2022年11月12日阪神競馬場では2歳王者への登竜門!デイリー杯2歳ステークスが開催されます。
朝日杯FSと阪神JFの重要なステップとなる阪神1600m。どちらも同コース同競馬場で行われるので、ローテーションからもデイリー杯はかなり重要なポイントとなっています。
キサラギの本命はクルゼイロドスル。
まず連対は外すことはないと思いますが、和田騎手がどんな乗り方をするかだけですね~
相手はかなり人気薄まで流して紐荒れ馬券を狙っていきます。
- デイリー杯2歳ステークスの出走想定馬がわかる
- 過去10年のデータからレースの傾向がわかる
- 有力馬3頭の状況がわかる
- キサラギの特注穴馬情報がわかる
以上のポイントがわかるようになっています。
5分程度で読み終える記事になりますので、是非最後まで読んで予想の参考にしてください!
1:デイリー杯2歳ステークスについて
京王杯2歳ステークス、サウジアラビアロイヤルカップ、アルテミスステークス、ファンタジーステークスそしてデイリー杯2歳ステークス。
朝日杯FSや阪神JFが決勝戦だとしたら、ちょうどベスト4進出の準決勝といった位置づけになるレースですね。ベスト4まで来ている馬達なので、デイリー杯を勝った馬に注目するだけではなく、ここで負けた馬も頭にいれておくと、来年のクラシックの役に立つことが多いです!
過去10年でデイリー杯の勝馬が朝日杯FSや阪神JSを制したのは、2018年のアドマイヤマーズだけですが、2着に入った馬がエアスピネルやセリフォス。そしてこのレースを出走して後にG1王者になったのが、NHKマイルのケイアイノーティック、スプリンターズステークスのジャンダルム。
そして今年の秋華賞馬スタニングローズはデイリー杯5着でした。
これだけ素質馬が集まるデイリー杯2歳ステークス。このレースの勝敗だけではなく、今後のクラシック戦線においても活躍する馬が多数出ている注目のレースとなります。
2:デイリー杯2歳ステークスの出走想定馬
2022年11月11日20時時点の出走予定馬を紹介します。
オールパルフェ | 牡2 | 55.0 | 大野 | 5.3 | 3人気 |
エミサキホコル | 牡2 | 55.0 | 藤岡康 | 34.4 | 9人気 |
ダノンタッチダウン | 牡2 | 55.0 | 川田 | 3.5 | 1人気 |
シルヴァーデューク | 牡2 | 55.0 | C・デムーロ | 6.5 | 4人気 |
クルゼイロドスル | 牡2 | 55.0 | 和田竜 | 4.4 | 2人気 |
ショウナンアレクサ | 牡2 | 55.0 | 岩田望 | 19.2 | 7人気 |
ショーモン | 牡2 | 55.0 | 横山武 | 8.8 | 5人気 |
フォーサイドナイン | 牡2 | 55.0 | 池添 | 12.3 | 6人気 |
トーセントラム | 牡2 | 55.0 | 武豊 | 22.4 | 8人気 |
デイドリームビーチ | 牡2 | 55.0 | 城戸 | 59.9 | 10人気 |
3:デイリー杯2歳ステークスの過去10年間の傾向をデータ分析
少頭数で行われそうなので馬連で勝負するなら3点で決めたいところ
過去10年のデータを分析して勝負馬券を極限まで削っていきましょう!
- 過去10年の平均配当は980円!10倍以下の配当確率60%
- 1.2番人気の連対率が高いのでここは押さえておく必要あり!紐荒れ狙いでも8番人気まで
- 小倉デビューのスピード馬は軽視できない!
