これまで多くの名馬を輩出してきた中山非根幹距離で行われるG2・オールカマー。
優勝馬には天皇賞・秋の優先出走権が与えられます。
1989年、負傷していたオグリキャップが、9ヶ月ぶりのレースに当レースを選択し、見事勝利を果たしたことでも有名です。
今年は、前走エプソムCで圧勝したレーベンスティール、札幌記念3着のステラヴェローチェ、上にサリオス、サラキアがいる良血サリエラなどが出走を予定しています。
中山非根幹距離の適性が問われる当レース。
今年は一体どんなレースになるのでしょうか。
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オールカマー2024年の想定馬・想定騎手
想定出走馬、想定騎手に加え、一言ずつ解説していきます。
【有力】レーベンスティール
牡4 父:リアルスティール
想定騎手:未定 前走:エプソムC1着
重賞2勝の実力馬が当レースを選択してきました。
当馬が負けた2戦は全て根幹距離。
非根幹距離だと複勝率は100%で、当馬はルージュバックのような隠れた非根幹距離のスペシャリストである可能性があります。
当舞台のセントライト記念も勝っていることから、当舞台は全く問題ないでしょう。
そして、一番の問題は鞍上。
当レース勝率100%のルメール騎手が乗れば有力度は高まりますが、ルメール騎手が他に乗るとなれば、「確勝ではない」とNF天栄から判断されている可能性があるため、鞍上には注目です。
ステラヴェローチェ
牡6 父:バゴ
想定騎手:横山典 前走:札幌記念3着
札幌記念から間髪入れず、当レースの出走を表明。
実力的にも舞台的にも走れておかしくありませんが、当レースは過去10年で6歳以上の勝利がゼロというデータは気になります。
サリエラ
牝5 父:ディープインパクト
想定騎手:未定 前走:天皇賞春12着
この超良血馬は、当レースをステップにエリザベス女王杯を目指すのでしょう。
今年はダイヤモンドS→天皇賞春という、どう見ても牝馬には無茶なローテだったため参考外。
距離を縮めた当レースで、初重賞制覇を狙います。
ただ、この馬もレーベンスティールと同様に鞍上がどうなるか注目です。
NF天栄馬であることから、ルメール騎手が当馬を選択しても不思議ではありません。
サヴォーナ
牡4 父:キズナ
想定騎手:池添 前走:函館記念4着
弱い4歳世代の当馬ですが、天皇賞春と阪神大賞典は距離が長く、これくらいがちょうどいいのではないのでしょうか。
他の馬がコケれば、2着くらいに来てもおかしくはありません。
【穴】グランディア
せん4 父:ハービンジャー
想定騎手:未定 前走:函館記念2着
前走は先行有利だった函館記念で差してきて2着。
函館記念からオールカマーというローテは、去年のローシャムパークと一緒で、血統もハービンジャー産駒と同じです。
少しここでは荷が重いかもしれませんが、好走は期待できます。
オールカマー2024の基本情報
オールカマーは、中山2200mで行われる混合スーパーG2レースです。
2023年は、函館記念を圧勝して当レースに臨んだルメール騎手騎乗のローシャムパークが優勝。
1番人気だったG1を3勝しているタイトルホルダーは、逃げて持ち味を見せるも、最後ローシャムパークに差され2着という結果に終わりました。
1990年代にはビワハヤヒデ、ヒシアマゾン、サクラローレル、メジロドーベルなど、多くの名馬が当レースを勝利。
中山2200mという癖のあるコースですが、力のある馬が順当に勝利している印象です。
オールカマーってどんなレース?
オールカマーは、9月中旬に中山競馬場芝2200mで行われる、混合G2レースです。
当レースの歴史は非常に古く、1955年に出走馬に広く門戸を開けたレースとして創設。
当時は中山2000mのG3として行われていましたが、1984年からは現在の中山2200mで定着し、1995年にG2昇格となりました。
中山2200mというトリッキーなコースであることから、中山非根幹距離の適性がモロに現れるレースで、中山の鬼だったマツリダゴッホが当レースで唯一の3連覇を果たしています。
天皇賞・秋のトライアルレースとして位置づけられている当レースですが、最近ではエリザベス女王杯、ジャパンカップ、海外遠征の叩き台として使われるケースが目立ち、近年当レースをステップに天皇賞・秋を勝利したのは、2018年のレイデオロのみです。
最近の傾向として、 牝馬の活躍が目立っており、過去10年でも3頭の牝馬が当レースの勝利をきっかけにG1馬となっています。
オールカマー2024年予想に必要なデータ
ここでは、オールカマーの過去の傾向など、予想に必要なデータを紹介します。
オールカマー 過去10年の結果
2014年は新潟2200m、他すべて中山芝2200m
年 | 着 | 馬名 | 齢 | 騎手 | 人 | 血統 |
---|---|---|---|---|---|---|
23良 | 1 | ローシャムパーク | 牡4 | C.ルメール | 4 | ハービンジャー |
2 | タイトルホルダー | 牡5 | 横山和生 | 1 | ドゥラメンテ | |
3 | ゼッフィーロ | 牡4 | 戸崎圭太 | 6 | ディープインパクト | |
22良 | 1 | ジェラルディーナ | 牝4 | 横山武史 | 5 | モーリス |
2 | ロバートソンキー | 牡5 | 伊藤工真 | 6 | ルーラーシップ | |
3 | ウインキートス | 牝5 | 松岡正海 | 7 | ゴールドシップ | |
