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【紫苑ステークス2024 予想】本命は「ホーエリート」!展開予想、過去の傾向

更新日:
紫苑ステークス

秋競馬の到来を告げる重賞で、秋華賞トライアルとして位置づけられているG2・紫苑ステークス。

もともとオープン特別のレースでしたが、2016年よりG3、2023年よりG2と、近年は価値の高いレースへと変貌しました。

中山2000mという、牝馬にとってスタミナが必要なコースですが、2400mを経験したオークス出走馬が圧倒的に有利です。

重賞昇格後の当レースは、近年非常にレベルが上がっており、多くの秋華賞勝利馬と入着馬、後のG1馬やG1連対馬を輩出しています。

出走する馬は、新馬戦でオークス馬のチェルヴィニアを退けた素質馬ボンドガール、フラワーカップを勝利したミアネーロなどに人気が集まりそうです。

過去には、海外G1馬のディアドラ、ヴィクトリアマイルを勝利したノームコアなども勝利した当レース。

今年は一体どんなレースになるのでしょうか。


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紫苑ステークス2024の予想(本命・対抗・単穴・連下)

紫苑ステークスの予想印

◎ホーエリート
◯フォーザボーイズ
▲ボンドガール
△サロニコス
△ハミング
△クリスマスパレード

◎はホーエリート
前走のオークスでは、原騎手が最後方から大外マクリながら上がっていくという、人気薄の馬にしてはかなり強引な騎乗を見せ10着。

最後はかなりガス欠したような感じを受けましたが、スムーズならもっと着順が上だった可能性もあります。

今回は2000mに短縮になることから、ある程度中団に位置を取り、無理なく4コーナーで仕掛けるのではないでしょうか。

当レース2勝の戸崎騎手への乗り替わりもプラス要素でしょう。

△はフォーザボーイズ
ルメール騎手騎乗にしてはあまり人気にならなさそうな当馬。

ただ、前走では東京の1勝クラスで33.6の上がりを使い快勝。

フラワーカップで 9着に敗れているのは懸念材料ですが、中山は1勝クラスで2着があり、中山を全く走らないというわけでもなさそうです。

ルメール騎手がどう乗るかに注目です。

▲はボンドガール
もしこのレースが中山1600mならば、能力的に間違いなくこの馬が本命でした。

ただ、当レースは芝2000m。

後述しますが、ダイワメジャー産駒で、2000m以上の重賞馬はいません。

ダイワメジャー産駒がデビューしてから約15年。

このデータは偶然ではなく、ダイワメジャー産駒が中距離・長距離が苦手であることが明確に現れたデータだと言えます。

そのため、今回のボンドガールも1着になる可能性は限りなく低いでしょう。

それでも、能力的には出走馬の中でトップクラスであるため、2、3着に来る可能性は大いにあります。

ただ、武豊騎手も距離を懸念しながらの騎乗になると思われるので、先行はしないと推測できます。

よって差し損ねて4着に敗れるという可能性も大いにあるため、軸はし辛い馬です。

もし、この馬が勝利したならば、完全なるデータクラッシュとなります。

そして、サラキア、サリオスなどの母であるサロミナを祖母に持つ良血のサロニコス、こちらも上にキセキとビッグリボンがいる良血ハミング、芝で大崩れのないフローラS4着のクリスマスパレードに△をつけました。

紫苑ステークス2024の買い目

単勝10(1点)
馬連流し10-5、6、8、11、12(5点)
3連複軸1頭流し10-5、6、8、11、12(10点)

出馬表

馬番馬名性齢斤量騎手
11ミアネーロ牝355津村
22バランスダンサー牝355田辺
33テリオスサラ牝355横山武
44イゾラフェリーチェ牝355三浦
5サロニコス牝355鮫島駿
56クリスマスパレード牝355石川
7エラトー牝355横山和
68フォーザボーイズ牝355ルメール
9レイククレセント牝355佐々木
710ホーエリート牝355戸崎圭
11ボンドガール牝355武豊
812ハミング牝355菅原明
13ガジュノリ牝355永野

展開予想

今回のメンバーで、逃げそうなのはバランスダンサーでしょう。

それについて行くのが、クリスマスパレード、エラトーあたりでしょうか。

ボンドガール、ホーエリート、ミアネーロあたりの人気馬は、おそらく中団からその後ろになると考えられます。

特に1番人気が予想されるボンドガールは、先行した方が強い馬だと思われますが、ダイワメジャー産駒の距離の壁もあり、武豊騎手は後方から運び、脚を溜めるのではないかと考えられます。

紫苑ステークス2024年の想定馬・想定騎手

2024年、中山芝2000mで行われる紫苑ステークスは、新馬戦でオークス馬のチェルヴィニアを退けた素質馬ボンドガール、フラワーカップを勝利したミアネーロなどが人気となりそうです

