中山大障害の予想と展望【2022年版】ゼノヴァース本命！これからの障害界は任せた

2022年12月24日に開催される中山大障害！今年の注目は障害レジェンド馬オジュウチョウサンがこのレースでついに引退すること。障害G19勝、障害重賞15勝の記録は今後そう簡単に破る馬は出てこないでしょう。

引退レースで有終の美を飾ってほしいのは山々ですが、前走の東京ハイジャンプを見る限り、オジュウチョウサンでも年齢による衰えには勝てないという結論を出しました。

このレースは今まで障害界を牽引してきたオジュウチョウサンにどの馬が引導を渡すか？世代交代のレースになると見ています。今後の障害界を背負って立つのはゼノヴァースとホッコーメヴィウスの2頭！

今回、ホッコーメヴィウスが回避したため、オジュウチョウサンの魂を直接引継げるのはゼノヴァースしかいません。大障害の距離には不安が残るものの、4000mのレースをこなせなければ障害G1に勝つことはできない！

しました！

• 中山大障害の出走想定馬がわかる
• 過去10年のデータからレースの傾向がわかる
• 有力馬3頭の状況がわかる
• キサラギの特注穴馬情報がわかる

以上のポイントがわかるようになっています。
5分程度で読み終える記事になりますので、是非最後まで読んで予想の参考にしてください！

１：中山大障害について

障害G1レースは2つ、どちらも中山競馬場で行われます。
春の中山グランドジャンプと年末の中山大障害！この2つのレースを同年で制した馬が障害G1年間完全制覇となります。

今年の中山グランドジャンプの覇者はオジュウチョウサン！11歳という年齢には見えない高いジャンプで他馬を圧倒し貫禄を見せつけました。

そして昨年の中山大障害覇者もオジュウチョウサン。改めてこの馬の偉大さがわかります。2つのG1レースはどちらも4000ｍを超える長丁場、同じ中山競馬場で行われるのになかなか連覇できる馬はいません。

オジュウチョウサンでも過去2度だけ、中山ＧＪは7連覇していますが中山大障害は3勝。それほど勝つのが難しいのが中山大障害ということになるでしょう。

２：中山大障害の出走想定馬

2022年11月25日20時時点の出走予定馬を紹介します。

オジュウチョウサン	牡11	63.0	石神	1.9	1人気
マイネルレオーネ	牡10	63.0	小牧加	95.1	8人気
ケンフォファヴォルト	牡9	63.0	小牧加	18.3	6人気
ゼノヴァース	牡5	63.0	森一	2.6	2人気
アサクサゲンキ	セ7	63.0	黒岩	5.3	3人気
ニシノデイジー	セ7	63.0	五十嵐	13.2	5人気
テイエムタツマキ	牡4	63.0	黒岩	86.7	7人気
ビレッジイーグル	牡5	63.0	大江原	96.9	9人気
マッスルビーチ	牡6	63.0	北沢	199.1	10人気
テイエムチューハイ	牡8	63.0	小野寺	207.4	11人気

３：中山大障害の過去10年間の傾向をデータ分析

• 過去10年で万馬券は2回！昨年はオジュウチョウサンから180倍の馬連
• 1番人気馬は勝つか連を外すかどちらかしかない！狙い目は2着づけ馬単
• 実績馬なら7歳以上のベテラン馬が安定している
• 東京ハイジャンプ出走組が圧倒的実績
• 最後の直線が長い東京でも圧倒的に逃げ先行有利！

傾向１：過去10年で万馬券は2回！昨年はオジュウチョウサンから180倍の馬連

【過去10年の馬券配当傾向】

馬連平均配当	3連複平均配当	3連単平均配当	馬連最高配当	3連単最高配当
5,960円	7,960円	59,680円	18,480円	221,810円

過去10年で10倍以下の配当は2回、それも180円、190円とガチガチの銀行馬券です。この2年とも1着はオジュウチョウサンなので、この配当も仕方がないと思いますが、昨年はオジュウチョウサンとブラゾンダムールで180倍の万馬券！

この他にも2013年には170倍の万馬券が出ているので、今年も上位人気馬から紐荒れでの万馬券が狙い目になると見ています。

傾向２：1番人気馬は勝つか連を外すかどちらかしかない！狙い目は2着づけ馬単

【人気別勝利数】

【1・2番人気】

人気	勝率	連対率
1番人気	30.0％	40.0%
2番人気	30.0％	60.0%

【上位人気馬 3～5番人気】

3～5番人気

40％

60.0%

【中穴ゾーン　6～8番人気】

中穴ゾーン

10.0％

50.0%

【大穴ゾーン　9番人気以下】

大穴ゾーン

0.0％

20.0%

過去10年で1番人気の勝利は3回、障害重賞にしてはかなり信頼度が低いレースです。
3回のうち2回がオジュウチョウサンで、あと1回はオジュウチョウサンが出ていないときのメイショウダッサイです。

