競馬の右回りと左回りの違いは何?馬にも得意な回りがある!

1:右回りと左回り

大井競馬 コース

競馬には、右回りと左回りがあることに疑問を感じたこともあるのではないでしょうか?
ただ右に回るのか左に回るのかというだけの違いなので、競馬予想の際に意識しないという人も多いかもしれません。

実は競馬の右回りと左回りは、予想するときの重要な予想ファクターとなります。
なぜなら、右回りと左回りで明らかに成績が違う馬がいるからです。

右回りのレースでは好走するのに、左回りになると凡走してしまうというケースも珍しくありません。

右回りと左回りで成績が違うということは、どちらかの回り方が得意でどちらかが苦手だということです。

今回は、競馬予想に欠かせない重要な要素である右回りと左回りについて考察していきます。
各競馬場で回り方が違うので、レースに合わせて予想を変えていかなければいけません。

右回りと左回りを意識した予想で、的中率アップを目指してくださいね。

1-1:右回りの競馬場

札幌 コース

まず、右回りの競馬場について説明します。
中央競馬において右回りでレースが行われている競馬場は、中山競馬場、阪神競馬場、京都競馬場、小倉競馬場、函館競馬場、札幌競馬場、福島競馬場の7つです。

左回りに対して、右回りの競馬場の方が明らかに多くなっているのですが、これは欧州競馬の影響です。

日本の競馬は、欧州の競馬を模範として発達してきました。
欧州競馬はほとんどが右回りだったことから、日本でも右回りの競馬場が増えることになったのです。

アメリカ競馬は左回りが主流であり、どちらの回りが多いかは各国によって違います。

日本は右回りでのレースが多いため、右回りを得意とするかは成績に大きく影響してきます。
右回りが苦手となると、それだけレースが限られてくると言えるかもしれません。

右回りの競馬場を克服することは、競走馬にとって大きな課題の一つです。

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1-2:左回りの競馬場

新潟競馬場 払い戻し

次に、左回りについてですが、中央競馬において左回りでレースが行われているのは東京競馬場、中京競馬場、新潟競馬場の3つです。

全国10か所の競馬場のうち、3つの競馬場でしか左回りのレースは行われていません。

しかし、左回りの東京競馬場では、日本ダービーやジャパンカップなどのビッグレースが行われています。
日本ダービーで勝つことを意識したら、左回りを得意とするかは非常に重要になってきます。

左回りのコースは、右回りに比べコーナーの角度もゆったりとしている傾向です。
右回りの競馬場は小回りであることが多く、不器用な馬にとっては距離をロスしてしまう競馬場ばかりです。

左回りの競馬場はコースが広くコーナーも急ではないので、不器用な馬でも難なくこなせる特徴があります。

左回りの競馬場のときには、右回りで良い結果が残せていなかったとしても変わり身が期待できます

左回りで良い結果を残せる馬は、ゆったりとした広いコースが向いているようです。

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2:馬によって得意な回り方が違う理由

笠松競馬場 コース

競走馬は、右回りと左回りで成績が違うことも珍しくありません。
明らかに右回りの方が得意だという馬もいて、不思議に思ったこともあるのではないでしょうか。

そこで、馬によって得意な回り方が違う理由について説明します。

2-1:身体の構造とバランス

小倉競馬場 ウィナーズサークル

馬によって得意な回り方が違う理由として挙げられるのが、身体の構造の違いです。

人間も同じですが、身体の作りは左右対称ではありません。

右脚の方が長かったり、左足の方が長かったりと左右どちらかに偏ってしまっているのが普通です。

この身体の偏りによってバランスが変わり、右回りが得意だったり、左回りが得意だったりと変わってくるのです。
身体の構造は馬によって違うので、偏りやバランスも馬によって変化します。

