4月からスタートする3歳クラシック路線。
今週は、ついに弥生賞ディープインパクト記念が開催されます。
皐月賞への出走権をかけて、皐月賞と同じ中山2000mに挑む3歳馬達。
この記事では、2021年の皐月賞の展望と注目馬について紹介します。
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目次
弥生賞について
2005年にディープインパクトが圧倒的な強さを見せてから、早16年経ちました。
そのディープインパクトの名前を冠にしたレースとなった弥生賞。
皐月賞トライアルとして、上位5頭まで皐月賞の優先出走権が与えられます。
中山2000mは、皐月賞と全く同じ条件になるので、このレースで好走した馬は
次の皐月賞でも有力馬となるのは間違いありません。
弥生賞【2021年】の出走馬とオッズ
2021年3月4日 20:00時点での想定オッズです。
馬名 | 騎手 | 斤量 | 厩舎 | 単勝オッズ | 人気 | |
1 | ゴールデンシロップ | 北村 宏 | 56 | 美浦 木村 | 81.9 | 9人気 |
2 | シュネルマイスター | ルメール | 56 | 美浦 手塚 | 5.2 | 2人気 |
3 | スペシャルトーク | 柴田善 | 56 | 美浦 杉浦 |
32.0 | 7人気 |
4 | ソーヴァリアント | 大野 | 56 | 美浦 大竹 | 32.0 | 7人気 |
5 | タイセイドリーマー | 石橋脩 | 56 | 栗東 矢作 | 152.8 | 10人気 |
6 | タイトルホルダー | 横山武 | 56 | 美浦 栗田 | 9.0 | 3人気 |
7 | タイムトゥヘヴン | 三浦 | 56 | 美浦 戸田 | 20.2 | 5人気 |
8 | ダノンザキッド | 川田 | 56 | 栗東 安田隆 | 1.2 | 1人気 |
9 | デンバガー | デムーロ | 56 | 栗東 藤岡 | 20.0 | 4人気 |
10 | ホウオウサンデー | 岩田康 | 56 | 美浦 奥村武 | 61.5 | 8人気 |
11 | ワンデイモア | 田辺 | 56 | 美浦 国枝 | 24.5 | 6人気 |
過去10年の傾向から見る2021年弥生賞の5つの傾向
弥生賞の過去10年のデータを見ると、勝ち馬や連対馬の共通点が出てきます。データから5つのポイントについて紹介します。
1人気の連対率が高い
クラシックのトライアル全般に言えることですが、やはり1番人気の信頼度は高くなります。過去10年の1番人気馬の成績を見ると、1着6回 2着4回の連対率6割。
不思議な事に3着、4着になることはなく、連を外した馬は着外になっているのが弥生賞の1番人気馬の特徴です。
逃げ・先行タイプが有利
直線の短い中山競馬場の開幕2週目ですから、芝の状態は最高です。
力のある馬が前にポジションを取った場合は、そのまま楽に逃げきってしまうのが濃厚。問題は、まだ3歳でレース経験が少ない馬が多いため、先行勢が多くなってしまう場合は、ハイペースの展開になる可能性もあります。
前走で掲示板以下の馬は非常に厳しい
3歳馬なので、これから成長していく馬も多いですが、皐月賞に出走できるような馬は、この時点である程度馬体が完成されていることが多いです。
そのため、前走で着外だった馬が、短期間で力をつけて弥生賞で巻き返しできる可能性は非常に低いと思われます。
過去10年のデータを見ても、前走着外だった馬が連に絡んだのは、たった1回のみです。
圧倒的に西の騎手が強い
東のトライアルにも関わらず、弥生賞には西の馬、西の騎手が多数登場します。
騎手の成績を見ると
福永騎手が2勝 川田騎手が2勝
西8勝 東2勝という圧倒的な差が出ています。
この時点での有力馬が、西に多いというのも理由ですが、軸にするなら、やはり西のジョッキーからというのが鉄則になると思います。
