昨年のコントレイルに続いて3冠馬の誕生となるのか?
現時点ではコントレイルよりも強いのではないか?との評価もあるエフフォーリアですが、過去にそんな馬達が何頭も敗れてきたのを忘れてはいけません。
全ての馬が目指す競馬の頂点は、どの馬も勝つチャンスがあり、どの馬も勝ちを狙っています。
決してエフフォーリアだけのレースではない2021年の予想と展望について書いています。
5分程度で読み終える記事になりますので、日本ダービーの馬券を取るための参考にしていただけたら光栄です。
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最新的中実績 |
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日程 | 2023年02月05日 |
開催 | 中京10R |
的中額 | 578,760円 |
情報名 | 万馬券ガイダンス |
目次
1:日本ダービーについて
権威のあるG1レースは8大競走と言われており、日本ダービーも8大競走の中の1つになります。しかし、一生に一度しか獲るチャンスがないダービーは、全てのG1レースの中でも特殊で、最高の権威があるレースと言ってもいいでしょう。
一番速い馬が勝つ「皐月賞」
一番強い馬が勝つ「菊花賞」
そしてダービーは最も運がいい馬が勝つレースと言われますが、逆にどんなに強い馬でも、運を味方にしなければ勝てないレースです。
今年の一番人気馬、エフフォーリアは確かに強いです!
皐月賞を見たら、ダービーで負けるイメージは浮かびませんが、ダービーの女神を味方につけることができなかったら、エフフォーリアでさえ、馬群に沈む可能性があるんです。
「テイエムオペラオー」「ゴールドシップ」「メジロライアン」「キタサンブラック」
ダービーを獲ることがかなわなかった名馬はまだまだたくさんいます。エフフォーリアは果たしてダービーを勝って3冠に王手をかけるのか?ダービーを獲れなかった名馬として名を連ねるのか?過去のデータに照らし合わせてみましょう。
2:日本ダービー【2021年】の出走馬とオッズ
5月24日 22時時点現在のオッズ
エフフォーリア | 牡3 | 57.0 | 横山武 | 1.7 | 1人気 |
サトノレイナス | 牝3 | 55.0 | ルメール | 3.7 | 2人気 |
シャフリヤール | 牡3 | 57.0 | 福永 | 11.1 | 3人気 |
ディープモンスター | 牡3 | 57.0 | 武豊 | 17.5 | 4人気 |
タイトルホルダー | 牡3 | 57.0 | 田辺 | 19.1 | 5人気 |
ワンダフルタウン | 牡3 | 57.0 | 和田竜 | 19.5 | 6人気 |
グレートマジシャン | 牡3 | 57.0 | 戸崎圭 | 25.5 | 7人気 |
ステラヴェローチェ | 牡3 | 57.0 | 吉田隼 | 26.5 | 8人気 |
ヨーホーレイク | 牡3 | 57.0 | 川田 | 27.8 | 9人気 |
レッドジェネシス | 牡3 | 57.0 | 横山典 | 44.2 | 10人気 |
アドマイヤハダル | 牡3 | 57.0 | M・デムーロ | 44.6 | 11人気 |
バスラットレオン | 牡3 | 57.0 | 藤岡佑 | 50.0 | 12人気 |
ヴィクティファルティス | 牡3 | 57.0 | 池添 | 73.1 | 13人気 |
グラティアス | 牡3 | 57.0 | 松山 | 86.1 | 14人気 |
ラーゴム | 牡3 | 57.0 | 浜中 | 129.8 | 15人気 |
タイムトゥヘブン | 牡3 | 57.0 | 石橋 | 235.8 | 16人気 |
バジオウ | 牡3 | 57.0 | 未定 | 246.4 | 17人気 |
3:過去10年の傾向から見る2021年日本ダービーの5つの傾向
・10年で万馬券は1回!しかしワイドは高配当が多い
・ディープ・キンカメ・ハーツクライの3本柱
・皐月賞からの王道を歩む馬の連対率は8割
・内枠は圧倒的に有利
3-1:1番人気の勝率は40%!連対率50%と安定度が高い!
