競走馬の年齢はレースに影響する?成長型別のピーク時期を調査!

1:競走馬の年齢

仔馬 牧場

皆さんは競走馬の年齢について、興味を持ったことがあるでしょうか。
人間の年齢と違うところがあるので、競走馬の年齢の見方がわからないという人も多いかもしれません。

3歳馬、4歳馬と言われても、それがレースにおいて有利なのか不利なのか迷うこともあります。

今回は、競走馬の年齢に焦点を当て、成長型別によるピーク時期を調査してみました。
出走馬の年齢を競馬予想に取り入れて、馬券の的中率アップに役立ててくださいね。

1-1:年齢の数え方

風景 馬

まず、基本として押さえておきたいのが競走馬の年齢の数え方です。
競走馬の年齢の数え方は、人間と同じで産まれたときは0歳です。

ただし、人間と少し異なるのが誕生日を迎えて年齢を計算するのではなく、1月1日を迎えた時点で年齢が計算される点です。

仮に2020年5月1日に産まれた馬がいたとして、この馬は2020年12月31日までは0歳ですが、2021年1月1日を迎えた時点で1歳となります。

昔は生年月日がわからないという馬も多く、歯のすり減り状態によって判別されていたようです。

ちなみに、2000年までは日本競馬における競走馬の年齢の数え方は、数え年でした。
産まれたときには当歳(1歳)と表記され、1月1日を迎えると2歳となっていました。

現在は日本ダービーなどのクラシックレースに出走できるのは3歳馬ですが、2000年までは数え年の関係で4歳馬の限定戦でした。

2001年度から海外競馬で使われていた満年齢表記に統一することとなり、現在の年齢表記に落ち着いています。

1-2:デビューから引退までの年齢

馬 銅像

それでは、実際の競走馬の年齢について、デビューから引退までの年齢をまとめてみます。

多くの競走馬がデビューする年齢は2歳です。
成長が遅いタイプの馬は3歳にデビューすることもありますが、クラシックを見据えて2歳にデビューする馬がほとんどです。

12月には2歳G1の朝日杯FSやホープフルSがあり、ここを勝った馬が来年のクラシック候補として注目をされます。

競馬の祭典として有名な日本ダービーは3歳限定戦で、一生に一度しか挑戦できません。
3歳はクラシックに唯一挑戦できる年齢で、競走馬にとって非常に大事な時期です。
クラシック戦が終わり翌年を迎えると4歳になりますが、4歳からは古馬とも言われます。

3歳という成長著しい時期が終わって、精神的のも肉体的にも充実した時期となります。

3歳時には成績が振るわなかったものの、古馬になって突然才能を開花させるという馬も珍しくありません。

引退時期は馬の成長や馬主の意向などにより変わってきますが、おおむね5~7歳が一般的です。
繁殖入りにより、産駒への期待が高まっている馬については早めに引退する傾向もあります。

ちなみに中央競馬の最高齢出走記録は、ミスタートウジンが記録した15歳です。
通算成績は99戦11勝で、100戦を目前に引退しました。

競走馬にとっては、身体が丈夫なことも重要な要素の一つです。
故障をしてしまって、若くして引退してしまう馬もいます。

競走馬として能力が衰えるまで、無事に走り切ることが名馬の条件の一つと言えるかもしれません。

2:競走馬のピーク時期の年齢

競馬 デッドヒート

続いて、競走馬の全盛期、いわゆるピーク時期の年齢について説明します。
競走馬は何歳が最も速く走れるのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。

競走馬のピーク時期は、それぞれの馬の成長度合いによって変わってきます。
成長が早い馬もいれば、遅い馬もいます。

そこで、馬の成長型別でのピーク時期を紹介します。

2-1:早熟

早熟 結果

競走馬によっては、早い時期から活躍する早熟タイプの馬がいます。
早熟な馬はデビューの2歳時期から完成度が高く、3歳のクラシック路線で力を発揮します。

早熟馬は仕上がりが早いという点で2歳戦や3歳戦ではアドバンテージがあり、良い結果を残す傾向にあります。

ただし、古馬になって周りの馬が成長してくる時期になると、アドバンテージがなくなり成績が不振に陥るということも珍しくありません。

早熟馬は、父親も同じく早熟だった傾向も見られます。
種牡馬の産駒傾向を見ることで、ある程度の成長タイプも判断できます。

ただし、仕上がりが早い=早熟というわけではありません。
2歳時に完成度が高くても、古馬になってさらにもうひと伸び成長をすることがあります。

3歳後半や古馬になって成長できるかが、早熟であるかどうかのポイントです。
早熟であった場合には2~3歳までがピーク時期なので、4歳以降の出走には注意してください。

