チャンピオンズカップの予想と展望【2022年版】距離は大丈夫!シャマル本命

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2022年12月4日に中京競馬場ではダート1800mのG1チャンピオンズカップが開催されます。ダート馬にとっては2022年JRA最後のG1です。地方交流重賞で好走した馬とJRAの重賞路線を歩んできた馬の激突はどちらに軍配が上がるのか?非常に楽しみなレースです。

今回はテイオーケインズが出走すれば断然の人気になるのは間違いないので、馬連の軸としては完璧なんですが、あまりにも配当が美味しくなさすぎる。

そこで3着に人気薄が入るケースが多いこのレースでは人気薄を軸にした馬券で勝負したいと思っています。

キサラギの本命はシャマルです!

  • チャンピオンズカップの出走想定馬がわかる
  • 過去10年のデータからレースの傾向がわかる
  • 有力馬3頭の状況がわかる
  • キサラギの特注穴馬情報がわかる

以上のポイントがわかるようになっています。
5分程度で読み終える記事になりますので、是非最後まで読んで予想の参考にしてください!

1:チャンピオンズカップについて

チャンピオンズカップ

以前は芝2400mのジャパンカップの前日に、東京競馬場ダート2100mのジャパンカップダートで開催されていましたが、2014年からは中京競馬場に場所を移動し、チャンピオンズカップと名前を変えてレースが行われています。

ジャパンカップダートから引き続き国際競争として開催されていますが、チャンピオンズカップに変わってからの8年間で外国馬の勝利はありません。

暮れの東京大賞典が2022年のダート馬の最終戦になりますが、1800mで開催されるチャンピオンズカップは東京大賞典を狙う中距離馬とフェブラリーステークスを狙うマイル馬が激突する本当の王者決定戦といっても過言ではないでしょう。

2:チャンピオンズカップの出走想定馬

2022年12月3日18時時点の出走予定馬を紹介します。

オーヴェルニュ 牡6 57.0 ルメール 27.4 8人気
クラウンプライド 牡3 56.0 福永 13.2 5人気
グロリアムンディ 牡4 57.0 ムーア 6.2 2人気
サンライズホープ 牡5 57.0 34.5 10人気
シャマル 牡4 57.0 川田 19.4 7人気
ジュンライトボルト 牡5 57.0 石川 7.7 3人気
テーオーケインズ 牡5 57.0 松山 1.8 1人気
ノットゥルノ 牡3 56.0 武豊 12.5 4人気
レッドガラン 牡7 57.0 斎藤新 122.3 15人気
ハピ 牡3 56.0 横山典 16.2 6人気
バーデンヴァイラー 牡4 57.0 レーン 28.0 9人気
タガノビューティ 牡5 57.0 石橋脩 65.9 12人気
サクラアリュール 牡7 57.0 酒井 197.4 16人気
サンライズノヴァ 牡8 57.0 松若 114.2 13人気
スマッシングハーツ 牡8 57.0 鮫島駿 46.5 11人気
レッドソルダード セ4 57.0 丸山 118.5 14人気

3:チャンピオンズカップの過去10年間の傾向をデータ分析

チャンピオンズカップデータ分析

クリソベリルやゴールドドリーム、ホッコータルマエなどここを勝った馬が今年のダート界の頂点となる総決算レース!しかし断然の人気馬があっさり負けるシーンも多いチャンピオンズカップの傾向を過去10年のデータから探ってみましょう。

  • 過去10年で万馬券は1度だが3連単の平均配当が10万超えに注目
  • 1番人気の連対率50%!単勝1倍台でも過信は禁物
  • 3歳馬で勝てるのは怪物のみ!基本的に4歳以上の実績馬から
  • JBCクラシック組は負けた馬を狙う!JBC優勝馬は全て撃沈
  • 中京競馬場は外差しが伸びる!外枠の差し馬は狙い目

傾向1:過去10年で万馬券は1度だが3連単の平均配当が10万超えに注目

【過去10年の馬券配当傾向】

馬連平均配当 3連複平均配当 3連単平均配当 馬連最高配当 3連単最高配当
3,970円 17,070円 111,930円 11,040円 318,430円

完全に実力上位で人気が集中する馬が実績を残しているレースにも関わらず、馬連の平均配当は40倍近くとかなり美味しいレースになっています。馬連の万馬券は過去10年で1度だけなので、上位人気と人気薄の組み合わせが多いレースと言えるでしょう。

