春の天皇賞の行方を占う長距離G2、阪神大賞典。
天皇賞馬候補の馬が数多く出走し、このレースで好走した馬が天皇賞でも注目を浴びる馬となります。
3000mの長距離戦になるので、最近では出走馬が少ないことも多いですが、長距離の強豪馬揃いのレースになるので、見ごたえがあるレースになると思います。
過去のレースデータを検証し、今年阪神大賞典を制す馬を予想します!
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最新的中実績 |
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日程 | 2023年02月05日 |
開催 | 中京10R |
的中額 | 578,760円 |
情報名 | 万馬券ガイダンス |
目次
阪神大賞典について
阪神大賞典は、阪神競馬場で行われる芝3000mの長距離レースです。天皇賞のステップレースとして選ばれるのは、このレースか、東の日経賞。
天皇賞が3200mという長丁場になり、京都競馬場で行われることから有力な関西馬がこちらを選ぶことが多く、勝ち馬だけではなく、2着馬、3着馬も天皇賞で注目を浴びる馬になります。
かつては、ナリタブライアンとマヤノトップガンの直線での伝説の叩き合いといったシーンもあったように、強豪2頭によるマッチレースで終了することも少なくありません。
人気サイドの決着が多いので、勝負するなら、点数を絞って馬券を購入するのが、阪神大賞典で勝つコツになると思います。
阪神大賞典【2021年】の出走馬とオッズ
馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 単勝オッズ | 人気 |
アリストテレス | 牡4 | 56 | ルメール | 1.2 | 1人気 |
ユーキャンスマイル | 牡6 | 57 | 武豊 | 4.7 | 2人気 |
ディープボンド | 牡4 | 56 | 和田竜 | 12.6 | 3人気 |
ショウリュウイクゾ | 牡5 | 57 | 団野 | 12.9 | 4人気 |
アドマイヤジャスタ | 牡5 | 56 | 斎藤新 | 33.8 | 5人気 |
タイセイトレイル | 牡6 | 56 | 岩田康 | 33.9 | 6人気 |
メイショウテンゲン | 牡5 | 56 | 酒井 | 34.1 | 7人気 |
ゴースト | 牡5 | 56 | 鮫島駿 | 45.9 | 8人気 |
ナムラドノヴァン | 牡6 | 56 | 未定 | 82.1 | 9人気 |
ダンスディライト | 牡5 | 56 | 福永 | 90.8 | 10人気 |
シロニイ | 牡7 | 56 | 松若 | 91.9 | 11人気 |
タイセイモナーク | 牡5 | 56 | 小崎 | 148.9 | 12人気 |
ツーエムアロンソ | 牡5 | 56 | 高倉 | 180.4 | 13人気 |
キングニミッツ | 牡8 | 56 | 未定 | 355.9 | 14人気 |
過去10年の傾向から見る2021年阪神大賞典の5つの傾向
過去10年の勝ち馬や連対馬を見ると以下のような5つの傾向が浮上してきます。
1人気の信頼度が高い
最近はスピード主義、マイル~中距離路線の馬が大半を占めるようになり、昔のようにスタミナタイプの長距離馬を生産するケースが減少しています。
そのため、3000mを超えるレースに出走する馬が少なくなり、阪神大賞典も小頭数での開催が多くなりました。
少頭数であっても、実力の差が歴然としていることが多く、1人気の勝率は10年間で60%、連対率に至っては80%もあるので、このレースで1人気に支持される馬は信頼していいでしょう。
前年度の菊花賞馬が出てきたら文句なし
春天を目指す長距離馬ですから、やはり注目されるのは前年度の菊花賞馬になります。菊花賞を取って休養してから、阪神大賞典→春の天皇賞が長距離馬の王道路線でしたが、大阪杯が創設されてからは、スピード競馬にも対応できるタイプは大阪杯→天皇賞春というローテーションも取れるため、菊花賞馬が阪神大賞典に出走する機会が減っています。
それでも、過去10年の中で、菊花賞馬が参戦した場合、連対率100%なので、前年度の菊花賞馬が出走する場合は、迷わず軸にしていいと思います。
前走G1出走馬が中心になる
G2重賞になりますが、かなり格を重視するレースになっており、勝利した馬の前走は60%がG1レース。暮れの有馬記念、ジャパンカップに出走して休養に入った馬が好走することが非常に多いです。
長距離重賞で好走した経験は必須
まずG1で3着以内の経験がない馬、過去2走で重賞3着以内の経験がない馬が勝ったことはありません。連対率も10年で7.5%ですから、前走G2やG3で、3着以内に入ることができなかった馬は、ここでは力が足りないと見なしていいでしょう。
逆にG13着以内の経験がある馬は、最近の成績がイマイチでも、ここで巻き返す可能性があるので注意です。
5人気以内の馬同士で決まる確率が高い
1番人気の信頼度が高いレースで、決着も人気サイドで決まることが多いです。
連対した馬の人気を見ると1~5人気の馬で決まったケースが80%。残りの2レースも1人気絡みのレースになっています。
馬券的には旨味がないので、いかに上位人気馬を消して馬券に厚みをだすかが勝敗のカギになるでしょう。
過去10年からわかる2021年阪神大賞典の注目馬3頭
過去10年のデータに当てはまる馬は次の3頭になります。
・ユーキャンスマイル
・アリストテレス
・ショウリュウイグゾ
2021年阪神大賞典の注目馬1頭目:ユーキャンスマイル
