2023年8月15日盛岡競馬場では交流重賞JPN3クラスターカップが開催されます。
2020年、2021年と1着~5着まですべてJRA出走馬が占めるJRA勢が圧倒的に強いレース。
過去10年で3着以内に入ったのは
ブルドックボス、ラブバレット、ポイズンブラックの3頭だけ、この3頭はG1レース勝ち馬、もしくは2着の実績がある馬達です。
JRA勢の中に割って入るのであれば、このくらいの力がないと無理!
今年の地方馬のメンバーでは、3着以内の成績は非常に難しいと見ています。
リピーター馬が多いこのレースで、キサラギが今年狙うのは
昨年度の優勝馬オーロラテソーロです。
以上のポイントがわかるようになっています!5分程度で読み終える記事になりますので、是非馬券検討の参考にしてください!
クラスターカップとは
盛岡競馬場芝1200mで行われるJPN3重賞です。
2007年・2008年はダート1400mコースで行われましたが、2009年からは1200のスプリント戦に戻り、秋以降のスプリント路線を占う重要なレースとなっています。
2009年以降では
2010年の覇者、サマーウインドがその後JBCスプリント、羽田盃を制覇、ブルドックボスもJBCスプリントで優勝しています。
また、地方交流重賞の中でも特にリピーター馬が多いレース
過去10年で5頭の馬が2年以上に渡って3着以内に入っています。
- リュウノユキナ 2022年2着 2021年1着
- ヒロシゲゴールド 2021年3着 2020年2着 2019年2着
- ラブバレッド 2018年3着 2017年2着 2016年3着 2015年3着
- ブルドックボス 2020年3着 2017年1着 2016年2着
- ダノンレジェンド 2016年1着 2015年1着
2022年のクラスターカッププレイバック
地元兵庫のステラモナークが逃げる展開。圧倒的1番人気のダノンレジーナにとっては恰好の標的が前にいてくれるのでかなり楽な展開だったでしょう。
隊列はこのまま進み、満を持して4コーナーで仕掛けた本橋騎手のダノンレジーナは直線で差を広げるばかり。逃げたステラモナークが沈む中、最後に2着に伸びてきたのは人気薄の地元馬シークレットローザでした。
キサラギの予想※8/14更新
クラスターカップ2023の予想
- ◎オーロラテソーロ
- 〇リュウノユキナ
- ▲リメイク
- △サンライズホープ
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出走予定馬と想定オッズ
2023年8月14日12時時点の出走予定馬
馬名 | 所属 | 斤量 | 騎手 | 単勝オッズ | 人気 |
---|---|---|---|---|---|
オーロラテソーロ | JRA | 55.0 | 幸 | 23.3 | 4人気 |
サンライズホーク | JRA | 54.0 | M.デムーロ | 54.4 | 8人気 |
ドンフランキー | JRA | 55.0 | 池添 | 5.4 | 2人気 |
リメイク | JRA | 55.0 | 川田 | 1.3 | 1人気 |
リュウノユキナ | JRA | 55.0 | 横山武 | 9.0 | 3人気 |
アップテンペスト | 岩手 | 52.0 | 高松亮 | 40.8 | 5人気 |
スティールペガサス | 門別 | 54.0 | 吉原 | 40.8 | 6人気 |
カミノコ | 岩手 | 54.0 | 佐々木 | 54.4 | 7人気 |
トーセンキャロル | 岩手 | 54.0 | 高橋悠 | 81.6 | 9人気 |
ミラコロカラーレ | 大井 | 54.0 | 吉村 | 81.6 | 10人気 |
アポロビビ | 浦和 | 54.0 | 村上忍 | 81.6 | 11人気 |
ノースリュシオル | 岩手 | 52.0 | 岩本令 | 81.6 | 12人気 |
スマートダンディ | 門別 | 54.0 | 落合 | 81.6 | 13人気 |
スペシャルエックス | 門別 | 52.0 | 岩橋 | 81.6 | 14人気 |
過去10年の傾向をデータ分析
クラスターカップ2023の傾向
馬連平均配当10倍以下!このレースは3点以内で決めなきゃダメ
【過去10年の馬券配当傾向】
馬連平均配当 | 3連複平均配当 | 3連単平均配当 | 馬連最高配当 | 3連単最高配当 |
---|---|---|---|---|
840円 | 1,150円 | 5,660円 | 1,540円 | 8,940円 |
昨年2022年は2番人気リュウノユキナと4番人気オーロラテソーロの決着で10倍。ルメール騎乗の1番人気馬ダンシングプリンスが飛んでもこの配当でした。
それでも、クラスターカップにしては配当が高い方。
馬連平均配当は840円。2016年は馬連200円ともうガチガチの決着。3連単を当てても50倍程度ですから、こういうレースは何点も買ってはダメ!
