東京競馬場完全制覇

数々のビッグレースを開催し日本競馬の「顔」とも呼べる東京競馬場。

東京競馬場とはそもそもどういう競馬場なのでしょうか?

当コラムでは東京競馬場の基本データから始まり、東京競馬場とは何なのか、東京競馬場の各コースの特徴や攻略方法を紹介します。

1.東京競馬場基本データ

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芝コース

直線距離525.9m

高低差2.7m

発走距離1,400m、1,600m、1,800m、2,000m、2,300m、2,400m、2,500m、2,600m、3,400m

Aコース

一週距離2,083.1m
幅員31~41m

Bコース

一週距離2,101.9m
幅員28~38m

Cコース

一週距離2,120.8m
幅員25~35m

Dコース

一週距離2,139.6m
幅員22~32m

ダートコース

一周距離1,899m

幅員25m

直線距離501.6m

高低差2.5m
発走距離1,200m、1,300m、1,400m、1,600m、2,100m、2,400m

2.東京競馬場とは

芝コースは東京、中山、京都、阪神の主要4場の中でもっとも大きく、JRA全10場の中では新潟に次ぐ大きさを誇ります。

フェブラリーSやヴィクトリアマイル等のビッグレースが行われる東京競馬場は日本競馬の中心となる競馬場とも言えるでしょう。

芝Aコースの1週距離は2003年の春に竣工したコースの見直しにより、一週距離は2,083.1mで直選距離は525.9mとなりました。

直選距離の525.9mは新潟競馬場に次ぐ2番目の長さになります。

1週距離が1667.1mで直線距離が310mの中山競馬場と比較すると、東京競馬場の大きさが実感できます。

ゴールを起点にした起伏は1コーナーから向正面半ばにかけ、高低差1.9mの長い下り坂が続き、3コーナーの直前には競走馬らの前に立ちはだかるのは高低差1.5mという傾斜のきつい上り坂。

3コーナーの坂を上りきった後は短く平坦な部分を挟み下りの傾斜、4コーナーの手前には再び緩い上りの傾斜と続きます。そしてラスト480mから260m地点の直線には二度目の坂が待ち受けています。

他の競馬場(阪神や中山)と比較すると傾斜自体は穏やかなものの高低差は2mになる直線の坂は東京の名物として「だんだら坂」という愛称で親しまれています。

一週距離と共に直線の距離が標準を超える長さを誇り、バックストレートとホームストレートに2つの坂が用意されている東京競馬場は非常に過酷なレースが予想される競馬場です。

このように東京競馬場は特異な起伏構成であることが特徴の1つです。

競走馬に持久力が求められ、非力な競走馬には堪えるコース形状に対して、コーナーの半径がゆったりと設計されおり、競走馬がコーナーで交錯し競走馬間での接触等のアクシデントが発生する危険性は低い傾向です。

また、最大41mと広い幅員やA~Dの4つのコースを使い分けることで、馬場の芝の痛みを軽減することができます。

競走馬の本領を発揮させる東京競馬場

東京競馬場は各面で各競走馬の持つ実力を発揮し易いコースです。

また、東京競馬場のダートコースは全国にある競馬場の中でトップスケールです。

1周距離が1899m、直線の長さが501.6mでバックストレートとホームストレートに2つの坂が設置されているのは同様ですが、直線に設けられた坂の高低差は2.4メートルと芝コースの2mを超えます。

ダートコースもただスケールが大きいだけではなく、競走馬にはスピードだけではなくタフさが求められるコースとなっいると言えるでしょう。

3.各コース(芝コース)の特徴及び攻略

(芝)1400m、1600m、1800m、2000m、2400mの全5コースの特徴及び攻略を紹介します。

1,400m

スタート地点から3コーナーまでの直線距離は342mで、最後の直線距離は525mあります。

3コーナーまでは比較的短い距離ではありますが、急な坂が待ち構えているのでペースを上げることはありません。
それ故、各競走馬は力を余し最後の直線に入り勝負となりやすいです。

