2023年9月20日浦和競馬場では地方交流重賞テレ玉杯オーバルスプリントが開催されます。2022年の優勝馬はシャマル、2着はリメイクとJRA勢が圧倒的に強い交流戦です。
佐賀チャンピオンシップからの出走馬が好走することが多く、今年のサマーチャンピオンで負けたヘリオスやレディバグといった強豪馬が出てくればまたJRA勢の独占になりそう。
今回佐賀からの馬は出ませんでしたが、かきつばた記念2着のドライスタウト、マーキュリーカップ4着のオーロラテソーロが出走!地方馬の1番手は川崎スパーキングを勝ったスマイルウィですね。吉原騎手騎乗だからただでは終わらないでしょう。
それでも、ドライスタウトの力は断然!フェブラリーステークス4着の実績はここでは完全上位です。
キサラギは人気ですがドライスタウト本命の馬単勝負でいきます!
この記事を読むと分かること
以上のポイントがわかるようになっています!5分程度で読み終える記事になりますので、是非馬券検討の参考にしてください!
テレ玉杯オーバルスプリントとは
テレビ埼玉杯として創設された1400mのダート重賞。
一時期、地元浦和競馬場出身で中央競馬G1を獲得した名馬トロットサンダーを称える
トロットサンダー記念と名前を改称したことがありますが、現在は再びテレ玉杯(テレビ埼玉杯)の冠レースとなっています。
優勝馬は大井で開催されるサンタニアトロフィーの優先出走権が付与されるため、今後のJBC、東京大賞典を目指す地方馬はここを勝って駒を進めたいところ。
川崎1400mコースのポイント
川崎のコーナーはきついので、スピードを上げて回ることが難しい。
よってペースは上がりにくく、先行馬が圧倒的有利なコース。
スタートからコーナーまで400mあるので、序盤の先行争いは激しくないが
外枠の馬はここで内に切り込んでおかないと、その後のポジション取りが非常に難しくなります。
2022年のテレ玉杯オーバルスプリントプレイバック
大外枠のシャマルはスタート後気合を入れて先団へ
その前のプレシャスエースの出足が早かったのでちょうどいい3番手ポジションを取ることができました。その直後にリメイク。
先団にJRAの人気馬2頭が入っているから、もうこのレースはどちらかで決まりっぽい。
案の定、直線では2頭のマッチレース。プレシャスエースも最後は粘れず、
2番人気のティーズダンクが最後伸びてきましたが、さすがにこの2頭とは勝負になりませんでした。
キサラギの予想※9/20更新
テレ玉杯オーバルスプリント2023の予想
- ◎ドライスタウト
- 〇スマイルウィ
- ▲オーロラテソーロ
- △ラプタス
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出走予定馬と想定オッズ
2023年9月1日12時時点の出走予定馬
馬名 | 所属 | 斤量 | 騎手 | 単勝オッズ | 人気 |
---|---|---|---|---|---|
ドライスタウト | JRA | 54.0 | 戸崎圭 | 2.5 | 1人気 |
オーロラテソーロ | JRA | 55.0 | 川田 | 2.6 | 2人気 |
スマイルウイ | JRA | 56.0 | 吉原 | 3.5 | 3人気 |
ラプタス | JRA | 57.0 | 幸 | 14.0 | 4人気 |
エイエムサウスダン | JRA | 56.0 | 幸 | 19.3 | 5人気 |
リコーシーウルフ | 大井 | 54.0 | 今野 | 39.4 | 6人気 |
アポロピピ | 浦和 | 54.0 | 御神本 | 43.6 | 7人気 |
エコロファルコン | 園田 | 54.0 | 和田 | 152.7 | 8人気 |
クラティアラ | 浦和 | 50.0 | 宝 | 203.6 | 9人気 |
サダムスキャット | 船橋 | 52.0 | 笠野 | 407.2 | 10人気 |
過去10年の傾向をデータ分析
テレ玉杯オーバルスプリント2023の傾向
10倍以下の配当が4回!点数を絞って確実に稼ぎたい
【過去10年の馬券配当傾向】
馬連平均配当 | 3連複平均配当 | 3連単平均配当 | 馬連最高配当 | 3連単最高配当 |
---|---|---|---|---|
1,370円 | 6,710円 | 33,960円 | 2,480円 | 174,930円 |
馬連平均配当が13倍。地方交流戦の中ではまあまあの配当です。過去10年で1度も万馬券が出ていないことでもわかるように、波乱が少ないレース。
10倍以下の決着が40%、10~20倍の決着が40%、20倍以上の配当は過去10年で2回だけです。どちらも5番人気の馬が絡んでいます。
基本的に固いレースが多いオーバルスプリントでは点数を絞って手堅く稼ぐのが正解です。
1番人気の連対率30%!このレースでは人気馬は信頼できない
テレ玉杯オーバルスプリントで1番人気に支持された馬の連対率は30%と非常に低い!
