2023年8月6日札幌競馬場ではG3のダート重賞エルムステークスが開催されます。
昨年2022年は9番人気のフルデプルリーダーと6番人気のウェルドーンで決着。馬連は50倍の高配当でした。大波乱はすくないけれども、ガチガチの人気馬同士の決着も少ないエルムステークスは、中穴狙いの人にとっては最も相性のいいレースになりますね。
今年の注目は、リメイクが出走するかどうか?
海外帰りでプロキオンステークス2着と力のあるところを見せたリメイクが出てくれば抜けた1番人気になりそう。そして今回はさすがに飛ぶのでは?と予想しています。
キサラギが2023年のエルムステークスで本命にするのはペプチドナイル。
人気上位にはなりますが、ペプチドナイルから人気薄へ流して高配当ゲットを狙います。
この記事を読むと分かること
以上のポイントがわかるようになっています!5分程度で読み終える記事になりますので、是非馬券検討の参考にしてください!
エルムステークスとは
函館競馬場1700メートルで行われるダートのG3重賞です。秋から始まる地方競馬交流のG1競争を目指す馬がここをステップにするケースが多いです。
歴代の勝ち馬を見ると、ここを勝って冬のチャンピオンズカップや東京大賞典で勝負になるような馬はしばらく出ておらず、秋の南部杯などがこの後の目標になるでしょう。
前年や前々年で好走した馬が再度3着以内に入るリピーター馬が多いのもエルムステークスの特徴です。
過去10年のリピーター馬
- オメガレインボー 2021年2着 2022年3着
- ハイランドピーク 2018年1着 2019年2着
- ドリームキラリ 2017年3着 2018年2着
- クリノスターオー 2014年2着 2016年2着
- ローマンレジェンド2012年1着 2018年1着
5頭もの馬がリピートしているレースは稀です。ローマンレジェンドやクリノスターオーのように、2年越しのリピーター馬もいるので、2022年の結果だけではなく2021年の結果も参考にリピーター馬を予想していくのがいいでしょう。
今回出走してきそうなリピーター馬は2021年3着のロードブレスのみです。
2022年のエルムステークスプレイバック
キサラギの本命は園田から中央へ帰ってきて8連勝のブラッディキッド!
水口騎手の初重賞制覇を期待していましたが・・・・・
先行策はよかったのですが、やはり力の差がありました。
人気から見たら力の差よりも騎乗の差だったのかもしれません。
上位馬とほぼ同じ位置にいながら、仕掛けが遅れてしまい結局前をいくフルデプルリーダー、ウェルドーンに届かず。
直後にいたオメガレインボーにも交わされての4着。
まあ、1,2着馬どちらも買っていないので完敗レースでした。
キサラギの予想※8/4更新
エルムステークス2023の予想
- ◎ペプチドナイル
- 〇オーソリティ
- ▲アシャカトブ
- △ペイシャエス
- △セキフウ
- △ロッシュローブ
- △ファルコニア
- △ルコルセール
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出走予定馬と想定オッズ
2023年8月4日12時時点の出走予定馬
馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 単勝オッズ | 人気 |
---|---|---|---|---|---|
ペプチドナイル | 牡5 | 57.0 | 富田 | 2.8 | 1人気 |
セキフウ | 牡4 | 57.0 | 武豊 | 6.7 | 3人気 |
カフジオクタゴン | 牡4 | 58.0 | 池添 | 9.7 | 5人気 |
ワールドタキオン | 牡5 | 57.0 | 斎藤新 | 6.9 | 4人気 |
タイセイサムスン | 牡5 | 57.0 | 横山和 | 6.0 | 2人気 |
ルコルセール | 牡5 | 57.0 | 鮫島駿 | 11.6 | 6人気 |
オーソリティ | 牡6 | 58.0 | ルメール | 17.7 | 7人気 |
ペイシャエス | 牡4 | 59.0 | 菅原明 | 25.3 | 9人気 |
ロードブレス | 牡7 | 58.0 | 横山武 | 31.7 | 10人気 |
シルトプレ | 牡4 | 57.0 | 石川倭 | 40.4 | 11人気 |
ベレヌス | 牡6 | 57.0 | 西村淳 | 49.0 | 12人気 |
ロッシュローブ | 牡6 | 57.0 | 浜中 | 52.3 | 13人気 |
ファルコニア | 牡6 | 58.0 | 吉田隼 | 61.8 | 14人気 |
過去10年の傾向をデータ分析
エルムステークス2023の傾向
90倍が2回、50倍が1回と紐荒れでの高配当が続出!中波乱狙い
【過去10年の馬券配当傾向】
馬連平均配当 | 3連複平均配当 | 3連単平均配当 | 馬連最高配当 | 3連単最高配当 |
---|---|---|---|---|
3,520円 | 10,020円 | 55,940円 | 9,660円 | 143,000円 |
過去10年間で万馬券は出ていませんが、90倍が2回、50倍が1回と馬連はかなり高配当。
10倍以下の馬券は3回出ていますが、本当にガチガチの決着だったのは2012年のエスポワールシチーとローマンレジェンドの1回だけです。
上位人気馬の総崩れ→波乱はほとんどなく、上位人気馬と人気薄の組み合わせで高配当になっているので、軸には人気馬紐には人気薄のフォーメーションの組み立てがベスト
1番人気の連対率20%!前走重賞の馬は消しで!
