞を整備、統一してダート短距離馬への活躍の機会を増やします。
既存ダートレースの整備、統一
古馬ダートレースの中距離、短距離、牝馬限定戦も日程変更や、新重賞創設による整備、既存のレースのグレード変更(重賞格上げ)を行います。
賞金額のアップ
ジャパンダートクラシック(5500万→7000万)を筆頭に、重賞の賞金額を見直しグレードに応じて大幅に引き上げ、ダート競争馬の質の底上げを目的とする。
2024年初代ダート三冠馬が生まれる
2024年から創設されるダート三冠競争!
新しい戦いが繰り広げられるダート三冠競争について解説します。
ダート三冠競争について
皐月賞・日本ダービー・菊花賞
これが現在の日本の三冠競争、いずれも芝のレースです。
牝馬三冠も
桜花賞・オークス・秋華賞
と全て芝のレース。
ダート馬では、各地に三冠レースはあるものの
全国規模で統一されたレースはありません。
【各地方競馬場の三冠レース】
開催 | 3冠レース | 備考 |
---|---|---|
門別 | 北斗盃・北海優駿・王冠賞 | |
岩手 | ダイヤモンドカップ・岩手ダービー・不来方賞 | |
南関東 | 羽田盃・東京ダービー・ジャパンダートダービー | 2023年ミックファイアが三冠達成 |
金沢 | 北日本新聞杯・石川ダービー・サラブレッド大賞典 | MR0金賞を含めて金沢4冠 |
名古屋 | 駿蹄賞・東海ダービー・岐阜金賞 | |
兵庫 | 菊水賞・兵庫チャンピオンシップ・兵庫ダービー | |
高知 | 黒潮皐月賞・高知ダービー・菊水賞 | 2023年ユメノホノオが三冠達成 |
佐賀 | 佐賀皐月賞・九州ダービー・ロータスクラウン賞 |
一応、現在は全ての地方馬が参加できるということで
南関東三冠が、地方競馬の三冠馬となってはいますが、JRA所属馬が参加できるのは
三冠最後のレースジャパンダートダービーだけでした。
各地方競馬場の3歳レースを見ても、JRA所属馬が出走できるのはJPN2の兵庫チャンピオンシップのみです。
2024年からは、3歳ダートクラシックとして
3冠レース全てに地方所属馬、JRA所属馬が出走できるようになり
真の3歳ダート三冠馬が誕生します!
【2024年からの新ダート三冠路線】
レース名 | グレード | 開催時期 | 距離 | 開催競馬場 |
---|---|---|---|---|
羽田盃 | JPN1 | 4月下旬 | 1800m | 大井 |
東京ダービー | JPN1 | 6月上旬 | 2000m | 大井 |
ジャパンダートクラシック | JPN1 | 10月上旬 | 2000m | 大井 |
今まではJRA所属馬が出走できなかった羽田盃、東京ダービーをJPN1にグレードアップ。各レースの賞金総額もアップした上で、3冠達成ボーナスが8000万円!
つまり、3冠ダート馬が誕生すると
羽田盃 | 5000万円 |
東京ダービー | 10000万円 |
ジャパンダートクラシック | 7000万円 |
3冠ボーナス | 8000万円 |
賞金総額 | 30000万円 |
賞金総額は3億円!