馬単か馬連1点勝負で稼ぐしかない!
1番人気の連対率は50%!消すわけにはいかないが軸としては×
クラスターカップ1番人気馬の連対率は50%!毎年固い結果に終わるのに、思ったほど1番人気馬は来ない!過去10年で5頭の1番人気馬が連を外しています。
【クラスターカップ過去10年で飛んだ1番人気馬】
年度 | 馬名 | 騎手 | 単勝オッズ | 前走 |
---|---|---|---|---|
2022年 | ダンシングプリンス | ルメール | 1.4倍 | 北海道スプリント(門別) 1着 |
2019年 | コパノキッキング | 藤田菜 | 1.8倍 | 東京スプリント競争(大井) 1着 |
2018年 | ディオスコリダー | 津村 | 3.0倍 | カペラステークス(中山) 1着 |
2017年 | サイタスリーレッド | 高倉 | 2.1倍 | 栗東ステークス(京都) 1着 |
2014年 | アドマイヤサガス | 岩田康 | 3.0倍 | 北海道スプリントステークス(門別) 1着 |
2022年 ダンシングプリンス 1.4倍
2019年 コパノキッキング 1.8倍
単勝1倍台で断然人気になっている馬が飛んでいます。
どちらも前走スプリント戦で快勝しているので、この人気になるのは当然です。
特に北海道スプリントはローテ的にピッタリで、過去の勝ち馬は5頭と断然トップ!
昨年のダンシングプリンスは、この後JBCスプリントを勝っているので、ここでの負けはもはや事故ですね~
逆に言えば、他のコースでスプリント戦を勝った馬は人気でもあまり信用できないってことでしょう。
過去10年で地方馬で1番人気になったのはブルドックボスだけです。このときは1番人気で勝利しています。
前走で重、不良で大敗している馬はここで巻き返し十分あり
JRA勢が掲示板すべてを占める年が多いので、ほぼ1番人気~4番人気で決着しています。小波乱があるとしたら5番人気以下の馬が連対したとき、とはいえ、過去10年で最低人気の連対は5番人気まで、6番人気より下位人気の馬は完全に消しでOK。
【5番人気以下で連対した4頭】
年度 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 所属 | 人気 | 前走 |
---|---|---|---|---|---|---|
2021年 | サイクロトロン | 牡4 | 松山 | JRA | 5番人気 | 東京スプリント(大井) 8着 |
2013年 | タイセイレジェンド | 牡6 | 内田博 | 名古屋 | 5番人気 | ドバイゴールド(メイダン) 12着 |
過去10年で5番人気以下で連対した馬は2頭だけです。
2021年のサイクロトロンは、前走の東京スプリントで8着、その前の千葉ステークスでも8着と2戦連続敗退していますが、どちらも重~不良馬場。重以下になると全く走らなくなる馬なので、良馬場なら買えるという感じでした。
地方競馬はスピードよりもパワー。足抜きがいい重馬場で早いタイムについていけなかった馬でも、盛岡で逆転する可能性は十分あります。
2013年のタイセイレジェンドは、前年度1.9倍の1番人気でクラスターカップ優勝した馬。この年はハンデ59㎏が嫌われて、人気が落ちていました。
ダートの場合59㎏までなら、芝レースよりも影響が少なく普通にこなす馬が多いです。リピーターが多いクラスターカップであれば、前年度優勝のタイセイレジェンドは絶対に押さえておかなければならない馬でしたね。
6枠より外で勝率60%!過去10年で4勝の6枠がラッキー枠
【枠番別勝利数】
枠番 | 勝利数 |
---|---|
1枠 | 1勝 |
2枠 | 0勝 |
3枠 | 1勝 |
4枠 | 1勝 |
5枠 | 1勝 |
6枠 | 4勝 |
7枠 | 0勝 |
8枠 | 2勝 |
6枠がラッキー枠で4勝を挙げています。
6枠より外で60%の勝率なので、外枠重視がいいですね~
ちなみに1枠で連対した馬はブルドックボスだけ、3枠も連対2回のうちい1回はブルドックボスです。このくらい力の差があれば内からでも差し切ることは可能ですが、普通の馬だとやはり3枠より内は厳しい!
