毎日王冠の予想と展望【2022年版】1800ならレイパパレが逃げ切れる！

2022年10月9日に東京競馬場ではG2レース毎日王冠が開催されます。
東京開催になると本格的に2022年の終盤戦が始まったな～って感じがしますよね。昔はこの時期から東京競馬場の芝の色が変わっていましたが、今は緑のままなのでちょっと季節感がなくなっちゃいましたね～

その緑のターフの中、G1馬が3頭出走！毎年豪華なメンバーで行われる毎日王冠は下手なG1よりも面白いですね。

前回、東京で惨敗したレイパパレは人気を落としそうですが、マイルよりも1800の方が絶対にこの馬向き！逃げ馬との兼ね合いになりますが、スローな流れで最後に抜け出すのはレイパパレだと予想しています。

• 毎日王冠の出走想定馬がわかる
• 過去10年のデータからレースの傾向がわかる
• 有力馬3頭の状況がわかる
• キサラギの特注穴馬情報がわかる

以上のポイントがわかるようになっています。
5分程度で読み終える記事になりますので、是非最後まで読んで予想の参考にしてください！

１：毎日王冠について

毎日王冠は東京競馬場の芝1800mで行われるG2重賞競走です。西で行われる京都大賞典と同様、重賞競走の中でも最上位の格と歴史を持つレースで、1950年の創設から今年で70年を迎えます。

天皇賞秋やマイルチャンピオンシップの前哨戦となるレースで、2012年～2014年までは毎日王冠の勝馬が天皇賞秋を制する可能性が非常に高かったのですが、2015年～昨年まで毎日王冠の勝馬で天皇賞秋を制した馬は出て来ていません。

これは毎日王冠を勝った馬が、マイルチャンピオンシップや海外レースを選択することが増えてきたのが原因で、レースに出走するメンバーのレベルは相変わらず高いです。

２：毎日王冠の出走想定馬

2022年10月9日14時時点の出走予定馬を紹介します。

キングストンボーイ	牡4	56.0	ルメール	17.5	7人気
サリオス	牡5	56.0	松山	3.0	1人気
ジャスティンカフェ	牡4	56.0	福永	9.5	6人気
ダノンザキッド	牡4	56.0	戸崎圭	5.8	4人気
ノースブリッジ	牡4	56.0	岩田康	5.3	3人気
ポタジェ	牡5	58.0	吉田隼	7.4	5人気
レイパパレ	牝5	55.0	川田	3.4	2人気
レッドベルオーブ	牡4	56.0	幸	19.9	8人気
キングオブコージ	牡6	57.0	横山武	54.0	9人気
ハッピーアワー	牡6	56.0	川又	231.0	10人気

３：毎日王冠の過去10年間の傾向をデータ分析

1番人気が安定した成績を残していますが、紐は荒れることの多い毎日王冠。
今年はシュネルマイスターが1番人気になりそうです。相手はとにかく伏兵ぞろい。
ここは過去のデータを参考にして相手を絞っていきましょう。

• 過去10年で万馬券2回！意外に波乱が多い毎日王冠
• 過去10年で連を外した1番人気馬は3頭だけ！人気薄へ流す馬連が有効
• 安定しているのは4歳馬だが連続連対している3歳馬に注意！
• 前走G1馬が4勝！重賞以外からの出走の連対なし
• 差し＆追い込み勢が優勢！最後に二の足を使えるなら逃げ馬もあり

傾向１：過去10年で万馬券2回！意外に波乱が多い毎日王冠

【過去10年の馬券配当傾向】

馬連平均配当	3連複平均配当	3連単平均配当	馬連最高配当	3連単最高配当
5,100円	16,650円	90,740円	27,780円	388,350円

万馬券が2回出ていることもあり、馬連平均配当は50倍と高配当になっています。万馬券は2012年と2014年の2回。2012年は1番人気のカレンブラックヒルと12番人気の組み合わせで万馬券になったのですが、その人気薄の馬っていうのがジャスタウエイｗ

いやあジャスタウエイもそんな時代があったんですね～
ちなみに次の年も6番人気でジャスタウエイは2着でした。

一見、馬連平均配当は高いのですが、10倍以下の配当も4回あるので、荒れるのか？順当か？慎重な見極めが必要なレースです。

傾向２：過去10年で連を外した1番人気馬は3頭だけ！人気薄へ流す馬連が有効

【人気別勝利数】

人気	勝率	連対率
1番人気	70.0％	70.0%
2番人気	0.0％	20.0%
3番人気	10％	30.0%
4番人気	10.0％	30.0%
5番人気	0.0％	10.0%
6番人気	0.0％	10.0%
7番人気	0.0％	0.0%
8番人気	10.0％	10.0%
9番人気	0.0％	0.0%
10番人気	0.0％	0.0%
11番人気	0.0％	10.0%
12番人気	0.0％	10.0%

