競馬の醍醐味は、少ない投資金で大きな払戻をゲットすることですよね。
パチンコで大勝しても10万前後ですが、競馬の一撃は一桁違います!
高配当を狙うなら、やはり過去のレースを見て「荒れる可能性があるG1」を狙うべきです。今回紹介するヴィクトリアマイル、10年間で万馬券の本数は2本なので、それほど荒れるレースという印象は薄いかもしれませんが、2本の万馬券はどちらも300倍以上の配当という荒れっぷりです。
荒れる時は、とことん荒れるヴィクトリアマイルで、ここから有馬記念までの競馬資金を一気に稼いじゃいましょう!!
過去のデータを検証しながら、2021年のヴィクトリアマイルの予想と展望を解説しています。6分程度で読み終える記事になりますので、是非、予想の参考にしてみてください。
目次
1:ヴィクトリアマイルについて
ヴィクトリアマイルは東京1600mで行われるG1レースです。G1に昇格したのが2009年なので、まだ新しいG1レースになります。
引用元:JRA
最初は、同じ東京1600で行われる「安田記念」との使い分けが心配されましたが、クラシックの「ダービー」と「オークス」のような感じで使い分けができており、ヴィクトリアマイルの過去の優勝馬の顔ぶれを見ると、錚々たるメンバーが揃っています。
単勝平均が1200円なので、それほど荒れるG1というイメージはないと思います。
現に昨年のアーモンドアイをはじめとして、ブエナビスタやウォッカ、ストレイトガールが人気に応えているシーンを覚えている人も多いと思うので、固いレースと思い込んでいる人も多いかもしれません。
しかし、過去10年で3万馬券、4万馬券が飛び出しており、2015年には3連単で200万円を超える配当を出しているレースですから、穴狙いに徹するのも面白いでしょう。
2:ヴィクトリアマイル【2021年】の出走馬とオッズ
5月11日 20時時点現在のオッズ
グランアレグリア | 牝4 | 55.0 | C・ルメール | 1.8 | 1人気 |
レシステンシア | 牝4 | 55.0 | 武豊 | 4.7 | 2人気 |
デゼル | 牝4 | 55.0 | 川田将 | 16.4 | 3人気 |
マジックキャッスル | 牝4 | 55.0 | 戸崎圭 | 17.0 | 4人気 |
サウンドキアラ | 牝6 | 55.0 | 松山 | 24.0 | 5人気 |
テルツェット | 牝4 | 55.0 | M・デムーロ | 24.1 | 6人気 |
リアアメリア | 牝4 | 55.0 | 福永 | 26.8 | 7人気 |
シゲルピンクダイヤ | 牝5 | 55.0 | 和田竜 | 41.7 | 8人気 |
ダノンファンタジー | 牝5 | 55.0 | 藤岡佑 | 55.5 | 9人気 |
スマイルカナ | 牝4 | 55.0 | 柴田大 | 62.1 | 10人気 |
ディアンドル | 牝5 | 55.0 | 団野 | 71.6 | 12人気 |
マルターズディオサ | 牝4 | 55.0 | 田辺 | 87.3 | 13人気 |
クリスティ | 牝4 | 55.0 | 斎藤信 | 122.2 | 14人気 |
ランブリングアレー | 牝5 | 55.0 | 吉田隼 | 131.0 | 15人気 |
シャドウディーバ | 牝5 | 55.0 | 未定 | 146.7 | 16人気 |
3:過去10年の傾向から見る2021年ヴィクトリアマイルの5つの傾向
・阪神牝馬ステークス組の実績が一番
・前走からの距離短縮には要注意!
・逃げ馬は人気でも厳しいかも・・・
・4歳馬が絶対的な中心
3-1:1番人気の連対率は5割
1番人気の連対率5割は、ほぼ平均値ですが、その中にブエナビスタやアーモンドアイがいるので、1番人気が勝つレースというイメージが強くなってるのでしょう。
1番人気の馬は、3勝・2着2回・3着0回なので、飛ぶ時は掲示板にも残らないことが多いです。思い切って切り捨てるか、それでも1番人気を軸にするか、確率5割の勝負にかけるしかありません。
3-2:阪神牝馬ステークス組の実績が一番
2016年に距離が1400mから1600mに延びた阪神牝馬ステークスをステップにしている馬が中心です。2016年からの5年間で4回連対しており、2019年は阪神牝馬ステークス組の2頭がワンツーを決めているので、今年も阪神牝馬ステークス組には注意しなければならないでしょう。
3-3:前走からの距離短縮には要注意!