21良 | 1 | ウインマリリン | 牝4 | 横山武史 | 2 | スクリーンヒーロー |
2 | ウインキートス | 牝4 | 丹内祐次 | 5 | ゴールドシップ | |
3 | グローリーヴェイズ | 牡6 | M.デムーロ | 3 | ディープインパクト | |
20稍 | 1 | センテリュオ | 牝5 | 戸崎圭太 | 5 | ディープインパクト |
2 | カレンブーケドール | 牝4 | 津村明秀 | 2 | ディープインパクト | |
3 | ステイフーリッシュ | 牡5 | 田辺裕信 | 3 | ステイゴールド | |
19良 | 1 | スティッフェリオ | 牡5 | 丸山元気 | 4 | ステイゴールド |
2 | ミッキースワロー | 牡5 | 菊沢一樹 | 3 | トーセンホマレボシ | |
3 | グレイル | 牡4 | 戸崎圭太 | 6 | ハーツクライ | |
18良 | 1 | レイデオロ | 牡4 | C.ルメール | 1 | キングカメハメハ |
2 | アルアイン | 牡4 | 北村友一 | 3 | ディープインパクト | |
3 | ダンビュライト | 牡4 | 武豊 | 2 | ルーラーシップ | |
17良 | 1 | ルージュバック | 牝5 | 北村宏司 | 5 | マンハッタンカフェ |
2 | ステファノス | 牡6 | 戸崎圭太 | 1 | ディープインパクト | |
3 | タンタアレグリア | 牡5 | 蛯名正義 | 3 | ゼンノロブロイ | |
16良 | 1 | ゴールドアクター | 牡5 | 吉田隼人 | 1 | スクリーンヒーロー |
2 | サトノノブレス | 牡6 | 福永祐一 | 3 | ディープインパクト | |
3 | ツクバアズマオー | 牡5 | 吉田豊 | 6 | ステイゴールド | |
15良 | 1 | ショウナンパンドラ | 牡4 | 池添謙一 | 3 | ディープインパクト |
2 | ヌーヴォレコルト | 牡4 | 岩田康誠 | 1 | ハーツクライ | |
3 | ミトラ | セ7 | 柴山雄一 | 7 | シンボリクリスエス | |
14良 | 1 | マイネルラクリマ | 牡6 | 戸崎圭太 | 2 | チーフベアハート |
2 | ラキシス | 牝4 | 川田将雅 | 7 | ディープインパクト | |
3 | クリールカイザー | 牡5 | 吉田豊 | 11 | キングヘイロー |
オールカマー 過去の傾向
オールカマーの過去10年の傾向を見ていきましょう。
中山2200mでも別定G2レースのため荒れることは少ない
中山2200mとはいえ別定G2レース。
イメージよりも荒れることは少ないです。
過去10年の3連単配当は、7度が3万円以下で、人気通りに決まった2018年はなんと1640円です。
唯一荒れたといえる2022年は、勝ち馬が当レースをステップにエリザベス女王杯を勝利したジェラルディーナ。
当時ジェラルディーナは重賞すら勝利しておらず、単勝19倍も付いていました。
また、この年は断然人気の牝馬3冠馬デアリングタクトが6着に敗れたこともあり、このような高配当になったといえます。
逃げ馬の連対率は悪い
逃げ馬は2019年のスティッフェリオが勝利しているものの、他はさっぱりです。
格上の逃げ馬であったタイトルホルダーですら2着に敗れています。
よって、逃げ馬は軽視したほうが賢明でしょう。
牝馬が強い
近年は牝馬の活躍が目立っています。
過去10年で5勝、連対率は40%以上と、牝馬というだけで注目したいところですが、2022年はデアリングタクトが敗れているように、何があるかはわかりません。
そして、当レースで好走した牝馬は、後にG1馬まで駆け上がることも多いです。
2014年2着のラキシス、2015年1着のショウナンパンドラ、2021年1着のウインマリリン、2022年1着のジェラルディーナ。
ウインマリリンを除いた3頭が勝利した同年にG1を勝利しており、当レースで勝利した牝馬は注目です。
前走G2馬より前走G3馬
前走宝塚記念といった前走G1馬が強いのは当然ですが、当レースは前走G2の馬の勝利がなく、前走G3の方が成績が良いです。
夏競馬は札幌記念以外G2がないため、前走G1の実力馬か前走G3の上がり馬が勝つ傾向があるのです。
ただ、前走G2目黒記念組は複勝率40%超えているため、紐には入れていいかもしれません。
過去10年の勝利馬は4~5歳のみ
過去10年の勝利馬は4~5歳に偏っており、高齢馬は不振の傾向があります。
スクリーンヒーロー・モーリス親子の産駒に注目
当レースでもディープインパクト産駒が強い中、過去10年でスクリーンヒーロー産駒は2勝、モーリス産駒は1勝と、当レースでの適性の良さを見せています。
ジェラルディーナが当レースをきっかけに強くなったように、当レースのモーリス産駒には注目したいところです。
戸崎騎手と横山武騎手が強いが特注はルメール騎手
過去10年で戸崎騎手が2勝2着1回3着1回と好相性を見せています。
さらに、横山武史騎手も2021年、2022年と連覇しているように、当レースの相性は良いのでしょう。
そして、その2人以上の特注はルメール騎手。
過去10年で2度しか騎乗がありませんが、2勝を挙げ勝率100%です。
ルメール騎手は同日の神戸新聞杯に乗ることが多いため、もし今年レーベンスティールで参戦すれば、絶対に外してはならないでしょう。
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