このレースでは1番人気馬を軸にするのは危険です。
【テレ玉杯オーバルスプリント過去10年で飛んだ1番人気馬】
年度 | 馬名 | 騎手 | 単勝オッズ | 前走 |
---|---|---|---|---|
2020年 | ラプタス | 幸 | 1.8倍 | 佐賀サマーチャンピオン(佐賀) 1着 |
2019年 | ノブワイルド | 左海 | 3.1倍 | 習志野きらっとスプリント(船橋) 1着 |
2018年 | ウインムート | 内田博 | 1.8倍 | プロキオンステークス(中京) 3着 |
2017年 | リエノテソーロ | 吉田隼 | 2.5倍 | ユニコーンステークス(東京) 7着 |
2015年 | タガノトネール | 川田 | 1.8倍 | プロキオンステークス(阪神) 4着 |
2013年 | ガンジス | 岩田康 | 1.8倍 | 佐賀サマーチャンピオン(佐賀) 2着 |
昨年2022年は1番人気のシャマルが優勝しましたが、2015年~2021年までの7年連続して
1番人気は3着以下に敗れています!
単勝1倍台が3頭と絶大な人気を裏切っています。3連覇に挑んだノブワイルド、佐賀サマーチャンピオンを制したラプタスも飛んでいます。
人気薄でも5番人気まで!JRA組で最下位人気馬が狙い目
過去10年で5番人気以下の馬が4頭連対しています。
【5番人気以下で連対した4頭】
年度 | 馬名 | 騎手 | 所属 | 人気 | 前走 |
---|---|---|---|---|---|
2021年 | ティーズダンク | 浦和 | 和田譲 | 7番人気 | スパーキングサマー(川崎) 2着 |
2017年 | レーザーバレット | 岩田康 | JRA | 5番人気 | 佐賀サマーチャンピオン(佐賀) 4着 |
2016年 | レーザーバレット | JRA | 戸崎圭 | 5番人気 | 佐賀サマーチャンピオン(佐賀) 3着 |
2015年 | ルベーゼドランジェ | JRA | 岩田康 | 5番人気 | クラスターカップ(盛岡) 10着 |
人気薄で連対した馬のうち3頭がJRA所属馬。
3着ならば地方馬が入ることがありますが、連対できたのは2021年のティーズダンク1頭だけ。これも10年ぶりの快挙でした。
人気薄といっても5番人気以下が連に絡んだことはないので、JRA勢の中で一番人気のない馬が一番の穴馬候補になるでしょう。
JRA勢が7勝と圧倒的!実質的に浦和と大井が過去10年で1勝ずつ
【所属別勝利数】
所属 | 勝利数 |
---|---|
JRA | 7勝 |
浦和 | 2勝 |
大井 | 1勝 |
過去10年でJRA馬の勝率は70%。地方所属馬は大井1頭、船橋2頭といった成績。
しかし、船橋の2頭はノブワイルドの連覇なので実質地方馬は1頭ずつしか連対していません。
ノブワイルドが連覇を果たしたときの人気は3番人気と4番人気。
大井のセイントメモリーが勝利したときは4番人気なので、最低でもJRA馬ベスト3の次点に来る実力馬じゃなければこのレースで勝つのは厳しい。
近年は佐賀サマーチャンピオンからの馬が好走中!クラスターカップ負け組にも注目
【ローテーション別勝利数】
ランク | 前走レース | 勝利数 |
---|---|---|
A | 佐賀サマーチャンピオン | 2勝 |
A | NST賞 | 2勝 |
B | クラスターカップ | 1勝 |
B | プラチナカップ | 1勝 |
B | プロキオンステークス | 1勝 |
B | かきつばた賞 | 1勝 |
ローテーションはバラバラですが、NST賞と佐賀サマーチャンピオンからの出走が若干優勢。しかし人気になりがちな中京のプロキオンステークスからの出走馬は不振が続いています。
連対率を見るとこの2レース以外で注目したいのはクラスターカップかの出走組。特にクラスターカップで成績が悪かった馬の巻き返しには注意!
テレ玉杯オーバルスプリント2023の注目馬3頭
- ドライスタウト
- オーロラテソーロ
- スマイルウィ
注目馬1頭目:ドライスタウト
前走 | かきつばた記念(名古屋) 2着 |
---|---|
人気 | 1人気 |
騎手 | 戸崎圭 |
脚質 | 先行 |
中央の重賞初挑戦がG1のフェブラリーステークス!そこで2番人気に支持されて4着はかなり将来に期待できる馬。
前走はかきつばた記念で、ウィルソンテソーロの2着でしたが外から被せてきたウィルソンテソーロを抜かせず、ハナ差の惜敗!ウィルソンは次走でマーキュリーを楽勝しているので、相手関係からもこの馬の強さがわかるもの。
オーロラテソーロと人気を分け合う形ですが、完全に力には差があると見ています。
人気ですが、ここはドライスタウト本命で仕方ない!