- 過去10年の勝馬6頭が1勝馬!2歳ステークスからなら前走勝利が条件
- ペースは早くなっても先行馬がなかなか垂れない!33秒台前半の脚がなければ差し切りは無理
傾向1:過去10年で万馬券は1度だけ馬連5倍以下が3度あり波乱か順当か見極めが重要
【過去10年の馬券配当傾向】
馬連平均配当 | 3連複平均配当 | 3連単平均配当 | 馬連最高配当 | 3連単最高配当 |
---|---|---|---|---|
3,100円 | 4,920円 | 31,140円 | 10,840円 | 94,030円 |
馬連平均配当だけみれば30倍なので、そこそこ高配当のレースかと思ってしまいますが、実際は10倍以下の馬連配当が5割、そのうち3回は配当200円台という超ガチガチの馬券なので波乱が起きるか順当か見極めが非常に重要です。
過去10年で万馬券が出たのは2019年のレッドペルルージュの1度だけなので、それほど大波乱が起きるレースではないと見ています。
傾向2:1.2番人気の連対率が高いのでここは押さえておく必要あり!紐荒れ狙いでも8番人気まで
【人気別勝利数】
人気 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|
1番人気 | 30.0% | 50.0% |
2番人気 | 30.0% | 60.0% |
3番人気 | 10% | 20.0% |
4番人気 | 0.0% | 10.0% |
5番人気 | 20.0% | 20.0% |
6番人気 | 10.0% | 20.0% |
7番人気 | 0.0% | 10.0% |
8番人気 | 0.0% | 10.0% |
※9番人気以下の連対馬なし
過去10年で連対した最低人気の馬が2016年2着に入ったボンセルヴィーソの8番人気。大穴馬券は出ていませんが、5番人気以下の馬の連対率と3番~4番人気の馬の連対率がそれほど変わらないので、紐荒れ注意のレースになります。
ただし、1番人気2番人気の連対率はかなり高いので、おすすめのフォーメーションは1、2番人気の馬連に80%、5~7番人気への紐流しに20%の配分ですね。配分間違えるとトリガミになるので注意です。
傾向3:小倉デビューのスピード馬は軽視できない!
【前走コース勝利数】
前走コース | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|
札幌競馬場 | 0% | 0% |
新潟競馬場 | 10% | 20% |
東京競馬場 | 0% | 0% |
中京競馬場 | 20% | 30% |
阪神競馬場 | 20% | 25% |
小倉競馬場 | 14% | 43% |
東京競馬場や中山競馬場でデビューした馬は京成杯やサウジアラビアロイヤルカップを使うことが多いので、東の有力馬の出走は少ないです。
夏競馬で小倉デビューした馬は短距離適正が高い馬が多く、早熟系で仕上がっているのでデイリー杯でも出走してきたら、軽視することはできません。
傾向4:過去10年の勝馬6頭が1勝馬!2歳ステークスからなら前走勝利が条件
【ローテーション別勝利数】
ランク | 前走レース | 勝利数 |
---|---|---|
S | 新馬戦 | 3勝 |
S | 未勝利戦 | 3勝 |
B | 小倉2歳ステークス | 1勝 |
B | 新潟2歳ステークス | 3勝 |
B | 中京2歳ステークス | 1勝 |
B | ききょうステークス | 1勝 |
基本は前走新馬戦を勝った馬と、未勝利戦を勝った1勝馬。1勝馬が過去10年で6頭デイリー杯を制しています。
2歳ステークスからの馬は
新潟2歳ステークス 1着 セリフォス
中京2歳ステークス 1着 アドマイヤマーズ
小倉2歳ステークス 1着 ホウライアキコ
全て2歳ステークスを制していることが条件となっています。
傾向5:ペースは早くなっても先行馬がなかなか垂れない!33秒台前半の脚がなければ差し切りは無理
【脚質別勝利数】
脚質別 | 勝利数 |
---|---|
逃げ | 2勝 |
先行 | 5勝 |
差し | 2勝 |
追い込み | 1勝 |
この時期の2歳戦はとにかくスピードがある馬が好走しています。それは東のレースも同じこと。快速馬が多いのでペースは早めに流れますが、直線でなかなか先行馬のスピードが落ちないのもデイリー杯の特徴です。
昨年はセリフォスが後方から差し切り勝ちを決めましたが、33秒台前半の脚を持っている馬じゃなければ、デイリーで差し切ることは非常に難しいと見ています。
4:2022年デイリー杯2歳ステークスの注目馬3頭
- ダノンタッチダウン
- エミサキホコル
- オールパルフェ
注目馬1頭目:ダノンタッチダウン
前走 | 新馬戦(中京)1着 |
