金鯱賞 予想 2021

有馬記念の前の地味なG2というイメージだった金鯱賞ですが、春開催になってから、もう4度目。裏開催の地味な重賞イメージを払拭して、大阪杯を狙う有力馬たちが集う、重要なステップレースになっています。

2週後に高松宮記念を控えた中京競馬場が、1年で1番熱くなるのがこのシーズンです。今回は、2021年の金鯱賞の展望と出走する有力馬について紹介します。

金鯱賞について

中京2000mで争われる、大阪杯のトライアルレースです。2着以内の馬に大阪杯の出走権が与えられるので、大阪杯を狙う馬にとっては、何としても連対したいところ。

春開催になってからは、前年度のクラシックホースが出走することも珍しくなくなりましたが、皐月賞馬や桜花賞は、賞金順でも確実に大阪杯に出走できるので、冬からの休養明けの叩き台として使うことが多いです。

実際、距離は同じ2000ですが、中京で行われる金鯱賞は左回り、阪神の大阪杯は右回りと全く条件が違うため、ここで好走した馬が、大阪杯でも好走するケースはそれほど多くありません。

大阪杯に出るために、ここに目標を絞って調整してきた馬と、ここは軽く叩いて、大阪杯を取りに行く実力馬と、どちらに重きをおくかで、予想は全く違うものになるでしょう。

金鯱賞【2021年】の出走馬とオッズ

2021年3月10日時点

  馬名 性齢 騎手 斤量 厩舎 単勝 人気
1 キセキ 牡7 デムーロ 57 栗東 辻野 16.6 5人気
2 ギベオン 牡6 西村淳 57 栗東 藤原英 181.9  10人気 
3 グローリーヴェイズ 牡6 川田 56 美浦 尾関
4.7   2人気
4 サトノフラッグ 牡4 ルメール 56 美浦 国枝 21.9   6人気
5 サンレイポケット 牡6 秋山真 56 栗東 高橋忠 41.4   7人気
6 ジナンボー 牡6 未定 56 美浦 栗田 82.7   9人気
7 デアリングタクト 牝4 松山 55 美浦 掘 1.2  1人気
8 ブラヴァス 牡5 福永 56 栗東 友道 12.4    4人気
9 ペルシアンナイト 牡7 大野 57 栗東 池江 41.5   8人気
10 ポタジェ 牡4 北村友 56 美浦 友道 11.4  3人気

過去10年の傾向から見る2021年金鯱賞の5つの傾向

重賞予想をするのに、過去10年の傾向からそのレースを見極める方法は成功法ですが、金鯱賞に限っていうと、過去10年のデータがどのくらい役にたつのか?不安なところがあります。

理由は、この10年で2回も金鯱賞というレースが変貌しているからです。

元々、冬の中京開催で行われていたのが、2015年から春の中京開催で行われるようになったこと、そして一番大きな変化は、2017年に大阪杯がG1になったことでしょう。

競馬場は違いますが、芝2000mと同距離の大阪杯のステップレースとして有力馬が金鯱賞を使うようになっています。大阪杯ができる前は、G2の常連馬が集うローカル重賞って感じでしたが、2017年以降は、前年のクラシックホースや、G1のタイトルホルダーの古馬が出走するケースが増えて来ています。

今回は10年というデータにこだわらず、最近の金鯱賞の傾向ということで、分析してみたいと思います。

4歳馬の成績が圧倒的!

クラシックホースが登場するようになった2017年以降を見ると、圧倒的に4歳馬の連対率が高いです。

連対率は5割、勝率はなんと4割・・・・・
勝った馬は、ダノンプレミアム、スワーヴリチャード、サートゥルナーリアといったG1ホルダーでした。

4歳馬の実績が高いといっても、G3、G2を好走できる力があるだけではなく、G1を取れる力がある4歳馬が登場したときは、注目せざるを得ません。

牝馬の連対は厳しい

ここ数年だけではなく、金鯱賞は牝馬にとって鬼門とも言えるレースだと思います。
過去10年で牝馬が連対したのは僅か1回です。連対したのは2019年のリスグラシュー。
引退レースでアーモンドをちぎった馬ですね。