中山経験にはこだわらない
中山はトリッキーなコースなので、ベテランジョッキーがいいとか
中山に慣れている馬がいいというのはよく言われることです。
確かに、古馬になれば、中山が得意、不得意というのは予想の大きな要因になるでしょう。しかし、3歳の若駒達なので、まだ中山未経験の馬が多いです。
中山を経験している馬が有利かどうか見てみると、過去10年の勝ち馬の中で、中山での勝利どころか、中山での出走があるのは、昨年のサトノフラッグのみで、他は中山初出走の馬達です。
弥生賞に限っては、中山経験や中山での成績は度外視してもいいかと思います。
過去10年からわかる2021年弥生賞の注目馬3頭
・ダノンザキッド
・シュネルマイスター
・タイトルホルダー
2021年弥生賞の注目馬1頭目:ダノンザキッド
引用元:サンスポ
URL:https://race.sanspo.com/keiba/news/20201004/pog20100413240012-n1.html
前走 | ホープフルステークス(中山)1着 |
---|---|
人気 | 1人気 |
騎手 | 川田 |
脚質 | 先行 |
中山経験 | 1戦1勝 |
ダノンザキッドがどんな勝ちかたをするのか?とにかく現時点では抜けた強さを持つ馬です。前走も同じ中山2000のホープフルを圧勝していますので、このレースも終わってみたら圧勝劇の可能性が非常に高いと思います。
鞍上が弥生賞2勝の川田騎手。1人気・前走1着・西の騎手・先行タイプというデータを見ても完全に不動の軸と言わざるを得ません。
2021年弥生賞の注目馬2頭目:シュネルマイスター
引用元:スポニチ競馬
URL:https://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2021/03/04/kiji/20210304s00004000013000c.html
前走 | ひいらぎ賞(中山)1着 |
---|---|
人気 | 2人気 |
騎手 | C・ルメール |
脚質 | 先行/逃げ |
中山経験 | 1戦1勝 |
2人気になりそうなのがシュネルマイスターです。確かに前走は鮮やかな勝ちかたを見せましたが、まだ重賞経験のない1勝馬。この人気は確実にルメール人気と言えるでしょう。
ただ、G1でルメールを笑うものはルメールに泣くという言葉の通り、G1でのルメールの信頼度は抜群です。距離に不安があること、出遅れ癖があることなど、不安要素もありますが、ここはルメールを抑えておくべきでしょう。
2021年弥生賞の注目馬3頭目:タイトルホルダー
引用元:サンスポ
URL:https://race.sanspo.com/keiba/news/20201004/pog20100413240012-n1.html
前走 | ホープフルステークス(中山)4着 |
---|---|
人気 | 3人気 |
騎手 | 横山 |
脚質 | 先行/逃げ |
中山経験 | 2戦1勝 |
3番手はタイトルホルダー。前走のホープフルステークスは4着。ダノンザキッドとは2戦2敗ですね。ホープフルステークスを見ると、短期間での逆転は難しいとみて、連に絡むとしたらダノンとのワンツーになるかと思います。
逃げ先行タイプなので、そのまま前残りも考えられますが、先行馬がかなり多いので、ハイペースに巻き込まれたら、着外も考えられます。
データではわからない如月による2021年弥生賞の展望
・ダービー馬候補を探す
・1勝馬の可能性に賭ける
・穴狙いなら追い込み馬
ダービー馬候補を探す
中山2000mなので、弥生賞の結果が皐月賞に直結するかというと
そうではありません。この10年を見ても、弥生賞を勝った皐月賞馬はゼロ。