※13番人気以下の連対馬なし

毎日王冠に出てくる人気上位馬は能力がずば抜けて違うことが多いので、軸は1番人気の馬でいいですね。過去10年間で連対を外した1番人気馬は3頭。

2017年　ソウルスターリング
2014年　ワールドエース
2013年　ショウナンマイティ

安田記念で5着だったワールドエースが飛ぶのはまだわかるにしても、大阪杯、安田記念を連続2着したショウナンマイティやオークスを楽勝したソウルスターリングが飛ぶのは今考えてもわかりません。

ジャスタウェイやフェノーメノのように未だ頭角を現していない馬なら二桁人気の馬を1番人気に絡めるのもいいですが、狙うなら出走経験がまだ少ない馬でしょうね。

基本的には1～4番人気の馬連を厚く買うレースだと思っています。

傾向３：安定しているのは4歳馬だが連続連対している3歳馬に注意！

【世代別勝利数】

馬齢	勝利数
3歳馬	3勝
4歳馬	4勝
5歳馬	2勝
6歳馬	1勝
7歳以上	0勝

3歳の皐月賞馬やダービー馬が菊花賞へ行かずに天皇賞秋に挑戦するステップレースとして毎日王冠を選ぶことが多くなり、3歳の勝馬が増えて来ています。

基本的に強いのは3歳、4歳ですね。
2018年から昨年まで3歳馬が連続して連対しているので、今年も出走してくる3歳馬は要注意になります。

傾向４：前走G1馬が4勝！重賞以外からの出走の連対なし

【ローテーション別勝利数】

ランク	前走レース	勝利数
B	安田記念	2勝
B	エプソムカップ	1勝
B	日本ダービー	1勝
B	安田記念	2勝
B	札幌記念	1勝
B	中山記念	1勝
B	NHKマイル	1勝
B	クイーンエリザベス2世	1勝
B	マイラーズカップ	1勝

過去10年で前走G1だった馬が4頭と一番多く、前走で重賞以外の出走馬は1頭も勝ったことがありません。格があるレースなので、前走重賞出走していない馬は問答無用で消去でOKです。

傾向５：差し＆追い込み勢が優勢！最後に二の足を使えるなら逃げ馬もあり

【脚質別勝利数】

脚質別	勝利数
逃げ	2勝
先行	3勝
差し	2勝
追い込み	3勝

昨年のシュネルマイスターのように追い出しをギリギリまで遅らせて最後に爆発するタイプの馬がゴール前差し切るシーンが多いです。

サイレンススズカは別格として、過去10年で2頭も逃げ切り勝ちがあることにも注意です。2016年のエイシンフラッシュと2018年のアエロリットが逃げ切って勝っていますが、上がりの脚も33秒台を使っています。

出走するメンバーの差し脚は32～33秒台を平気で出してくるので、逃げ切るなら直線で二の足を使って伸びるタイプの逃げ馬じゃなければ、最後は一気に飲み込まれてしまいます。

４：2022年毎日王冠の注目馬3頭

• ポタジェ
• サリオス
• レイパパレ

注目馬１頭目：ポタジェ

前走	宝塚記念（阪神）11着
人気	2人気
騎手	吉田隼
脚質	先行
東京経験	4戦1勝

今年の大阪杯を8番人気で勝利したポタジェが毎日王冠から始動！しかしポタジェってなんかG1馬のイメージがないんですよね～。まあ人気薄で制しているからってのもあるけど、強烈な武器を持っていないので、なんで大阪杯を勝てたのかいまだにわかりません。

この馬の実力は宝塚記念の方が本当だと思うんですが、どうなのでしょうか。今回人気になるようならちょっと見送りたい1頭です。

注目馬２頭目：サリオス

前走	安田記念（東京）3着
人気	1人気
騎手	未定
脚質	差し
東京経験	6戦3勝

ポタジェとは逆に出走したら必ず人気になるのがサリオスですね。東京、新潟と直線が長いコースならほぼ1番人気での出走。安田記念の強烈な末脚は凄かったですが、あれは鞍上のレーン騎手の好騎乗のおかげもあったので、今回の鞍上が誰になるのか非常に気になります。