2000mや2500mからの距離短縮馬の連対率は非常に高いです。まあ、その中に有馬記念後にヴィクトリアマイルに直行したアーモンドアイも含まれているので当然なのですが・・・
大阪杯から参戦したメイショウマンボや、ヴィルシーナなど距離短縮で挑戦する馬はそれほど多くないですが、今年の出走メンバーでも前走から距離短縮している馬がいるならば、注目しておきましょう。
3-4:逃げ馬は人気でも厳しいかも・・・
直線の長い東京コース、距離によっては逃げ馬が有利なものもありますが、東京マイルはやはり、最後の直線で差されてしまうケースが多いです。
10年間で連対できたのはヴィルシーナ1頭だけ、ただしヴィルシーナは、前年に2番手からの追走でヴィクトリアマイルを制覇しているので、展開面が大きく影響する可能性が高いですが、人気上位馬が逃げ馬ならば、思い切って切ってしまい、その分、差し馬をチョイスするのがおススメです。
3-5:4歳馬が絶対的な中心
昔よりも競走寿命は延びましたが、牝馬はいい状態で繁殖に上げたいと言う思いがあるので、ピークが4歳~5歳世代になることが多いです。
ヴィクトリアカップの世代別成績を見ると、勝率&連対率ともに4歳がトップです。次点の5歳世代を入れると、ほぼこの2世代で連対を独占しているので、この世代を馬券から外すのは危険ですね。
4:過去10年からわかる2021年ヴィクトリアマイルの注目馬3頭
グランアレグリアについてはデータ度外視で注目します。その他の2頭は阪神牝馬ステークス組からです。
・マジックキャッスル
・デゼル
4-1:2021年ヴィクトリアマイルの注目馬1頭目:グランアレグリア
引用:Wikiペディア
圧倒的1番人気になると思われるのがグランアレグリアです。過去10年のデータで距離短縮で挑んでくる馬に該当しています。現在の競馬界では確実にトップクラスの馬なので、過去のデータを度外視しても、抑え馬券にはしておく必要はあるでしょう。
大阪杯と比べたら確実にメンバーが落ちる今回のG1レースは圧勝する可能性が高いです。
前走 | 大阪杯(阪神)4着 |
---|---|
人気 | 1番人気 |
騎手 | C・ルメール |
脚質 | 先行 |
東京経験 | 4戦3勝 |
4-2:2021年ヴィクトリアマイルの注目馬2頭目:マジックキャッスル
引用:スポニチ競馬
桜花賞以来のマイル挑戦となった前走では2着。マイル戦の流れでも戦えることが証明されて今回も上位人気に推されています。
阪神牝馬ステークス組の4歳馬!脚質が「差し」ということで、前走で負けたデゼルとともに、ヴィクトリアマイルでも中心になるでしょう。
鞍上が戸崎圭騎手に戻るというのもプラスになる可能性があります。
前走 | 阪神牝馬ステークス(阪神)2着 |
---|---|
人気 | 3番人気 |
騎手 | 戸崎圭 |
脚質 | 差し |
東京経験 | 2戦0勝 |
4-3:2021年ヴィクトリアマイルの注目馬3頭目:デゼル
引用元:スポニチ競馬
阪神牝馬ステークスを1番人気で快勝!過剰人気か?と思っていましたがそんなことはありませんでした。もともと昨年のオークスではデアリングタクトに次ぐ2番人気だった馬ですから、ようやく復活してきたって感じですね。
オークスでは二桁着順と大敗しましたが、明らかに距離の壁を乗り越えられなかったのが原因です。東京コースの相性もいいので、グランアレグリアを負かすなら、この馬でしょう!
前走 | 阪神牝馬ステークス(阪神)1着 |
---|---|
人気 | 4番人気 |
騎手 | 川田将 |
脚質 | 差し |
東京経験 | 3戦2勝 |
5:データではわからないキサラギによる2021年ヴィクトリアマイルの展望
・リピーター馬
・人気薄の6歳7歳が穴
5-1:最近は1分30秒台の破格のタイムでの決着
10年前のアパパネ対ブエナビスタの対決が1分31秒9でした。そこから1分31秒~32秒台のタイムでの決着を繰り返していましたが、2019年、2020年の近2走は、1分30秒台の破格のタイムでの決着になっています。
引用元:Yahooニュース
アーモンドアイ級の馬ならば、早めに前につけても、このタイムで走りぬくことは可能ですが、普通の馬なら先行勢は総崩れになるでしょう。
アーモンドに勝ったグランアレグリアが本物の怪物ならば、先行しても勝てるでしょうが、その他の馬は後方で力を貯めて、一気に爆発するタイプでなければ苦しいです。
5-2:リピーター馬
ストレイトガールやヴィルシーナの連覇。昨年3着だったノームコアもその前の年の1着馬だったように、リピーター馬の成績がいいのもこのレースの特徴です。
近走の成績が悪くても、条件が変わってここならという馬が出てくる可能性は十分あります。全走、高松宮記念で惨敗したダノンファンタジーはリピーター組として怖い存在になるでしょう。あとは、中山牝馬から間隔が開きましたが、シャドウディーバの存在も不気味ですね。
5-3:人気薄の6歳7歳が穴
4歳5歳の連対率は圧倒的ですが、3着に入ってくる人気薄のタイプは、二桁人気の高齢馬が穴馬になります。ワイド馬券や3連単の3着には6歳、7歳の人気薄の馬を入れて高配当を狙うのも面白いです。
6:2021年ヴィクトリアマイルの予想
◎デゼル
〇グランアレグリア
▲マジックキャッスル
△ダノンファンタジー
△サウンドキアラ
買い目
馬連⑤ー⑥ ①ー⑤ ⑤ー⑪ ⑤ー⑫ ①ー⑥
7:キサラギによる2021年ヴィクトリアマイルの展望
どう考えてもグランアレグリアが断トツの人気馬になるのは仕方ありません。
大阪杯では負けたけど、マイルならアーモンドに勝った馬ですからね。
しかし、ここはデゼルからいきたい!
オークスではレーン鞍上の2番人気で大敗!同じ東京で復活の夢を見させてほしいです。
対抗はグランやマジックキャッスルを外せないので、今年は比較的固い決着になるでしょう。
荒れる可能性があるならば、リピーター組のダノンファンタジーとシャドウディーバの2頭。前に行く可能性が高い2番人気のレシステンシアは思い切って切ります!