2023年3月4日阪神競馬場では桜花賞トライアルチューリップ賞が開催されます。
昨年は1番人気のナミュールと13番人気のピンハイで500倍超えの波乱となったチューリップ賞。
札幌2歳ステークス勝ち馬のドゥーラ、重賞2勝馬のキタウイングそして1勝馬ですがエフフォーリアの妹という血統が魅力のペリファーニア。昨年は札幌2歳王者のジオグラフが皐月賞を制したように、やはり札幌1800mを2歳時で勝った馬は能力が高いと見ています。
しかし、昨年末からクラシックを狙う馬たちが続々とデビュー。2歳戦で活躍した馬よりも素質は上の馬は少なくありません。キサラギが本命にあげるアンリーロードのスピードは出走メンバーの中でも確実に上位!
クラシックに通用する馬と信じているので、ここは勝って桜花賞の権利を取っておきたいところ。1勝馬ですが自信の◎を打ちます!
この記事を読むと
- チューリップ賞の出走想定馬がわかる
- 過去10年のデータからレースの傾向がわかる
- 有力馬3頭の状況がわかる
- キサラギの特注穴馬情報がわかる
以上のポイントがわかるようになっています!5分程度で読み終える記事になりますので、是非馬券検討の参考にしてください!
目次
1:チューリップ賞とは
阪神競馬場1600mは、本番の桜花賞と同コース。やはりこのチューリップ賞を勝った馬が今年の桜花賞馬に一番近い存在となります。
チューリップ賞は1993年まではOP競争でした。1994年からはG3重賞となり桜花賞の優先出走枠が3枠となり、桜花賞本線への一番の重要レースと位置づけされています。
しかし、過去10年でチューリップ賞の勝馬が桜花賞を制したのはハープスターのみ。他の9頭は桜花賞で敗れています。しかし、チューリップ賞では2着、3着だったレッツゴードンキや、ジュエラーが桜花賞馬に輝いています。
レシステンシア、ラッキーライラックなど本番2着の馬も多いので、牝馬クラシック路線を占うために最も重要なレースであると言って間違いはないでしょう。
2:チューリップ賞の出走予定馬と想定オッズ
2023年3月3日22時時点の出走予定馬
馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 単勝オッズ | 人気 |
---|---|---|---|---|---|
ドゥーラ | 牝3 | 54.0 | 戸崎圭 | 4.2 | 1人気 |
キタウイング | 牝3 | 54.0 | 杉原 | 8.3 | 4人気 |
モズメイメイ | 牝3 | 54.0 | 武豊 | 11.5 | 7人気 |
ペリファーニア | 牝3 | 54.0 | 横山武 | 5.3 | 2人気 |
アリスヴェリテ | 牝3 | 54.0 | 坂井瑠 | 28.6 | 10人気 |
コナコースト | 牝3 | 54.0 | 鮫島駿 | 12.8 | 8人気 |
ルミノメテオール | 牝3 | 54.0 | M・デムーロ | 6.6 | 3人気 |
ダルエスサラーム | 牝3 | 54.0 | 幸 | 13.4 | 9人気 |
バースクライ | 牝3 | 54.0 | 浜中 | 10.7 | 5人気 |
カフジキアッキエレ | 牝3 | 54.0 | 国分恭 | 45.5 | 11人気 |
マラキナイア | 牝3 | 54.0 | 松山 | 74.1 | 14人気 |
サーマルソアリング | 牝3 | 54.0 | 岩田望 | 71.3 | 13人気 |
レミージュ | 牝3 | 54.0 | 荻野極 | 48.2 | 12人気 |
ルカン | 牝3 | 54.0 | 横山典 | 82.1 | 15人気 |
エクローサ | 牝3 | 54.0 | 藤岡康 | 129.6 | 17人気 |
ワレハウミノコ | 牝3 | 54.0 | 富田 | 98.5 | 16人気 |
3:チューリップ賞の過去10年の傾向をデータ分析
重賞勝ち馬に人気が集まる今年のチューリップ賞。しかし過去のデータを見ると意外な傾向が浮き彫りに!ここでは過去10年のデータを分析して今年の勝馬の傾向を探っていきます。