速い上がりを特徴とする馬を選ぶと良いでしょう。

種牡馬別血統を述べますと、ダイワメジャー産駒やディープインパクト産駒が勝つ確率がとても高いです。

これらの産駒を選択すると勝率や複勝率が高くなるものの、その分出走する馬が多いので片っ端に産駒を購入すると回収率は低くなります。

勝率は若干低くなりますがクロフネ産駒等、ダートの印象が強い種牡馬の産駒やステイゴールド産駒等の馬券は穴場です。

1,600m

スタート地点のバックストレートが長いため枠順は関係がありません。

スタートから比較的緩やかな下り傾斜が続き3コーナーまでの直線距離が約550m程なので自ずとペースが速くなります。

3コーナーの手前での上り坂を登り、その直後下りの姿勢でコーナー入りするので安心のできないコースです。

1600mは短距離の部類に入りますが、逃げ切りは困難だとされています。

中距離を走れるスタミナを持つ馬を選択すると良いでしょう。

ハイペースになりやすい傾向があるコースなので差し馬が有利です。

また、1,600mのレースではかの有名な安田レースが開催され、予想もしない荒れが起きたことも過去にありました。

一番人気の競走馬だからと言ってうかつに手も出せないハラハラとするレース展開になることがあります。

1,800m

1コーナーと2コーナーの間のポケット地点でスタートとなり、およそ150m先で向こう正面の直線に出ます。

この間はポジション争いが激しくなりますが、全体的にはペースはスローです。

ロスがなく走れる内枠が有利です。一方、外枠の先行馬は競走馬の中で外を走らなければならず、不利になります。

上述した通りスローペースになりやすいので上がりの速い脚が勝敗を分けます。

2,000m

内側が有利になるコースです。約100mで2コーナーに入るので外枠の馬が内に入り込むのは難しいです。
そのため、外枠逃げや先行馬にとっては少々厳しいレースになります。

2,400m

2,400mは日本国内最高峰のG1の舞台となるコースです。スタートから正面スタンドの距離が非常に長く、枠順は関係ありません。

ラストの直線距離が長く第4コーナーから直線にかけて、中団以下から好位に上がり、先行する馬たちを交わす差し馬を狙うと良いでしょう。

4.過去にあった東京競馬場の波乱のレース

東京競馬場のレースは時に荒れるレースが繰り広げられることがあります。

2013年10月19日の1,600m2歳新馬4Rを例にあげます。

このレースでは1番人気だったヌーヴォレコルトが4着になり、7番人気・8番人気・6番人気の順で入選となった波乱のレースでした。

先行した馬がそのまま残り、そのまま入選です。

同日5Rでも2番人気・8番人気・6番人気の順で入選し荒れたレースとなりました。

5Rは4Rととってかわって先行した馬が総崩れして後方に位置し、また外側から差してきた馬が上位に。

この2つのレースを見比べてみると4Rは一番人気の馬が前残りの状態で控えてしまい届かず、5Rは先行が崩れ、外差しが決まったレースです。

このように東京競馬場では本命が力を発揮できずに終わる「荒れ」と本命は来たが他馬が荒れる「紐荒れ」が不安要素としてあり、息の抜けないレースを展開します。

まとめ

以上、東京競馬場とはどのような競馬場なのか、各コースの特徴と攻略ポイントを紹介させて頂きました。

東京競馬場の芝コースは主要4場の中でもっとスケールの大きい競馬場となり、様々なビッグレースが開催されています。

また、東京競馬場でも各コースによって、ハイペースなレースになったりスローペースなレースになったり多種多様です

各コースを得意とする競走馬を見極めるのがポイントでしょう。

一方で東京競馬場は1,600mや1,800mで思いもよらぬ荒れたレースを展開することでも有名です。

このような様々な表情を見せる東京競馬場はまさに日本競馬の「顔」に相応しい競馬場だといえるでしょう。