宝塚記念の傾向と対策!過去10年のデータから買える条件を調査!

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宝塚記念 傾向

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1:宝塚記念とは

宝塚記念 払い戻し

上半期の競馬を締めくくるグランプリレースが、宝塚記念です。
有馬記念と同様にファン投票によって優先出走権が決まり、スターホースが集まるレースとして注目されています。

1960年に「有馬記念の関西版」として創設され、2020年で第61回を迎えた歴史あるレースです。

天皇賞春や大阪杯で活躍した馬が集まり、G1馬たちによる熱戦が繰り広げられます。

宝塚記念ではファンファーレにも注目で、1999年より一般公募で選ばれた専用の曲が使われています。
優勝馬にはブリーダーズカップ・ターフへの優先出走権と出走登録料・輸送費用の一部負担の特権が付与されるため、勝ち馬が海外遠征へと挑戦するのか注目です。

今回は、「上半期の実力ナンバー1決定戦」として位置付けられている宝塚記念について、過去10年のデータから傾向と対策を調査します。

過去10年のデータを調べることで、宝塚記念での馬券の買い方がわかってきます。
当記事を参考にして、宝塚記念で万馬券的中を目指してくださいね。

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2:宝塚記念の過去10年の傾向

宝塚記念 新聞

競馬予想では、過去のレース結果を振り返ることが大切です。
過去のデータを集めることで、そのレースの傾向が見えてくるからです。

そこで、宝塚記念で馬券を的中させるために、過去10年のデータを基にレース傾向を分析していきます。
宝塚記念のレース傾向を掴んで、馬券的中に役立ててください。

2-1:牝馬の成績が良い

クロノジェネシス

宝塚記念の過去のデータを分析すると、牡馬よりも牝馬の成績が良いことがわかります。
ハイレベルなG1レースで強い牡馬も集まりますが、牝馬が好走している点は無視できません。

2010~2019年の過去10年の性別成績を調べると、牡馬・せん馬の3着内率が16.9%、牝馬の3着内率が45.0%となっていました。
3着内率の数字を見ても、牝馬が活躍していることがわかる結果です。

さらに、2020年の宝塚記念も、牝馬の「クロノジェネシス」が勝利しました。
牝馬の有力馬がいるときには、上位に来る可能性がさらに高いと考えられます。

牝馬の成績が良い理由としては、斤量が軽いという点が影響しているようです。
宝塚記念での斤量は4歳以上の牡馬が58kgなのに対して、牝馬は56kgとなります。

競馬では斤量が軽いほど有利だとされていて、1kgあたり1馬身は変わると言われています。

斤量が軽い牝馬は、宝塚記念で積極的に狙いたいところです。

また、宝塚記念は梅雨の時期に開催されることもあり、馬場が荒れてタフなレースになりやすい特徴があります。
タフなレースとなると余計に斤量が大きく影響するので、斤量が軽い牝馬が有利となります。

荒れた馬場でも苦にしない牝馬は、特に上位に来やすいと言えるかもしれません。

2020年の宝塚記念を勝利した「クロノジェネシス」も、道悪巧者の牝馬です。
道悪で力を発揮できる牝馬については、本命にするように心掛けてください。

2-2:外枠が有利

宝塚記念 レース

競馬予想をする際にチェックを忘れてはいけないのが、枠順の有利不利です。
宝塚記念では、外枠が有利だというデータがあります。

2010~2019年の過去10年の勝ち馬について、10頭中7頭が8枠に入っていました。
3着内率についても優秀で40.9%と高い数字を残しています。

外枠が有利なのは、宝塚記念が開催される時期には内馬場が荒れているからです。

内側の馬場は荒れていて走りづらくなっているため、外枠の馬が状態の良い馬場を走って好走するケースが見られます。

2020年の宝塚記念の勝ち馬である「クロノジェネシス」も8枠に入っていました。
8枠に有力馬が入れば、さらに期待は高まります。

また、宝塚記念は阪神競馬場で開催されますが、スタート位置から最初のコーナーまでの距離があるので外枠の馬でも位置取りで不利になりません。
ゲートをスムーズに出ることができれば、外枠の馬でも良いポジションを取ることができます。

外枠は不利になることも多い枠ですが、宝塚記念では外枠を理由に消すことはできません。
宝塚記念では、外枠の馬も積極的に狙うようにしてくださいね。

2-3:大型馬が苦戦

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宝塚記念では馬体重に注目すると、大型馬が苦戦している傾向が見られます。
2010~2019年の過去10年の最高馬体重別成績を調べると、510kg未満の馬が連対率16.8%、3着内率23.4%となっていました。