2番人気の馬の好走が多いので、今年はオジュウチョウサンが1番人気であれば、2人気想定のホッコーメヴィウスはこのデータからかなり期待できると思っています。

昨年は10番人気のブラゾンダムールが2着に入って波乱を呼びましたが、基本的には3～8番人気くらいの馬の連対率が高いので、上位人気からこの紐荒れゾーンへ流すのが有効な作戦でしょう。

傾向３：実績馬なら7歳以上のベテラン馬が安定している

【世代別勝利数】

馬齢	勝利数
3歳馬	0勝
4歳馬	2勝
5歳馬	4勝
6歳馬	1勝
7歳馬	3勝
8歳以上	3勝

障害レースはベテラン馬が強いのはもはや競馬の常識ですが、中山大障害の場合その傾向は非常に顕著に表れています。7歳以上の馬の勝率が60％ですから、ここは実績のあるベテラン馬から狙いたいところです。
人気のホッコーメヴィウスは6歳ですが、実績的にはオジュウチョウサンの次と見ていいので、ここは問題ありませんが5歳のゼノヴァースはまだ中山大障害を取るには時期が早いかなと思っています。

傾向４：東京ハイジャンプ出走組が圧倒的実績

【ローテーション別勝利数】

ランク	前走レース	勝利数
S	東京ハイジャンプ	5勝
B	イルミネーションJS	1勝
B	秋陽ジャンプステークス	1勝
B	中山グランドジャンプ	1勝
B	小倉サマージャンプ	1勝
B	3歳以上障害OP	1勝

東京ハイジャンプからのローテーションが圧倒的に実績を残しています。
東京ハイジャンプの勝馬で中山大障害で連に絡めなかったのは、2015年のサナシオンと2014年のサンレイデューク、そして昨年のラヴアンドポップの3頭だけです。

この3頭のうちサナシオンは中にイルミネーションJSを挟んでいるので、東京HJ勝利からの直行で連を外したのは2頭だけ、やはりローテーション的にはこの流れが王道になるでしょう。

傾向５：阪神でも圧倒的に逃げ先行有利！

【脚質別勝利数】

脚質別	勝利数
逃げ	2勝
先行	8勝
差し	0勝
追い込み	0勝

中山GJも中山大障害も4コーナー直後には勝負が決している印象があります。
過去10年で後方からの競馬で勝った馬は1頭もいません。差し馬は3コーナー過ぎからまくって最終コーナーでは5番手以内にいないとまず勝つことはできないでしょう。

４：2022年中山大障害の注目馬3頭

• オジュウチョウサン
• ホッコーメヴィウス
• ゼノヴァース

注目馬１頭目：オジュウチョウサン

前走	東京ハイジャンプ（東京）9着
人気	1人気
騎手	石神
脚質	先行
中山経験	10戦7勝

ついに引退レース！競馬ファンにとっては非常に寂しいです。まさに障害界の怪物だったオジュウチョウサンには最後も勝ってほしいですが、やはり東京ＨＪの負けは気になります。
障害レースで掲示板を外したのは2015年の初挑戦の中山大障害以来。当然、全盛期よりも力が落ちているとは思いますが、年齢とともにズブくなって、休み明けで走るのはキツイといったことも考えられます。

中山での戦績は障害レースで10戦7勝。昨年は京都ジャンプ、中山グランドジャンプ、東京ハイジャンプと3連敗した後に中山大障害を制しているのですから、この敗戦だけで見限るのは早計です。

最低でも〇は確定ですが、ホッコーメヴィウスの調教を合わせ見て当日は◎に印を上げる可能性は当然残しています。

注目馬２頭目：ホッコーメヴィウス

前走	京都ジャンプステークス（阪神）1着
人気	1人気
騎手	黒岩
脚質	先行
中山経験	1戦0勝

2022年は障害重賞を3勝、2着2回という安定した実績を残しているホッコーメヴィウス。東京HJから京都JSを挟んだローテーションが気になるのが1点、そして中山競馬場での実績がゼロというのも不安材料です。

