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【アルテミスステークス2024 予想】出走予定馬・過去の傾向を公開

更新日:
アルテミスステークス

東京芝1600mで開催されることから、多くの期待馬が出走する2歳牝馬限定G3・アルテミスステークス。 

当レースは、2着以内の馬に阪神JFの優先出走権が付与されます。

当レースは、創設から12年の歴史しかありませんが、非常に多くの名牝を輩出しており、すべての2歳戦の中でも非常に重要度の高いレースとなっています。

2024年は、新馬・未勝利共に1分33秒台で走っているキズナ産駒のショウナンザナドゥ、新潟2歳Sで惜しくも敗れたサートゥルナーリア産駒のコートアリシアン、NFしがらき×福永厩舎のエピファネイア産駒のマイエレメントなどが出走する予定です。

歴史が浅いながらも、数々のG1馬を輩出した当レース。

今年は一体どんなドラマが待っているのでしょうか。


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アルテミスステークス2024年の想定馬・想定騎手・予想オッズ

想定出走馬、想定騎手、予想オッズに加え、一言ずつ解説していきます。

【有力】ショウナンザナドゥ

競走馬情報

牝2 父:キズナ
想定騎手:池添 前走:未勝利(京都1600m)1着

キズナ産駒の牝馬。

新馬戦で敗れた後、6月京都の新馬戦を5馬身差圧勝し、3着には12馬身の差をつけていました。

ただ、当馬が負けた新馬戦で勝ったのは、今年の牝馬No1と言われるダノンフェアレディ。

このダノンフェアレディとの熱戦は、今後伝説の新馬戦となる可能性を秘めています。

また、新馬戦、未勝利戦ともに京都1600mを1分33秒台というこの時期の牝馬としては異例のタイムで走っており、ここでも力が違いすぎる可能性があります。

よほどのアクシデントが無い限り、この馬の優位は動かないでしょう。

コートアリシアン

競走馬情報

牝2 父:サートゥルナーリア
想定騎手:ルメール 前走:新潟2歳S2着

新潟2歳Sは最後に追い込むも2着。

菅原騎手の仕掛けが遅かったことに陣営が納得しなかったからか、アルテミスステークスはルメール騎手で臨むことになりそうです。

ただ、前走1着馬以外は勝てないというジンクスもあり、勝つまではどうでしょうか。

カムニャック

競走馬情報

牝2 父:ブラックタイド
想定騎手:川田 前走:未勝利(中京2000m)1着

中京2000mの新馬戦を圧勝。

1.2倍の圧倒的人気に応えました。

父はブラックタイドで少し不安が残りますが、母父がキタサンブラックと同じサクラバクシンオーなのは、金子オーナーのセンスが光ります。

ラスト2Fが21.6と非常に速く、決め手は通用してもおかしくありません。

マイエレメント

競走馬情報

牝2 父:エピファネイア
想定騎手:横山武 前走:新馬(新潟1600m)1着

NFしがらき×福永厩舎のエピファネイア産駒。

普通に走ってもおかしくはありませんが、ショウナンザナドゥやコートアリシアンにどこまで迫れるか注目です。

アルテミスステークス2024年の基本情報

創設から歴史は浅いものの、すでに敗れた馬を含めて9頭のG1馬を輩出しているアルテミスステークス。

2023年は、新馬戦でボンドガールの2着後、未勝利圧勝から臨んだチェルヴィニアが力の違いを見せつけました。

チェルヴィニアはその後オークスを制覇し、4着だったライトバックも桜花賞・オークスで3着となりました。

このアルテミスステークスは、東京1600mという条件で行われることから、今後G1を目指す良血牝馬や期待の牝馬が多く参戦します。

すなわち、同条件で行われるサウジアラビアロイヤルカップの牝馬版です。

ただ、荒れることは滅多にないサウジアラビアロイヤルカップほど平穏には決まりません。

当レースは、5番人気以下が3着以内を占めたり、大本命だったメジャーエンブレムやリバティアイランドという期待馬が2着に敗れるなど、牝馬の難しさが表れるレースとなることが多いです。

それでも、1番人気は複勝率70%と、ある程度結果を出すことは多いです。

アルテミスステークスってどんなレース?

多くのG1牝馬を輩出しているアルテミスステークス。

当レースは、関東圏の阪神JFのステップレースとして、2012年に創設されました。

また、2025年からは菊花賞と同週に施行時期が変更されます。

歴史の浅い当レースですが、輩出したG1馬は非常に多いです。

ラッキーライラック、ソダシが当レースと阪神JFを連勝しており、当レースを敗れたメジャーエンブレム、リバティアイランドも、阪神JFを勝利しています。

また、リバティアイランドは牝馬三冠、2016年勝利のリスグラシュー、2017年勝利のラッキーライラックはG1を4勝するなど、後に無双するような馬も輩出しています。