- 昨年は500倍の大波乱だが基本的には20~30倍の中穴狙いがベスト
- 前走重賞以外の1番人気馬は危険!過去10年で3頭が連を外している
- 年明けで勝利経験のある抽選馬が穴馬候補
- 大外枠が圧倒的に勝率高い!今年も8枠馬をねらえ
- 重賞馬よりも3戦以上している1勝馬が好走している
3-1:昨年は500倍の大波乱だが基本的には20~30倍の中穴狙いがベスト
【過去10年の馬券配当傾向】
馬連平均配当 | 3連複平均配当 | 3連単平均配当 | 馬連最高配当 | 3連単最高配当 |
---|---|---|---|---|
7,810円 | 7,390円 | 45,520円 | 56,300円 | 258,360円 |
有力馬が揃うチューリップ賞は毎年固いと思われがちですが、馬連平均配当は78倍。まあ、これは昨年の500倍超馬券が大きく影響してるんですけどね。
昨年の大万馬券を除外して平均を出すと25倍。それでも意外に高いですよね~
特徴的なのは馬連の配当はそこそこ高いけど、3連系の配当が低いこと。人気馬が3着以下になることが少ないので、馬連よりも3連複の方が安かったなんてことが多いです。
実際、昨年も馬連は560倍でしたが、3連複は320倍でした。チューリップ賞で稼ぐなら3連系ではなく馬連でガツんと一発勝負がおススメです。
3-2:前走重賞以外の1番人気馬は危険!過去10年で3頭が連を外している
【過去のチューリップ賞で消えた1番人気馬】
年度 | 馬名 | 単勝オッズ | 前走 |
---|---|---|---|
2021年 | レシステンシア | 1.4倍 | 阪神JF1着 |
2015年 | クルミナル | 3.7倍 | エルフィンステークス1着 |
2013年 | レッドオーヴァル | 2.3倍 | 紅梅ステークス1着 |
チューリップ賞で1番人気に支持されて連を外した馬は3頭います。連対率70%ですから、ここは1番人気馬を軸にしていいレースですが、負けた3頭の共通点がなかなか見当たらないですよね~
レシステンシアは2歳女王ですが、その他の2頭は前走重賞以外で勝利した馬。過去10年で前走重賞以外で勝利したのは、2018年の紅梅賞の勝馬シンハライトだけなので、このタイプの馬が1番人気になった時は怪しいと思っていいですね。
問題はレシステンシアがなぜ負けたか?
強いて言えば、阪神JFでは上位人気ではなく4番人気での出走。他の勝馬は1、2番人気に支持されていたので、見極めるポイントとしたらそこですかね~
となると、今回人気上位になりそうなドゥーラもこの条件に該当しちゃいます。
3-3:新馬戦勝ちの1勝馬が穴馬候補
【過去10年間で5番人気以下で連対した馬】
年度 | 馬名 | 人気 | 前走 |
---|---|---|---|
2022年 | ピンハイ | 13番人気 | 新馬戦 1着 |
2017年 | ミスパンテール | 7番人気 | 新馬戦 1着 |
2013年 | アンドリエッテ | 7番人気 | クイーンカップ 4着 |
昨年のピンハイは過去10年間で初めて10番人気以下の連対馬でした。チューリップ賞はほぼ1~4番人気で決着していることが多く、穴となるのは5番人気以下の馬。それも過去10年で3頭しかいません。
ここで注目したいのは、新馬勝ちの馬が2頭いること。昨年のピンハイと2017年のミスパンテールです。新馬戦勝ちの馬は1勝馬ですが、底を見せていないのでやはり3歳のこの時期は無視するわけにはいきません。
今回、エフフォーリアの妹、ペリフォーニアが新馬勝ち馬ですが、血統的な面からそこそこ人気になりそうなので穴馬って感じではないですね~。これから新馬勝ちの馬が登録をしてくるのでその中から穴を探すのがいいと思います。
3-4:関西場が圧倒的に強い!過去10年で優勝した関東馬は2頭だけ
【チューリップ賞を勝った関東馬】
年度 | 馬名 | 人気 | 前走 |
---|---|---|---|
2020年 | マルターズディオサ | 4番人気 | 阪神JF 2着 |
2015年 | ココロノアイ | 5番人気 | 阪神JF 3着 |
