競走馬の名前のルールはある?馬名の決まりや面白い名前を徹底解説

1:競走馬の名前は様々

競馬ブック

競馬を観戦していると、個性的な競走馬の名前に目が留まることがあります。

様々な名前の競走馬がいて、名前で馬券を買うという方もいるのではないでしょうか。

レースでは実況アナウンサーから名前を読み上げられるので、良い名前の馬はついつい応援したくなります。

競走馬の名前をつけるのには厳格なルールがあり、実は何でもいいというわけではありません。

決められたルールを守っていないと、馬名登録ができなくなっています。

そこで、今回は競走馬の名前に着目し、登録の際のルールや実際にあった面白い競走馬の名前を紹介していきます。

個性豊かな名前が多く、競走馬の名前に注目するとより競馬を楽しむことができます。

今まで名前について気にしたことがないという方は、これを機に名前にも注目して競馬を観戦してみてくださいね。

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1-1:日本における馬名のルール

パドック 映像

競走馬の名前を付ける際には、JRAの定めた基準をクリアする必要があります。

自分が好きな名前を何でも付けられるわけではありません。

基準を設けないと、人が不快になる名前を付けるオーナーも出てくる可能性があるからです。

競馬と生産に関する国際協約により、世界的に馬名はアルファベット18文字以内と決められています。
日本語は、カタカナで9文字以内です。

知らない方も多いかもしれませんが、アルファベットの馬名とカタカナの馬名を併せて登録する必要があります。
どの競走馬にも、アルファベットの馬名が存在しています。

アルファベットの名前まで意識している競馬ファンは少ないかもしれません。

昔は漢字の馬名も認められていましたが、1928年以降カタカナに統一されています。

昔のカタカナである「ヰ」や「ヱ」については過去に使われていたこともありますが、現代仮名遣しか使用できなくなっているため登録できません。

ちなみに、文字数は2文字から登録でき、過去には「ベガ」など2文字の競走馬もいます。

上限は9文字なので「カツラノハイセイコ(ー)」など、最後の一文字を割愛されて登録されたケースもあります。

競走馬はレースに出走するために馬名登録を済ませることが義務付けられていて、公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナルという団体の審査を通過しなければいけません。

審査が通らなければ、馬名を変更することが求められることもあります。

名前の登録の審査を通過する必要があるので、好き勝手名前を付けられるわけではないのです。

1-2:使用できない競走馬の名前

東京競馬 出馬表

競走馬の名前を登録するには、公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナルの審査を通過する必要があります。