過去の騎乗から見ると、ルメール、石橋、松山になりそうですね。ルメールなら1番人気に押し出されそうですが、この馬も危険な人気馬の香りはかなり強そうです。

注目馬３頭目：レイパパレ

前走	ヴィクトリアマイル（東京）12着
人気	3人気
騎手	川田
脚質	逃げ
東京経験	1戦0勝

デビュー戦からの6連勝でマイルのレースにも勝っていますが、スピードの絶対能力が条件クラスでは抜けていただけで、本質的には2000m前後の馬だと思っています。

2000の天皇賞秋なら面白い存在になりそうですが、1800の毎日王冠だと非常に微妙・・・マイルのような流れになるなら絶対に最後の直線で捉えられますし、スローペースなら残る可能性もあるし・・・・

枠と他の逃げ馬の動向次第なので、レイパパレの収取は枠順確定まで全くわかりません。

５：過去データではわからないキサラギの分析

短距離重賞は伏兵が多く、過去のデータだけでは分析が不十分なこともあります。
キサラギ独自の分析でＣＢＣ賞の危険な人気馬と、ここで爆走する穴馬を指名します。

分析１：危険な人気馬　サリオス

マイル～2000が適距離で、今回の1800は完全に最高の舞台！
ですが・・・・・この東京の高速馬場で差しが届くかどうかとなると疑問ですね。
小頭数でレイパパレが逃げる展開だとかなりスローペースになる可能性が大。安田記念ではレーン騎手が最高の騎乗をしても
3着止まりだったこの馬をそれ以上の着順にするのは至難の業でしょう。

分析２：キサラギの特注穴馬指名　キングストンボーイ

青葉賞2着の馬ですから力はあるのですが、やはりポジション取りが厳しいのでいつも後ろからの競馬になってしまいます。
出遅れ癖もあるので、なかなか先団に取り付けないのが敗因ですね。今回はルメール騎手に鞍上が戻ったので、出遅れがなければいつもより前目で競馬をするはずです。

先行グループの直後にとりつくことができれば十分勝利も見えてきます。

分析３：毎日王冠のキサラギポイント

10頭立ての少頭数で6番人気までが1桁配当という超混戦になりました。少頭数のときは序盤の先行争いが少ないため、レースの流れは落ち着くと考えられます。どうしても逃げたい馬はいないのでレイパパレが楽に先頭を取る展開になると思うので、前目にいきそうなノースブリッジ、ダノンザキッドは紐で押さえておきたいですね。

６：毎日王冠の予想

◎レイパパレ
〇ノースブリッジ
▲サリオス
△キングストンボーイ
△ダノンザキッド

馬連５－２．３．４．７

７：過去の毎日王冠プレイバック

1998年サイレンススズカの毎日王冠

1番人気は5連勝で宝塚記念を制したサイレンススズカ、2番人気は朝日杯フューチュリティステークスを快勝後怪我明けのグラスワンダー、3番人気に無敗でNHKマイルを制したエルコンドルパサー。

もうこの3頭の争いになることは誰の目にもわかっていました。サイレンススズカが怪物4歳馬2歳から逃げ切ることができるのか？

前走は57.7秒の超ハイペースでしたが、スズカにとってはいつものレース通り。しかし先行した他の馬にとっては地獄のペース。早めに2番手に上がったグラスワンダーは直線で失速、道中中団で我慢していたエルコンドルパサーが35秒台の末脚で後方から追い込んでくるものの、さらに引き離すサイレンススズカ。

この毎日王冠の勝利で、サイレンススズカの天皇賞秋は間違いないと誰しも思いましたよね。

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日程	2023/06/02	2023/06/03
レース名	名古屋2R	帯広2R
点数	3連単48点	3連単48点
払戻金額	137,640円	171,680円
合計払戻金額：309,320円

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日程	2023/06/03	2023/06/04
レース名	阪神4R	阪神6R
点数	3連単30点	3連単48点
払戻金額	2,961,510円	1,807,340円
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情報名	博学多才
日程	2023/06/03	2023/06/04
レース名	阪神4R	阪神6R
点数	3連単48点	3連単48点
払戻金額	987,170円	903,670円
合計払戻金額：1,890,840円

８：2022年毎日王冠のまとめ

このメンバーを見るとスローな展開になりそうなんですよね～
そうなると人気どころは総崩れ、レイパパレが勝ってしまう可能性も出てきます。
まだ出走馬の登録が終わっていないので、パンサラッサやジャックドールといった逃げ馬が登録してこなければレイパパレでいいかもしれません。

※最終予想は枠順確定後に公開いたします。