圧倒的に西の馬が強いチューリップ賞の中で、東の馬が勝ったのは2頭だけです。
2020年のマルターズディオサと2015年のココロノアイ。前走G1で3着以内に入るくらいの力がなければここで勝つのは厳しいでしょう。
また、そのくらいの力を持っている馬ならここで勝負になると自信を持って遠征させていると思います。
今年の阪神JFでは超人気薄で2着になったシンリョクカが出てくれば面白い存在でしたが、桜花賞に直行しちゃうようなので今回は出走せず。
となると、今年は素直に西の馬がメインになりそうです。
3-5:阪神JFの最先着馬は1着以外信用できない
【阪神JF最先着馬のチューリップ賞成績】
年度 | 馬名 | 人気 | 着順 | 阪神JF順位 |
---|---|---|---|---|
2022年 | サークルオブライフ | 2番人気 | 3着 | 阪神JF 1着 |
2021年 | メイケイエール | 1番人気 | 1着 | 阪神JF 4着 |
2020年 | レシステンシア | 1番人気 | 3着 | 阪神JF 1着 |
2019年 | ダノンファンタジー | 1番人気 | 1着 | 阪神JF 1着 |
2018年 | ラッキーライラック | 1番人気 | 1着 | 阪神JF 1着 |
2017年 | ソウルスターリング | 1番人気 | 1着 | 阪神JF 1着 |
2016年 | デンコウアンジュ | 6番人気 | 5着 | 阪神JF 7着 |
2015年 | デンコウアンジュ | 6番人気 | 5着 | 阪神JF 7着 |
やはり2歳G1の阪神JFで好走した馬が人気になる傾向はありますが、過去のデータを見ると勝利馬以外はいまいち信用できない状況。
ローテーション別では1勝クラスを勝ちあがった馬が3勝とトップです。昨年のアスクビクターモアも1勝クラスを勝ちあがってチューリップ賞へ挑戦してきました。
ただし、新馬→1勝クラス、未勝利→1勝クラスと連勝でチューリップ賞に挑んだ馬で勝った馬はいません。OPクラスで一度負けていたり、重賞で負けた経験がある3戦以上を経験している馬が勝ち馬の条件となっています。
重賞経験馬よりも、特別戦やOP戦を戦っていた馬の方が好走しています。
4:2023年チューリップ賞の注目馬3頭
- ドゥーラ
- キタウイング
- アンリーロード
注目馬1頭目:ドゥーラ
前走 | 阪神ジュベナイルフューリーズ(阪神)6着 |
---|---|
人気 | 1人気 |
騎手 | 斎藤新 |
脚質 | 先行 |
阪神経験 | 1戦0勝 |
阪神JFでは入着外の6着でしたが、押し出された1番人気になりそうです。
北海道での実績は高いですが、洋芝以外の実績がよくわからないのでこれは危険な人気馬と考えるべきでしょう。
昨年のジオグリフのような例もあるので、一概には判断できませんがここまで人気になる馬ではないと思っています。
注目馬2頭目:キタウイング
前走 | フェアリーステークス(中山)1着 |
---|---|
人気 | 4人気 |
騎手 | 杉原 |
脚質 | 差し |
阪神経験 | 1戦0勝 |
新潟2歳ステークスの覇者ですが、阪神JFで大敗したため前走のフェアリーステークスでは11番人気の低評価でした。低評価を覆し勝利したのはいいんですが、阪神JFから直行の方がここでは勝負になった気がします。
注目馬3頭目:アンリーロード
前走 | 3歳未勝利(阪神)1着 |
---|---|
人気 | 7人気 |
騎手 | 未定 |
脚質 | 先行 |
阪神経験 | 1戦1勝 |
クイーンカップに登録していましたが、除外になりチューリップ賞へ
輸送がない分こっちの方が結果的にはよかったと思います。
1勝馬ですが素質はクラシック級!阪神JF出走組には全く引けをとらないと信じています。福永騎手からだれに鞍上が変わるのか気になりますがキサラギの本命はアンリーロードに決定しています。
5:過去データではわからないキサラギの分析
予想家キサラギのモットー
大学時代は競馬予想サークルで活躍。
マイルCSの10万馬券を5000円買った500万円が過去最高収入!