想定出走馬、想定騎手に加え、一言ずつ解説していきます。

ボンドガール

競走馬情報

牝3 父:ダイワメジャー
想定騎手:武豊 前走:クイーンS2着

新馬戦でオークス馬を圧倒した素質馬でしたが、怪我のため阪神JFと桜花賞を回避。

NZT2着の後、NHKマイルCでは不利もあり17着に惨敗しました。

クイーンSから当レースというローテーションは、最近ではあまり見られないキツいローテ。

さらに、父が2000m以上の重賞を勝ったことのないダイワメジャーということで、距離の壁の問題もあります。

強い馬ですが、条件的には危険の多い馬です。

ミアネーロ

競走馬情報

牝3 父:ドゥラメンテ
想定騎手:未定 前走:オークス14着

中山の新馬戦と中山のフラワーCを勝利しているように、中山得意なのは間違いなさそうです。

鞍上は未定ですが、NF天栄馬であるため、ルメール騎手が騎乗すれば、下手すれば1番人気になる可能性もあります。

ただ、オークスは負け過ぎ感も否めません。

ホーエリート

競走馬情報

牝3 父:ルーラーシップ
想定騎手:原 前走:オークス10着

オークスは最後方から外を捲って上がっていき10着。

一線級には力が及ばない様子でした。

ただ、オークスではミアネーロより良い競馬をしており、フラワーCもミアネーロと差のない2着。

ここで一発あってもおかしくありません。

【有力】サロニコス

競走馬情報

牝3 父:ロードカナロア
想定騎手:鮫島駿 前走:1勝クラス(京都芝1800)1着

栗東のNFしがらき馬が早々に当レース参戦を表明したのが不気味です。

しがらきのサンデーR馬は、2022年に当レースと秋華賞を連勝したスタニングローズもおり、なんとも不気味な存在です。

後述しますが、1勝クラス馬の成績はそこまで悪くなく、条件馬だということで舐めてかかるのは危険です。

ニシノティアモ

競走馬情報

牝3 父:ドゥラメンテ
想定騎手:田辺 前走:スイートピー2着

スイートピーSは、クイーンSを制したコガネノソラと差のない2着でした。

当レース勝利経験のある田辺騎手が乗ることから、この馬にも注目したいところです。

紫苑ステークス2024年の基本情報

中山芝2000mで行われる紫苑ステークスは、3歳牝馬クラシックの最終戦である秋華賞のトライアルレースです。

2023年は、NHKマイルC6着で大ベテランの横山典弘騎手に乗り替わったモリアーナが、馬群の間をすり抜け差し切り勝ち。

2着には単勝1番人気タイのヒップホップソウルで、3着は珍名馬のシランケドが入りました。

オープン特別時代の当レースは、2014年2着のショウナンパンドラ以外で本番の秋華賞の勝ち馬を輩出することはありませんでした。

しかし、G3昇格後の当レースは、2016年2着のヴィブロス、2017年1着のディアドラ、2022年1着のスタニングローズなど、本番で勝利する馬が出てきています。

さらに、近年の紫苑ステークスは、2018年1着のノームコアがヴィクトリアマイル勝利、2019年3着のカレンブーケドールがジャパンカップ2着、2021年のファインルージュがヴィクトリアマイル2着、2着のスルーセブンシーズが宝塚記念2着、凱旋門賞4着と、牝馬の出世レースとなっています。

紫苑ステークスってどんなレース?

