東京盃の予想と展望【2022年版】地方競馬場ならパワーのあるテイエムサウスダン

2022年10月6日大井競馬場ではJPN2の交流重賞「東京盃」が開催されます。毎年JRA勢が強いこのレースですが、今年はかなりの混戦ムード。その中でキサラギが本命に挙げるのはテイエムサウスダン。

5歳になってから完全に本格化！JRAの高速ダートよりも力のいる地方競馬場向きだと思われるので、ここは間違いなく連に絡んでくれると思っています。

• 東京盃の出走想定馬がわかる
• 過去10年のデータからレースの傾向がわかる
• 有力馬3頭の状況がわかる
• キサラギの特注穴馬情報がわかる

以上のポイントがわかるようになっています。
5分程度で読み終える記事になりますので、是非最後まで読んで予想の参考にしてください！

１：東京盃について

東京盃は大井競馬場のダート1200ｍで行われる地方交流重賞です。G1ＪＢＣスプリントの前哨戦として、地方や中央の有力馬が集まるレース。藤田菜七子騎手がコパノキッキングで女性騎手初重賞制覇したレースとしても知られています。

過去10年でJRA勢が8勝！地方所属馬が2勝ですが、地方馬で勝ったのはキタサンミカヅキのみ、2017年、2018年と2連勝しています。

２：東京盃の出走想定馬

2022年10月3日12時時点の出走予定馬を紹介します。

テイエムサウスダン	牡5	56.0	岩田康	3.8	2人気
オーロラテソーロ	牡5	56.0	鮫島駿	5.0	3人気
レッドルゼル	牡6	58.0	川田	1.9	1人気
ギシギシ	牡4	56.0	矢野貴	9.1	4人気
スマートダンディ	牡8	56.0	秋山真	10.0	5人気
クルセイズスピリッツ	牡7	56.0	西	58.8	7人気
ヴァルラーム	牡6	56.0	町田	79.2	8人気
ケイアイターコイズ	牡6	56.0	吉田隼	26.7	6人気

３：東京盃の過去10年間の傾向をデータ分析

1番人気からの紐荒れで高配当になるケースが多い東京盃！人気薄の馬は過去のデータを分析してあぶり出してみましょう。

• 最高配当は40倍だが1番人気からの紐荒れで高配当が多い
• 人気上位のJRA勢の安定度は高い！7番人気の連対率50％は無視できない
• 5歳以上の馬が安定！リピーターが多いレースなので昨年出走馬に注意
• 地方交流重賞からが王道！さきたま杯組が中心
• 基本的に差しが有利！大井競馬場での逃げは至難の業

傾向１：最高配当は40倍だが1番人気からの紐荒れで高配当が多い

【過去10年の馬券配当傾向】

馬連平均配当	3連複平均配当	3連単平均配当	馬連最高配当	3連単最高配当
2,240円	5,540円	58,850円	4,090円	415,940円

過去10年で馬連万馬券はゼロで最高配当でも40倍ですが、1番人気の馬からでも20倍前後の高配当が出ているので、かなり狙いやすいレースだと思います。地方交流重賞のポイントで、3着に人気薄の地方馬が来るケースも多く3連単配当は高配当が狙えるレースですね。

傾向２：人気上位のJRA勢の安定度は高い！7番人気の連対率50％は無視できない

【人気別勝利数】

人気	勝率	連対率
1番人気	50.0％	50.0%
2番人気	10.0％	40.0%
3番人気	10％	40.0%
4番人気	10.0％	20.0%
5番人気	0.0％	0.0%
6番人気	10.0％	20.0%
7番人気	20.0％	40.0%
8番人気	10.0％	10.0%

※9番人気以下の連対馬なし
1～3番人気の連対率が突出しており、人気馬を軸にする形で問題ないと思いますが、7番人気の馬の連対率も50％と高いので、ここは注意が必要です。

昨年のサクセスエナジーのようにJRA勢の中で一番人気が低い馬が来るケースも多いので、連対率が高いJRA勢は馬券を絞るのでなければすべて抑えておく必要があるでしょう。