6~8枠の馬を軸馬にするのが一番安定度が高くおすすめです。
北海道スプリントからの出走馬が断然!中央重賞からの馬は実績イマイチ
【ローテーション別勝利数】
ランク | 前走 | 勝利数 |
---|---|---|
SS | 北海道スプリント | 5勝 |
A | 習志野きらっとスプリント | 2勝 |
B | プロキオンステークス | 1勝 |
B | 松風月ステークス | 1勝 |
B | スパーキングレディース | 1勝 |
北海道スプリントからの出走馬が全体の5割と圧倒的に強い!
6月初旬のレースなので、このレースを使ってそのまま北海道で短期放牧。
リフレッシュしてクラスターカップに出走という流れがいいのでしょう。
今回人気になる、リフレイムやドンフランキーのように前走中央のダート重賞で好走した馬は、あまりいい成績を残していません。今年は北海道スプリント上位馬は出走しないようなので、他の地方スプリントで好走した馬から選ぶことになりそうです。
クラスターカップ2023の注目馬3頭
- オーロラテソーロ
- ドンフランキー
- リメイク
注目馬1頭目:オーロラテソーロ
前走 | 松風月ステークス(阪神) 1着 |
---|---|
人気 | 3人気 |
騎手 | 幸 |
脚質 | 先行 |
昨年の優勝馬が連覇を狙います。
リピーターが多いレースですが、過去10年を見ると連覇したのは2015ー2016のダノンレジェンドのみです。
ローテは昨年と同様松風月ステークスから、昨年は2番手追走で押し切ったレースを今年は差し切り勝ちで制覇!2022年のクラスターカップを制したときも5番手からの差し切り勝ちなので、連覇の可能性は十分!
敵はプロキオンステークスのワンツー2頭だけか!
キサラギの本命馬です。
注目馬2頭目:ドンフランキー
前走 | プロキオンステークス(阪神) 1着 |
---|---|
人気 | 1人気 |
騎手 | 池添 |
脚質 | 逃げ |
このレースもハナを取ることができれば
プロキオンステークスの再現のような逃げ切りが見れるでしょう。
しかし、2度目のスプリント戦で相手一気に強化!
楽に逃げれる感じはないですね。過去のデータでも1400やマイルからの距離短縮で挑戦したタイプはほぼ敗れているので、人気になるようならあまり買いたくないタイプです。
注目馬3頭目:リメイク
前走 | プロキオンステークス(阪神)2着 |
---|---|
人気 | 2人気 |
騎手 | 川田 |
脚質 | 先行 |
川田騎手と地方競馬の相性がイマイチということで、マーキュリーカップのウィルソンテソーロを軽く見てましたが、きっちり勝ち切りましたね~。
プロキオンステークスで敗れはしたものの、今回はドンフランキーにはリベンジできると思っています。問題はドンフランキーより上の着順でも、2頭とも連を外す可能性が十分あるということ。
昨年のレースのように先行差しなら、この馬が1番手ですが、2頭ともコケる可能性は高いと見ているので、ここは押さえまでにしておきます。
クラスターカップ注目の騎手ピックアップ
JDDで注目される地方競馬の騎手2人を紹介します!
