昨年のコントレイルの1冠制覇から早1年!今年の皐月賞、昨年のように絶対的な存在の馬はいませんが、逆に馬券的には非常に面白いレースになりそうです。
中心になるのは、横山武騎乗の2頭と、ダノンザキッド。ダノンは全走、単勝1番人気を背負いながら負けていますが、このまま終わることはないでしょう。
混戦模様の2021年皐月賞の予想と展望について解説します。
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日程 | 2023年01月28日 |
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情報名 | 競馬学マネジメント |


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日程 | 2023年01月29日 |
開催 | 小倉11R |
的中額 | 614,350円 |
情報名 | ミラクルレポート |
目次
1:皐月賞について
牡馬三冠の第一関門「皐月賞」は中山競馬場2000mで行われます。中山2000mはスタートからの直線距離が405mもあるため、スタート直後に激しいポジション争いが起きることは少なく、コーナー直前の400m過ぎから、ペースが上がってくることが多いです。
そのため、内枠、外枠の有利不利はあまり気にしなくてもいいと思います。
ポイントになるのは、最後に待ち受ける急な坂2つ。この坂をどのように乗り越えるかは騎手の腕が問われることになり、中山を得意とする騎手は、向こう正面からまくりをかけて、最後の直線まで一気に駆け抜けるといった戦法を取ることが多いです。
皐月賞は「速い馬が勝つ」と言われるように、タイムが早い決着が多いため、スピードがあることはもちろんのこと、最後の坂を上り切れるパワーを兼ね備えている馬が栄冠に輝くことになるでしょう。
2:皐月賞【2021年】の出走馬とオッズ
馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 予想オッズ | 人気 |
エフフォーリア | 牡3 | 57.0 | 横山武 | 2.6 | 1人気 |
ダノンザキッド | 牡3 | 57.0 | 川田 | 2.8 | 2人気 |
ディープモンスター | 牡3 | 57.0 | 戸崎圭 | 7.4 | 3人気 |
ヴィクティファルス | 牡3 | 57.0 | 池添 | 12.5 | 4人気 |
ステラヴェローチェ | 牡3 | 57.0 | 吉田隼 | 14.9 | 5人気 |
アドマイヤハダル | 牡3 | 57.0 | C.ルメール | 16.6 | 6人気 |
ラーゴム | 牡3 | 57.0 | 北村友 | 19.2 | 7人気 |
グラティアス | 牡3 | 57.0 | M.デムーロ | 21.4 | 8人気 |
レッドベルオーブ | 牡3 | 57.0 | 福永 | 26.7 | 9人気 |
ヨーホーレイク | 牡3 | 57.0 | 岩田望 | 27.0 | 10人気 |
タイトルホルダー | 牡3 | 57.0 | 田辺 | 27.6 | 11人気 |
アサマノイタズラ | 牡3 | 57.0 | 嶋田 | 62.8 | 12人気 |
オーソクレース | 牡3 | 57.0 | 未定 | 70.5 | 13人気 |
シュバリエローズ | 牡3 | 57.0 | 三浦 | 138.3 | 14人気 |
ボーデン | 牡3 | 57.0 | 未定 | 201.8 | 15人気 |
イルーシヴパンサー | 牡3 | 57.0 | 大野 | 206.8 | 16人気 |
ワールドリバイバル | 牡3 | 57.0 | 菱田 | 243.0 | 17人気 |
ルーパステソーロ | 牡3 | 57.0 | 木幡巧 | 275.1 | 18人気 |
3:過去10年の傾向から見る2021年皐月賞の5つの傾向
・人気薄を買うなら8番人気までのワイド
・前走は重賞出走は絶対条件
・前走1800m以下なら消し
・やはり東のトライアル出走組が好走
3-1:1番人気の勝率4割、連対率5割はまずまずの結果
1番人気の信頼度が高いレースでしたが、2015年のドゥラメンテの皐月賞から4年連続で1番人気が連を外しており、一昨年のサートゥル、昨年のコントレイルで再び1人気が連に絡むレースに戻っています。
桜花賞と同様に、まだクラシック第一戦なので、馬の強さを正確に測り知ることができないのが理由の1つでしょう。
ドゥラメンテが3番人気、ゴールドシップ、オルフェーヴルが揃って4番人気でしたから、1番人気の馬が単勝1倍台であったとしても、その単勝と強さが比例しているとは限らないということです。
3-2:人気薄を買うなら9番人気までのワイド
トライアルを勝ち抜いてきた馬達なので、ある程度、勝負付がついているケースが多いです。そのため二桁人気の馬が連に絡むことは、この10年で一度もありませんでした。
極端な穴狙いは禁物ですね。
但し、8番人気、9番人気の馬が2着、3着に入るケースも少なくありませんので、穴狙いするならば、9番人気までの馬からのワイド馬券が一番有効になりそうです。
3-3:前走は重賞出走が条件
クラシックは格重視のレースですから、出走するのも敷居が高いです。皐月賞でも10年で連対した20頭のうち17頭が前走は重賞からです。
前走重賞以外で連対できたのは、ヴェロックス、ワールドエース、ヒルノダムールの3頭だけ、この3頭ともトライアルの若葉ステークスで1人気だった馬です。
2021年皐月賞出走の馬の中では若葉ステークスを圧勝した、アドマイヤハダルは一応チェックしておかなければならないということです。
3-4:前走1800m以下なら消し
皐月賞トライアルで一番距離が短いのがスプリングステークスの1800mですから、トライアル組なら、全部この条件には該当しませんが、シンザン記念やアーリントンで強い勝ち方をした馬が人気になることもあります。
