単勝1.0倍は元返し!倍率が1.0になる仕組みと信頼度を詳しく解説

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過去に単勝1.0倍になった名馬を知りたい!

単勝1.0倍になるほどの馬たちはどれだけ信頼できるの?

Mr.KEIBA
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単勝1.0倍馬の勝率や、出現頻度が知りたい人のために、詳しく解説していきます。

 

100円賭けると、的中しても100円しか戻ってこない、いわゆる「元返し」になってしまう単勝1.0倍は、購入するとリスクしかありません。

本記事では、過去にどのくらい単勝1.0倍となった馬がいたのか?単勝1.0倍にならないようにJRAが対策したJRAプラスとはなにか?など、競馬の単勝1.0倍について詳しく解説していきます。

 

《この記事を読んで分かること》

  • 単勝1.0倍になる理由
  • 過去単勝1.0倍になった重賞レース
  • JRAプラスとは
  • 単勝1倍台の名馬の成績

ダントツの1番人気の馬を購入すべきか嫌うべきか、ギャンブラーは毎回悩まされますよね!この記事を最後まで読むと1つの答えにたどり着くかも知れません。

 

単勝1.0倍になる仕組み

笑顔の女子高生

競馬の払戻金は、例えば単勝の売り上げが100万円あった場合に、売り上げ全体の20%に当る20万円をJRAが運営費として差し引き、残りの80万円を的中した票数で分け合う仕組みです。

この時の20%という割合を控除率と言い、競馬の場合は馬券ごとに決められています。

  • 単勝・複勝【20%】
  • 枠連・馬連・ワイド【22.5%】
  • 馬単・3連複【25%】
  • 3連単【27.5%】
  • WIN5【30%】

競馬に限らず日本の公営ギャンブルは、すべての競技でこのパリミュチュエル方式が取られていますが、運営が差し引く控除率は競技や券種によって違います。

Mr.KEIBA
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競艇や競輪など他の公営ギャンブルは、どの券種も控除率は25%になっています。

 

競馬の単勝の例

売上 控除される金額 配分される金額 的中票数 倍率 1票の払戻金
100万円 20万円 80万円 1票 8,000倍 80万円
100万円 20万円 80万円 100票 80倍 8,000円
100万円 20万円 80万円 1,000票 8倍 800円
100万円 20万円 80万円 10,000票 1倍 100円

総評数の80%を的中馬券が占めていると、倍率は1.0倍となり「元返し」となります。

 

ちなみに、すべての投票が1頭に集中した場合でも、倍率は0.8倍とはならず1.0倍です。的中した場合は元返しとなりますが、外れてしまった場合でも誰も的中していないですので、特払いで80円の払い戻しが受けられます。

 

厳密にいうと競馬のオッズは、小数点2位以下はすべて切り捨てとなりますので、少しだけ変わりますが、通常の計算式に当てはめてオッズを導き出すと、80%の人がその馬の単勝を購入すると、1.0倍となると考えて問題ありません。

単勝売上の中の80%近く人気を集めると単勝が1.0倍になるってことか!

Mr.KEIBA
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その通りです。しかしJRAでは1.0倍だと購入者にリスクしかないため、救済処置としてJRAプラス10という制度が2008年から導入されました。

JRAプラス10については、後ほど詳しく解説しています。

 

重賞レースの単勝1.0倍人気は過去4レース

時計

開催日 レース名
2005年10月23日 菊花賞 ディープインパクト
1995年3月12日 阪神大賞典 ナリタブライアン
1995年2月5日 きさらぎ賞 スキーキャプテン
1994年10月16日 京都新聞杯 ナリタブライアン

単勝で1.0倍を記録したJRAの重賞レースは上記の4レースだけとなっており、JRAプラスが導入されてからは、単勝1.0倍の重賞レースは1度も出現していませんので、今後も見かけることはないかも知れません。

 

過去の1.0倍馬の成績は3勝1敗…なんと1レースは、断然の人気を背負いながらも2着惜敗。ということで勝率は75%となっています。

 

競馬に絶対はないと再認識させてくれるような結果ですね!

 

競馬の単勝投資については、別記事で詳しく解説していますので、こちらをご覧ください。

 

単勝1.0倍でまさかの敗退【ナリタブライアン】

重賞の単勝1.0倍に押された人気馬で唯一負けた馬は、奇しくもJRAの重賞レースで単勝1.0倍という、圧倒的な人気にナリタブライアンが始めて輝いたレースでした。

1994年10月16日、京都新聞杯、往年の競馬ファンの記憶には、鮮明に残っている人も多いでしょう。

 

共同通信杯を快勝、スプリングステークスではド派手な圧勝劇を披露し、日本ダービーでさえも大外を一気に駆け上がり格の違いを見せつけたナリタブライアン。

誰もが1着を信じ、運命の京都新聞杯を迎えました。単勝オッズはJRA重賞初の1.0倍でしたが、当時のナリタブライアンは、それもやむなしと言えるような勢いがありました。

 

レースはいつものように中団に構えて、徐々に先団にプレッシャーを与えながら進出していく、いつものスタイルでしたが直線に入ってから、いつも弾けるような伸びは見られません。

それでも順位は上げていったナリタブライアンでしたが、内から追い上げてきた藤田伸二騎手騎乗のスターマンに抜かれてしまい、2着惜敗という結果でした。

 

ゴールした瞬間はファンも実況も言葉を失うほど衝撃的なレースとなっています。

 