文字数は2文字以上9文字以内でカタカナの名前と決まりがありますが、これらのルールを守っていても審査が通らない場合もあります。

まず、父もしくは母の馬名と同じ馬名は登録できません。

特に有名な種牡馬または繁殖牝馬の馬名と同じ場合もNGとなっています。

また、G1を勝った馬と同じ名前もNGです。
ただし、「ミホシンザン」のように冠名付け足すことで認められるケースもあります。

特定の個人・団体名など宣伝(営利)目的のような名前も使用はできません。

過去に「高須クリニック」の院長として有名な高須克弥氏が、「イエスタカス」という名前で登録しようとしましたが審査が通りませんでした。

これは、「高須クリニック」の宣伝(営利)目的の馬名だと判断され、却下されたことが考えられます。

もちろん放送禁止用語に該当するような言葉を含んでいても、審査は通りません。

競馬はテレビでも放送されるので、公序良俗に反する馬名はNGです。

そして、有名馬と発音が似ている馬名も却下されます。

過去に「チョウカイテイオー」、「モルフェーヴル」などが却下されました。

実況放送で紛らわしく混乱が起きる懸念があることから認められないようです。

2:面白い名前の競走馬3選

競走馬の名前は個性豊かで、かっこいい名前や面白い名前など数多くあります。

中には、思わずクスッと笑ってしまうような面白い名前も存在します。

そこで、実際にいた面白い名前の競走馬3選を紹介します。

2-1:オレハマッテルゼ

オレハマッテルゼ

珍名馬としてG1を勝利したことでも有名なのが、「オレハマッテルゼ」です。

これは、石原裕次郎氏主演の映画「俺は待ってるぜ」が由来となっています。

面白い名前ながら高松宮記念を勝利していて、人気だけでなく実力もあった名馬です。

「オレハマッテルゼ」の馬主である小田切有一氏は、面白い名前を競走馬に付けることでも有名です。

他にも、「エガオヲミセテ」、「カゼニフカレテ」、「アッパレアッパレ」など面白い名前を数多く付けています。

ついつい応援したくなるよう名前ばかりで、馬券を買ってしまう競馬ファンも多いのではないでしょうか。

小田切有一氏が考えた珍名は全てが審査に通ったわけではなく、申請が通らずに別の生にせざるを得ないこともあったようです。

競走馬の名前を付けるルールは意外に厳しく、珍名を登録するのにも一苦労です。

いずれにしても、「オレハマッテルゼ」のように面白い名前を考えてくれる小田切有一氏の今後の馬名からも目が離せません。

小田切有一氏がどのような名前を競走馬に付けるのかにも注目してみてください。

2-2:オマワリサン

オマワリサン

実況アナウンサーが名前を連呼すると特に面白い名前として栄えるのが、「オマワリサン」です。

「オマワリサン」は45戦5勝で引退し、重賞レースは走ったことがありません。

それでも、面白い名前と堅実な走りで話題になった珍名馬です。

「オマワリサン」が特に話題になったのは、逃げることが多かったからです。

実況アナウンサーが「オマワリサンが逃げる」と言うと、普段は追いかけるはずのお巡りさんが逃げているという光景を想像しクスッと笑ってしまいます。

ちなみに、「オマワリサン」の馬主で小田切光氏で、小田切有一氏の息子です。

親子揃って、面白う名前を付ける馬主として注目を集めています。

小田切光氏が付ける馬名にも注目してください。

2-3:ドンダケー

ドンダケー 馬券

「どんだけ~」は、IKKO氏の口癖として知られ、2007年の新語・流行語大賞にノミネートされた言葉です。

それを馬名をしたことで、面白さを引き立てています。

通算成績は52戦1勝と実績は残せていませんが、多くの競馬ファンの記憶に残っています。

馬主の谷謙介氏は、常に珍名を付けているわけではありません。

過去の所有馬について調べてみましたが、「ドンダケー」だけが珍名馬となっていました。

当時流行っていた流行語を馬名し、注目を集めた競走馬として記憶しておきたいところです。

3:海外の競走馬の名前は?

海外競馬 名前

競馬は日本だけでなく世界で行われていて、海外競馬での競走馬の名前が気になっている方も多いのではないでしょうか。

世界におけるルールとして競馬と生産に関する国際協により、文字数はアルファベット18文字以内と決まっています。

ドイツでは、競走馬の名前の1文字目は母親と同じ文字でなければならないという面白いルールもあります。

また、香港競馬ではアルファベットの馬名の他に、漢字(4文字以下)の馬名も登録するようになっているのが特徴です。

世界的に有名な馬の名前は重複することができず、国際保護馬名として登録するようになっています。

登録基準は、国際競走11レース(ジャパンカップ、ドバイワールドカップ、凱旋門賞など)の優勝馬です。

そのほかにも、年間レーティング1位の馬や国際血統書委員会が申請した主要な種牡馬・繁殖牝馬が国際保護馬名として登録されるようになっています。

国が違うからと言って、海外の有名馬を競走馬の名前として登録できません。

競馬は世界各国で行われているため、混乱を防ぐためにしっかりとしたルールが儲けられているのです。

まとめ

競走馬の名前は個性豊かで、様々な名前があります。
馬券を買うときに、名前で選ぶという人もいるかもしれません。

実況アナウンサーが名前を呼ぶときに、面白い名前で思わず笑ってしまうような珍名馬もいます。

日本における競走馬の名前は2文字以上9文字以内と決まっていて、そのほかにも様々なルールがあります。

公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナルの審査を通過する必要があり、ルールを守っていないと却下されることが可能性があります。

過去に、「高須クリニック」の院長の高須克弥氏が、「イエスタカス」という名前で登録しようとしましたが却下されたことがありました。

宣伝(営利)目的の馬名だと判断され、却下されたようです。

また、G1優勝馬の名前もNGだったりと、厳格なルールがあるのを知らない競馬ファンも多かったかもしれません。

混乱を避ける意味でも名前のルールは重要なので、審査があるのは仕方がないことです。

今後も、面白い名前やかっこいい名前の競走馬の馬名に注目してください。