---|---|
人気 | 1人気 |
騎手 | 川田 |
脚質 | 差し |
阪神経験 | 初出走 |
とにかくデカいというのが新馬戦の印象でした。やはり大きいと迫力がありますね。
新馬戦ではマイルをこなしていますが、これだけ大きい馬は芝だとスプリントよりなのではないかと思っています。
現在の単勝が1倍台、特に他に手ごわい馬がいないのも理由ですが、1勝馬でここまで人気になる力ではないかなと思っています。
注目馬2頭目:エミサキホコル
前走 | やまぼうし賞(中京)4着 |
---|---|
人気 | 5人気 |
騎手 | 藤岡康 |
脚質 | 先行 |
阪神経験 | 初出走 |
ダービー&天皇賞馬エイシンフラッシュの近親なので血統的魅力はかなり高い馬。現在まで4戦しており、全て1400m以下での出走でした。ダート芝両方のレースに出ているのでまだ方向性がイマイチ定まっていないのが気にかかります。
軸にするのは難しいですが、距離延長はプラスになると思っているので調教次第では紐で流す候補として考えています。
注目馬3頭目:オールパルフェ
前走 | 未勝利戦(中山)1着 |
---|---|
人気 | 7人気 |
騎手 | 大野 |
脚質 | 逃げ |
東京経験 | 1戦0勝 |
新馬、未勝利ともにレースでは逃げの戦法。東京競馬場では直線でノッキングポイントに捕まりましたが、中山での未勝利戦では見事に逃げ切り勝ちを決めています。
新馬で負けた相手のノッキングポイントは敗れこそしたものの京王杯2歳ステークスで1番人気に支持された馬。東からの馬ということで、それほど注目されてはいませんが、このレースで上手く逃げることができれば、アッと言わせる結果になる可能性があります。
5:過去データではわからないキサラギの分析
少頭数でのレースが予想されているので、かなり馬券を絞らなければデイリー杯2歳ステークスで稼ぐことはできません。
信頼でいない危険な人気馬と穴馬を1頭紹介しますので参考にしてみてください。
予想家キサラギのモットー
大学時代は競馬予想サークルで活躍。
マイルCSの10万馬券を5000円買った500万円が過去最高収入!
3年前からは競馬予想家としてデビューし、大穴馬券を年間に数本当てるよりも
30~50倍の配当を毎週当てることが一番儲かることに気づく
競馬で儲かる黄金比率の的中率25%、回収率170%をノルマとしている
分析1:危険な人気馬 ダノンタッチダウン
新馬戦では差し切りを決めましたが、そこまで人気になるかな?といった内容。川田騎手×ダノンのブランドイメージで人気になってるならば、ここは危険な人気馬の典型例ですね。新馬で2着の馬も3着の馬も次走勝ち上がっておらず、レースレベル的にもクエッションマークです。
分析2:キサラギの特注穴馬指名 エミサキホコル
昨年最下位人気でNHKマイル3着の波乱を起こしたカワキタブレリーが所属する杉山厩舎。ダート戦を使っていましたが、NHKマイルを目指すためにどれだけ芝で走れるか見たいという師の強気な発言から、ここは3着はあり得ます。
カワキタブレリーと同じドレフォン産駒というのも穴の匂いがプンプンしますね。
分析3:デイリー杯2歳ステークスのキサラギポイント
紐荒れのケースが多いので、オールパルフェとの馬連を少し多めに勝って後は人気薄へ流すフォーメーションで攻めます。
東上した馬の成績があまり芳しくないので、オールパルフェ対抗は少し不安ですが、いつも大外をぶん回す大野騎手が外枠なので、ここは最後に突っ込んできそう。
6:デイリー杯2歳ステークスの予想
◎クルゼイロドスル
〇オールパルフェ
▲シルヴァーデューク
△ダノンタッチダウン
△エミサキホコル
馬連 8-2.6.9.10 ワイド 8-9 9-10
最終予想は枠順確定後に公開いたします!
7:過去のデイリー杯2歳ステークスプレイバック
2021年セリフォスのデイリー杯2歳ステークス
セリフォスが1番人気でしたが、今メンバーを見ると少頭数ながらかなり揃った感があるデイリー杯2歳ステークスでした。
ファルコンステークスを制したブルパレイ、NHKマイルで3着の大穴馬カワキタブレリーそして秋華賞馬スタニングローズ。最後方から競馬をすすめるセリフォスでしたが、直線で追われるとさすがに脚色が違いました。
しかし、意外についてきたのが2番人気のソネットフレーズ。ここまでセリフォスを追い詰めた馬がその後全く活躍できないのは不思議です。
8:2022年デイリー杯2歳ステークスのまとめ
前走から判断すると、クルゼイロドスルの安定感が非常に高いです。オールパルフェかシルヴァーデュークか本線をどちらにするか迷いましたが、来日してから凱旋門賞ジョッキーの調子が悪いので、ここは東からわざわざ乗りに来る大野騎手の方を上にしています。