1.0倍と分かっていても多くの人が購入した【ディープインパクト】

重賞で単勝1.0倍になったもっとも最近の人気馬は、みなさんご存じのディープインパクトです。

前回の1.0倍馬のナリタブライアンから10年以上経っていることからも、重賞で1.0倍になることはすごく珍しいことが分かります。

 

圧倒的な勝ち方をしてきたディープインパクトは、瞬く間に競馬界の注目を集める存在となり、勝てば三冠という歴史的な快挙となるレースで、誰もが負ける訳ないと予想して単勝・複勝共に1.0倍のオッズとなりました。

 

当時は1.0倍とお金は増えないと、知っていても賭けていた人もいて、的中しても払い戻しを行わずに、的中馬券を記念に取っておいている人もいるほど、ディープインパクトの人気は凄かったです。

 

今となっては、当時の思い出馬券をフリマに出品すると、高額で取引されるようになっていますので、1.0倍以上の価値は十分にあったということになります。

 

1.0倍対策で登場JRAプラス10

女性1を表す

JRAプラスとは、2008年から施行された「すべてのレース」「すべての投票法」において通常の払い戻しが100円の元返しとなる場合に、10円を上乗せして110円で払い戻す仕組みのことです。

 

この取り組みによって各段に1.0倍のオッズが出にくくなり、重賞レースの単勝においては施工後には1度も出現していません。

 

各段に1.0倍が出づらくなった

プラス10適用回数 適用外
2021年 580件 50件
2020年 532件 37件
2019年 661件 55件

上記の表は年ごとのプラス10が適用された回数と、適用されずにそのまま1.0倍となったレースです。1.0倍というオッズはプラス10施工後に約1/10に減っており、今では極端に出づらくなっています。

そのほとんどが複勝で、その他では数件単勝やワイドに適用されているのが現状です。すべての投票方法で約1/10になったと考えられます。

 

このことからもディープインパクトの様に、G1レースの単勝で1.0倍ということは、今後はよっぽどのことがない限り、お目にかかれることはないでしょう。

 

1.0倍が出ない訳ではない

JRAの公式サイトにも記載されているように、「特定の馬番号・番組号に特に著しく人気が集中した場合には、競馬法の規定により100円元返しとなる場合があります。」と記載されているように、JRAプラス10が適用されないレースが存在します。

 

単勝における著しく人気が集中した場合とは、特定の馬に売り上げの91%以上集中してしまったケースのことですので、この場合はプラス10が適用されずに元返しとなります。

要は90%を超えた場合にプラス10をしてしまうと、競馬場が赤字になってしまうのでそのレースは適用されないということです。

 

プラス10が適用される投票法の大半は複勝で、他では単勝とワイドがたまにあるかも知れないという程度です。

単勝の場合は91%で単純に説明できますが、的中が3つある複勝とワイドは、具体的な説明は少々複雑になってきますので、どの投票方法も「競馬場が赤字にならないならプラス10適用、赤字になる場合は適用外」と覚えておいて問題ありません。

 

過信は禁物!単勝人気が1倍台だった馬の成績

単勝オッズ 1着 2着 3着 着外 勝率
1.0~1.4 444 128 61 68 63.3%
1.5~1.9 1447 656 379 689 45.8%

単勝が1倍台ともなると、多くのレースで1着になっていそうなイメージですが、ダントツの1番人気の1.4倍以下でも3回に1回は2着以下。1倍台後半ともなると半分以上は2着以下に敗れています。

如何に過信は禁物だということが分かりますよね!

 

期待値

  • 1倍の馬なら10回1着で11回目に敗れた場合の回収率が100%。
  • 2倍の馬なら5回1着で6回目に敗れた場合の回収率が100%
  • 3倍の馬なら4回1着で5回目に敗れた場合の回収率が104%

と3回に1回負けているようでは、期待値がかなり低いという結果になってしまいます。

単勝が1倍台の場合は、逆らって購入したらいけないというイメージだったけど、意外と負けているのね…。

Mr.KEIBA
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その通りです。かなり人気しているから無条件で信頼して購入しようとするのはNG。むしろ外して購入するほうが高配当が狙えて良いかも知れません。

単勝1倍台の購入はリスクが高い

バツのプラカードを持つ女性

単勝1倍台の馬を単勝で購入するには、上でも解説したように期待値が低く、大勝を狙うならたくさんのお金を賭けなければなりませんので、おすすめできません。

 

特に注意してみて欲しいポイントは、相手に恵まれて好成績を残してきた馬が人気を集めて、1倍台のオッズになったパターンです。かなりの確率で飛んでしまいますので、本命党の人は購入を見送るか、逆に穴から狙ってみても面白いかも知れません。

 

単勝1倍台のオッズを購入する場合は、すべて期待できる馬と思わずに、1倍台の馬の中でも本当に信頼できる馬とそうでない馬の見極めが重要になってきます。

 

まとめ

今回は競馬の単勝1.0倍について、詳しく解説してきました。

 

JRAでも過去には単勝1.0倍のレースはありましたが、2008年以降はJRAプラス10が導入されたことによって、かなり減少しています。

特に重賞レースでは、まったく見かけなくなりましたので、購入者にとってはいいことですよね!

 

しかし、単勝のオッズが1倍台だからと言って、全幅の信頼を置いて購入するのは待ってください。単勝1倍台の馬の1着率は、45%~66%程度しかありませんので、予想を放棄して1着固定とするには、あまりにもリスクが高すぎます。

 

オッズが1倍台の馬の場合でも、しっかりと予想をして「購入する」「購入しない」という判断を行いましょう!

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