注目騎手1人目:村上忍騎手
名前 | 村上忍 |
---|---|
所属 | 岩手 |
年齢 | 46歳 |
2023年度成績 | 57勝(全国リーディング38位) |
主な獲得タイトル | 2018年ダービーグランプリ 2019年ゴールデンジョッキーカップ |
1994年デビューの盛岡競馬場のベテランジョッキー!
2008年に初の盛岡リーディングを獲得してからは、幾度もリーディングに輝き、現在は盛岡のエース山本騎手と熾烈なリーディング争いを繰り広げています。
記憶に残るのは勝ったレースよりも惜敗した南部盃でしょう。
トーホウエンペラーで中央の現役最強馬アグネスデジタルを迎えうち、僅差の2着まで詰め寄ったのは盛岡競馬場でも伝説になっているレース。
人気馬を確実に上位にもってくるのが特徴。
1番人気馬なら連対率68%、複勝率77%と安定感が高いのが魅力。
人気薄で連対することは少ないですが、南部盃のように中央馬との競争では実力以上の力を引き出す騎乗ができる騎手です。
注目騎手2人目:関本玲花騎手
名前 | 関本玲花 |
---|---|
所属 | 岩手 |
年齢 | 23歳 |
2023年度成績 | 17勝(全国リーディング162位) |
主な獲得タイトル | 2021年ダービーグランプリ |
岩手競馬では8人目の女性ジョッキー。
2017年デビューなので、JRA藤田菜七子騎手の1年後輩にあたります。
昨年はリンクスゼロで初の地元G1出走が叶い、大きな声援が送られました。
アイドル的な顔立ちで人気が高いですが、2022年の新人王争覇戦では2位に輝いており
騎乗技術にも定評あり。今は軽ハンデが武器となっていますが、今後、得意のスタートからの先行で勝利を重ねてくれば、クラスターカップで期待馬に乗れる機会も出てくるでしょう。
過去データではわからないキサラギの分析
危険な人気馬:ドンフランキー
先行馬は有利。しかし逃げ切りは厳しいのが盛岡競馬場。
昨年、一昨年とジャスティンが逃げ切り失敗。快速馬マテラスカイのレコードも二番手追走だからできたこと。
もし、マテラスカイが逃げていれば逃げ切りはできなかったと思います。
初の地方競馬場ということもあり、ここは人気になりすぎ。実績のあるオーロラやリュウノユキナの方が上位に来ると見ています。
キサラギの特注穴馬指名:サンライズホープ
JRA勢の中で全く人気がない。
前売り段階で門別、岩手の馬より人気がないというのはさすがに舐められすぎ。
未勝利から3勝クラスまで一気に連勝で上り詰めているから能力は相当高いはず。
持ちタイムがないのが勝てない原因であれば、中央よりもタイムがかかるここはチャンス。
デムーロが出遅れなければが絶対条件ですが・・・
クラスターカップのキサラギポイント:JRAの人気薄から上へ
1番人気の勝率がそれほど高くない。しかし中央勢以外は連に絡んだ実績がない。
それならば人気薄の中央勢から上位へ流す馬券しかないです。
軸は、オーロラテソーロ、サンライズホープ、リュウノユキナのどれか
馬券的にはサンライズホープからいきたいところですが、信頼度が高いのはオーロラかリュウノユキナ。
ドンフランキーは消して、軸以外にリメイクから2頭へ押さえ馬券
2023年クラスターカップまとめ
今回のメンバーなら、ほぼJRA勢のボックスで当たると見ています。
ただし、配当が低いのでボックスはダメ!軸1頭から4頭流しですね。
プロキオンステークス組2頭がこければ、かなり高配当も期待できますが、リメイクは崩れなそう。そう考えたらオーロラテソーロとリメイクの1点勝負でもいいかなと思っています。
最終予想は枠順確定後公開いたします。