過去10年で1800m以下の前走から挑戦して連対できたのは、ペルシアンナイトだけですから、今年も前走の距離を見て、消去していくのが賢明だと思います。
3-5:東のトライアル出走組が好走
東のG1ですから、やはり東のトライアルを使った馬の勝率も連対率も高くなっています。ただし、東のトライアルだから東の馬ということではなく、東西対決では西が6勝とリードしています。
現在、西の馬が4連勝中ですが、その前は東の馬が4連勝していたので、ことしはひょっとすると交代の年?なんてことも考えてしまいますね。
4:過去10年からわかる2021年皐月賞の注目馬3頭
過去10年のデータに当てはまる馬は次の3頭になります。
・エフフォーリア
・ヴィクティファルス
4-1:2021年皐月賞の注目馬1頭目:ダノンザキッド
引用:yahooニュース
前走 | 弥生賞(中山)3着 |
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人気 | 2人気 |
騎手 | 川田将雅 |
脚質 | 先行 |
中山経験 | 2戦1勝 |
ホープフルステークスを圧勝し、今年の2歳馬ナンバー1と称賛されたダノンザキッド。昨年のコントレイルに続き、今年も三冠馬かといった気の早い声も上がりましたが、年明け初戦の弥生賞で3着。
休み明けのせいか反応が鈍かったのは否めませんが、直線での追い込みは、やはりこの世代ではトップクラスということを証明しました。それでも3着というのはちょっと不安ですね。
それでも皐月賞は速い馬が勝つと言われているので、やはり今の時点では最も皐月賞馬に近い存在かもしれません。
4-2:2021年皐月賞の注目馬2頭目:エフフォーリア
引用:yahooニュース
前走 | 共同通信杯(東京)1着 |
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人気 | 1人気 |
騎手 | 横山武志 |
脚質 | 差し |
中山経験 | 初コース |
共同通信杯で強さを見せつけたエフフォーリア。弥生賞を勝ったタイトルホルダーも横山武騎手ですが、こちらを選んだということで人気も上がりそうです。同じ中山2000なのに、弥生賞組が近年の皐月賞では振るわず。共同通信杯組の方がいいのは、ローテーションのせいでしょうか?
昨年、初めてのクラシック騎乗で、暴走とも言えるレースをしてしまいましたが、それから1年。横山騎手がどれだけ成長したかというのも楽しみです。不安は中山が初めてと言うこと、血統から見たら、皐月賞よりもダービーかな?って感じもしますね。
4-3:2021年皐月賞の注目馬3頭目:ヴィクティファルス
引用:サンスポ
前走 | スプリングステークス(中山)1着 |
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人気 | 4人気 |
騎手 | 池添 |
脚質 | 先行 |
阪神経験 | 初コース |
過去10年で、オルフェーヴル、エポカドーロ、ロゴタイプと3頭の皐月賞馬を出しているスプリングステークスの王者です。オルフェーヴルのスプリングステークスは1分46秒、ロゴタイプも47秒と、かなりレベルが高いレースでした。
1分48秒台のタイムだと、皐月賞に出走しても掲示板までということが多い中、今年のスプリングステークスのタイムは1分52秒・・しかし重馬場だったので、タイムは比較しずらいです。
今年になってから既に2戦使っていますが、まだデビューしてから3戦目なので疲れはそれほどないでしょう。2戦目の重賞初挑戦でエフフォーリアの2着、3戦目で重賞初勝利と、まだまだ力を付けてきそうな馬です。
大舞台に強い池添騎手が鞍上というのも大きな魅力ですね。
5:データではわからないキサラギによる2021年皐月賞の展望
・ワイドで狙え!8人気以下が3着の確率5割
5-1:前走1着馬か1番人気の馬が勝つ確率は9割
過去10年の内9回、前走勝利した馬か前走1番人気の馬が勝っています。
どちらでもなかったのは、エポカドーロのときだけです。この年は2着にサンリヴァルが突っ込んできて万馬券でした。
5-2:ワイドで狙え!8人気以下が3着の確率5割
過去10年間のうち3着に8人気以下の馬が入ったのが5回。9人気のディーマジェスティーやアルアインが皐月賞馬になったこともあり、人気薄が絡まなかった年の方が珍しいのが皐月賞です。10番人気以下の馬が3着に来たのは1回だけですが、8~9番人気の馬は要チェックです。
2020年 | 3着 8人気 ガロアクリーク |
2018年 | 2着 9人気 サンリヴァル 3着 8人気ジェネラーレウーノ |
2017年 | 1着 9人気 アルアイン 3着 12人気 ダンビュライト |
2016年 | 1着 8人気 ディーマジェスティ |
2014年 | 3着 8人気 ウインフルブルーム |
2011年 | 3着 8人気 ダノンバラード |
8~9番人気が3着以内に入る確率が高いので、今年もこのくらいの人気の馬はワイドで抑えておくべきですね。
6:2021年皐月賞の予想
◎5ヴィクティファルス
〇8ダノンザキッド
▲15グラティアス
△7エフフォーリア
△13タイトルホルダー
△11ディープモンスター
馬連 5-8 5-15 5-7 5-13 5-11 8-15
三連複 5-8-15 5-7-15 5-7-8 5-8-13 5-8-11
7:キサラギによる2021年皐月賞の展望
ホープフルステークスからの成長がそれほど感じられなかったダノンザキッド。
それでも能力は世代トップクラスなので、〇以下にはできませんね。
◎はデビューが遅く、いきなりの重賞挑戦になったけれども、2着、1着と着実に成長しているヴィクティファルスです。
▲は京成杯のコーナリングの上手さが圧倒的なグラティアス。ジェネラーレウーノのように中山専用機になる可能性はありますが、内枠に入れば、1着もあるかもしれません。
△はエフフォーリア、ディープモンスターの人気上位馬と、弥生賞を勝ったメロディーレーンの弟、タイトルホルダーでいきます。