傾向３：5歳以上の馬が安定！リピーターが多いレースなので昨年出走馬に注意

【世代別勝利数】

馬齢	勝利数
3歳馬	0勝
4歳馬	2勝
5歳馬	2勝
6歳馬	2勝
7歳馬	2勝
8歳馬	1勝
9歳馬	1勝

世代別では特に強い世代はありませんが、このレースはリピーターが多いレースでも有名です。

ブルドックボス、キタサンミカヅキ、ドリームバレンチノ、コパノキッキング、コーリンベリーと過去3着以内に入った馬がまた好走するケースが非常に多いので、必然的に5歳以上の馬が中心になるでしょう。

昨年の3着以内の馬が再び出走してくるなら注意してください。

傾向４：地方交流重賞からが王道！さきたま杯組が中心

【ローテーション別勝利数】

ランク	前走レース	勝利数
A	クラスターカップ	2勝
A	さきたま杯	2勝
A	アフター5特別	2勝
A	オーバルスプリント	2勝
A	サマーチャンピオン	1勝
B	プロキオンステークス	1勝

地方交流重賞からの出走馬の好走例が多いです。特に近年はさきたま杯出走馬が好走しているので、今年のさきたま杯から出走してくる馬は迷わず馬券に入れておきたいところです。

中央の重賞から出走してくる馬で勝ったのは2014年プロキオンステークスから出走したコーリンべりーのみなので、ローテーションに関しては　地方交流＞JRA重賞ということですね。

傾向５：基本的に差しが有利！大井競馬場での逃げは至難の業

【脚質別勝利数】

脚質別	勝利数
逃げ	0勝
先行	6勝
差し	4勝
追い込み	0勝

地方競馬場は先行が有利なコースが多いですが、大井競馬場1200ｍは圧倒的に差しが有利。先行馬の勝ちパターンは4コーナーを回って直線に向いたときに既にセーフティリードを取ってる場合です。

混戦状態になったまま直線に突入すると後方からの差し馬に飲み込まれる展開が目立ちます。

４：2022年東京盃の注目馬3頭

• テイエムサウスダン
• レッドルゼル
• オーロラテソーロ

注目馬１頭目：テイエムサウスダン

前走	由比ヶ浜特別（東京）1着
人気	2人気
騎手	岩田康
脚質	先行
大井経験	初出走

かしわ記念では逃げたショウナンナデシコに届かず、さらに後ろから来たソリストサンダーに交わされて3着。この展開で負ける要因がちょっとわからないです。転厩のゴタゴタがあったので、それに巻き込まれたとも考えられませんし・・・・

この馬、先行力はありますが最後の伸びはかなりムラがあるので、調教や展開が向いてもコロッと負けてしまうところが怖いですね。まあ、今回のメンバーから行ったらさすがに連対は外さないと思っています。

注目馬２頭目：レッドルゼル

前走	ドバイゴールデンシャヒーン（メイダン）2着
人気	1人気
騎手	川田
脚質	差し
大井経験	1戦0勝

昨年2着のレッドルゼルが今年も同じローテーションで出走します。そして前走のドバイでの2着も全く同じですから、ここは1番になりそうですね～。まあ、目標はJBCで東京盃は勝たなくても賞金的に余裕で出れるのでどうしても勝ちたいレースではありません。

休み明けということもあり、川田騎手も勝ち負けよりも調整という感じで乗ってくるでしょう。そう考えると勝負気配はテイエムサウスダンに劣りますね。ただし、フェブラリー1番人気、JBC制覇、ドバイ2着と圧倒的に能力が高い馬なので、調整出走だとしても連に絡んでくる可能性は非常に高いです。

馬券的に面白味があるのはテイエムサウスダンからの2着馬単ですね。

注目馬３頭目：オーロラテソーロ

前走	クラスターカップ（盛岡）1着
人気	1人気
騎手	鮫島駿
脚質	先行
大井経験	初出走

人気馬の中で一番危険な香りがするのがオーロラテソーロです。
前走は初地方交流重賞で勝利をしていますが、盛岡競馬場の脚抜きのいい馬場なので実際に地方のダートがこの馬に合うかどうかは微妙ですね。