牝馬には鬼門とも言えるレースですが、そのくらいの怪物牝馬になると、データでは測れないといったところかもしれません。

西の騎手の絶対的信頼度

中京開催ですから、西の騎手が強いのは当然かもしれませんが、過去10年連続で西の騎手が勝利しています。連対を見ても、東の騎手が2着に来れたのは、ラヴリーディの蛯名騎手と、ダイワマッジョーレの丸田騎手の2回だけです。

西の騎手が乗っている馬が有力馬になることが多いですが、穴を開けているのも西の騎手なので、騎手から買うなら迷わず西というのが鉄則だと思います。

前走からの間隔が長い馬の好走が多い

休養明けの初戦で金鯱賞を使う馬が多いので、前走からの間隔が長い馬も多いですが、休養期間が長い馬の好走例が目立ちます。

一昨年の勝ち馬、ダノンプレミアムは10ヵ月ぶりというレース間隔が嫌われて、なんと6番人気でしたが、内枠から何なく抜け出して勝利しています。その他の馬でも3ヵ月、4ヵ月ぶりの馬の好走例が目立ちます。

先行馬が有利

小回りの中京競馬場ということもあり、先行馬が圧倒的に有利なレースと言えます。差し馬でも、4コーナーで5番手くらいの位置取りじゃないと、まず届かないことが多いです。
後方からのごぼう抜きを得意とするような馬は、金鯱賞では軽視していいと思います。

過去10年からわかる2021年金鯱賞の注目馬3頭

・デアリングタクト
・グローリーヴェイズ
・ポタジェ

2021年金鯱賞の注目馬1頭目:デアリングタクト

デアリングタクト

引用元:東京中日スポーツ
URL:https://www.chunichi.co.jp/article/33484

前走 ジャパンカップ(東京)3着
人気 1人気
騎手 松山
脚質 差し
中京経験 初コース

アーモンドアイ以来、史上6頭目の牝馬三冠を達成したデアリングタクト。メジロラモーヌもジェンティルドンナもアーモンドアイでも達成できなかった無敗での牝馬三冠は非常に価値の高いものです。オークスでの走りをみたら、実力では完全に抜けています。問題は金鯱賞と牝馬の相性が悪いこと、そして初めて負けた後になることの二つです。

ジャパンカップからは3ヵ月以上の休養があったので、メンタルの面では回復しているのではないか?と思っていますが、注意すべきは当日の馬体重。馬体重が二桁増えていても難なく勝った馬はいますが、ここを叩き台として考えているならば、足元をすくわれる可能性もあるか?いや、デアリングタクトの足元をすくうような力がある馬はここにはいないと思います。

少し後ろからの競馬になっても、フルゲートではないので、直線での不利はあまりないはず。三冠ジョッキーになってさらに飛躍している松山の信頼度も高いです。

2021年金鯱賞の注目馬2頭目:グローリーヴェイズ

引用元:ライブドアニュース
URL:https://news.livedoor.com/article/detail/19040225/

前走 ジャパンカップ(東京)5着
人気 2人気
騎手 川田
脚質 先行
中京経験 初コース

ジャパンカップでは、何でこの馬がこんなに人気があるの?って思いましたが、結果は5着。本当に力があるのを見せつけてくれました。

香港帰りの宝塚惨敗は、やはり海外遠征の疲れからだったのでしょう。3ヵ月のリフレッシュ後にここを使うのは少し意外でした。

この馬の春の目標は天皇賞だから、大阪杯から出ると思っていたからです。完全にスタミナタイプの馬なので、直線の上がり勝負になると、かなり分が悪いですが、相手なりに走れる強みもあるので、安定感は1番かなと思います。

2021年金鯱賞の注目馬3頭目:ポタジェ

引用元:サンスポ競馬
URL:https://race.sanspo.com/keiba/news/20191001/pog19100105010001-n1.html