1番人気の勝率40%、連対率50%はG1の中でも1番人気の信頼度が高いレースと言えるでしょう。単勝2倍台の馬であれば勝率は50%、連対率は70%なので、過去のデータから見ると、軸にするならば信頼度が高いエフフォーリアからになりますね。
3-2:10年で万馬券は1回!しかしワイドは高配当が多い
ダービーで万馬券となったのは2019年のロジャーバローズが逃げ切ったときだけです。あのレースは単勝1.6倍で1番人気のサートゥルナーリアが4着に沈んだので、思わぬ高配当になっています。
1番人気の連対率が高いので、馬連の配当はそれほど高くありませんが、3着に人気薄の馬が突っ込んでくるケースは少なくありません。
2018年は皐月賞馬エポカドーロと、皐月賞1番人気のワグネリアンという決着でしたが、3着に16番人気のコズミックフォースが突っ込んできて、3連単は285万円というG1では希にみる高配当が生まれています。
3-3:ディープ・キンカメ・ハーツクライの3本柱
東京競馬場2400なので、やはりディープインパクト&キングカメハメハの産駒の成績がずば抜けています。3位のハーツクライ産駒と合わせると勝率は30%以上!
今年の出走馬を見ると、今のところ8頭いますが、人気薄でもこの3頭の産駒を簡単に切ることはできませんね。
3-4:皐月賞からの王道を歩む馬の連対率は8割
皐月賞→ダービーというのが、やはりクラシックロードの王道ですから、皐月賞組の勝率が8割を占めているのは当然の結果です。残りの2割が京都新聞杯で、この2つのレース以外からダービーに出走した馬の勝ち馬は、この10年ではいません。
特に青葉賞馬は、どんなに人気になってもダービーに勝てないというジンクスがあるので、よほど強い馬でなければ、軽視した方がいいと思います。
青葉賞から初のダービー馬が出るか?と言われたアドミラブルでも3着。フェノーメノ、シンボリクリスエス、ゼンノロブロイといった名馬も青葉賞馬のジンクスを破ることができませんでした。
3-5:内枠は圧倒的に有利
1枠~3枠までの勝率、連対率が外枠の2倍もあるので、完全に内枠有利と言えるでしょう。特に1枠出走馬の勝率は15%、連対率は25%もあるので、人気薄でも1枠に入った馬には馬券を流しておくのがおススメです。
東京2400mを走りぬくには強靭なスタミナが必要ですから、少しでもコースロスを避けることができる内枠が有利なのは当然です。
4:過去10年からわかる2021年日本ダービーの注目馬3頭
・サトノレイナス
・タイトルホルダー
4-1:2021年日本ダービーの注目馬1頭目:エフフォーリア
引用元:number
死角を見つけるのも難しい完璧な強さ。大崩れしない先行力とスタミナ。
間違いなくダービーに一番近い馬です。一番の不安は鞍上と言われていたこともありましたが、横山武騎手も皐月賞を取ってG1ジョッキーとなり、ダービージョッキーの資格は十分でしょう。
前走 | 皐月賞(中山)1着 |
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人気 | 1人気 |
騎手 | 横山武 |
脚質 | 先行 |
東京経験 | 2戦2勝 |
4-2:2021年日本ダービーの注目馬2頭目:サトノレイナス
引用元:Yahoo
桜花賞と阪神JFではソダシに勝てませんでしたが、あと1ハロン長ければ逆転できたのでは?デビューからマイル戦しか経験がないのが不安ですが、近親にアイルランドオークス馬や、菊花賞3着のサトノフラッグがいることから、マイルよりも2000m前後の方が得意なのではないかと思われます。
ウォッカ以来の牝馬ダービー制覇となるのか?ハイペースになったら末脚に期待できます。
前走 | 桜花賞(阪神)2着 |
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人気 | 2人気 |
騎手 | C・ルメール |
脚質 | 差し |
東京経験 | 1戦1勝 |
4-3:2021年日本ダービーの注目馬3頭目:タイトルホルダー
引用元:東京中日スポーツ
皐月賞2着馬ながら、5番人気というのは、やはり「逃げ」が嫌われてのことでしょう。一昨年のロジャーバローズのような先行策が決まれば、皐月賞のリベンジも可能です。
前走 | 皐月賞(中山)2着 |
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人気 | 5人気 |
騎手 | 田辺 |
脚質 | 逃げ |
東京経験 | 1戦0勝 |
5:データではわからないキサラギによる2021年日本ダービーの展望
・牝馬が出走したダービーは1人気が勝てない!