ただし、京都ジャンプの勝ちは本当に強い競馬でしたのでここでも大きく負けることは考えられません。

注目馬３頭目：ゼノヴァース

前走	東京ハイジャンプ（東京）1着
人気	1人気
騎手	森一
脚質	先行
中山経験	2戦0勝

東京ハイジャンプで念願の重賞初制覇！ホッコーメヴィウスと並んで来年からの障害界はこの2頭を中心に回っていくと確信しています。

東京ハイジャンプを勝った馬なので本来ならば本命にしたいところですが、やはり新潟ジャンプステークスの失速が気になるところ、あれが距離によるものであれば4000ｍ初挑戦の中山大障害では惨敗も考えられます。

母がスプリント系なので4000は厳しいか？飛越は確実にうまくなってきているので、距離さえ克服できれば・・・・

これからの期待を込めてキサラギの本命はゼノヴァースにします！

５：過去データではわからないキサラギの分析

オジュウチョウサン、ホッコーメヴィウス、ゼノヴァースの3頭が全て連を外すとは思えません。しかし人気サイドで決まるレースでもないので、この中から1頭を軸にして穴馬も拾っていきます！

分析１：危険な人気馬　オジュウチョウサン

最後のレースだから当然オジュウチョウサンは応援しますが、やはり軸にするのは危険すぎます。
昨年のように前走惨敗から一気に巻き返す力はないでしょう。

軸にはしませんが、消しなんて絶対にできないのでゼノヴァースからと、ニシノデイジーから2点は押さえておきます。

分析２：キサラギの特注穴馬指名　テイエムタツマキ

重賞実績は小倉サマージャンプの5着が最高ですが、まだ障害転向してから日が浅い4歳馬。中山は未勝利戦で3着しているので、それほど坂を苦にしないタイプと見ています。騎手が穴をよく持ってくる黒岩騎手というのも怪しすぎます。

分析３：中山大障害のキサラギポイント

前走3着以内の馬を全てピックアップ！

ビレッジイーグル　イルミネーションJ　3着
テイエムタツマキ　秋陽ジャンプ　3着
アサクサゲンキ　　イルミネーションJ　2着
ニシノデイジー　　秋陽ジャンプ　2着
ゼノヴァース　　　東京ハイジャンプ　1着
ブラゾンダムール　中山グランドジャンプ　１着

連対の必須条件　前走3着以内の馬はこれしかいません。
この馬にオジュウチョウサンをプラスして本命のゼノヴァースから流します。

６：中山大障害の予想

◎ゼノヴァース
〇オジュウチョウサン
▲ニシノデイジー
△ブラゾンダムール
△アサクサゲンキ
△テイエムタツマキ
△ビレッジイーグル

馬連　１１-１．２．３．４．５．８．９

最終予想は枠順確定後に公開いたします！

７：過去の中山大障害プレイバック

2021年オジュウチョウサンの中山大障害ステークス

休み明けから3連敗で、ついにオジュウチョウサンも終わったのかと思ったのは早計でした。前走とは全く違い、いつも通りの2番手追走。スピードは衰えていませんし、飛越も抜群にウマい。

直線では鞭をいれて懸命に追うブラゾンダムールを後目に余裕の快勝！マジでこの馬怪物を思わせてくれました。このレースを見ると、今年も普通に勝っちゃうような気がしてきますね。

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今週の的中情報
情報名	ミリオンロード
日程	2023/12/03	2023/12/03
レース名	阪神10R	中京9R
点数	3連単18点	3連単36点
払戻金額	337,460円	484,540円
合計払戻金額：822,000円

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今週の的中情報
情報名	的中プロトコル
日程	2023/12/06	2023/12/05
レース名	大井2R	園田11R
点数	3連単16点	3連単16点
払戻金額	757,560円	636,600円
合計払戻金額：1,394,160円

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今週の的中情報
情報名	【地方】脚質フレーム計算式
日程	2023/12/05	2023/12/05
レース名	園田9R	笠松11R
点数	3連単 8点	3連単 6点
払戻金額	386,760円	112,320円
合計払戻金額：499,080円

８：2022年中山大障害のまとめ

翌日は年末最大イベント有馬記念が控えているので、中山大障害で有馬資金を稼ごうと考えている人が多いでしょう！人気馬3頭の力は抜けているので、比較的稼ぎやすいレースだと思っています。

問題はオジュウチョウサンですね～

最終調教はそれほど追っていませんが、いつもの調子に戻って来ているような気配は感じました。
ラストランで伝説を作るかもしれません。