連勝してるので人気になりそうな感じですが、今回は消しでいいと思っています。

５：過去データではわからないキサラギの分析

東京盃は上位人気と人気薄の組み合わせが目立つレースです。昨年のサクセスエナジーのような穴馬を見つけ出すことが勝利のポイントでしょう。

分析１：危険な人気馬　オーロラテソーロ

盛岡のクラスターカップで初の地方交流重賞制覇！出走メンバーもダンシングプリンスやジャスティン、リュウノユキナなどの強豪を破っているのでかなり評価は高いです。

しかしオーロラテソーロはスピード能力が高い馬なので中央の高速ダートや盛岡競馬場では持ち味が活かせたかもしれませんが、大井の深いダートになると武器のスピードが活かせないのではないかと思っています。

今回断然の一番人気になるようなら思い切って消して勝負します！

分析２：キサラギの特注穴馬指名　スマートダンディ

まず、穴馬としても今回のレースで地方馬を挙げるのは非常に厳しいです。人気の2頭が外枠になったので足元をすくえる存在は内枠ですね。

最内枠になったスマートダンディは前走の門別でダンシングプリンスの0.1差の2着と健闘しています。牡8歳というベテラン馬ですが、穴を持ってくることが多い鞍上の秋山騎手と合わせて、この馬が最大の穴馬になるかなってとこですね。

分析３：東京盃のキサラギポイント

テイエムが7枠、レッドルゼルが8枠でどちらも外枠なので、大井競馬場ならこの2頭で決まる可能性は8割以上あると思っています。

馬連は非常に配当が低いので、馬連ならば1点勝負しか勝つ方法はないでしょう！

私は人気2頭と穴馬に挙げたスマートダンディの馬連3点買いと3連単2点、テイエム頭の馬単1点で勝負ですね。
急遽、枠を見てケイアイターコイズも追加しました。

６：東京盃の予想

◎テイエムサウスダン
〇レッドルゼル
▲スマートダンディ
△ケイアイターコイズ

馬連１－６・７・８　3連単　７－８－１　８－７－１　８－７－６　７－８－６　７－１－８　

3連複　１・７・８　１・７・６　枠単7→８

７：過去の東京盃プレイバック

2018年コパノキッキングの東京盃

スタートはそれほどよくありませんでしたが、スピードの違いでハナを奪うと他の馬は競りかけていけませんでした。単騎逃げの展開で4コーナーを迎えた後は、直線で他馬を引き離す圧勝劇！藤田菜七子騎手初の重賞制覇となったメモリアルレースです。

最後に突っ込んできたブルドックボスに次走の東京スプリントで雪辱を果たされてしまうので、初のG1制覇は届かなくて残念でした。

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今週の的中情報
情報名	【地方】2進法万馬券
日程	2023/06/02	2023/06/03
レース名	名古屋2R	帯広2R
点数	3連単48点	3連単48点
払戻金額	137,640円	171,680円
合計払戻金額：309,320円

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今週の的中情報
情報名	【中央】桐島流馬券術
日程	2023/06/03	2023/06/04
レース名	阪神4R	阪神6R
点数	3連単30点	3連単48点
払戻金額	2,961,510円	1,807,340円
合計払戻金額：4,768,850円

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今週の的中情報
情報名	博学多才
日程	2023/06/03	2023/06/04
レース名	阪神4R	阪神6R
点数	3連単48点	3連単48点
払戻金額	987,170円	903,670円
合計払戻金額：1,890,840円

８：2022年東京盃のまとめ

フェブラリーステークス2着のテイエムサウスダンは揺るぎのない本命！大井競馬場は初めてですが、今の調子からはここでは勝ってJBCに進みたいところ、相手は当然レッドルゼルですが、内枠のスマートダンディが不気味な存在ですので、上位2頭以外ではこの馬に注目です。