・父が獲れなかった20代のダービー!横山武はどう乗る?
5-1:無敗の皐月賞馬の勝率80%
無敗で皐月賞を制覇した馬は過去8頭しかいません。
引用元:Yahoo
・ミホシンザン
・トウカイテイオー
・ミホノブルボン
・アグネスタキオン
・ディープインパクト
・サートゥルナーリア
・コントレイル
このうちミホシンザンとアグネスタキオンはダービーに出走していないので、残りは6頭。6頭の無敗の皐月賞馬のうち、ダービーを獲れなかったのはサートゥルナーリアだけです。
つまり、無敗で皐月賞までを制覇するというのは、世代で圧倒的な力上位であることの証明となります。無敗の皐月賞馬エフフォーリアが、無敗でダービーを制し、過去の名馬と並ぶことができる可能性は高いですね。
5-2:牝馬が出走したダービーは1人気が勝てない!
無敗の皐月賞馬の勝率の高さとは全く逆のジンクスがあります。
過去20年で牝馬が出走したダービーは、1人気が勝てないというジンクスです。
引用元:JRA
ビワハイジが出走したダービーでは、断然人気のダンスインザダークがフサイチコンコルドの高速の脚に差され、2007年は出走した牝馬ウォッカ自身が4人気でダービーを制覇しています。
2017年のレッドリヴェールが出走した時は、1人気のイスラボニータがワンアンドオンリーに敗れていますね。
今年は桜花賞2着のサトノレイナスがダービー出走を表明しています。桜花賞の最後の末脚を見ると、ひょっとしたらダービーでも通用するか?と思うほどでしたが、どうなることでしょう。
5-3:父が獲れなかった20代のダービー!横山武はどう乗る?
エフフォーリアの鞍上、横山武騎手がダービーを獲ったら、史上最年少ダービージョッキーの記録更新となります。デビュー5年目で皐月賞制覇そしてダービー制覇は凄いことですが、彼の父親、横山典騎手もデビュー5年目にしてダービーに挑戦しています。
奇遇なことに1番人気のメジロライアンでの出走。結果は2着でダービー制覇は先送りとなってしまいました。騎手にとって何度もダービーを獲れるチャンスが来るわけではなく、横山典騎手がダービーを制覇するのは19年後のロジユニバース。
それほどダービージョッキーになるのは難しいのです。横山武騎手がここで、父を乗り越えてダービーを制覇し、トップジョッキーの仲間入りを果たすのか?まだダービージョッキーになるには早いのか?
馬だけではなく、騎手にも大いに注目できるのが日本ダービーですね。
6:2021年日本ダービーの予想
〇エフフォーリア
▲サトノレイナス
△ヴィクティファルティス
△ステラヴェローチェ
まとめ:キサラギによる2021年日本ダービーの展望
現在、世界の3歳馬ランキングで3位のエフフォーリア。
皐月賞を見る限り、力は世代でも抜けていると認めざるを得ないでしょう。
しかし、ただ強いだけではダービーは獲ることができません。
どの馬にも勝つチャンスがあるダービー!
今回のダービーは無敗の2冠馬の勝率よりも、牝馬が出走したときのダービーに予想の重きをおいて、敢えて穴狙いでいきます。
エフフォーリアに勝てるとしたら、その前にポジションを獲る馬しかいない。
タイトルホルダーの逃げ
これしかないでしょう。メロディレーンの下だからスタミナは十分。
スピード勝負になった皐月賞よりも持前のスタミナを活かせるチャンスです。
無敗の2冠馬達成を阻止するヒール役はタイトルホルダーに任せました。