4番人気までの人気上位馬と人気薄の組み合わせが最も多いエルムステークス。
1番人気の連対率に限ると20%!とても軸にはできません。
【エルムステークス飛んだ1番人気馬】
年度 | 単勝 | 馬名 | 斤量 | 騎手 | 前走 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2022年 | 5.2倍 | ブラッディキッド | 56.0㎏ | 水口 | 大雪ハンデ(3勝クラス) 1着 | |
2021年 | 3.1倍 | アメリカンシード | 56.0㎏ | ルメール | 平安ステークス 2着 | |
2019年 | 2.1倍 | グリム | 57.0㎏ | 武豊 | マーキュリーカップ 1着 | |
2018年 | 2.1倍 | ミツバ | 57.0㎏ | 松山 | マーキュリーカップ 1着 | |
2016年 | 2.3倍 | モンドクラッセ | 56.0㎏ | 柴山 | 大沼ステークス 1着 | |
2015年 | 2.1倍 | クリノスターオー | 57.0㎏ | 幸 | 帝王賞 6着 | |
2014年 | 3.4倍 | ジェベルムーサ | 56.0㎏ | 田辺 | 平安ステークス 4着 | |
2013年 | 1.6倍 | ブライトライン | 56.0㎏ | 福永 | マリーンステークス 1着 |
前走重賞で好走した馬が当然のように人気になっていますが、過去10年のデータを見ると前走重賞出走していた馬でエルムステークスを勝った馬は2頭しかいません。
・2017年 ロンドンタウン 平安ステークス 12着
・2014年 ローマンレジェンド 東京大賞典 6着
つまり、人気の理由が前走重賞での好走ということなら、完全に消去法で消せるということ。これで危険な人気馬たちを消していきましょう。
前走函館競馬場のマリーンステークス、大沼ステークス組が穴候補
1番人気~4番の人気馬が1頭も連対しなかったのは昨年2022年だけ、エルムステークスの基本は人気馬と5番人気以下の馬の馬連流し!
過去10年5番人気以下で連対した5頭の馬のデータを見てみましょう。
【5番人気以下で連対した5頭】
年度 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 人気 | 前走 |
---|---|---|---|---|---|---|
2022年 | フルデプスリーダー | 牡5 | 56.0㎏ | 丹内 | 9人気 | マリーンステークス 1着 |
2022年 | ウェルドーン | 牝5 | 54.0㎏ | 武豊 | 6人気 | マリーンステークス 2着 |
2021年 | オメガレインボー | 牡5 | 56.0㎏ | 横山和 | 7番人気 | マリーンステークス 2着 |
2019年 | ハイランドピーク | 牡5 | 56.0㎏ | 横山和 | 10番人気 | 大沼ステークス 6着 |
2016年 | リッカルド | セ5 | 56.0㎏ | 黛 | 7番人気 | 安達太良ステークス 1着 |
2015年 | グレープブランデー | 牡7 | 58.0㎏ | ルメール | 5番人気 | プロキオンステークス 5着 |
2014年 | クリノスターオー | 牡4 | 57.0㎏ | 幸 | 5番人気 | 平安ステークス 1着 |
2013年 | エーシンモアオバー | 牡7 | 58.0㎏ | 岩田康 | 5番人気 | マーキュリーカップ 4着 |
近5年を見ると圧倒的に前走から函館経験馬そして5歳馬が人気薄での激走条件に該当しています。昨年は人気薄同士での決着でしたが、マリーンステークスの1,2着馬でした。
この流れは今年も変わらないと見ていますので、マリーンステークスそして大沼ステークスで好走した馬は絶対に抑えておきましょう。
今年はマリーンステークスで掲示板入りした5頭がすべて出走予定なので、この中から軸候補は選んでいきたい!
内枠、外枠ともに不振!どんな展開でも対応できる中枠がポイント
【枠番別勝利数】
枠番 | 勝利数 |
---|---|
1枠 | 0勝 |
2枠 | 1勝 |
3枠 | 1勝 |
4枠 | 3勝 |
5枠 | 2勝 |
6枠 | 2勝 |
7枠 | 0勝 |
8枠 | 1勝 |
内枠、外枠ともに勝率が低い!極端な枠ではなく中枠でどんなレース展開にも対応できるのがよさそう!