引用元:スポニチ競馬
URL:https://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2020/03/22/kiji/20200321s00004048367000c.html
前走 | 有馬記念(中山)11着 |
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人気 | 2人気 |
騎手 | 武 豊 |
脚質 | 差し |
阪神経験 | 4戦2勝 |
昨年度の阪神大賞典の勝ち馬です。ただ、昨年阪神大賞典に勝った後は勝利どころか連対実績がありません。特に暮れのG1ジャパンカップ、有馬記念では、他のメンバーが強かったことを考慮しても、2走連続で二桁着順。
その後の休養で立て直しができていればいいですが、明け6歳という年齢から衰えが見えるのは否めません。人気が偏るようなら軸にはしたくありませんが、やはり実力馬なので、抑えないわけにはいかないでしょう。
2021年阪神大賞典の注目馬2頭目:アリストテレス
引用元:日刊スポーツ
URL:https://p.nikkansports.com/goku-uma/news/article.zpl?topic_id=1&id=202009200000448&year=2020&month=09&day=20
前走 | AJCC(中山)1着 |
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人気 | 1人気 |
騎手 | C.ルメール |
脚質 | 差し |
阪神経験 | 3戦0勝 |
昨年の菊花賞2着馬。それもコントレイル相手にハナ差の接戦でしたから、実力は折り紙付きです。今年度も年明けの不良馬場でのAJCCを快勝しており、昨年秋からさらに力をつけた印象があります。
予定騎手がルメール騎手で、京都の長距離は本当に強いですから、この馬が連対を外すことはあまり考えられませんね。
2021年阪神大賞典の注目馬3頭目:ショウリュウイグゾ
引用元:スポニチアネックス
URL:https://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2021/01/17/kiji/20210117s00004048270000c.html
前走 | 日経新春杯(京都)1着 |
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人気 | 1人気 |
騎手 | 団野大成 |
脚質 | 差し |
阪神経験 | 5戦1勝 |
この馬がどのくらいの人気で落ち着くか?全く予想がつきません。
前走は、日経新春杯で団野騎手に嬉しい重賞初勝利をプレゼントしてくれた馬。しかし日経新春杯はハンデ戦なので53キロという斤量に恵まれた感も強いです。
晩成タイプで、昨年の夏から力をつけてきている上がり馬が、ハンデに恵まれたからとは言え、初の重賞を難なく通過したというのは、かなり力がある証拠なのかもしれません。
データではわからないキサラギによる2021年阪神大賞典の展望
・休養明け初戦か2戦目の馬が中心
・天皇賞春を睨んでいる馬はここでは負けられない
・逃げ馬よりも直線で力強く伸びる馬
休養明け初戦か2戦目の馬が中心
長距離のレースプログラムが少ないので、長距離重賞の多くが晩秋から冬に開催されています。オープン特別もこの時期に開催されることが多く、秋から休養せずに、このレースに向かう馬もいます。
実力馬の多くは、冬を休養に充てていますので、実戦感覚が戻り切っていない可能性はありますが、疲れのない状態。それを考えると、休養明けか、多くても休養明けで1戦しているくらいの馬を中心にしたいところです。
天皇賞春を睨んでいる馬はここでは負けられない
阪神大賞典を使った馬の大半が天皇賞春に向かうでしょう。実力馬にとっては叩き台であっても、ここで負けるようなら天皇賞春を勝つことは難しいと思います。
ここで勝つことだけを狙うのではなく、次の天皇賞春を狙う馬が、やはりここでも中心になります。
逃げ馬よりも直線で力強く伸びる馬
坂の無い阪神ですが、過去のレースを見ると、直線で逃げ粘る馬よりも、好位置から直線で抜け出す馬が多いです。長距離レースなので、ペース配分が難しく、逃げ馬は、マークされてしまい、最後の直線で交わされてしまうケースが多いです。
脚質的には、4コーナーで5番手以内、直線で逃げ馬を交わすタイプの馬の安定感が非常に高いと思います。
キサラギによる2021年阪神大賞典の展望
実力が1枚、もしくは2枚上のアリストテレスが本命です。
コントレイルがジャパンカップでアーモンドに負けましたが、それ以外には負けていないので、他の世代よりも劣っている可能性は低いです。
そのコントレイルと長距離で差のないレースを繰り広げたアリストテレスは、ここでは不動の本命になります。脚質的にも、直線で先行馬を交わすタイプなので、直線で前が壁になるというリスクがありますが、少頭数が想定されることから、直線の不利も考えられません。
2番手はショウリュウイグゾ
前述したように、前走53キロ、今回57キロという斤量増がポイントになりますが、そのおかげで人気がそれほど上がらないことが予想されます。上がり馬がオープン、重賞の壁を超えられないケースが多い中、団野騎手とともに初戦で重賞を突破したのは、かなりの実力があると見ています。
晩成タイプの馬なので、ここを取ることができれば一気に古馬長距離界の中心に踊り出る可能性もあります。
基本的にはこの2頭の馬券を厚めに勝負したいと思います。