注目馬2頭目:オーロラテソーロ
前走 | クラスターカップ(盛岡) 4着 |
---|---|
人気 | 2人気 |
騎手 | 川田 |
脚質 | 先行 |
前走はクラスターカップで4着。今回も前で競馬すると思いますが逃げはないでしょう。
思い切って逃げたら面白いですが、前の好位置キープでレースを進めると同じ脚質のドライスタウトには勝てないと見ています。スマイルウィとの2着争いになると予想するので、馬券はドライスタウトからの馬単2着馬券。
注目馬3頭目:スマイルウィ
前走 | スパーキングサマーカップ(船橋) 1着 |
---|---|
人気 | 1人気 |
騎手 | 吉原 |
脚質 | 先行 |
トップハンデの58㎏でもスピードの違いを見せつけた前走のスパーキングサマーカップ!前走からは吉原騎手が騎乗なので騎手人気も加えられてかなりの人気になりそう。地方馬ではトップクラスですが、果たして充実しているドライスタウト、オーロラテソーロの争いに加わることができるのか?2着は十分あると思いますので、こちらもドライスタウトからの馬単2着馬券。
テレ玉杯オーバルスプリント注目の騎手ピックアップ
テレ玉杯オーバルスプリントで注目される地方競馬の騎手2人を紹介します!
注目騎手1人目:福原杏騎手
名前 | 福原杏 |
---|---|
所属 | 浦和 |
年齢 | 22歳 |
2023年度成績 | 34勝(全国リーディング105位) |
主な獲得タイトル | 2018年黒潮盃 2021年京浜盃 |
2019年騎手デビュー。
JRAでデビューした同期騎手は菅原明騎手や岩田望騎手。
デビューから順調に勝ち星を重ね510日目で通算100勝を達成!
笹川翼騎手の持つ地方競馬最速記録を100日以上更新した。
今年は地方競馬ジョッキーズチャンピオンシップに初出場!
浦和所属で初優勝が期待されたが、優勝は高知の宮川騎手。
6ポイント差で2位となっています。
今後の地方競馬界を背負う若手騎手の一人として期待されています。
注目騎手2人目:今野忠成騎手
名前 | 今野忠成 |
---|---|
所属 | 浦和 |
年齢 | 46歳 |
2022年度成績 | 33勝(全国リーディング105位) |
主な獲得タイトル | 2018年カタールダービー 2013年マカオゴールドカップ |
フランス出身の31歳。フランスでの見習騎手免許獲得後、渡米しアメリカでも見習騎手免許を獲得。最優秀見習騎手賞を受賞。
2017年に初来日し、南関東競馬で短期騎手免許取得。29勝を挙げてムンロ騎手と並ぶ外国人最多勝利数を記録しています。
その後は、マカオ、カタールを主戦場とし各地のダービーを含むG1を制覇。今回2回目の短期騎乗は10月30日までなので、テレ玉杯オーバルスプリントなど重賞では有力馬に騎乗することは間違いないでしょう。
過去データではわからないキサラギの分析
危険な人気馬:オーロラテソーロ
掲示板外になることはないと思いますが、ドライスタウトと人気を分け合うほどの力はない!
これは川田騎手鞍上がかなり効いていますね。今年は調子いいですが、元々川田騎手と地方競馬の相性はあまりよくない。
一応、押さえるものの、本線はドライスタウトからスマイルウィの方。
キサラギの特注穴馬指名:ラプタス
2年前の2021年は単勝1倍台でこのレースを勝ち切っている馬。昨年は力も充実しておりコリアカップにも挑戦。
昨年冬の兵庫ゴールドトロフィーではシャマルに勝っているので、昨年と比べて能力が一気に落ちたわけではない。
前走の黒船賞の敗因は不良馬場のせい。今回良馬場で力がいる馬場になればこの馬が浮上してきます。
穴を何点も買うレースではないので、穴はこの馬1頭。
2023年テレ玉杯オーバルスプリントまとめ
ドライスタウト、オーロラテソーロ、スマイルウィの3頭が抜けた人気になっていますが、この3頭で決まる確率は非常に高いと見ています。紛れがあるとしたら、穴馬に挙げたラプラスが3着に入る感じか?
固いレースになりそうなので、馬単3点、3連単5点で決めます!