20年間の勝ち馬を見ても、たったの3頭しかいません。その3頭はディープインパクト、アグネスタキオン、ダノンプレミアムといった怪物馬なので、普通の力の馬が弥生賞を勝って皐月賞馬になるのは、非常に厳しいと言えるでしょう。
最近は、弥生賞で好走した馬は、皐月賞よりもダービーで好走すると言われています。
つまり、スピードだけでなく、持久力も備わった馬でなければ、このレースを勝つことができないということです。当然、出走メンバーのレベルが低ければ、どの馬にも勝つチャンスがあります。
今年の1人気は、ダノンザキッド。
血統から見ても、2000~2200は完全に守備範囲でしょう。
ダノンザキッドが怪物であれば、このレースを難なく勝ち、ダービー馬の最有力候補となるでしょう。
1勝馬の可能性に賭ける
2歳路線で重賞を獲得した馬と、デビューが遅く、まだ1勝しかできていない馬達が、皐月賞の出走権を賭けて戦うレースです。
5着まで出走権が手に入るので、どうしても勝たなければならないというものではありませんが、皐月賞への賞金が足りない馬なら、ここでの出走権は絶対に欲しいところです。
2歳時に重賞を獲得している馬なら、賞金順でも皐月賞出走は可能なので、このレースを叩き台にしてくる可能性はありますが、1勝馬は必勝態勢で臨んできます。
実際、一昨年の弥生賞は1勝馬のワンツーで決まっているので、今年も1勝馬だからといって軽視することはできません。
穴狙いなら追い込み馬
過去のレースデータを見ると、逃げ先行が圧倒的に有利なのですが、今年はどうやらペースが早くなる可能性があります。人気上位の馬に逃げ先行が多いため、どうしても逃げたい下位人気の馬が絡んでくると、前半58秒台くらいのハイペースになるかもしれません。
中山の直線は短いですが、ゴール前に急な坂があり、ハイペースで逃げた場合、力のない馬は完全に失速します。
追い込み馬から選ぶなら、血統的に中山の坂を駆けあがるパワーがある馬。前半のペース次第では、ゴール前で一気に着順が変わる展開が見られるかもしれません。
2021年如月が選ぶ弥生賞の穴馬は「ワンデイモア」
弥生賞の穴馬として爆弾指名するのは「ワンデイモア」です。過去3戦のうち負けたのは、デビュー戦での出遅れで走る気を無くしたのが理由。
その後、順調に未勝利、1勝クラスを勝ち上がっており、2分1秒台のタイムも標準以上です。弥生賞勝ちはないものの、過去10年で2連対の田辺騎手というのも大きな武器となるでしょう。
前走、前々走の勝ち方を見ると、中段待機か後方待機になると思うので、人気馬のペースが早くなれば、最後の直線でこの馬が突っ込んでくる可能性が高いと思っています。
2021年弥生賞の予想
◎ダノンザキッド
〇シュネルマイスター
▲ワンデイモア
△タイトルホルダー
△ソーヴァリアント
【馬連】②-⑩ 3,000円 ②-⑥ 2,000円 ⑥-⑩ 1,000円
②-④ 1,000円 ②-⑧ 1,000円
【3連単】②-⑩-⑥④⑧ 各500円
ダノンザキッドからの馬券なので、当たったとしても配当は期待できませんが、ダノンを外した馬券は考えられません。2着もルメールの可能性が高いため、穴狙いは諦めた方がよさそうです。
KISARAGIによる2021年弥生賞の展望
ダノンザキッドが、コントレイルに続く怪物なのか?
それともただの早熟馬なのか?
今年の弥生賞の一番の見どころはそこでしょう。
ホープフルステークスの勝ち方を見る限り、現時点では世代1位は間違いないと思いますし、これからの成長によっては、コントレイル級の馬になる可能性も高いと思います。
また、今年の皐月賞の当日は、天候が悪いという予報も出ているので、重馬場の皐月賞になるかもしれません。
ジャスタウエイの産駒はパワーがあり、重でも苦にしないこと、先行して折り合いをつけることができることから、弥生賞はダノンザキッドが勝つ確率が非常に高いと思います。