前走 ホープフルステークス(中山)1着
人気 3人気
騎手 北村友
脚質 先行
中京経験 初コース

デアリングタクトとは同世代ですが、クラシック路線を歩んできた彼女と、全く別の道を上ってきたポタジェ。重賞初挑戦になりますが、連勝中なので力は未知数。ここで外すわけにはいきません。

ただ4歳馬で重賞未勝利の馬の勝利がないのが気がかりです。

データではわからないキサラギによる2021年金鯱賞の展望

・怪物か?連勝が止まった牝馬をどう見るか?
・ジャングルポケット産駒に期待したい
・連勝中の馬を外すわけにはいかない

怪物か?連勝が止まった牝馬をどう見るか?

昨年のオークスを見た時に、デアリングタクトの3冠は間違いないと思いました。

とにかく、オークスでは圧倒的に強かったです。しかし、昨年のジャパンカップで初の敗戦。相手がアーモンド&コントレイルですから、仕方がないかもしれませんが、牝馬は牡馬よりもメンタル面が弱いところがあって、連勝が止まった後は、勝てなくなるケースも珍しくありません。

まあ、3冠を取るくらいの牝馬なら、それほど心配はないと思いますが、過信は禁物ですね。

ジャングルポケット産駒に期待したい

左回りを得意とする、トニービン産駒が金鯱賞の常連でした。そして現在トニービンの血を引く種牡馬と言えば、ジャングルポケット。やはり東京、中京といった左回りを得意とする産駒が多いです。

ジャングルポケット

引用元:スポニチアネックス
URL:https://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2021/03/02/kiji/20210302s00004000311000c.html

直線の長い東京の方が狙い目ですが、ある程度前に行けるならば、小回りの中京でも猛然と突っ込んで来るのではないかと期待しています。残念ながら3月に亡くなってしまったジャングルポケット。

その意思を受け継いでくれる子がこのレースで誕生するかもしれません。

連勝中の馬を外すわけにはいかない

現在、4連勝中のポタジェが出走します。連勝している馬の強さは未知数です。何ていったって負けていないのですから、強さは計り知れません。ポタジェの場合、勝ち方が非常に地味です。

3馬身、4馬身と抜けるわけでもなく、ギリギリの競り勝ちで連勝を重ねている。でも、こういう馬は強いです。相手なりに走ることができるのですから、直線で競る展開になれば、ここも難なく通過してG1に大手をかける可能性もあります。

2021年金鯱賞の予想

小頭数での内枠、競馬は何が起こるかわかりませんが、デアリングタクトの勝率は8割以上とみました。

当然◎はデアリングタクト

対抗が非常に難しいところです。実績からグローリーヴェイズなんですが、スタミナが活かせる展開になるのかどうか?

少し弱気な〇って感じです。

▲は文句なし、サンレイポケットです。いかにも中京向きの馬、鞍上が秋山騎手だから、5番人気以下の方が突っ込んできそうな気がします。

そこから人気薄に手広く

△ボタジェ

△ジナンボー

△キセキ

馬券の買い目は

馬連 1-4 2,000円 1-2 2,000円 2-4 1,000円

1-6 1,000円 1-7 1,000円 1-10 1,000円

3連単 1着 ① 2着 ④ 3着②⑥⑦⑩ 500円

キサラギによる2021年金鯱賞の展望

昨年のワールドレイティングで日本馬ナンバー1はデアリングタクトでした。発表がジャパンカップの前だったこともありますが、春~秋まではアーモンドよりも強いのではないかと思っていました。

アーモンドには叶いませんでしたが、ジャパンカップは少しちぐはぐなレースで、あの展開でよく3着に残れたなあというのが実感です。

まあ、あの2頭に勝てる馬なんて、今の日本にほぼいないのですから、ジャパンカップの負けは度外視していいでしょう。問題は成長度合いですが、そればかりは今回のレースを見てみないとわかりません。

絶対的な1番人気にはなりますが、デアリングタクトを軸にしないと馬券は外れてしまうので、今回の本命はデアリングタクトですね。

馬券的な旨味を考えると、デアリングタクトから人気薄に流して勝負したいです。