これだけ賞金がアップすれば、ダートレースに強い馬の
生産にも力が入り、数年でダート競馬の質は上がっていくでしょう。
ダート3冠競争の前哨戦
3冠レースそれぞれに前哨戦が創設され
優先出走権が付与されます。
【羽田盃の前哨戦】
レース名 | グレード | 距離 | 開催 | 開催時期 |
---|---|---|---|---|
雲取賞 | JPN3 | 1800m | 大井 | 2月中旬 |
京浜盃 | JPN2 | 1700m | 大井 | 3月中旬 |
【東京ダービーの前哨戦】
レース名 | グレード | 距離 | 開催 | 開催時期 |
---|---|---|---|---|
ユニコーンステークス | G3 | 1600m | 東京 | 3月中旬 |
【ジャパンダートクラシックの前哨戦】
レース名 | グレード | 距離 | 開催 | 開催時期 |
---|---|---|---|---|
不来方賞 | JPN2 | 2000m | 盛岡 | 9月中旬 |
前哨戦はJPN3かJPN2に格上げとなり、地方所属馬だけではなくJRA馬も参戦可能となります。大井競馬場で2レース、東京競馬場で1レース、盛岡競馬場で1レースの全4レースが前哨戦となります。
この4レースの他に1月中旬にブルーバードカップが創設され、こちらは2歳冬~3歳春にかけての3歳ダートレースの充実を図ります。
アメリカのダート三冠競争
2024年からのダート3冠競争の参考となるのが、ダート先進国のアメリカです。
アメリカの3歳ダート路線は
レース名 | 競馬場 | 開催時期 |
---|---|---|
ケンタッキーダービー | チャーチルダウンズ | 2012m |
プリークスネスステークスー | ピムリコ | 1911m |
ベルモントステークス | ベルモントパーク | 2414m |
アメリカでダート3冠を達成したのは1919年の初代3冠馬サーバートンから2018年のジャスティファイまで11頭。無敗で3冠を成し遂げたのはシアトルスルーとジャスティファイの2頭のみ。
3冠レース全てのレコードタイムは1973年のセクレタリアトが記録しており、50年経過した現在でもレコードは破られていません。
昨年は日本馬デルマソトガケがケンタッキーダービーに挑戦して6着。これから日本のダート路線拡充につれて、ダート競争のレベルが上がり、いつの日か日本馬がクラシックレースを制することも期待されています!
凱旋門賞の制覇とアメリカダートクラシックの制覇。どちらが先なのか本当に楽しみです。
ダート3冠競争に向けて2歳戦の変更は2023年から
ダートクラシック3冠競争創設に先駆けて、2歳のダートレースは2023年の秋以降に変更が開始されます。
各地方競馬場で、2歳限定のネクストスター賞が創設され、3歳ダートレースへの道が整備されます。
【ネクストスター賞2歳】
レース名 | 実施競馬場 | 距離 | 実施時期 |
---|---|---|---|
ネクストスター門別 | 門別 | 1200m | 10月上旬 |
ネクストスター盛岡 | 盛岡 | 1200m | 10月中旬 |
ネクストスター金沢 | 金沢 | 1400m | 10月下旬 |
ネクストスター笠松 | 笠松 | 1400m | 10月中旬 |
ネクストスター名古屋 | 名古屋 | 1500m | 10月下旬 |
ネクストスター園田 | 園田 | 1400m | 10月下旬 |
ネクストスター高知 | 高知 | 1400m | 10月上旬 |
ネクストスター佐賀 | 佐賀 | 1400m | 11月上旬 |
【ネクストスター賞3歳】
レース名 | 実施競馬場 | 距離 | 実施時期 |
---|---|---|---|
ネクストスター北日本 | 門別 | 1200m | 4月中旬 |
ネクストスター東日本 | 川崎 | 1400m | 3月中旬 |
ネクストスター中日本 | 名古屋 | 1500m | 3月下旬 |
ネクストスター西日本 | 園田 | 1400m | 3月下旬 |
ネクストスター賞は各地で地方所属馬のみが参戦可能です。
3歳春から開催されるブロック別のネクストスター賞では優勝馬に兵庫チャンピオンシップの優先出走権が付与されます。
3歳ネクストスター賞は毎年持ち回りでブロックごとの競馬場で開催される予定です。
重賞レースのグレード変更
3歳戦だけではなく、古馬ダート路線の重賞についても開催時期やグレードが変更されます。
さきたま杯がJPN2からJPN1へ格上げ
5月に開催されていた地方交流重賞のさきたま杯はJPN2からJPN1へグレードアップ。開催時期も5月から6月に変更されます。
【グレード変更のレース】
レース名 | 開催競馬場 | グレード | 変更点 |
---|---|---|---|
さきたま杯 | 浦和 | JPN2 | JPN→JPN1へ 4歳以上→3歳以上へ |
出走条件を変更する重賞レース
【出走条件変更のレース】
レース名 | 開催競馬場 | グレード | 変更点 |
---|---|---|---|
かきつばた記念 | 名古屋 | JPN3 | ハンデ→別定戦 |
ダイオライト記念 | 船橋 | JPN2 | 定量→別定戦 |
川崎記念 | 川崎 | JPN1 | 1月下旬→4月中旬 |
名古屋グランプリ | 名古屋 | JPN2 | 3歳以上→4歳以上 |
名古屋大賞典 | 名古屋 | JPN3 | 4歳以上4歳→3歳以上 別定→ハンデ |
エンプレス杯 | 川崎 | JPN2 | 別定→定量 |
クイーン賞 | 船橋 | JPN3 | 3歳以上牝→4歳以上牝 |
マリーンカップ | 船橋 | JPN3 | 別定→定量 |
この他にも、大井競馬場で開催されていたTCK女王杯は兵庫女王杯と名前を変更し開催も大井から園田競馬場へ変更になるなど、いくつかの変更があります。
2024年ダートレース統一で日本のトップ馬は?