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2-2:晩成

カンパニー

競走馬には、年齢を重ねてから活躍する晩成馬もいます。
晩成の馬は仕上がりが遅く、デビュー時期にはあまり注目されることもありません。

晩成馬は古馬になってから大きく成長し、5・6歳前後で充実期を迎えます。

人間でも大器晩成という言葉がありますが、晩成の馬は長く活躍し良い成績を残す傾向にあります。

3歳時にクラシック路線で良い結果が出せなかった馬が、のちに有馬記念を勝利するというこもあるので注目です。

晩成馬は調教師も早い時期から無理をさせずに、じっくりと育てます。
デビューも遅く、3歳になってからデビューをすることも多いようです。

晩成馬で多く見られるのは、若い時期に身体が出来上がっていないことです。
能力は高いのですが身体が出来上がっていないので、調教でも強い負荷をかけることができません。

レースも本来は芝レースを走らせたいところを、負担の少ないダート戦で走らせることもあります。

晩成馬が活躍するレースとして有名なのが、クラシック三冠目である菊花賞です。
菊花賞では力を付け始めた晩成馬が才能を開花させる時期で、それまで活躍していた早熟馬を圧倒するケースが見られます。

3歳春まではパッとした成績を残せていなくても、3歳の夏頃から秋にかけて大きく成長する晩成馬が多くいます。

晩成馬は早熟馬に比べて活躍期間が長く、2009年天皇賞(秋)の勝ち馬であるカンパニーは8歳でG1初制覇を達成しました。

競馬予想をするときには、その馬の成長力も見極めて前走からの変わり身があるかも考慮したいところです。

2-3:それ以外の馬

レース 出馬表

早熟とも晩成とも言い切れないそれ以外の馬については、3~4歳にピーク時期を迎えます。
これは、一般的な競走馬の成長曲線です。

多くの馬は3歳頃に成長し、古馬となった4歳で精神面が落ち着いてレースでも結果が出しやすくなります。

馬の3歳は、人間にとって17歳程度だと言われています。
そのことを考えると、3歳が成長著しい時期であることがイメージできるのではないでしょうか。

競走馬の平均寿命は25歳であり、4歳以降の馬については1年に3ずつを足したものが、人間の年齢と考えることができます。

競走馬の4歳が人間での20歳と考えると、ほとんどの馬がこの時期に能力の全盛期となります。

それぞれの馬の成長曲線を見極めて、レースでの予想を展開するようにしてください。

3:若い馬は斤量面で優遇

競馬 コーナー

競馬のレースは年齢が限定されているものもありますが、様々な年齢の馬が走るレースも多く存在します。
特に夏以降には3歳馬と古馬が一緒に走るようになるので、どの年齢の馬券を買うか迷うこともあるかもしれません。

基本的に3歳馬はまだ発展途上の時期でピークを迎えていないため、古馬よりも能力的に劣る傾向が見られます。
馬の成長曲線や能力にもよりますが、同じ条件で走ると古馬の方が良い成績が出やすいです。

そこで、競馬では斤量を年齢や性別で変えることにより、平等性を保っています。
3歳などの若い馬は斤量が古馬よりも軽くなるため、古馬との実力差を埋められるようになっています。

3歳の時点でかなりの実力があれば、斤量面において有利となるので古馬相手にG1を勝利してもおかしくありません。

3歳馬と古馬とが交わるレースでは、斤量面と能力を同時に比較することが大切です。

完成度の高い馬が斤量面で恵まれたら有利となるので、年齢と斤量を考慮した予想で高配当を的中させてくださいね。

まとめ

競走馬は2000年以前は数え年で計算されていましたが、現在は満年齢標記となっています。
ただし、誕生日を迎えて年齢を計算していくのではなく、1月1日に起算される点が特徴です。

多くの競走馬が2歳にデビューをして、3歳馬がのみが出走できるクラシックレースを目指します。
一生に一度の大舞台なので、クラシックを勝つことは日本のホースマンの夢となっています。

ピーク時期は馬に成長曲線によっては変わってきますが、早熟な馬のピークは2~3歳です。
逆に晩成の馬は、3歳秋から急に力を付けて、4歳以降に本格化をします。

年齢により斤量が変わってくることもあるので、競馬予想においては年齢も重要な予想ファクターの一つです。

競走馬の年齢にも注目した予想で、回収率アップを狙ってみてくださいね。