競走馬の個性とも言える部分なので、馬体をチェックしながら右回りが得意なのか、左回りが得意なのかを考察してみてください。

2-2:利き脚が違う

園田競馬 ゴール

右回りと左回りで得意不得意があるのは、利き脚も関係しています。
人間と同様、馬にも利き脚が存在し、これが回り方にも影響を与えます。

基本的に運動神経がより発達しているのは、利き脚です。
馬も利き脚の方が、上手に使えます。

利き脚と密接に絡んでくるのが、走るときの手前です。

馬は、右と左のどちらかの脚を前に出しながら走ります。
右脚が先に前へ出るときは右手前、左脚が前へ出る場合は左手前と言います。

右手前、左手前のどちらが走りやすいかは、馬の利き脚と身体の構造によって変わってくるのです。

この右手前と左手前は、コーナーに大きな影響を与えます。

コーナーでは右回りなら右手前で回って、左回りならば左手前で回らなければいけません。
先に前へ出した脚が外側になってしまうと、外へ外へ膨らんでいくからです。

得意不得意に限らず、右手前、左手前の両方を使い分ける必要があります。

調教やトレーニングで手前を替える練習をするのですが、馬によって利き脚が違ったりして上手に手前を替えられないこともあります。

右回りのコーナーで右手前を練習しても、上手にできない馬もいるのです。

馬によって右手前と左手前のどちらが走りやすいかというのも変わるので、右回りが得意な馬と左回りが得意な馬がいることになります。

また、手前というのはレース中、常に同じというわけではありません。
同じ手前で走っていると片方の脚だけに負担がかかり、疲れやすくなります。

疲れたら手前を替えて、もう片方の脚を軸に走ることで、最後までしっかりと走り切ることができるのです。

手前をスムーズに替えられるかどうかも、レース結果に影響を与えます。
競馬予想をするときにそこまで注目すると、より精度の高い予想ができるかもしれません。

過去のレース映像を分析して、コーナーから直線へかけてスムーズに手前が替えられているかも確認してみてください。

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3:得意な回りを見極める方法

パドック 風景

右回りと左回りとでは走り方も変わってくるので、得意な馬とそうでない馬がいるということは理解できたと思います。

それでは、実際に競馬予想をする際に、どうやって得意な回りを見極めたらいいのか迷う人もいるのではないでしょうか。

右回りと左回りのどちらが得意かは、基本的に見た目だけではわかりません。
パドックなどで見分けようと思っても、無理だと思っておいてください。

ただし、稀に見分けられるケースもあります。
仮に、左脚が内側に向いている馬がいたとします。

左回りでは左足が外側を向くということになるので、左回りが苦手だと予想することができます。
ただし、あくまでも予想なので、必ずしも正しいとは言い切れません。

一つの目安として考えるようにしてください。

右回りと左回りの得意不得意を見極めるには、過去の戦績が最も確実です。
実際に走らせてみるとどちらが得意がわかり、戦績も偏ってきます。

右回りと左回りだけで分けて戦績を出してみると、得意な回り方もわかってくるかもしれません。

ちなみに、右回りの苦手な馬がいたとして、この馬が急に右回りが上手になるということはありません。
調教やトレーニングを克服しようと努力しますが、すぐに改善できるような簡単な問題ではないのです。

もしも、右回りで負け続けていたのに急に勝った馬がいたとしたら、それまでの敗因は右回りではないということになります。
おそらく、体調不良や距離適性など、他のところに負けていた原因があると考えられます。

そのため、急に右回りで勝ったからといって、右回りを克服したと考えるのは避けたいところです。

また、調教などで馬に騎乗してみれば、得意な回り方がわかるというわけでもないようです。
調教とレースとではやはり大きく違いがあるので、実際にレースを走ってみなければわかりません。

これは、芝とダートの問題にも同じことが言えます。
調教でダートが合いそうだと思っていても、実際にレースで走ってみると苦手だったということもあるのです。

実際のレースでの映像や成績から、得意な回り方を導き出すようにしてください。

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まとめ

競馬は、競馬場によって右回りと左回りのどちらでレースが開催されるのかが違います。
日本の中央競馬のほとんどが右回りで、右回りの競馬場は、中山競馬場、阪神競馬場、京都競馬場、小倉競馬場、函館競馬場、札幌競馬場、福島競馬場の7つです。

左回りの競馬場は、東京競馬場、中京競馬場、新潟競馬場の3つと数は少ないのですが、日本ダービーやジャパンカップといったビッグレースが左回りとなっています。

馬も人間と同じで身体の作りが左右対称ではなく、どちらかに偏っています。
その偏りがバランスなどに影響を与え、右回りと左回りでそれぞれ得意かどうかが変わります。

コーナーでは右回りなら右手前で回って、左回りならば左手前で回るのが基本です。
手前をスムーズに替えられるかも、レースでは重要なポイントです。

過去のレース映像や成績を見るのが得意な回り方を見極める方法なので、出走馬の過去のレースを分析するようにして競馬予想に役立ててくださいね。