これに対して、馬体重510kg以上の馬は連対率2.8%、3着内率11.1%と低い数字です。

比較すると明らかに大型馬が苦戦していることがわかるので、宝塚記念では大型馬については評価を下げる必要があります。

2017年の宝塚記念では圧倒的に1番人気に支持されていた「キタサンブラック」が、誰も予想しないような大敗をしたことがあります。
このときの「キタサンブラック」の馬体重は、542kgでした。

圧倒的1番人気だった「キタサンブラック」が負けたことに多くの競馬ファンが驚きましたが、過去のレース傾向を見れば納得の結果です。

2020年の宝塚記念でも、1~3着まで全ての馬が馬体重510kg未満となっています。
宝塚記念で馬券の的中率を上げるためには、出走馬の馬体重のチェックも必要です。

大型馬が苦戦していることを頭に入れて、宝塚記念では馬体重510kg未満の馬を狙ってみてください。

2-4:年明け以降の成績にも注目

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宝塚記念は上半期を締めくくるグランプリレースで、その年の成績もレースに大きな影響を与えています。
宝塚記念の予想をする際には、年明け以降の成績も確認しなければいけません。

2010~2019年の過去10年の3着以内馬30頭中26頭が、同じ年のJRAのG1またはG2において5着以内となった経験のある馬でした。

年明け以降のG1やG2で好走している馬でなければ、上位に来ることが難しいという結果です。

宝塚記念はファン投票で優先出走権を決めるレースなので、人気と実力を兼ね備えた馬たちが集まります。
年明け以降の成績が悪いようでは、ハイレベルなG1である宝塚記念で好走できません。

宝塚記念の予想をするときには、年明け以降に格の高いレースで好走してきた馬を重視するようにしてください。

3:阪神競馬場の特徴

阪神競馬 リプレイ

宝塚記念は阪神競馬場で開催されるので、阪神競馬場の特徴を理解しておくことも大切です。
阪神競馬場は、内回りと外回りコースがあるのが特徴です。

予想するレースが、内回りなのか外回りなのかをチェックしなければいけません。

宝塚記念は外回りコースで行われ、外回りコースの最後の直線は約470mです。
ゴール前の直線には高低差1.8mの坂が待ち構えていて、逃げ馬や先行馬がゴール直前で失速するケースも見られます。

そのため、外回りコースでは差し馬や追い込み馬が活躍する傾向があります。

実力のある馬が実力通りの結果を残せるコースなので、有力馬について簡単に消すことはできません。

ゴール前の急坂で失速しないかどうかは、中山競馬場の成績を参考にするという方法が有効です。
中山競馬場にもゴール直前に急坂があるため、中山競馬場で実績を残している馬に注目です。

改修された阪神競馬場は広く走りやすいコースになっているので、瞬発力勝負になりやすいという傾向もあります。
上がり3ハロンのタイムが重要で、最後に長く良い脚を使える馬が有利です。

「ディープインパクト」産駒など、瞬発力勝負を得意としている馬が活躍しています。
出走馬の前走の上がり3ハロンタイムにも注目して、瞬発力勝負が得意な馬を狙いたいところです。

種牡馬によって瞬発力を得意としているかの産駒傾向も変わってくるので、種牡馬の産駒特徴も把握しておくことがおすすめです。

阪神競馬場の特性を理解して、宝塚記念での予想に生かしてください。

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まとめ

有馬記念と同様にファン投票で優先出走権を決めるレースとして注目されているのが宝塚記念です。
宝塚記念は上半期を締めくくるG1レースで、人気と実力を兼ね備えているスターホースが集結します。

宝塚記念では牝馬が活躍する傾向が見られ、過去10年のデータを見ても牡馬・せん馬より、牝馬が良い成績を残していました。
牝馬は斤量面で有利な傾向があり、実力のある牝馬がいれば宝塚記念では要注意です。

また、外枠の馬が好成績を残している点にも注目です。
2020年の宝塚記念の勝ち馬である「クロノジェネシス」も8枠に入っていました。

2010~2019年の過去10年の勝ち馬についても、10頭中7頭が8枠です。
通常他の競馬場では外枠は不利になることが多いですが、宝塚記念ではむしろ外枠が有利と言えます。

外枠に有力馬が入ったときには、より期待度が高まります。

宝塚記念でのレース傾向を把握して、夢を乗せた馬券で高配当的中を目指してくださいね。

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