3年前からは競馬予想家としてデビューし、大穴馬券を年間に数本当てるよりも
30~50倍の配当を毎週当てることが一番儲かることに気づく
競馬で儲かる黄金比率の的中率25%、回収率170%をノルマとしている
分析1:危険な人気馬 キタウイング
正直、凄く応援したい馬なんですが・・・さすがに使いすぎですよね~
新潟2歳ステークスとフェアリー勝ってるから桜花賞は賞金獲得ベースで余裕で出れるのに、ここでもう一戦するのはちょっとなあ。
まあ、ミルファームはかなり使うから仕方ないですけどね。外目なら完全に切ろうと思いましたが内枠引いたのでアンリーロードから馬連で一応抑える程度ですね。
分析2:キサラギの特注穴馬指名 エクローサ
新馬勝ちの1勝馬が2頭、エフフォーリアの妹ペリファーニアは人気になりそうなので1勝馬で穴馬候補ならこっち。新馬勝ちのタイムがそれほど早くないこと、1400からの距離延長。この2点で人気はあまりありませんが、エイシンフラッシュとネオユニヴァースなので、距離はマイル以上が向いていると見ています。
抽選になる可能性もありますが、出走できればかなり面白い穴馬です。人気薄の藤岡康騎手って結構怖いですよね。人気のときは怖くないですがw
分析3:チューリップ賞のキサラギポイント
・阪神JFの好走で人気が上がっている馬は迷わず切り!
・新馬勝ちの1勝馬は穴馬候補
・小柄な馬がここでは走る!
6:チューリップ賞の予想
◎アンリーロード
〇ペリファーニア
▲ドゥーラ
△カフジアッキエレ
△エクローサ
△キタウイング
△ルミノメテオール
最終予想は枠順確定後に公開いたします!
7:過去のチューリップ賞プレイバック
2007年ウォッカのチューリップ賞
伝説の天皇賞秋での叩きあいがありますが、ウォッカとダイワスカーレットの戦いはチューリップ賞から始まりました!
阪神JFを制し2歳女王となったウォッカはもはや牝馬に敵なしと思われていたでしょう。
しかしそこに待ったをかけたのがシンザン記念2着から出走してきたダイワスカーレットでした。
早いペースで逃げるダイワスカーレットを直線で交わすウォッカと思いましたが、全く譲らないスカーレット、ここではクビ差で先着を許しましたが、桜花賞ではリベンジを果たしています。
牝馬最強ランキングの中に必ず入ってくるこの2頭の伝説の戦いはここからスタートしたんです。
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今週の的中情報 | ||
---|---|---|
情報名 | 【地方】業界(秘)スクープ! | |
日程 | 2023年03月28日 | 2023年03月28日 |
レース名 | 大井6R | 高知10R |
点数 | 3連単24点 | 3連単24点 |
払戻金額 | 808,240円 | 621,440円 |
合計払戻金額:1,429,680円 |
オススメ②:サラブレッド大学



今週の的中情報 | ||
---|---|---|
情報名 | 万馬券ガイダンス | |
日程 | 2023/03/26 | 2023/03/26 |
レース名 | 中山2R | 中山1R |
点数 | 3連単24点 | 3連単10点 |
払戻金額 | 381,060円 | 181,850円 |
合計払戻金額:562,910円 |
オススメ③:うまマル!



今週の的中情報 | ||
---|---|---|
情報名 | 馬券師七沢の目論見 | |
日程 | 2023/03/26 | 2023/03/26 |
レース名 | 中山5R | 中山10R |
点数 | 3連単8点 | 3連単24点 |
払戻金額 | 781,150円 | 505,960円 |
合計払戻金額:1,287,110円 |
8:2023年チューリプ賞のまとめ
今年は2歳女王が参戦しないチューリップ賞になります。
こういうときは波乱の予感がしますが・・・・・
昨年の2歳戦を見ると、どうも大物感に欠ける馬が多いですよね。
世代で抜けているのってリバティアイランドくらいでしょうか。
今年のクラシック前哨戦は、年明けや年末にデビューした馬が活躍しそうな気がするのでチューリップ賞も昨年のピンハイのような1勝馬を狙っていきます!
そうなるとアンリーロードしかいませんね。
最終予想は枠順確定後に公開いたします。