このように、このアルテミスステークスは、名牝を多く生む出世レースなのです。

アルテミスステークス2024年予想に必要なデータ

ここでは、アルテミスステークスの過去の傾向など、予想に必要なデータを紹介します。

アルテミスステークス 過去10年の結果

※全て東京芝1600m 

馬名騎手血統
23良1チェルヴィニア牝2C.ルメール1ハービンジャー
2サフィラ牝2松山弘平2ハーツクライ
3スティールブルー牝2荻野極4ルーラーシップ
22良1ラヴェル牝2坂井瑠星3キタサンブラック
2リバティアイランド牝2川田将雅1ドゥラメンテ
3アリスヴェリテ牝2田辺裕信6キズナ
21良1サークルオブライフ牝2M.デムーロ7エピファネイア
2ベルクレスタ牝2松山弘平2ドゥラメンテ
3シゲルイワイザケ牝2福永祐一8エピファネイア
20良1ソダシ牝2吉田隼人1クロフネ
2ククナ牝2C.ルメール2キングカメハメハ
3テンハッピーローズ牝2田辺裕信3エピファネイア
19良1リアアメリア牝2川田将雅1ディープインパクト
2サンクテュエール牝2C.ルメール2ディープインパクト
3ビッククインバイオ牝2大野拓弥5キングズベスト
18良1シェーングランツ牝2武豊6ディープインパクト
2ビーチサンバ牝2藤岡康太5クロフネ
3エールヴォア牝2浜中俊2ヴィクトワールピサ
17良1ラッキーライラック牝2石橋脩2オルフェーヴル
2サヤカチャン牝2松岡正海13リーチザクラウン
3ラテュロス牝2秋山真一郎4ディープインパクト
16良1リスグラシュー牝2武豊1ハーツクライ
2フローレスマジック牝2C.ルメール2ディープインパクト
3シグルーン牝2M.デムーロ5アイルハヴアナザー
15良1デンコウアンジュ牝2田辺裕信12メイショウサムソン
2メジャーエンブレム牝2C.ルメール1ダイワメジャー
3クロコスミア牝2勝浦正樹6ステイゴールド
14稍1ココロノアイ牝2横山典弘9ステイゴールド
2レッツゴードンキ牝2岩田康誠1キングカメハメハ
3トーセンラーク牝2吉田隼人11アルデバラン2

アルテミスステークス 過去の傾向

アルテミスステークスの過去10年の傾向を見ていきましょう。

平穏か大荒れかが極端

当レースは、去年チェルヴィニアが勝利したように、NFの良血牝馬が圧倒して平穏に決まる年もありますが、1本被りの1番人気が敗れ大荒れになることもあります。

その点では、基本的に荒れることのない牡馬混合のサウジアラビアロイヤルカップとは異なる点です。

過去10年では、3連単配当が1万円以下だったことが4度あったものの、10万超えも4度と、非常に両極端な結果になっています。

こういった両極端な結果になってしまう理由としては、やはり2歳牝馬の難しさ、繊細さがあるのかもしれません。

単勝1倍台は疑わず2倍台は疑う

1番人気の勝率は40%で複勝率は70%と、ある程度信用しても良さそうです。

ただ、着外に飛んだ1番人気馬は、全て2倍台のオッズでした。

一方、単勝1倍台は2-1-0-0と、連対率100%と信用できます。

その1倍台に騎乗していた騎手は、ルメール騎手川田騎手のみだったため、この2人が1倍台の人気馬に乗っていたら否応にも本命にする必要があるでしょう。

ただ、ルメール騎手の1番人気だとしても、1倍台でなければ盲信するのは危険です。

G1を2勝しているメジャーエンブレムは2着、2021年に2.1倍の支持を集めたフォラブリューテは5着敗退と、ルメール騎手だからといって考え無しで飛びつくのは避けたほうがいいでしょう。

勝利馬は前走1着馬のみ

当レースの勝利馬は、前走1着馬のみです。

つまり、前走でOPや重賞で敗退している馬はアルテミスステークスで勝つことはないということです。

なので、頭固定にするならば、前走1着馬に絞って選択するのがいいかもしれません。

8枠が有利

当レースは8枠の成績が良く、過去10年で5勝を挙げています。

出走頭数が少ないことも多いので、2頭入ることになる外の8枠から勝ち馬が多く出るのは当然といえば当然。

ですが確率的にも勝率22%、複勝率36%と、頭数が多いことを考えても明らかに数字が突出しています。

繊細な2歳牝馬であるため、ゲートでも道中でも他の馬から邪魔をされることのすくない外枠の方がいいのかもしませんね。

よって、アルテミスステークスは大外8枠が圧倒的有利であることは覚えておいたほうが良いでしょう。

逃げの成績は悪くないが勝てない

このアルテミスステークスは、逃げ馬の成績はそこまで悪くありません。

2015年に1番人気で2着となったメジャーエンブレム、2017年2着のサヤカチャン、2019年3着のビックインバイオ、2022年3着のアリスヴェリテなど、4頭が馬券に絡んでいます。

注目すべき点は、メジャーエンブレム以外は人気薄であること。

特に、2017年のサヤカチャンは、単勝100倍超えの13番人気でした。

ただ、逃げた馬で勝った馬はいないことも覚えておく必要があります。

リーディング上位種牡馬の産駒が強い(ロードカナロアは✕)

当レースは血統も重要で、リーティング上位種牡馬が来る傾向があります。

最近ならば、ディープインパクト、ハーツクライ、エピファネイア、ドゥラメンテ、キタサンブラック、キズナ、ハービンジャーなどです。

これらの種牡馬は、G1で戦える産駒を輩出することが多く、アルテミスステークスでもそれが表れています。

ただ、上位常連のロードカナロア産駒は一度も馬券に絡んでいないことは頭に入れておきましょう。

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