3着に人気薄の大穴馬が突っ込んでくるケースが多く、3連単の平均配当は10万超えと相当波乱が期待できるレースです。

昨年は1番人気のテイオーケインズと3番人気のチュウワウイザードの決着で馬連は610円とガチガチでしたが、3着に14番人気のアナザートゥルースが入り、ワイド馬券はテイオーからでも45倍と超オイシイ配当になりました。

今年もテイオーケインズを軸にするのではなく、穴馬からのワイドが高配当を狙いやすい買い方になると思います。

傾向2:1番人気の連対率50%!単勝1倍台でも過信は禁物

【人気別勝利数】

【1・2番人気】

人気 勝率 連対率
1番人気 20.0% 50.0%
2番人気 20.0% 20.0%

【上位人気馬 3~5番人気】

3~5番人気 20% 60.0%

【中穴ゾーン 6~8番人気】

中穴ゾーン 30.0% 60.0%

【大穴ゾーン 9番人気以下】

大穴ゾーン 10.0% 10.0%

1番人気の連対率50%をどう見るか?がチャンピオンズカップのポイントになります。
過去10年で連対できなかった1番人気馬は5頭いますが

2020年 クリソリベル    1.4倍
2015年 コパノリッキー   3.5倍
2014年 コパノリッキー   3.0倍
2013年 ホッコータルマエ  1.9倍
2012年 ローマンレジェンド 2.2倍

断然人気の単勝1倍台の馬が簡単に着外に沈んでいます。クリソリベルは連覇を狙った前年度覇者、ホッコータルマエは翌年チャンピオンズカップを制覇しています。

このデータを見ると、断然の1番人気馬でも過信は禁物といったところでしょう。

また9番人気以下の大穴馬は1度しか馬券に絡んでいないので、狙いどころは8番人気までの中穴ゾーンですね。

傾向3:3歳馬で勝てるのは怪物のみ!基本的に4歳以上の実績馬から

【世代別勝利数】

馬齢 勝利数
3歳馬 2勝
4歳馬 2勝
5歳馬 4勝
6歳馬 2勝
7歳以上 0勝

3歳馬が2頭勝利していますが、その2頭はクリソリベルとルヴァンスレーヴです。
ルヴァンスレーヴは2着1回の連対率100%、クリソリベルはデビュー以来負けなしの勝率100%でした。

このクラスの怪物じゃない限り3歳でチャンピオンズカップ制覇は難しいと思っています。実績の高い4歳~6歳の馬が本線になるでしょう。

傾向4:JBCクラシック組は負けた馬を狙う!JBC優勝馬は全て撃沈

【ローテーション別勝利数】

ランク 前走レース 勝利数
S JBCクラシック 4勝
A 南部杯 2勝
B みやこステークス 1勝
B 武蔵野ステークス 1勝
B 日本テレビ盃 1勝

JBCクラシックからの出走が断然トップですが、ここは気を付けなければなりません。
何故なら、JBCクラシックの優勝馬は過去10年で1頭もチャンピオンズカップで勝っていないからです。

クリソリベルを筆頭に、チュウワウイザード、コパノリッキー、アウォーディー、サウンドトゥルー、ホッコータルマエといった強豪馬達がその年のチャンピオンズカップで負けているのがポイントです。

今年の優勝馬テイオーケインズは、2019年のクリソリベルと少し被ってしまいますね。もしかしたら大波乱もあり得るのかと期待してしまいます。

傾向5:中京競馬場は外差しが伸びる!外枠の差し馬は狙い目

【脚質別勝利数】

脚質別 勝利数
逃げ 0勝
先行 4勝
差し 2勝
追い込み 2勝

過去10年で逃げ馬は勝利も連対もなし、基本的に中京は外差し有利な競馬場なので差し馬か追い込み馬からが基本になってきます。過去の人気馬たちの敗戦時も先行してゴール前で後ろの馬に差されるケースが多かったので、差し追い込み馬を軸にするのがおすすめですね。

4:2022年チャンピオンズカップの注目馬3頭

  • テイオーケインズ
  • オーヴェルニュ
  • シャマル

注目馬1頭目:テイオーケインズ

テイオーケインズ

前走 JBCクラシック(盛岡)1着
人気 4人気
騎手 松山
脚質 先行
中京経験 4戦3勝

今回は1倍台の人気での出走となるでしょう。
JBCは完全に格の違いを見せつけたレース。まともに勝負したら現時点でテイオーケインズに敵う馬はいないと思いましたが・・