紫苑ステークスは、9月上旬に中山競馬場芝2000mで行われる3歳限定のG2レースです。

当レースの創設は2000年で、関東圏の秋華賞トライアルレースとして施行されることとなりました。

最初は中山芝1800mでしたが、2007年より中山2000mに変更。

さらに、2015年まではオープン特別でしたが、2016年よりG3昇格、2023年よりG2に昇格しています。

オープン特別時代は2着までに優先出走権が付与されましたが、G3昇格後は3着まで優先出走権が付与されることになりました。

先述したように、重賞昇格後の当レースは、後に活躍する馬を多く出しています。

紫苑ステークス2024年予想に必要なデータ

ここでは、紫苑ステークスの過去の傾向など、予想に必要なデータを紹介します。

紫苑ステークス 過去10年の結果

2014年は新潟2000m、他すべて中山芝2000m。
2023年はG2開催、2016~2022年はG3開催、2015年以前はオープン特別。

馬名騎手血統
23稍1モリアーナ牝3横山典弘4モーリス
2ヒップホップソウル牝3横山武史1キタサンブラック
3シランケド牝3国分恭介9デクラレーションオブウォー
22良1スタニングローズ牝3坂井瑠星1キングカメハメハ
2サウンドビバーチェ牝3横山武史2ドゥラメンテ
3ライラック牝3戸崎圭太6オルフェーヴル
21良1ファインルージュ牝3福永祐一2キズナ
2スルーセブンシーズ牝3大野拓弥4ドリームジャーニー
3ミスフィガロ牝3津村明秀12ディープインパクト
20稍1マルターズディオサ牝3田辺裕信5キズナ
2パラスアテナ牝3武豊10ルーラーシップ
3シーズンズギフト牝3ルメール3エピファネイア
19良1パッシングスルー牝3戸崎圭太2ルーラーシップ
2フェアリーポルカ牝3三浦皇成6ルーラーシップ
3カレンブーケドール牝3津村明秀1ディープインパクト
18良1ノームコア牝3ルメール2ハービンジャー
2マウレア牝3武豊1ディープインパクト
3ランドネ牝3吉田隼人7Blame
17良1ディアドラ牝3岩田康誠1ハービンジャー
2カリビアンゴールド牝3田中勝春6ステイゴールド
3ポールヴァンドル牝3三浦皇成4ダイワメジャー
16良1ビッシュ牝3戸崎圭太1ディープインパクト
2ヴィブロス牝3福永祐一3ディープインパクト
3フロンテアクイーン牝3蛯名正義5メイショウサムソン
15良1クインズミラーグロ牝3吉田豊8マンハッタンカフェ
2ホワイトエレガンス牝3丸田恭介5クロフネ
3エバーシャルマン牝3田辺裕信6ハーツクライ
14不1レーヴデトワール牝3川田将雅5ゼンノロブロイ
2ショウナンパンドラ牝3岩田康誠1ディープインパクト
3マイネグレヴィル牝3松岡正海4ブライアンズタイム

紫苑ステークス 過去の傾向

中山芝2000mの3歳牝馬戦であることから、大荒れするレースは少ないです。

紫苑ステークスの過去10年の傾向を見ていきましょう。

1番人気はある程度結果を出す

過去10年の当レースは、1番人気馬が3勝を挙げており、複勝率は70%と安定しています。

そのため、オークスやNHKマイルCで好成績を残した人気馬は、軽視しないほうが無難でしょう。

特に、去年からG2になったため、ここを使ってくる馬はある程度すべての馬が勝ちに来ると考えて良いでしょう。

だから、2019年3着のカレンブーケドールのような余裕仕上げの馬は、今後出てこないかもしれません。

過去10年で3連単1万円台以下が5回

当レースは、3歳牝馬の別定戦であることから、大荒れすることは少ないです。

過去10年で3連単1万円台の年が4回あり、2022年は6970円と、人気サイドの決着でした。

去年は3着に9番人気のシランケドが入ったため、このレースにしては荒れ気味の決着となっています。

外枠の成績が良い

当レースは、8枠が4勝を挙げており、複勝率も30%を超えるなど、圧倒的な成績を誇っています。

過去10年は5~8枠が9勝を挙げています。

ただ、内枠の成績も悪いわけではなく、去年は1枠のモリアーナが勝利するなど、1枠の複勝率は8枠の次に良くなっています。

キズナ産駒とハービンジャー産駒に注目

血統的には、2020年、2021年と当レースを連勝したキズナ産駒、2017年、2018年と当レースを連勝したハービンジャー産駒には注目です。

また、キングカメハメハ産駒、ルーラーシップ産駒と行ったキングマンボ系の産駒にも注目したいところです。

オークス組が圧倒的有利!最近来ないのは2勝クラス

オープン特別だった頃の当レースは、条件戦勝ち馬がよく来ていましたが、重賞昇格後は完全に変貌し、前走G1の馬が圧倒的に強くなっています。

ただ、2016年の2着馬で秋華賞を制したヴィブロスは前走500万下(1勝クラス)勝ちから当レースに臨んでいます。

また、2020年1着のパッシングスルー、2021年3着のミスフィガロ、去年のシランケドは、前走1勝クラスです。

このように、当レースは基本的にオークス出走馬が強いレースですが、1勝クラス勝ちはたまに来ます。

面白いのは、2018年以降、2勝クラス勝ちの馬が一切3着以内に入っていません。

その点については、頭に入れておいてもよいでしょう。

過去10年で2勝を挙げている戸崎騎手より注目したい騎手

戸崎騎手が2勝を挙げていますが、人気馬を飛ばすこともしばしばあるため、過信は禁物です。

注目は、2022年、2023年連続2着の横山武史騎手です。

横山武騎手は、同舞台の皐月賞を2勝しているように、中山2000mの鬼と言っても過言ではありません。

横山武騎手が有力馬に乗っていれば、勝つ可能性は高いと考えます。

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