来年からはダート三冠馬はもちろんのこと、古馬のダート路線も整備され、真のダート王が決定します。今年デビューの馬を含めて過去に例がないほど力がある馬が揃ったダート路線。
2024年の砂の王になる馬はこの4頭から!
ウィシュバテソーロ
馬名 | 性齢 | 所属 | 主戦騎手 | 主なタイトル |
---|---|---|---|---|
ウィシュバテソーロ | 牡6 | JRA | 川田 | ドバイWC 東京大賞典 |
日本馬初のドバイWC優勝馬!
ホクトベガの無念を25年かけて晴らしてくれた現役最強馬。
2022年10月から4連勝で東京大賞典優勝!そして4番人気でドバイワールドカップを制しています。
東京大賞典に向けて、今後は日本テレビ盃から出走の予定。調教がイマイチという話はありますが、この馬は調教ではいつも走らない馬。本番にならないとわかりません。
古馬陣の中では敵はもういないでしょう。相手は今年3歳のスーパーホース2頭!
ミックファイア
馬名 | 性齢 | 所属 | 主戦騎手 | 主なタイトル |
---|---|---|---|---|
ミックファイア | 牡3 | 大井 | 御神本 | 南関東三冠 |
生まれるのが1年遅ければ
初代ダート三冠馬は間違いなくこの馬だったでしょう。
トーシンブリザード以来22年ぶりの南関東三冠馬。3冠を決めたジャパンダートダービーーでは中央勢のミトノオー、ユティタムを全く寄せ付けない圧勝!
世代で抜けた力を持つだけでなく、現役ダート馬の中でもトップクラスの1頭と印象づけました。秋からはついに古馬との対決!そしてまだ戦っていない同世代のデルマソトガケとの闘いが待っています!
デルマソトガケ
馬名 | 性齢 | 所属 | 主戦騎手 | 主なタイトル |
---|---|---|---|---|
デルマソトガケ | 牡3 | JRA | ルメール | UAEダービー 全日本2歳優駿 |
未勝利戦勝ち上がりまで4戦かかり、平凡なダート馬だと思われていましたが
未勝利脱出から3連勝で全日本2歳優駿を制覇!そして海外遠征でサウジダービー3着、UAEダービー1着、ケンタッキーダービー6着。
まだ日本の強豪馬とのレース経験がないため、実力の見極めが難しい馬ですが、3歳世代トップクラスであることは間違いなし!
派手な勝ち方はしなくても、この馬相当強いです。
ダートグレード競争変更のまとめ
ダートレースは芝レースよりも下に見られがちでした。そのためダートの名馬も芝名馬よりも下との評価。
2024年の改革でこの認識も一気に変わるでしょう。
海外レースは凱旋門賞だけではありません。
ダートのアメリカ三冠そしてブリーダーズカップ。
今後は日本馬がどんどん北米レースに参戦して力を示して欲しい!
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今週の的中情報 | ||
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日程 | 2023/12/03 | 2023/12/03 |
レース名 | 阪神10R | 中京9R |
点数 | 3連単18点 | 3連単36点 |
払戻金額 | 337,460円 | 484,540円 |
合計払戻金額:822,000円 |
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今週の的中情報 | ||
---|---|---|
情報名 | MAX VALUE | |
日程 | 2023/12/07 | 2023/12/07 |
レース名 | 大井4R | 園田10R |
点数 | 3連単12点 | 3連単10点 |
払戻金額 | 706,000円 | 600,100円 |
合計払戻金額:1,306,100円 |
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今週の的中情報 | ||
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情報名 | 【地方】deマネタイズ | |
日程 | 2023/12/07 | 2023/12/07 |
レース名 | 大井4R | 笠松10R |
点数 | 3連単 24点 | 3連単 16点 |
払戻金額 | 353,000円 | 918,480円 |
合計払戻金額:1,271,480円 |