チャンピオンズカップはJBCクラシック馬の勝利なし、連覇した馬なしと過去のデータからはかなり危険な馬となっています。軸にするにはおいしくないので、押さえにするか、人気薄軸のワイドにするか枠順確定まで悩みますね。

注目馬2頭目:オーヴェルニュ

オーヴェルニュ

前走 JBCクラシック(盛岡)6着
人気 5人気
騎手 団野
脚質 先行
中京経験 7戦3勝

JBCクラシックは、この馬にとって1ハロン長かったと思います。ベストはこの距離なので前走よりもいい競馬はできるでしょう。最後に勝利した平安ステークスから1年半。

全盛期は過ぎたと思いますが、ここで連対する力はまだある馬。ただし先行馬なのでテイオーケインズと一緒に直線で飲まれるシーンがあるような気もしますね。

注目馬3頭目:シャマル

シャマル

前走 南部杯(盛岡)3着
人気 7人気
騎手 川田
脚質 先行
中京経験 1戦0勝

デビュー以来の川須ジョッキーから、今回川田騎手に交代して勝負気配が見えるシャマル。問題は距離ですね。ベストは1400でギリギリマイルは持ちこたえたものの、1800になるとどうだろう?

父のスマートファルコンは1400~2100と守備範囲が非常に広い馬でした。母父のアグネスデジタルも1400~2000までいける馬だったので、本質的にはこの距離が一番合ってるかもしれません。

5:過去データではわからないキサラギの分析

キサラギの分析

テイオーケインズは消せるか?他の人気馬で危険な馬は?
キサラギの分析で危険な人気馬とおすすめの穴馬を紹介します。

予想家キサラギのモットー

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分析1:危険な人気馬 グロリアムンディ

前走は芝の宝塚記念で大敗。ダート4連勝でアンタレスステークス2着なのでダート適正はあることはわかりますが、ダートでの走破タイムが他のメンバーに比べて遅すぎます。条件下のタイムがほとんどでOPはアンタレスだけなので、完全に言い切ることはできませんが、G1を狙う馬の中では役不足に見えます。

ムーア騎手騎乗で超人気になっていますが、さすがにムーアでもここは厳しいでしょう。

分析2:キサラギの特注穴馬指名 サンライズホープ

先行タイプの馬なので、今まで通りなら切る対象でしたが、前走のアンタレスステークスでは出遅れてしまい後方からの競馬。しかし、自身上がり最速のタイムで差し切り勝ちを決めています。

今回のメンバー構成を見て前にいくこともできるし、後ろで脚を貯めることもできると選択肢が広がるので、幸騎手がどんな競馬をするかによって連までの可能性は十分あります。

分析3:チャンピオンズカップのキサラギポイント

JBC負け組を紐で並べようと思っていましたが、JBCで着外でここに出走してくるのはオーベルニュだけ。とりあえずこの馬は押さえますが、後の相手は難解ですね~

上位人気馬が信頼できないので、シャマルから3番人気~6番人気くらいの馬を選ぶのと、末脚勝負になればいつかは連対すると待っているタガノビューティまで流します。

6:チャンピオンズカップの予想

◎シャマル
〇ハピ
▲テイオーケインズ
△サンライズホープ
△ノットゥルノ
△タガノビューティ
△オーヴェルニュ
△ジュンライトボルト

馬連 13-2.3.5.7.9.12・14

7:過去のチャンピオンズカッププレイバック

2020年チュウワウイザードのチャンピオンズカップ

前年度の覇者クリソベリルは、海外で負けて連勝記録はストップしたものの、帝王賞、JBCクラシックを連勝し日本では敵なしの印象。当然圧倒的人気で単勝は1倍台でした。

4コーナーでは3番手。これは圧勝ペースだと思いましたが直線ではいつもの伸びを欠き、後ろからきたゴールドドリーム、チュウワウイザードに交わされて4着。

クリソベリル、ゴールドドリームの世代に勝てなかったチュウワウイザードが初めて勝利したレースです。

8:2022年チャンピオンズカップのまとめ

過去レースのクリソベリルを見たら、テイオーケインズを買いたくなくなりますね~。
かなりムラ馬なので、いつ飛んでもおかしくない馬。ここ飛んで東京大賞典圧勝なんてケースもありそうです。

シャマルは距離実績がないので、かなり人気が低いですが、父スマートファルコン、母父アグネスデジタルなので実はマイル前後が一番合っているのではと思っています。

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