ただし勝ちきれなかったものの、2019年~2021年の3年連続で8枠馬が連対しているので、外枠の馬には注意した方がいいですね。
マリーンステークス組が圧倒的!重賞出走馬よりもOP、リステッド組
【ローテーション別勝利数】
ランク | 前走レース | 勝利数 |
---|---|---|
SS | マリーンステークス | 5勝 |
S | 平安ステークス | 1勝 |
B | 安達太良ステークス | 1勝 |
B | マリーンステークス | 1勝 |
B | 東京大賞典 | 1勝 |
B | ジュライステークス | 1勝 |
過去10年の優勝馬のうち半数がマリーンステークス出走馬。
他はバラバラですが、重賞出走馬よりもオープンやリステッド競争を前走で使っている馬がここで勝つ傾向は変わりません。
2018年~2022年まで5年連続マリーンステークス出走馬が勝利。すべてマリーンステークスで連対した馬なので、やはり軸にするならマリーンステークス連対組になりますね。
エルムステークス2023の注目馬3頭
- ペプチドナイル
- ルコルセール
- セキフウ
注目馬1頭目:ペプチドナイル
前走 | マリーンステークス(函館) 1着 |
---|---|
人気 | 4人気 |
騎手 | 藤岡佑 |
脚質 | 先行 |
3勝クラスまでは順調に通過、OPの壁はかなり高かった。
しかし、今年の春から完全に覚醒!東京競馬場での逃げは厳しかったですが、舞台を函館に移した後、大沼ステークスでは逃げ切り楽勝。マリーンステークスは逃げながら上がり最速を記録するという強い競馬を見せてくれています。
リフレイムやウィリアムバローズが出走したら人気はある程度落ちそうですが、この2頭が出走しなければ1番人気かも・・・
キサラギはこの馬から人気薄で紐荒れ馬券を狙います!
注目馬2頭目:ルコルセール
前走 | マリーンステークス(函館) 2着 |
---|---|
人気 | 5人気 |
騎手 | 鮫島駿 |
脚質 | 先行 |
3歳時にはレパードステークスで2番人気になった期待馬。3勝クラスでの勝ち上がりに苦しんだものの、すべて惜敗!いつOP入りしてもおかしくない力はありました。
今年春のOP名古屋城ステークスでは、ニューモニュメント、ウィルソンテソーロといった強豪馬に快勝し、初コースのマリーンステークスでも2着!函館コース2回目ならばさらに前走よりも上を狙えそうですが、ペプチドナイルとは力差がありそうなので対抗までです。
注目馬3頭目:セキフウ
前走 | マリーンステークス(函館) 3着 |
---|---|
人気 | 4人気 |
騎手 | 武豊 |
脚質 | 差し |
兵庫ジュニアカップ優勝、サウジダービー2着、コリアカップ3着と実績はメンバー中最上位。昨年冬から結果が出せなくなっていましたが、夏競馬になってからは調子を取り戻し大沼ステークス2着、マリーンステークス3着と好走を続けています。
やはり問題になるのは脚質。先行有利な競馬場で差しは展開が向かなければなかなか勝ちきれない。2戦連続ペプチドナイルに苦杯を飲まされていますが、展開の助けがなければ3度目も逆転は厳しいと見ています。
過去データではわからないキサラギの分析
危険な人気馬:タイセイサムソン
オープンでは善戦できるようになったものの、このレベルのメンバーと戦うのは初めて、リフレイムやレモンポップの2着になった実績はありますが、かなり差をつけられての2着のため参考外でしょう。前にいった場合はペプチドナイルとのポジション争いになるため、中団前目での位置になりそうですが、それが今回はマイナスに働きそう。
キサラギの特注穴馬指名:オーソリティ
現在、8人気。当日には5番人気くらいになるでしょう。
実績では文句なくトップ、鞍上はルメール。2番人気でもおかしくない馬。
不安なのは距離だけ、しかし前につけることができればスピード不足はカバーできます。
ルメール騎手なので、何も策なしで終わることは考えられません。
エルムステークスのキサラギポイント:前走函館組中心に人気薄狙い
マリーンステークス組で人気になりそうなのは、ペプチドナイルくらい、その他は人気薄です。
他路線組で気になるのはペイシャエスくらい。点数は多くなりますが、紐荒れの結果となれば高配当が期待できます。
2023年エルムステークスまとめ
アシャカトブがどのくらいハナを主張するかでペースがきまりそう。ペプチドナイルが逃げるならミドル~スローに、アシャカトブとタイセイサムソンが前に出ればハイペースになる可能性もあります。
逃げなくても番手で勝負できると見ているので
やはり軸はペプチドナイルで大丈夫でしょう!
富田騎手が重賞で実力を引き出してくれるかがポイントですね。